【米国株大きく反発‼】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年6月5週目

2023年6月5週 株式市場振り返り市場振り返り
この記事は約15分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。

●アメリカ
 ・パウエル議長が年内利上げを再度示唆
 ・新築販売件数が大きく上昇
 ・消費者マインドが大きく改善
 ・インフレ指数(PCE価格指数)が鈍化
  でもコアは横ばい
 
●日本
 日経平均、TOPIXが反発
 ・円安が進行
 ・半導体大手JSRが政府系ファンドに買収される(半導体国策)
  →半導体関連が大幅上昇

2023年6月5週目:6月26日~6月30日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

先週は全指数下落しましたが、今週はマザーズ以外持ち直しましたね♪しかもアメリカ指数は2%超え‼

夏枯れ相場になっていく可能性はありますが、アメリカ経済が堅調なことでリセッション回避?日本株は円安でまだまだ割安。などもあり、先週から持ち直しました!

先週末比)
・NYダウ: +2.02%
・NASDAQ: +2.19%
・S&P500: +2.35%
・日経平均: +1.24%
・TOPIX: +1.05%
・マザーズ: -1.72%

2023年も半分が過ぎました。現時点で昨年末比
・NYダウ: 3.80%
・NASDAQ: 31.73%
・S&P500: 15.91%
・日経平均: 27.19%
・TOPIX: 20.98%
・マザーズ: 11.71%
とNYダウ指数は少し弱いですが、全指数大きく上昇♪
NASDAQ総合指数は30%超え、日経平均とTOPIXは20%超えと非常に強い結果が得られています。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、

日付時間主要経済指標等
6月27日23:005月新築住宅販売件数
6月27日23:006月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
6月29日21:301-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)
6月30日21:305月個人所得
6月30日21:305月個人消費支出(PCE)
6月30日22:456月シカゴ購買部協会景気指数 

が注目されました。FRBが最も重視しているインフレ指標PCE価格指数が注目されました。

現在の市場マインド
・インフレが高止まり:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・インフレが予想通り:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・インフレが予想以上に鈍化:FRBがハト派➡長期金利下落➡株高へ

新築住宅販売件数

2023/6/27 米国新築販売件数

先週の中古住宅販売件数と同様に、予想を上回る結果となりました。
前月からの伸びが大きく、住宅市場は底を脱したような結果となっています。
経済のすそ野が広い業種のため、アメリカ経済がまだまだ強含む可能性があります。
リセッション回避できるかも?でもFRBがタカ派継続・・・

新築住宅販売価格(中央値)

230627 米国新築販売価格中央値

新築販売価格としては安値で安定しているような結果となっています。
➡今のうちに買っておこう。というマインドなのでしょうか。

コンファレンスボード消費者信頼感指数

2023/6/27 米国コンファレンスボード消費者信頼感指数

先週は企業側のマインド(PMI)の内、サービス業が強い結果となりました。
消費者側マインドとしては上図の通り、大きくジャンプアップ。消費者は景気に対して強気マインドを持っていることが分かります。

GDP成長率 確定値

2023/6/29 米国GDP確定値

2023年1QはGDP成長率(年率換算)+2.0%と成長しました。
消費支出(PCE)は前期比から大きく増えており、消費意欲が強い結果。更にインフレ指数であるGDPデフレーターも上昇となり、インフレが収まっていない結果となっています。
FRBのタカ派維持がほぼ確定的・・

個人所得と個人消費支出(PCE) 前月比

2023/6/30 米国個人所得と個人消費支出(PCE) 前月比

個人所得は予想を上回り、消費支出は予想を下回る結果。
その他の指標含め、インフレ下でもアメリカ経済の強い現状が確認されました。

PCE価格指数 前年同月比

2023/6/30 米国 PCE価格指数 前年同月比

2023/6/30 米国 PCE価格指数詳細 前年同月比

FRBが最も重要視するインフレ指数=PCEデフレーター(PCE価格指数)。
総合は予想通り大きく下落。コアも予想を若干下回りました。
※コア:食料品とエネルギーを除く指数

3月からエネルギー指数はマイナス成長、食料品も順当に鈍化傾向が続いていますが、コアについては2022年12月から横ばいが続いており、幅広い商品でインフレが落ち着いていないことが懸念点として上がっています。
上図から、「商品」のインフレは鈍化していっていることが確認できますが、「サービス」が高止まりしています。

シカゴ購買部協会景気指数

2023/6/30 シカゴ購買部協会景気指数

シカゴ購買担当者景気指数(PMI)は2022年11月以降、低いレンジで横ばいが続いています。製造業が多い地域でもあるため、製造業自体は比較的弱い結果が続いていることがここでも分かります。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
7月3日23:006月ISM製造業景況指数 
7月4日  休場 
7月5日27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 
7月6日21:156月ADP雇用統計(前月比)
7月6日23:006月ISM非製造業景況指数(総合) 
7月7日21:306月非農業部門雇用者数変化(前月比)
7月7日21:306月失業率 
7月7日21:306月平均時給

7/5のFOMC議事要旨、7/7雇用統計が非常に注目されています。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
自分に合った戦略を立てるためにも本を読んでみませんか⁉

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/7/1 2023年政策金利確率 CME FedWatch 

パウエルFRB議長が6/28に再度の利上げがあることを示唆しています。
年内2回の利上げ(5.50~5.75%になる)を見込んでいる当局と、あと1回の利上げ(5.25~5.50%)を想定している市場とでGAPはある状態ですが、今週に入り市場関係者が2回利上げを織り込み始めてきています。➡2番目に高い確率が5.50~5.75%に変化しています。

現在のシナリオ)
・7月に利上げを実施する見込み
・2023年中は利下げ無
・利下げは2024年から?

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年6月5週 日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2023年6月5週 日米主要株式指数結果 過去4週履歴

先週は全指数下落となりましたが、今週はマザーズ指数以外の指数が上昇
特にアメリカ指数が2%超えと大きく反発しました。

●アメリカ
FOMCでの年内2回利上げ示唆の中、今週に入り2回利上げを市場は織り込みつつあります。
その状況下でもアメリカ経済が非常に強く、リセッション回避の可能性も出てきており、株高となっています。

先週末比)
・NYダウ: +2.02%
・NASDAQ: +2.19%
・S&P500: +2.35%

●日本株
日経平均とTOPIX反発
ドルが強く、円安が進行しています。海外資金が多く入ってきています。

まだまだ日本は追い風局面
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
 ➡6/16に日銀は金融緩和継続表明で、更に円安へ
・日銀による金融緩和継続。世界中見ても日本のみ
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
など日本株に追い風が吹いています。

先週末比)
・日経平均: +1.24%
・TOPIX: +1.05%
・マザーズ: -1.72%

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日本市場振り

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ヒートマップ

2023年6月5週 東証セクターヒートマップ

6/28に大きく上昇した以外は赤が目立つ内容でした。
・5日連続上昇:輸送機器(自動車関連)
・4日連続上昇:銀行業
・3日連続上昇:精密機器

全業種データ

2023年6月5週まで 週間業種別成績

2023年6月5週 東証セクター成績TOP10

上昇:24業種
下落:9業種

と上昇業種が大半を占めました。今週はバリュー株中心に上昇していることが分かります。
・海運:円安+低PBR+高配当
・輸送機器:円安+トヨタの全個体電池車
・化学:半導体大手のJSRが政府系ファンドに買収報道➡半導体関連の化学株が急上昇

決算資料見るのは時間と労力がかかりますが、IR BANKなら視覚的にも分かりやすく決算がまとめられています。

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アメリカ市場振り

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2023年6月5週 アメリカ株ヒートマップ

全体的に上昇していますが、特にテクノロジー、資本財、不動産、エネルギーセクターが上昇していることが分かります。

セクター成績

2023年6月5週まで アメリカセクター週間月間成績履歴

2023年6月5週 アメリカセクター成績

先週とは対照的に、今週は全指数が上昇となりました。
その中で不動産がTOP。先週と今週発表された住宅関連指標が予想を超え更に強い結果であったことも安心材料。リセッション回避の可能性も出てきており、景気敏感株として資本財が2位。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

青塗りつぶし:半導体・ソフトウェア関連・自動車が強い
黄色塗りつぶし:金融、エネルギーセクターが復調
ピンク塗りつぶし:一部のヘルスケア/生活必需品がが弱い➡逆にチャンスか?

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
ブロードコムAVGOテクノロジー5.51%7.36%36.87%59.19%76.88%55.14%
トヨタ自動車TM一般消費財4.81%18.09%15.13%19.85%3.26%17.70%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融4.75%7.17%12.96%9.80%26.14%8.46%
エクソンモービルXOMエネルギー4.74%4.96%-2.05%-1.04%21.71%-2.77%
シェブロンCVXエネルギー3.96%4.47%-3.10%-11.09%7.06%-12.33%
アップルAAPLテクノロジー3.91%9.43%19.47%53.90%39.32%49.29%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー3.85%0.25%7.10%36.32%49.55%32.64%
マスターカードMA金融3.55%7.75%9.48%15.02%21.92%13.10%
ビザV金融3.45%7.44%6.80%15.85%19.04%14.30%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融3.39%3.24%1.38%-12.45%-9.95%-13.38%
ホームデポHD一般消費財3.27%9.59%8.86%-1.61%13.43%-1.65%
マクドナルドMCD一般消費財2.93%4.66%7.42%12.56%20.45%13.24%
シスコシステムズCSCOテクノロジー2.80%4.17%0.60%9.92%20.66%8.61%
コストコホールセールCOST生活必需品2.66%5.24%9.54%18.85%14.59%17.94%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア2.21%9.20%37.66%28.41%45.20%28.19%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品2.21%6.48%2.91%-0.14%6.71%0.12%
テスラTSLA一般消費財2.01%28.36%34.05%132.25%14.57%112.51%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア1.74%0.85%2.37%21.18%47.01%19.57%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融1.72%6.20%11.77%12.38%24.68%10.39%
マイクロソフトMSFTテクノロジー1.65%3.70%19.89%45.20%30.85%42.00%
シェルSHELエネルギー1.31%7.82%4.21%6.75%14.79%6.02%
ウォルマートWMT生活必需品1.11%7.02%7.90%11.25%28.92%10.85%
アドビADBEテクノロジー0.88%17.04%28.04%48.93%32.70%45.30%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財0.80%8.11%27.80%59.33%19.68%55.19%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア0.76%-1.35%2.25%-9.05%-6.80%-9.34%
メルクMRKヘルスケア0.69%4.51%8.94%3.88%24.73%4.00%
セールスフォースCRMテクノロジー0.56%-5.43%7.46%64.44%23.83%59.33%
オラクルORCLテクノロジー0.38%12.41%31.58%48.25%72.07%45.69%
エヌビディアNVDAテクノロジー0.22%11.81%54.48%201.38%172.18%189.46%
ノバルティスAGNVSヘルスケア0.22%4.84%10.19%11.09%19.04%11.23%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア0.02%6.75%7.88%-6.31%-6.48%-6.30%
ペプシコPEP生活必需品-0.46%1.57%2.43%1.91%11.09%2.52%
サーモフィッシャーサイエンティフィックTMOヘルスケア-0.47%2.61%-7.32%-3.99%-2.64%-5.26%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス-0.61%8.41%38.08%148.21%75.05%138.47%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア-0.76%-2.07%3.42%5.94%6.79%5.56%
アッヴィABBVヘルスケア-0.88%-2.34%-14.68%-16.95%-12.59%-16.63%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー-0.97%2.36%9.14%38.13%20.65%35.48%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品-1.60%0.94%-2.64%-5.27%-4.00%-5.33%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財-1.85%4.78%-19.38%-4.42%-28.17%-5.38%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス-2.16%-2.58%18.64%39.15%7.16%35.67%
ファイザーPFEヘルスケア-4.23%-3.52%-9.16%-27.80%-27.99%-28.42%

次週は重要な経済指標として雇用統計があります。
また、アメリカ大手決算はジーンズのリーバイ・ストラウスです。
finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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