【日経平均8週連続上昇♪】今週を振り返り、明日からの投資を考えましょう♪ ~2023年5月5週目

市場振り返り
この記事は約14分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。

●アメリカ
 ・債務上限問題➡クリア
 ・FRB高官から6月利上げは無いことが示唆
 ・雇用統計は判断が難しい結果 
 ・先週までのハイテク株過熱感が少しマイルドに  

●日本
 ・日経平均がバブル後最高値
 ・5月最終日はポジション修正で大幅下落
 ・アメリカ債務上限問題がクリアになったことから安心感

など株式市場には大きな刺激があった2023年5月29日~6月2日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

日経平均が8週連続上昇♪
NASDAQも6週連続上昇とハイテク関連が強いですね‼

ハイテク株は先週までに大きく上昇したので、今週は少し勢いが落ちましたが、それでも強い‼

アメリカの債権上限問題がクリアになったこと、6月FOMCでの利上げは一旦停止される見込みということが示唆されたため、日米主要株価指数はすべて上昇しました♪

先週末比)
・NYダウ: +2.02%
・NASDAQ: +2.04%
・S&P500: +1.83%
・日経平均: +1.97%
・TOPIX: +1.72%
・マザーズ: +4.43%
日本では新興企業が中心のマザーズ指数が大きく上昇しました。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、

日付主要経済指標等
5月30日5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
5月31日5月シカゴ購買部協会景気指数 
5月31日4月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 
6月1日5月ADP雇用統計
6月1日5月ISM製造業景況指数 
6月2日5月非農業部門雇用者数変化
6月2日5月失業率 
6月2日平均時給

が注目されました。

現在の市場マインド
・インフレが高止まり:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・インフレが予想通り:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・インフレが予想以上に鈍化:FRBがハト派➡長期金利下落➡株高へ

5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 

2023/5/30米国 消費者信頼感指数(コンファレンスボード)

2023年に入り下落傾向とはなっていますが、予想を大きく上回る結果であり、アメリカ消費者マインドは底堅い内容ということが分かります。

ISM製造業景気指数

2023/6/1米国 ISM製造業景気指数

48.7が分岐点であり、6か月連続で下回ったことから製造経済が縮小となっています。
ただし平行線であり底堅さも示されたとも見えます。

ADP雇用統計

2023/6/1 アメリカADP雇用統計

4月分よりは若干増加数は落ちましたが、予想を大きく上回ったことから、雇用状況は引き続き堅調であることが示唆されました。インフレ抑制と雇用状況の最大化がFRBの重要使命であり、インフレ抑制が中々難しい状況の中、雇用状況が良いのであれば、もっと金融引き締めしても大丈夫。と判断されかねない結果となりました。

労働省発表 雇用統計

2023/6/2 アメリカ雇用統計

雇用者数変化は、ADPが公表する雇用統計と同様の傾向であり、予想を大きく上回る結果となりました。しかしながら、失業率は大きく上昇したことで株式市場としては判断が難しい結果となりました。

平均時給変化

2023/6/2 米国 平均時給変化

前月比、前年同月比ともに予想を下回りました。インフレ抑制には賃金抑制が必要であるため、良い兆候であると市場は判断しています。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
6月5日23:005月ISM非製造業景況指数(総合) 

来週は重要経済指数は少ないですが、6/14 FOMCを見据えた形となると考えます。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
自分に合った戦略を立てるためにも本を読んでみませんか⁉

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/6/3 2023年FOMC時利上げ確率 fedWatch

先週までは、6月利上げを織り込んでいましたがFOMC高官らが利上げは無いことを示唆するコメントをした為、据え置き金利を織り込みました
しかしながら7月or9月に1回利上げがある確率は変わらず

年末に1回利下げが現時点で予想されていますが、FOMCメンバーからは年内利下げは
無いと言われています。そのあたりが市場と当局のGAPとなっており、注意が必要です。

現在のシナリオ)
・2023年6月:維持
・2023年7、9月:利上げ
・2023年11月:利下げ開始。

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年5月5週 日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2023年5月5週 日米主要株式指数結果 過去4週履歴

日経平均は8週連続上昇、NASDAQは6週連続上昇となりました。
5月末日はポジション整理の為大きく下落しましたが、アメリカ債務上限問題が6/2に完全クリアになったことから、安心感が増し株価は上昇しました。

●アメリカ株
債務上限問題がクリアになったこと、6月FOMCでの利上げが回避される見込みであることなどが好感され、株価が上昇しました。特に先週まで大きく下落していたバリュー株が6/2に大きく上昇しました。

先週末比)
・NYダウ: +2.02%
・NASDAQ: +2.04%
・S&P500: +1.83%

●日本株
日経平均とTOPIXは終値でバブル後最高値を更新しました。海外からの投資が活発になってきています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
・日銀による金融緩和継続。世界中見ても日本のみ
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
・アメリカ債務上限問題がクリアになったことから金融株に安心感
など日本株に追い風が吹いています。

先週末比)
・日経平均: +1.97%
・TOPIX: +1.72%
・マザーズ: +4.43%

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日本市場振り

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

ヒートマップ

2023年5月5週 東証ヒートマップ

5/30、5/31とポジション整理売り、利確と思われるような大きな下落となりました。
しかしながら、翌6/1、6/2にはほぼ全面高となり、やはり堅調な日本市場ということが確認されました。

全業種データ

2023年東証セクター成績一覧

2023年5月5週東証セクター成績TOP10

上昇:24業種
下落:9業種

と上昇が多い週となりました。

上昇業種

●精密機器)
半導体などの電気機器上昇が過熱感売りで、精密機器に資金が移動。金利下落も後押し

●金融、不動産)
アメリカ債務上限問題がクリアになったことから安心感で買われる

下落業種

円安基調となっていることから、輸入価格が懸念の水産・農林、ゴム製品などが下落。
また、原油価格下落で石油関連株が下落となりました。

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アメリカ市場振り

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2023年5月5週 アメリカセクターヒートマップ

ほぼ全面高の様相となりました。特にハイテク・グロースのメタプラットフォームズ、アマゾン、テスラなどが大きく上昇したことが分かります。

セクター成績

2023年アメリカセクター成績一覧

2023年5月5週 アメリカセクター結果

久しぶりに全セクターが上昇となり、その中で先週までの半導体一辺倒ということでは無く、その他のハイテク株が上昇という形となりました。SNS大手のメタプラットフォームズ、インターネット小売り大手アマゾン、電気自動車大手テスラなどの大型グロース株が大きく上昇したことが分かります。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

青塗りつぶし:ハイテク・グロース株が非常に強いことが分かります。
ピンク塗りつぶし:ヘルスケアがイマイチ。➡逆にチャンスか?

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
テスラTSLA一般消費財15.99%33.22%8.18%9.90%-13.30%73.71%
ブロードコムAVGOテクノロジー11.42%32.42%28.33%47.36%41.56%45.23%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財8.04%19.87%30.93%28.70%2.11%47.92%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス7.88%15.01%47.16%130.83%44.51%126.53%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財6.97%3.42%-6.05%-3.76%-9.76%-4.34%
コストコホールセールCOST生活必需品5.35%4.60%7.85%-4.94%12.17%12.29%
アップルAAPLテクノロジー4.60%8.06%19.81%22.24%21.68%39.27%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア4.58%2.07%4.39%-8.80%1.43%-5.77%
トヨタ自動車TM一般消費財4.58%7.69%4.41%-1.14%-13.46%6.90%
エヌビディアNVDAテクノロジー3.55%41.45%64.62%132.39%114.67%169.10%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融3.54%3.30%-2.22%1.66%8.13%4.75%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア3.52%2.58%38.91%19.20%42.19%20.91%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融3.28%1.94%5.45%3.41%5.53%6.66%
ホームデポHD一般消費財3.20%0.98%-0.0084-8.66%-0.42%-0.0631
マイクロソフトMSFTテクノロジー2.91%10.18%31.38%31.46%23.12%39.85%
ビザV金融2.42%1.24%2.24%5.43%8.98%10.12%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー2.28%14.16%13.69%19.16%28.56%32.62%
シスコシステムズCSCOテクノロジー2.02%8.83%1.50%0.60%10.59%5.00%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融1.92%3.05%-15.95%-24.15%-21.71%-13.32%
ウォルマートWMT生活必需品1.82%-1.20%5.79%-2.36%18.63%4.96%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア1.66%-3.62%1.92%-11.81%-11.67%-11.14%
マクドナルドMCD一般消費財1.54%-1.80%7.75%6.28%16.30%10.01%
オラクルORCLテクノロジー1.53%11.72%18.64%27.53%47.89%29.54%
セールスフォースCRMテクノロジー1.49%10.60%14.27%32.94%20.99%60.67%
ファイザーPFEヘルスケア1.40%-0.23%-6.78%-23.48%-26.75%-25.14%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品1.24%-3.91%2.89%-3.85%-3.03%-3.85%
ノバルティスAGNVSヘルスケア1.16%-5.30%16.80%10.44%10.34%9.03%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア1.11%-2.68%11.33%6.80%9.79%7.06%
シェブロンCVXエネルギー1.10%-0.36%-5.27%-14.76%-11.38%-12.94%
マスターカードMA金融1.00%-0.31%3.38%4.86%4.67%7.48%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス0.96%18.27%33.12%23.45%9.46%41.30%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品0.78%-6.22%3.95%-1.77%0.60%-3.33%
メルクMRKヘルスケア0.20%-4.82%5.28%2.18%23.46%1.42%
ペプシコPEP生活必需品0.14%-4.23%6.30%-0.78%10.55%1.88%
エクソンモービルXOMエネルギー0.09%-2.01%-6.25%-5.01%8.09%-4.12%
サーモフィッシャーサイエンティフィックTMOヘルスケア-0.10%-5.50%-7.02%-7.15%-6.49%-5.55%
アッヴィABVヘルスケア-1.26%-8.29%-12.30%-15.08%-6.27%-15.31%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー-1.99%19.64%10.19%19.23%4.42%32.82%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア-3.26%-6.34%8.45%26.12%42.43%16.11%

次週は重要な経済指標や大手決算も無いですが、FOMCを見据えた動きとなると考えます。
finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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