【金融不安が収まり日米大手銘柄急上昇‼】今週を振り返り、明日からの投資を考えましょう♪ ~2023年3月5週目

2023年3月5週 株式市場振り返り市場振り返り
この記事は約27分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
金融不安が少しずつ収まってきている2023年3月27日~3月31日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

今週は日米大手株中心に大きく上昇しましたね!
経済指標、チャート分析、米決算分析も交えながら振り返りお願いします。

日本は通期決算が3月締め会社が多く、配当権利もこの3月末になることから下落しやすい相場です。そうした中、権利落ちした3/30でも大きな下落にならず、週間で上昇したことは日本株が堅調な所以かと思います。

アメリカは、近い将来の政策金利について当局と市場で大きなギャップがある状態です。市場はかなり楽観的にシフトしてきていることから、リスクオン相場になっています。そのことでハイテク・グロース中心に大きく上昇しています。

また今週は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重要視している個人消費支出(PCE)が発表されました。予想を下回ったことが市場としては好感されており、株価上昇につながりました。

そのような背景の下、今週の指数動向は、

前週末比)
・NYダウ:+3.22%
・NASDAQ:+3.37%
・S&P500:+3.48%
・日経平均:+2.40%
・TOPIX:+2.46%
・マザーズ:-0.70%

と日本小型株中心のマザーズ以外は大幅上昇となりました。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ⑥アメリカ主要銘柄決算内容

の順でまとめています。

全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、
・3/28:コンファレンスボード消費者信頼感指数
・3/30:2022年4Q GDP確定値
・3/31:個人所得
・3/31:個人消費支出(PCE)
・3/31:シカゴ購買部協会景気指数
が注目されました。中でもPCEはFRBが重要視する物価指数でもあるため、全世界で注目の的です。

市況と市場マインドは現在逆に向いていることが多いです。

良いニュースは悪いニュースの意味合い
・景気指数が良い:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・景気指数が悪い:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・景気指数が悪すぎ:リセッション局面➡株安へ
丁度よい塩梅が今は求められています。

コンファレンスボード消費者信頼感指数

・2月:103.4 (102.9から上方修正)
・3月予想:101.2
・3月結果:104.2

前月及び予想を上回る堅調な結果。消費者マインドは2022年7を底に改善中
消費者側マインドは決して悪いものではなく、インフレが続く中でも力強さを維持していることが分かります。=インフレが中々落ち着かない要因でもあります。

コンファレンスボード消費者信頼感指数

シカゴ購買部協会景気指数(PMI)

・2月:43.6
・3月予想:43.1
・3月結果:43.8

前月及び予想を上回る結果となりました。ただし、好不況の分岐点である50を大きく下回っている状態が続いています。シカゴ地域では自動車、鉄鋼製造業が強いため、製造業寄りの指数となります。最近の経済指標からは「製造業」は景気が弱くなっており、改めてそれが示されました。

GDP成長率(年率換算)確定値 2022年4Q

2022年GDP成長率/年率換算値が出揃いました。
・1Q:-1.6%
・2Q:-0.6%
・3Q:+3.2%
・4Q:+2.6% 2月の改定値:+2.7%から下方修正となりました。

2022年前半は2四半期連続マイナス成長となり、テクニカルリセッションという状態に陥りましたが、そこから復活して高い成長率を維持していますアメリカ経済はまだ堅調であり、逆にインフレが収まらない状態になっています。

GDP成長率(年率換算)確定値 2022年4Q

個人所得と個人消費支出(PCE) 対前月比

●個人所得
・1月:+0.6%
・2月予想:+0.2%
・2月結果:+0.3%
と前月よりも減速する結果となりました。所得が向上すると消費意欲が増え、インフレが止まらない状態につながるため、減速したことは好感されています。
●個人消費支出(PCE)
・1月:+2.0% (+1.8%から上方修正)
・2月予想:+0.3%
・2月結果:+0.2%
前月よりも大幅減速となりました。1月は12月の反動で消費者が多く支出したような結果となっていることが分かります。予想を下回ったことが株式市場としては好感されています

個人所得と個人消費支出(PCE) 対前月比

PCE価格指数(デフレーター) 対前年同月比

●PCE価格指数
・1月:+5.3%  (速報値:5.4%から下方修正)
・2月予想:+5.1%
・2月結果:+5.0%
前月よりも減速する結果となり、更に予想を下回ったことが市場としては好感されています。
●PCEコア価格指数    
・1月:+4.7%
・2月予想:+4.7%
・2月結果:+4.6%
前月よりも減速する結果となり、更に予想を下回ったことが市場としては好感されています。

コア指数の減少幅が小さくなっており、全体指数と差が小さくなってきています。
これはエネルギー高騰に歯止めが掛かっているためです。
エネルギー以外の価格が中々下がっていないということも示唆しています。

PCE価格指数(デフレーター) 対前年同月比

次週注目の経済指標

・4/3:ISM製造業景況感指数
・4/5:ADP雇用統計(前月比)
・4/5:ISMサービス業景況感指数
・4/7:非農業部門雇用者数変化
・4/7:失業率
・4/7:平均時給
が発表されます。この中で雇用状態を示す「非農業部門雇用者数変化」と「失業率」が特に注目されています。FRBの使命は、「インフレ前年比成長率2%」、「雇用の最大化」であるため、今後の政策金利を占う上でも非常に重要な指数ととなります。

 
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株価につながる重要指数

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る
3月FOMC後、2023年7月には利下げが始まると市場は想定していました。
これは金融不安が広がる中での予測であり、金融不安が少しずつ低減してきていることから
利下げ時期が後ろに延びてきています。

現状のターミナルレートは、ターミナルレートが4.75~5.00%ですが、5.00~5.25%となる確率が徐々に増加してきています。

現在のシナリオ)
・2023年5~7月:維持
・2023年9月:利下げ開始。

→FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり、市場と当局のGAPが大きい結果が続いています。市場側は楽観的であり、当局はタカ派姿勢を崩していないということに注意が必要です。

2023年政策金利確率 CME FedWatch 

長期金利

●3/31終了時点

・2年金利:4.029% (先週末比:+0.254%)
・5年金利:3.580% (先週末比:+0.169%)
・10年金利:3.471%(先週末比:+0.091%)
・30年金利:3.654%(先週末比:+0.004%)
地銀経営破綻、経営不安の影響で短期金利が特に下落していましたが、今週は戻してきています。

●10年金利
金融不安から、3/10以降長期金利は急落。期金利下落=国債価格上昇であるため投資家は一気に国債へ資金移動していることが分かります。今週は先週末よりも上昇しましたが、200日移動平均線(赤ライン)を挟んだ展開となりました。

アメリカ10年金利に足チャート

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

為替(ドル円)

先週まで金融不安からドル売り円買いが加速していました。
先週末の3/24で一旦底を打った形で、金融不安が後退してきた今週はドルが買い戻されたため、円安傾向となりました。50日移動平均線(紫ライン)と100日移動平均線(黄色ライン)が意識されているようです。

為替 日本円/アメリカドル日足チャート

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原油価格WTI

100日移動平均線(黄色ライン)が意識されている展開が続いています。
3/20以降、再度上昇傾向となっていますが、週末は50日移動平均線(紫ライン)上で終えています。その直上に100日移動平均線があるため一旦下落?

原油WTI日足チャート

日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年3月5週日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2023年3月5週 日米主要株式指数結果過去4週履歴

●アメリカ株
金融不安後退で長期金利は上昇しましたが、景気の底堅さから全体的に上昇となりました。

・NYダウ:+3.22%
・NASDAQ:+3.37%
・S&P500:+3.48%

●日本株
アメリカに追従する形で日本株は上昇。3/30に権利落ちであったため、今週は下落しやすい週でしたが大型株中心に上昇しました。

・日経平均:+2.40%
・TOPIX:+2.46%
・マザーズ:-0.70%

2022年は1年を通じて

・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果

となりました。金利が下がっていくときはグロース株優位な展開はあると思いますが、リセッションが起きるとグロース株は厳しくなることが予想されています。
FRBがタカ派姿勢が続くとなるとグロース株が再度下落する可能性も出てきています。
一方で、大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。

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日本市場振り

主要指数結果

大型株は3/30に配当権利落ち日であったため、株価が下落しやすい日の中、大きな下落にならなかったのは非常に日本株に好感が持てる内容であったと考えます。

2023年3月5週日本市場結果

日経平均日足チャート分析

日経平均日足チャート分析

アメリカ地銀経営破綻で一気に下落し、先週までは元々のレンジに戻っていました。3/27に再度上値をブレイクし、今週は上昇ムードとなりました。

TOPIX日足チャート分析

TOPIX日足チャート分析

アメリカ地銀経営破綻で一気に下落し、先週までは元々のレンジに戻っていました。3/23に200日移動平均線(赤ライン)で反発し、そこから一気に100日、50日移動平均線をブレイクし、節目の2000ポイントを突破。レジスタンスラインの2020ポイントに近づいてきています。

マザーズ指数日足チャート分析

マザーズ指数日足チャート分析

サポートラインで複数回反発(赤丸)し、下値が切り上がってきています。現在は200日移動平均線(赤ライン)がサポートラインとして機能しているようなチャートとなっており、引き続き下値を切り上げていっています。

過去1年間成績

橙:TOPIX +2.93%
青:日経平均 +0.79%
水:マザーズ指数 -5.17%

日本市場株式指数 過去1年間推移

セクター成績

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

●セクターヒートマップ

2023年3月5週 東証セクターヒートマップ

●セクター成績TOP10

2023年3月5週 東証セクター成績TOP10業種

●2023年全セクター成績

2023年東証セクター成績推移一覧

上昇:31業種、下落:2業種と上昇業種が多い週となりました。
・円安に振れたことから自動車関連が上昇
・割安感が強い素材株が上昇
・中国からの入国規制を緩和=インバンド株や空運業などが上昇
・金融不安後退を受け、銀行株や保険株が反発
・配当が魅力的な海運業は配当権利落ち日前後でボラティリティが大きく、大幅下落

アメリカ市場振り返り

主要指数結果

3/28は全体的にやや下げましたが、それ以外は綺麗な右肩上がり

2023年3月5週アメリカ株式市場結果

円安基調が一服してきています。2022年は、1年を通じて見ると、大きく円安に振れた一年になっています。
・2022年初:115円
・2022年終:131.1円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。

NYダウ日足チャート分析

NYダウ日足チャート分析

三角持ち合いを下抜けてから弱いチャートでしたが、3/15~徐々に上向きになり、特に今週は大きく上昇しました。次週は100日移動平均線(黄色ライン)を超えることができるか注目です。

NASDAQ総合指数日足チャート

NASDAQ総合指数日足チャート分析

平行サポートラインで複数回反発してきています。
上値レジスタンスライン(12,300ポイント)も平行であり長い目で見るとレンジ相場。
今週の上昇で、次週から12,300の上値を超えられるか注目です。それを超えることができれば次のターゲットは13,200ポイント。(今から約8%伸び代がありそう)

S&P500日足チャート分析

S&P500 日足チャート分析

三角持ち合いを下抜けた後、3,800ポイントで反発。今週一気に50日移動平均線(紫ライン)を上へブレイクしました。次のレジスタンスラインは4,200ポイント。ここを超えることが出来るか注目です。

過去1年間推移

マイナス幅が大きい結果が続いています。
青:NYダウ -4.05%
水:S&P500 -9.29%
橙:NASDAQ総合指数 -14.05%
2023/3/31 アメリカ市場株式指数 過去1年間推移

ヒートマップ

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2023年3月5週アメリカ市場ヒートマップ

ほぼすべての銘柄/セクターが上昇していることが分かります。
中でも、一般消費財、エネルギー、素材が上昇し、更に金融不安後退により金融も大きく上昇していることが分かります。

セクター別成績

2023年アメリカ市場セクター成績一覧

今週はすべてのセクターが上昇しています。
・エネルギー:原油価格上昇+割安水準であることから上昇
・一般消費財:力強い消費意欲が後押し
・素材:底堅い景気により工業系コモディティが上昇

上位下位3セクターの大手株結果を下記にてまとめています。

TOP:エネルギー:+6.07%

今週の大幅上昇でも、3月月間では金融に次いでワースト2位。悪すぎたこともあり反発という運びとなっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
シュルンベルジェ リミテッドSLB10.16%-11.21%-7.20%36.50%16.32%-8.16%
EOGリソーシズEOG8.66%-4.23%-10.06%3.63%-0.78%-10.68%
トータルエナジーSETTE6.01%-5.61%-5.00%28.79%15.08%-4.88%
エクソン モービルXOM5.92%-1.56%0.42%23.66%30.89%-0.58%
BPBP5.74%-5.76%9.34%31.97%26.17%8.62%
シェルSHEL5.44%-7.82%1.54%14.90%3.47%1.04%
エクイナー ASAEQNR5.06%-8.61%-19.66%-10.75%-21.94%-18.83%
コノコフィリップスCOP4.60%-7.85%-14.23%-3.10%1.57%-15.40%
シェブロンCVX4.55%0.37%-8.50%12.70%-1.40%-9.10%
エンブリッジENB3.87%-1.32%-2.85%1.19%-17.69%-2.43%

No.2:一般消費財:+6.03%

テスラがこの3か月驚異的な数字となっています。ただ1年を通じて見るとマダマダ伸び代があることが分かります。旅行大手ブッキング・ホールディングスやスターバックスはこの1年を通じてプラス成長していることが分かります。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
アリババBABA17.58%13.85%14.64%29.24%-12.35%16.00%
テスラTSLA8.95%8.67%70.30%-22.65%-43.11%68.42%
ブッキング・ホールディングスBKNG6.12%2.89%32.39%57.98%13.94%31.61%
スターバックスSBUX5.89%1.09%4.37%20.28%14.39%4.97%
ロウズカンパニーLOW5.55%2.50%-1.13%4.99%-4.54%0.37%
アマゾンAMZN5.26%12.11%22.70%-10.03%-37.89%22.96%
ホームデポHD4.28%0.72%-7.89%6.03%-4.32%-6.57%
トヨタ自動車TM3.69%3.22%3.11%5.93%-21.55%3.74%
マクドナルドMCD3.05%4.50%5.14%19.29%12.28%6.10%
ナイキNKE1.60%2.56%4.51%28.65%-11.48%4.81%

No.3:素材:+5.16%

今週は銅やアルミ、鋼といった工業系金属が底堅い景気に後押しされ特に上昇しました。
ゴールドや銀といった貴金属は堅調です。

名前1週間1か月3か月6か月1年年初来
その他の貴金属と鉱業8.63%11.07%12.78%31.54%-13.86%14.56%
7.36%-1.74%14.44%56.50%-10.94%16.17%
アルミニウム7.27%-17.52%-0.74%26.69%-48.49%1.12%
その他の工業用金属および鉱業7.20%-5.41%-0.76%23.71%-14.17%-0.78%
5.83%-8.04%15.30%48.90%-2.45%16.55%
原料炭5.68%-11.08%7.51%20.64%5.27%6.53%
化学品5.44%-8.09%4.99%19.92%-20.85%5.31%
建材5.12%-1.94%12.71%28.35%0.45%13.43%
特殊化学品4.73%-2.25%2.53%16.53%-4.66%3.29%
農業投入物4.47%-10.27%-0.37%-5.70%-21.97%-0.22%
4.39%14.46%-3.24%16.38%-30.54%-1.60%
木材と木材生産3.94%-6.96%-5.48%-2.42%-20.92%-4.14%
2.07%14.08%8.76%30.55%-19.75%9.27%
紙・紙製品1.82%-9.13%-9.12%3.49%-25.86%-9.48%
会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
BHPグループリミテッドBHP9.05%-2.46%1.88%25.76%-8.98%2.19%
フリーポートマクローマンFCX7.63%-4.46%6.96%45.85%-18.74%7.84%
エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズAPD7.30%-1.65%-7.77%23.93%13.45%-6.83%
サザン・カッパー・コーポレーションSCCO7.03%1.34%23.40%70.20%-0.77%26.26%
シャーウィン・ウィリアムズ・カンパニーSHW6.38%0.33%-6.86%8.15%-11.16%-5.29%
リオ ティント グループRIO6.08%-6.97%-3.50%24.32%-14.78%-3.65%
ベールSAVALE5.55%-7.72%-6.52%25.07%-19.24%-7.01%
リンデLIN3.10%1.05%7.79%31.83%9.16%8.97%
ニュートリエンNTR2.90%-10.54%0.65%-11.64%-27.64%1.12%

ワースト1:コミュニケーションサービス:+ 0.95%

先週まで2週連続TOP業種でしたが、ワーストとなりました。
しかしながら週間プラスであるため、単純に利益確定の動きだと考えられます。
ウォルトディズニーは狙い目かもしれません。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ウォルトディズニーDIS6.43%1.22%14.85%2.75%-28.97%15.25%
コムキャストCMCSA5.54%2.60%8.16%24.58%-20.51%8.41%
ネットフリックスNFLX5.20%10.77%18.67%44.12%-9.43%17.16%
AT&TT3.44%3.16%4.34%23.95%5.32%4.56%
ベライゾンVZ3.27%1.25%-0.94%0.65%-24.65%-1.29%
メタプラットフォームズMETA2.88%21.43%76.23%55.37%-6.98%76.12%
アメリカンモヴィルAMX1.64%1.06%14.22%23.90%7.79%15.66%
TモバイルTMUS1.61%2.61%3.90%7.58%12.62%3.46%
アクティビジョン・ブリザードATVI1.42%10.14%11.50%14.32%6.51%11.81%
アルファベットGOOGL-1.62%12.75%17.28%6.48%-26.92%17.57%

ワースト2:ヘルスケア:+2.33%

下位2位ですが、週間で+2.33%は心強い結果。
年間としてもすべての期間でプラスとなっている銘柄もあり、堅調です。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ノバルティスNVS10.06%8.08%0.44%20.15%4.59%1.41%
ノボノルディスクNVO4.18%10.82%17.71%58.52%41.41%17.59%
サーモフィッシャーTMO3.24%5.03%3.48%11.57%-3.16%4.66%
アストラゼネカAZN2.21%6.62%1.92%26.41%3.41%2.37%
イーライリリーLLY2.17%9.00%-6.43%4.06%18.47%-6.13%
ジョンソンエンドジョンソンJNJ1.54%1.67%-12.71%-5.79%-13.69%-12.26%
メルクMRK1.52%-0.58%-4.00%22.80%29.11%-4.11%
ファイザーPFE1.02%0.44%-20.51%-7.61%-22.20%-20.37%
アッヴィABBV0.85%3.23%-1.96%11.67%-2.67%-1.39%
ユナイテッドヘルスUNH-0.71%-1.07%-10.81%-7.12%-9.26%-10.86%

ワースト3:生活必需品:+2.71%

ヘルスケアと同様に年間としてもすべての期間でプラスとなっている銘柄もあり、堅調です。
コロナ明けでアルコール大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブが好調です。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
アンハイザー・ブッシュ・インベブBUD7.32%9.23%10.52%46.85%8.70%11.14%
フィリップモリスPM7.16%-1.13%-3.89%12.96%3.52%-3.91%
ウォルマートWMT3.98%4.95%3.73%11.49%-1.61%3.99%
コカ・コーラKO1.86%3.87%-3.00%9.65%-0.29%-2.48%
ペプシコPEP1.79%5.18%0.18%9.42%8.54%0.91%
プロテクターアンドギャンブルPG1.34%6.26%-2.56%15.53%-3.69%-1.89%
ディアジオDEO1.13%2.98%0.98%6.61%-11.51%1.68%
ユニリーバUL1.05%3.04%2.63%16.15%12.26%3.14%
モンデリーズMDLZ0.98%6.67%4.11%23.03%11.11%4.61%
コストコCOST0.32%2.30%8.84%3.74%-13.81%8.84%

アメリカ主要銘柄決算(四半期)

大手株に絞って決算発表をまとめました。

カーニバル・コーポレーション(CCL)

世界最大のクルーズ会社
3月27日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +171.6% の 44 億ドル。 アナリスト予想より +1.9%
●EPS: 前年同期比 +1.10ドル の -0.55 ドル。 アナリスト予想より +0.05 ドル

1Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSとも予想を上回る結果。
 赤字幅は小さくなったものの、12四半期連続赤字
来四半期ガイダンス:純利益が市場予想を下回る。赤字は継続
通期ガイダンス:純利益が市場予想を下回る。赤字は継続
決算発表後に株価は-4.8%と下落しています。

2023/3/27カーニバル(CCL)決算発表後株価

CCLの株価とチャート — NYSE:CCL — TradingView
Carnival Corporationのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やCCLの財務や市場ニュースもチェック。
https://www.carnivalcorp.com/news-releases/news-release-details/carnival-corporation-plc-provides-first-quarter-2023-business

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)

小売薬局大手
3月28日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +3.3% の 348.6 億ドル。 アナリスト予想より +4.0%
●EPS: 前年同期比 -0.43ドル の 1.16 ドル。 アナリスト予想より +0.06 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 +0.9% の 682.4 億ドル。
●EPS: 前年同期比 -0.95ドル の 2.32 ドル。

・2Q決算は前年同期比で増収減益。売上高・EPSとも予想を上回る結果。売上高は3四半期連続増加
通期決算(6か月)は前年同期比で増収減益。
通期ガイダンス:EPSが市場予想を上回る内容
決算発表後に株価は+2.7%上昇しています。

WBAの株価とチャート — NASDAQ:WBA — TradingView
Walgreens Boots Alliance, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やWBAの財務や市場ニュースもチェック。
Walgreens Boots Alliance Reports Fiscal 2023 Second Quarter Results
DEERFIELD, Ill.--March 28, 2023--Walgreens Boots Alliance, Inc. (Nasdaq: WBA) today announced financial results for the second quarter of fiscal 2023, which end...

マイクロン・テクノロジー(MU)

DRAM、NAND、NORメモリを製造している半導体製造会社
3月28日 引け後に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 -52.6% の 36.9 億ドル。 アナリスト予想より -1.3%
●EPS: 前年同期比 -4.05ドル の -1.91 ドル。 アナリスト予想より -1.25 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 -49.7% の 77.8 億ドル。
●EPS: 前年同期比 -6.25 の -1.95 ドル。

2Q決算は前年同期比で大幅な減収減益。売上高・EPSとも予想を下回る結果。
 売上は4四半期連続減収、EPSは2四半期連続の赤字で予想を大きく下回る
通期決算(6か月)は前年同期比で減収減益。赤字化
来四半期ガイダンス:売上高は市場予想と一致、EPSは赤字幅拡大で予想より悪い内容
決算発表後に材料出尽くしのためか株価は+7.2%と急騰しています。

マイクロン・テクノロジー(MU)決算発表後株価

MUの株価とチャート — NASDAQ:MU — TradingView
Micron Technology, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やMUの財務や市場ニュースもチェック。
https://investors.micron.com/news-releases/news-release-details/micron-technology-inc-reports-results-second-quarter-fiscal-2023

シンタス(CTAS)

業務用制服のレンタル・販売、清掃用モップ、タオルなどのレンタルサービス。ダスキンのような会社。3月29日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +11.7% の 21.9 億ドル。 アナリスト予想より +1.9%
●EPS: 前年同期比 +0.17ドル の 3.14 ドル。 アナリスト予想より +0.10 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 +13.0% の 65.3 億ドル。
●EPS: 前年同期比 +0.81 の 9.65 ドル。

・3Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSともに予想を上回る好決算。
・通期決算(9か月)は前年同期比で増収増益
・通期ガイダンス:売上高・EPSともに市場予想を上回る
決算発表後、株価は+4.9%と急騰しています。

シンタス(CTAS)決算発表後株価

CTASの株価とチャート — NASDAQ:CTAS — TradingView
Cintas Corporationのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やCTASの財務や市場ニュースもチェック。

https://www.cintas.com/pdf/FY23-Q3-Income-Statement.pdf

ペイチェックス(PAYX)

給与計算、人事管理、保険管理を提供する大手企業
3月29日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +7.8% の 13.8 億ドル。 アナリスト予想より +1.5%
●EPS: 前年同期比 +0.14ドル の 1.29 ドル。 アナリスト予想より +0.04 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 +8.2% の 37 億ドル。
●EPS: 前年同期比 +0.36 の 3.31 ドル。

・3Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSともに予想を上回る好決算。
・通期決算(9か月)は前年同期比で増収増益
・通期ガイダンス:売上高は市場予想と一致、EPSは市場予想を上回る
決算発表後に株価は+6.5%と急騰しています。

ペイチェックス(PAYX)決算発表後株価

PAYXの株価とチャート — NASDAQ:PAYX — TradingView
Paychex, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やPAYXの財務や市場ニュースもチェック。
Paychex, Inc. Reports Third Quarter Results: Strong Revenue and Earnings Growth
ROCHESTER, N.Y.--(BUSINESS WIRE)-- Paychex, Inc. (the “Company,” “Paychex,” “we,” “our,” or “us”) today announced the following results for the quarter end...

次週の注目決算

決算発表ラッシュも落ち着いてきました。

日付ティッカー会社名時価総額(十億USD)
2023/4/6STZコンステレーション・ブランズ41.68
2023/4/5CAGコナグラ・フーズ17.90
2023/4/6LWラムウェストン15.04
2023/4/6RPMRPMインターナショナル11.26
2023/4/6LEVIリーバイス7.19

 

次週は、雇用統計が特に注目されています。

・雇用統計が強い:金利上昇➡株価下落
・雇用統計が予想通り:金利低下、ドル指数低下➡国債・ゴールドに注目
・雇用統計が弱い:金利低下、ドル指数低下➡国債・ゴールドに注目
 ※景気後退にも繋がるため、株価は下がる可能性もあります。

このような状況下のため、安全資産のゴールドに注目です。

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