【日米大型株大幅下落…】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年9月5週目

市場振り返り
この記事は約14分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
今週は、残念ながら日米とも大型株中心に大幅下落となりました…
 
 
●アメリカ
 ・予算案難航でアメリカ政府機関閉鎖の可能性
 ・金融引き締めが長期化懸念で週中盤にかけて長期金利上昇
 ・FRB高官らのタカ派発言
 
これらの結果から、週の前半は金融引き締めが長期化懸念➡長期金利上昇➡ハイテク株安へとなりました。一方でインフレ指数の鈍化、経済指標の下降などもあり、週後半はハイテク株に買いが入っています。
しかしながら、メリカ政府機関閉鎖の可能性が現実味になり、リスクオフ相場となっています。
 
 
●日本
 ・アメリカ株に連動し下落
 ・配当権利落ち前に高配当株中心に大きな動き
 ・四半期末のリバランス売り
 ・日本国債利回り上昇
など株式相場にとって逆風が吹きました
 
2023年9月5週目:9月25日~9月29日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

保有株も大きく下落しましたね・・・

残念ながら配当狙いの銘柄は特に下落しました・・・
やはり9月はアノマリー通りの下落
 
先週末比)
・NYダウ: -1.34%
・NASDAQ: +0.06%
・S&P500: -0.74%
・日経平均: -1.68%
・TOPIX: -2.23%
・マザーズ: +0.42%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週はFOMCで重要視されているインフレ指標PCE価格指数が特に注目されました。

日付時間主要経済指標等
9月26日23:008月新築住宅販売件数
9月26日23:009月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
9月28日21:304-6月期四半期実質国内総生産
9月29日21:308月個人所得
9月29日21:308月個人消費支出(PCE)
9月29日22:459月シカゴ購買部協会景気指数 

新築住宅販売

2023/9/26 米国新築住宅販売件数

2023/9/26 米国 新築販売件 中央値価格

●販売件数
2022年9月以降上昇傾向が続いていますが、2023年8月は前月から大幅に下落。
予想を大きく下回る結果でもあり、すそ野が広い業種であるため注視が必要です。

●中央値価格
2023年に入ってから価格は抑えられています。
金利上昇に伴い、住宅ローンも高水準となっていることから価格据え置きでも、支払いは厳しいものとなり、購入を控える人が増えてくる可能性もあります。

消費者信頼感指数 コンファレンスボード

2023/9/26 米国消費者信頼感指数 コンファレンスボード

2か月連続で予想を大きく下回りました。
雇用は堅調ですが、家計状況は悪化、6ヶ月後予測は信頼感低下という結果となり、急速に消費者マインドが冷えてきています。
➡金融引き締めの長期化に歯止めがかかる?

4-6月期四半期実質国内総生産 確報値

2023/9/27 米国GDP確報値

今回2013年1Q~2023年1Qまでの結果も合わせて改訂されました。
・ GDP:予想を下回る
・ PCE:予想を大きく下回り、更に下方修正
・ コアPCE価格指数:予想通り順調に鈍化

個人消費が減速した結果となりました。

個人所得と個人消費支出(PCE) 前月比

2023/9/29 米国個人所得と個人消費支出(PCE) 対前月比

●個人所得
依然として伸びており、インフレにとっては悪材料

●個人消費支出
7月の高い伸びほどではないものの、引き続き堅調

PCE価格指数 前年同月比

2023/9/29 米国PCE価格指数 前年同月比

2023/9/29 米国PCE価格指数 前年同月比 詳細

FRBが最も重要視するインフレ指数です。
サービスが順調に鈍化しているため、コア指数が順調に鈍化してきています。
一方で原油価格高騰により、エネルギー価格が対前月比+6.1%と高い伸びを示した影響を受け、予想は下回るものの総合指数はインフレ加速となってしまっています。
原油価格高騰が続くと、エネルギー以外の材料も上昇してしまうため、今後インフレが再加速してしまう可能性もあります。

シカゴ購買部協会景気指数(PMI)

2023/9/29 米国シカゴ購買部協会景気指数(PMI)

2022年9月以降の1年もの間、景気の分岐点と言われる50を下回っています。
シカゴ地区は工業が強い地域でもあり、製造業が軟調であることを示唆しています。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
10月2日23:009月ISM製造業景況指数 
10月4日21:159月ADP雇用統計(前月比)
10月4日23:009月ISM非製造業景況指数(総合) 
10月6日21:309月雇用統計

FRBの金融政策に直結する雇用統計に注目が集まっています。
※アメリカ政府機関閉鎖された場合、雇用統計は出されない可能性があります。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
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2023~2024年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

 

2023/9/30 FedWatch 2023~2024年FOMC時政策金利確率

FOMCの結果から、金融引き締めが長期化するということが織り込みされてきています。

<ターミナルレート>
今週出てきた経済指標から5.25~5.50%の現状維持になると市場は見込んでいます。
2023年12月~2024年3月FOMCにて追加利上げがある可能性が約3割。
FOMCメンバーによるドットチャートや発言では、あと1回利上げがあるとされており、市場予想とやや差が出ています。

<利下げ>
FOMCドットチャートでは2024年末時点の政策金利は5.125%であり、市場は4.50~4.75%と想定していることから、大きなGAPがある状態となっていることが分かります。

現在のシナリオ)
・11月~2024年3月は維持
・2024年7月~利下げ
・2024年末には、政策金利が4.50~4.75%まで低下する

2023/9/29 米国債券利回り2年 日足チャート
2023/9/29 米国債券利回り 10年 日足チャート
 
今週は金利上昇局面が一休みとなっています。
短期(2年)債利回りが低下長期(10年)は週足では上昇するものの、日足チャートで9/28を天井を付けたようなシューティングスター形状となり9/29に下落しました。

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年9月5週 日米主要株価指数結果

●過去4週履歴

2023年9月5週 日米主要株価指数結果 過去4週推移

●アメリカ
週前半の長期金利上昇局面、アメリカ政府機関閉鎖可能性によるリスクオフなどで全体的に下落した銘柄が多い週となりました。週後半は長期金利下落を受け、ハイテク株中心に上昇しました。

先週末からの長期金利差
・2年金利:-0.068% 終値:5.046%
・10年金利:+0.139% 終値:4.575%

先週末比)
・NYダウ: -1.34%
・NASDAQ: +0.06%
・S&P500: -0.74%

●日本株
下記のような環境から日本株は強い状態が続いています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
・中国団体観光客解禁でインバウンド株が再注目

米国株と連動、配当権利落ち時に高配当株中心に売りが入り今週も下落となりました。

先週末比)
・日経平均: -1.68%
・TOPIX: -2.23%
・マザーズ: +0.42%

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日本市場振り返り

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ヒートマップ

2023年9月5週 東証セクターヒートマップ

配当権利落ち日の9/28、第二四半期最終日の9/29に大きく下落していることが分かります。
特に高配当株が多い業種が下落しています。

全業種データ

2023年東証セクター成績月間週間推移 

2023年9月5週 東証セクター成績TOP10

上昇:1業種
下落:32業種
ほぼ全面安となりました。

高配当株が多い、海運、鉄鋼、銀行などが下位を占めています。
今週も円安に大きく振れましたが、それ以上に金利の上昇や配当権利落ち、アメリカ株下落など他の要因で売られたという結果となりました。
2023/9/29 為替ドル円 日足チャート
2023/9/30 日本債券利回り 10年 日足チャート

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アメリカ市場振り

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2023年9月5週 アメリカ株ヒートマップ

金利高の影響を受けやすい、公共事業や不動産が特に下落しています。
また、原油高も合わさって公共事業は大幅下落エネルギーは上昇となりました。
長期金利上昇一服を受け、半導体株は上昇していることが分かります。

セクター成績

2023年9月5週目まで 2023年アメリカセクター成績 月間週間推移

上昇:3セクター
下落:8セクター

下落が多い週となりました。
・エネルギー:原油価格高騰による恩恵
 ※WTI:週足+0.42USD、一時95USD近くまで急騰
・テクノロジー、コミュニケーションサービス:金利上昇一服の影響

2023/9/30 原油価格WTI日足チャート

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

黄色塗りつぶし:ハイテク関連で勢いが落ちている銘柄
ピンク塗りつぶし勢いのないディフェンシブ・バリュー

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
エヌビディアNVDAテクノロジー4.54%-11.70%2.83%58.85%241.54%197.65%
エクソンモービルXOMエネルギー2.30%6.04%9.63%7.39%32.32%6.60%
テスラTSLA一般消費財2.18%-2.60%-4.41%28.13%-13.06%103.13%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー1.47%-8.31%-13.89%-6.02%20.48%16.66%
シェブロンCVXエネルギー1.41%5.27%7.16%3.84%15.67%-6.06%
コストコ ホールセール コーポレーションCOST生活必需品1.14%4.19%4.94%14.95%15.70%23.76%
ノバルティス AG NVSヘルスケア0.71%-0.05%0.94%11.23%33.46%12.28%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス0.47%-3.69%9.32%29.71%30.79%48.32%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス0.38%1.73%4.61%44.44%112.00%149.47%
シスコシステムズCSCOテクノロジー0.35%-5.37%3.90%4.53%30.04%12.85%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー0.27%-12.08%-18.78%-13.01%33.41%7.73%
ブロードコムAVGOテクノロジー0.18%-6.91%-4.25%31.06%78.25%48.55%
アストラゼネカ AZNヘルスケア-0.16%-1.66%-5.38%-2.14%23.83%-0.12%
シェルSHELエネルギー-0.22%3.44%6.62%11.11%29.77%13.05%
ユナイテッドヘルス グループUNHヘルスケア-0.38%2.58%4.90%7.26%-1.90%-4.90%
マイクロソフトMSFTテクノロジー-0.40%-3.97%-7.28%11.16%30.98%31.66%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融-0.49%-2.12%-0.29%12.64%34.29%8.14%
アドビADBEテクノロジー-0.58%-6.50%4.28%33.52%81.20%51.52%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融-0.94%-5.72%-4.57%-3.25%-11.88%-17.33%
ホームデポHD一般消費財-1.17%-8.61%-2.73%5.89%7.08%-4.34%
ウォルマートWMT生活必需品-1.49%-0.79%1.75%9.79%20.15%12.79%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財-1.55%-5.89%-2.49%24.63%7.72%51.33%
マスターカードMA金融-1.57%-4.35%0.66%10.20%36.44%13.86%
アリババグループホールディング BABA一般消費財-1.77%-7.38%4.07%-16.10%7.10%-1.53%
アップルAAPLテクノロジー-2.05%-8.76%-11.73%5.45%14.26%31.77%
ビザV金融-2.16%-6.59%-3.15%3.44%28.37%10.71%
アッヴィABBVヘルスケア-2.41%0.50%10.64%-5.61%3.08%-7.77%
イーライリリー&カンパニーLLYヘルスケア-2.44%-1.98%14.53%57.66%60.63%46.82%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融-2.74%-2.98%2.73%14.82%28.89%13.40%
コカ・コーラKO生活必需品-2.81%-7.43%-7.04%-9.49%-1.75%-11.99%
アクセンチュアACNテクノロジー-2.84%-4.99%-0.48%8.65%17.25%15.09%
オラクルORCLテクノロジー-2.85%-12.55%-11.06%17.03%67.94%29.58%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア-2.96%-4.87%-5.90%1.51%-6.38%-11.83%
メルクMRKヘルスケア-3.19%-6.59%-10.78%-2.80%18.63%-7.21%
ペプシコPEP生活必需品-3.33%-6.43%-8.52%-6.30%0.46%-6.21%
プロクター・アンド・ギャンブルPG生活必需品-3.77%-5.31%-3.88%-1.08%10.52%-3.76%
トヨタ自動車 TM一般消費財-3.93%6.96%11.82%28.74%31.31%31.61%

次週は重要指標として、FRBが最重要視する雇用統計が発表されます。
finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

 

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