
2022年7月25日~7月29日までの株式市場振り返りです。

今週のアメリカ株は大きく上昇しましたね!

今週はアメリカ企業の決算発表が相次いだこと、FOMCでの利上げ幅発表、GDP速報値発表など目白押しの週でした。
経済指標からすると株価は落ちてもおかしくないと思いますが、株価は急上昇しました。

アメリカ主要銘柄の決算については最終稿でまとめています。
今週はGAFAM、石油メジャーの決算が相次いで発表され、明暗が分かれています。

7/27のFOMCで利上げ幅が6月に引き続き0.75%となり、想定内で落ち着いてくれました。
7/13の消費者物価指数から1%の利上げになるのでは?という憶測も一時流れていましたが、経済指標が弱くなっていることやインフレもピークアウトしそうということで、0.75%となっています。

GDP速報値では、二四半期連続マイナスとなり、テクニカルリセッションとなっています。アメリカでは全米経済研究所がリセッション判定することになっており、判定に時間がかかります。
予想を大きく下回る内容なのも気がかりです。

少なくともアメリカ政府は、雇用状況が好調であることなどの理由により、リセッションとは呼べない。とリアクションしています。
まだまだインフレは止まっていない状態で、リセッション局面となるとスタグフレーションとなる可能性が現実味を帯びています。

シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が発表され、他の指標と合わせると経済が右肩下がりなのは否定できません。

このような背景により、今後のFOMCでの利上げ幅は緩やかになっていくと推測されており、アメリカ債券利回りが急激に下がってきています。これが株価上昇の一因です。
10年と2年利回りで逆イールド状態が続いており、近い将来のリセッションが危惧されています。

今週は債権が買われたことから、金利が大幅に低下。
金利が下がった分、グロース株にとっては恩恵が強く、大きく上昇した要因となっています。このことを詳しくまとめていますので、下の記事を参考にしてみてください。

景気は下がっていく様相が強く、一時期原油価格が下落していました。
ただロシア問題も解決しているわけではなく、中東も原油増産に消極的な状況で、原油価格が高止まりしています。
チャート的にも200日移動平均線が下支えになっています。
石油関連株が好調な決算であり、石油関連株にとっては、恩恵を受けています。
インフレがピークアウトするかどうかは、原油価格の要因が強い為、注視が必要です。

アメリカの長期金利が落ちている中、ドル指数も弱くなってきており、ドル円為替もドル安円高にシフトしています。
急激な円安→円高と方向チェンジとなり、日本株も影響が出てきています。7/29終値で133円前半となっており、1週間で最大5円程度下落したことになります。

ドルが弱くなってきており、債券も買われている状態であることから
個人的には「金」が投資妙味ありそうだと考えています。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
①日米主要株価指数について
②日本市場振り返り:セクター成績
③アメリカ市場振り返り:セクター成績
好不調3セクターをピックアップして分析しています。
④アメリカ主要銘柄決算内容
の順でまとめています。
- 主要指数成績
- 日本市場振り
- アメリカ市場振り返り
- アメリカ主要銘柄決算内容
- ニューモント (NEM)
- スリーエム (MMM)
- コカ・コーラ (KO)
- ユナイテッド・パーセルサービス (UPS)
- レイセオン (RTX)
- アルファベット (GOOGL)
- マイクロソフト (MFST)
- ビザ (V)
- マクドナルド (MCD)
- ボーイング (BA)
- ブリストル・マイヤーズ (BMY)
- クアルコム (QCOM)
- メタプラットフォームズ (META)
- TモバイルUS (TMUS)
- ハネウェル (HON)
- コムキャスト (CMCSA)
- マスターカード (MA)
- メルク (MRK)
- ファイザー (PFE)
- アマゾン (AMZN)
- アップル (AAPL)
- サーモフィッシャー (TMO)
- シェル (SHEL)
- インテル (INTC)
- エクソンモービル (XOM)
- シェブロン (CVX)
- プロテクター&ギャンブル (PG)
- アッヴィ (ABBV)
主要指数成績
特にハイテク株が多いNASDAQは+4.7%と先週に引き続き大きく上昇しています。
日本株は、先週大きく上昇した分今週は弱い展開になっています。
また急激に円高へシフトしてきていることから、輸出関連企業が売られ始めています。
昨年末比で見ると、
・ハイテク関連株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
大型エコノミー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。
日本市場振り
日経平均日足チャート
今週はこの200日移動平均線が下支えになりながら推移しています。
円高に振れてきていることから、次週は厳しくなる可能性もあります。
ただアメリカ株が大きく上昇したことや長期金利が下がったことから、ハイテク株は恩恵があるかもしれません。
セクター成績
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
2週前まで弱い結果であった石油関連株が大きく上昇しました。
円高に振れていることから、自動車関連株(輸送用機器)が最下位でした。
アメリカ市場振り返り
日足チャート
FOMCでの利上げ幅発表があった7/27に大きく上昇しました。
そのあとも弱い経済指標の発表により、急激な金融引き締めにブレーキがかかる可能性が出てきており、買われています。また決算発表で予想を上回る銘柄も多数出てきており、それらの銘柄は大きく上昇しています。
ヒートマップ
finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。
その中で、エネルギーセクターがTOP業種でした。
ヘルスケアセクターの中で大手製薬の下落が目立ちました。
セクター別成績
すべての業種でプラスとなりました。
成績上位下位3セクターをピックアップしました。
TOP:Energy(エネルギー)
力強い決算発表もあり大きく上昇しました。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
シェブロン | CVX | 13.59% | 11.43% | 1.23% | 20.99% | 59.68% | 39.57% |
エクソンモービル | XOM | 11.31% | 10.00% | 11.16% | 29.03% | 64.48% | 58.41% |
シェル | SHEL | 9.41% | 1.48% | -2.89% | 4.44% | 30.35% | 23.00% |
No.2:Utilities(公共事業)
乱高下が強い相場において堅調なセクターであることが良く分かります。
業界 | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
リサイクル | 10.12% | 11.01% | 5.25% | 17.54% | -3.25% | -0.75% |
発電 | 8.36% | 5.66% | 2.67% | 9.01% | 10.23% | 0.66% |
ガス | 6.97% | 8.46% | 4.70% | 18.98% | 18.33% | 15.56% |
多様化 | 6.34% | 5.79% | -4.03% | 6.16% | 12.66% | 4.82% |
電気 | 5.79% | 6.13% | 1.31% | 9.67% | 9.08% | 2.17% |
水道 | 5.74% | 9.05% | 2.17% | 4.74% | -2.70% | -10.56% |
No.3:Industrials(資本財)
すべての業界でプラスとなっています。
航空は弱く、鉄道、トラック輸送が強い結果でした。
業界 | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
レンタル & リース サービス | 12.48% | 21.85% | -5.90% | -2.55% | -0.21% | -15.01% |
電気機器および部品 | 10.64% | 19.11% | -0.49% | 0.27% | -20.39% | -23.12% |
農機・重機 | 9.81% | 11.01% | -7.24% | -8.16% | -8.32% | -5.82% |
トラック輸送 | 8.95% | 21.58% | 9.05% | 2.22% | -1.78% | -19.16% |
産業流通 | 8.48% | 11.48% | -2.06% | -4.05% | -2.10% | -17.11% |
特殊産業機械 | 7.64% | 13.90% | 0.47% | -7.83% | -17.05% | -15.92% |
エンジニアリング&建設 | 6.88% | 13.45% | 0.88% | -0.62% | -2.50% | -14.31% |
金属加工 | 6.86% | 12.98% | -2.17% | 14.80% | -1.63% | 2.95% |
鉄道 | 6.47% | 9.92% | -2.09% | -1.14% | 5.87% | -5.48% |
海上輸送 | 6.36% | 6.93% | -9.27% | 0.87% | 17.18% | 2.79% |
人材派遣・雇用サービス | 6.27% | 10.49% | -0.78% | 9.10% | 1.47% | -9.81% |
廃棄物管理 | 5.74% | 7.99% | -3.83% | 8.76% | 7.60% | -5.01% |
ビジネス機器および消耗品 | 5.52% | 12.83% | -1.02% | -3.28% | -9.09% | -12.37% |
建材・設備 | 5.49% | 18.02% | 4.22% | -3.35% | -11.14% | -22.75% |
専門業務サービス | 4.93% | 12.24% | -3.16% | -1.45% | -18.77% | -12.22% |
コングロマリット | 4.28% | 7.00% | -2.83% | -0.58% | -9.94% | -2.26% |
貨物とロジスティクスの統合 | 3.72% | 6.36% | 4.15% | -1.16% | -3.86% | -10.10% |
航空宇宙と防衛 | 3.49% | 5.59% | -2.17% | 3.41% | -4.16% | 1.18% |
汚染と処理の管理 | 3.29% | 12.92% | -2.26% | 5.62% | -13.28% | -16.07% |
空港と航空サービス | 2.73% | 3.85% | -9.22% | -8.96% | -12.39% | -20.23% |
セキュリティおよび保護サービス | 2.10% | 9.24% | -1.18% | -6.16% | -25.32% | -17.27% |
コンサルティングサービス | 1.28% | 8.52% | 0.11% | 3.43% | -4.58% | -13.27% |
航空会社 | 0.60% | 3.76% | -18.83% | -17.15% | -25.64% | -17.79% |
ツールとアクセサリ | 0.52% | 9.67% | -1.44% | -11.72% | -23.87% | -19.24% |
会社 | 業界 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
キャタピラー | 農機・重機 | CAT | 10.99% | 8.05% | -6.68% | -6.56% | -6.73% | -4.11% |
ディア&カンパニー | 農機・重機 | DE | 9.90% | 14.15% | -10.82% | -8.72% | -4.62% | 0.08% |
ユニオン パシフィック | 鉄道 | UNP | 6.51% | 6.64% | -4.99% | -7.07% | 4.59% | -9.78% |
ハネウェル | 特殊産業機械 | HON | 6.06% | 11.12% | 1.34% | -4.08% | -17.36% | -7.70% |
ロッキード・マーチン | 航空宇宙と防衛 | LMT | 4.83% | -1.21% | -6.32% | 6.36% | 11.06% | 16.43% |
ユナイテッド・パーセル・サービス | 貨物とロジスティクスの統合 | UPS | 3.68% | 7.60% | 2.49% | 0.03% | 1.61% | -9.07% |
レイセオン | 航空宇宙と防衛 | RTX | -1.06% | -0.10% | -4.97% | 4.40% | 6.34% | 8.31% |
農機・重機、鉄道大手が強い結果でした。
ワースト1:Healthcare(ヘルスケア)
大手製薬の決算が発表になり、好調な結果でした。
しかしながら、アメリカ議会で薬価引き下げが合意されたという報道があり、全体的に下げています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
サーモフィッシャー | TMO | 6.57% | 11.66% | 7.07% | 8.07% | 12.11% | -10.32% |
ダナハー | DHR | 6.44% | 15.27% | 13.41% | 7.96% | -2.07% | -11.41% |
ユナイテッドヘルス | UNH | 4.01% | 5.16% | 3.42% | 17.49% | 31.61% | 8.01% |
アストラゼネカ | AZN | 1.50% | -1.18% | -1.47% | 11.27% | 14.90% | 13.70% |
ジョンソン&ジョンソン | JNJ | 1.39% | -1.40% | -4.87% | 2.30% | 1.36% | 2.02% |
ノボ ノルディスク | NVO | 1.31% | 5.43% | 5.33% | 21.61% | 27.02% | 3.62% |
イーライリリー | LLY | 0.29% | 2.07% | 10.91% | 39.27% | 34.39% | 19.36% |
ノバルティス | NVS | -0.05% | 1.25% | -4.87% | 0.81% | -6.90% | -1.87% |
メルク | MRK | -0.85% | -3.43% | 0.86% | 10.87% | 16.13% | 16.57% |
ファイザー | PFE | -1.41% | -0.84% | 0.00% | -5.36% | 18.04% | -14.46% |
アッヴィ | ABBV | -3.34% | -6.90% | -8.19% | 5.55% | 20.73% | 5.99% |
ワースト2:Consumer Defensive(生活必需品)
コカ・コーラ、ペプシコが堅調です。
ウォルマートとP&Gがここ最近弱い結果です。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
コカ・コーラ | KO | 4.19% | 2.30% | -3.05% | 7.58% | 12.48% | 8.38% |
ユニリーバ | UL | 3.49% | 6.80% | 5.42% | -4.96% | -15.40% | -9.54% |
ペプシコ | PEP | 3.15% | 4.94% | -1.43% | 3.30% | 11.57% | 0.72% |
コストコホールセール | COST | 2.19% | 15.21% | -3.68% | 12.18% | 27.28% | -4.65% |
フィリップ モリス | PM | 1.27% | -3.69% | -5.14% | -4.99% | -3.13% | 2.26% |
ウォルマート | WMT | -0.12% | 8.31% | -15.47% | -2.79% | -7.16% | -8.74% |
プロクター・アンド・ギャンブル | PG | -2.87% | -2.31% | -14.99% | -12.71% | -0.41% | -15.08% |
ワースト3:Communication Services(コミュニケーションサービス)
会社 | 業界 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
T-Mobile US | 通信サービス | TMUS | 7.99% | 6.47% | 8.14% | 34.92% | -1.09% | 23.35% |
アルファベット | インターネットコンテンツと情報 | GOOGL | 7.80% | 4.13% | -1.86% | -9.83% | -14.33% | -19.70% |
ベライゾン | 通信サービス | VZ | 3.91% | -9.32% | -4.57% | -9.77% | -17.49% | -11.10% |
ウォルト・ディズニー | エンターテイメント | DIS | 3.29% | 10.93% | -7.97% | -21.65% | -40.51% | -31.50% |
AT&T | 通信サービス | T | 2.07% | -10.36% | -3.30% | 2.84% | -12.32% | 0.83% |
ネットフリックス | エンターテイメント | NFLX | 2.02% | 26.09% | 12.72% | -41.84% | -56.27% | -62.67% |
メタ・プラットフォームズ | インターネットコンテンツと情報 | META | -6.01% | -2.95% | -22.67% | -46.00% | -55.60% | -52.70% |
コムキャスト | エンターテイメント | CMCSA | -11.92% | -4.60% | -10.02% | -21.85% | -35.43% | -25.45% |
先週悪かったテレコム関係が復活したこと、GOOGLEが上昇したことなどで強い結果でしたが、ケーブルTVのコムキャストやフェイスブックの親会社メタプラットフォームズの決算が芳しくなく、大きく下落したことが響いています。
アメリカ主要銘柄決算内容
アナリスト予想:ファクトセットが調査したアナリスト予想の平均(FactSetコンセンサス)を使用
マネックス証券参照。無い場合は、https://jp.investing.com/を参照
ニューモント (NEM)
2Qの業績は減収減益
売上高 | 対前年同期0.2%減の30.6億ドル。アナリスト予想より+0.5% |
純利益 | 対前年同期40.5%減の3.9億ドルとなった |
EPS | 年同期の水準から0.37ドル減少。アナリスト予想より-0.2ドル |
決算ミスで、株価急落
スリーエム (MMM)
2Qの業績は減収減益
売上高 | 対前年同期2.8%減の87億ドル。アナリスト予想より+1.5% |
純利益 | 対前年同期94.9%減の7800万ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.09ドル減少。アナリスト予想より+0.07ドル |
決算は芳しくないものの、予想を上回る結果
通期ガイダンス:売上高は予想を-1.4%、EPSは-2.23ドルと予想より下
ヘルスケア部門のスピンオフ発表、株主還元策で株価上昇
コカ・コーラ (KO)
2Qの業績は増収減益
売上高 | 対前年同期11.8%増の113億ドル。アナリスト予想より+7.2% |
純利益 | 対前年同期27.9%減の19.1億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.02ル上昇。アナリスト予想より+0.03ドル |
決算良好
通期ガイダンス:EPSはほぼ予想通り
株価は堅調
ユナイテッド・パーセルサービス (UPS)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 前年同期比 5.7%増の 247.66 億ドル。アナリスト予想より+0.5% |
純利益 | 前年同期比 7%増の 28.80 億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.23ル増加。アナリスト予想より+0.13ドル |
決算良好
通期ガイダンス:売上高、営業利益率が予想通り
自社株買いが予想より増額
株価は一時下落したが、そこから一気に上昇
レイセオン (RTX)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 前年同期比 3%増の 163.14 億ドル。アナリスト予想より-1.9% |
純利益 | 前年同期比 10%増の 17.22 億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.13ル増加。アナリスト予想より+0.04ドル |
決算良好
通期ガイダンス:売上高、EPSが若干ミス
決算発表後下落し、そこから反転中
アルファベット (GOOGL)
2Qの業績は増収減益
売上高 | 前年同期比 13%増の 696.9 億ドル。アナリスト予想より-0.4% |
純利益 | 対前年同期13.6%減の160億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.15ドル減少。アナリスト予想より-0.11ドル |
決算ミス
株価が下落したが、すぐに戻っている
マイクロソフト (MFST)
4Qの業績は増収増益
売上高 | 前年同期比 12%増の 518.7 億ドル。アナリスト予想より-1.1% |
純利益 | 対前年同期1.7%増の167億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.06ドル増加。アナリスト予想より-0.06ドル |
決算ミス
決算発表前は急落していたが、発表後に急騰
ビザ (V)
3Qの業績は増収増益
売上高 | 対前年同期18.7%増の72.8億ドル。アナリスト予想より+3% |
純利益 | 対前年同期32.5%増の34.1億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.49ドル増加。アナリスト予想より+0.23ドル |
好調な決算内容
決算発表前は急落していたが、発表後に回復
マクドナルド (MCD)
2Qの業績は減収増益
売上高 | 前年同期比 3%減の 57.18 億ドル。アナリスト予想より-1.8% |
純利益 | 前年同期比 6%増の 18.94 億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.18ドル増加。アナリスト予想より+0.08ドル |
売上高は予想を下回る結果であったが
EPSは予想を上回り増益。
株価は大きく上昇
ボーイング (BA)
2Qの業績は減収減益
売上高 | 対前年同期1.9%減の167億ドル。アナリスト予想より-5.1% |
純利益 | 前年同期比 353%減の 4.10 億ドルの赤字 |
EPS | 赤字転落。アナリスト予想より-0.25ドル |
決算内容はかなりひどい結果
フリーキャッシュフローは赤字となったが、予想より良い結果
営業キャッシュフローも予想に反して黒字転換になったことから
相殺され株価は微減
ブリストル・マイヤーズ (BMY)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 対前年同期1.6%増の119億ドル。アナリスト予想より+4.1% |
純利益 | 前年同期比 4%減の 41.50 億ドル |
EPS | 前年同期と同等。予想より+0.16ドル |
決算内容は予想より上と好調
通期ガイダンス:売上高は予想より下回る内容
株価は上昇
クアルコム (QCOM)
3Qの業績は増収増益
売上高 | 対前年同期1.6%増の119億ドル。アナリスト予想より+4.1% |
純利益 | 対前年同期84%増の37.3億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.94ドル増加。アナリスト予想より+0.09ドル |
好決算内容
通期ガイダンス:売上高、EPSともに予想を下回る内容
株価は下落
メタプラットフォームズ (META)
2Qの業績は減収減益
売上高 | 対前年同期0.9%減の288億ドル。アナリスト予想より-0.3% |
純利益 | 対前年同期35.7%減の66.9億ドル |
EPS | 前年同期の水準から1.15ドル減少。アナリスト予想より-0.08ドル |
減収減益であり、予想も下回る決算内容
来四半期ガイダンス売上高は予想を下回る。
株価は下落
TモバイルUS (TMUS)
2Qの業績は減収減益
売上高 | 前年同期比 1.2%減の 197.01 億ドル。アナリスト予想より-2% |
EPS | 前年同期の水準から0.87ドル減少し赤字。アナリスト予想より-0.23ドル |
減収減益であり、予想も下回る決算内容
通期ガイダンスが引き上げられ、それを好感。
株価は大きく上昇
ハネウェル (HON)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 対前年同期1.6%増の89.5億ドル。アナリスト予想より+3.2% |
純利益 | 前年同期比 1%増の 14.37 億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.08ドル増加。アナリスト予想より+0.07ドル |
増収増益であり、予想も上回る好決算
来四半期ガイダンス:売上高、EPSは予想を下回る
通期ガイダンス:売上高は予想通り、EPSは予想を下回る
株価は大きく上昇
コムキャスト (CMCSA)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 対前年同期5.1%増の300億ドル。アナリスト予想より+1% |
純利益 | 前年同期比 14%増の 45.07 億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.17ドル増加。アナリスト予想より+0.1ドル |
増収増益であり、予想も上回る好決算
しかし、ビデオ契約者数の落ち込みが予想を上回り×
株価は大きく下落
マスターカード (MA)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 対前年同期21.4%増の55億ドル。アナリスト予想より+4.4% |
純利益 | 前年同期比 29%増の 24.97 億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.61ドル増加。アナリスト予想より+0.2ドル |
増収増益であり、予想も上回る好決算
通期ガイダンス:増収率が予想を大きく上回る
株価は大きく上昇
メルク (MRK)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 前年同期 28%増の 145.93 億ドル。アナリスト予想より+5.3% |
純利益 | 前年同期比 43%増の 47.43 億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.56ドル増加。アナリスト予想より+0.17ドル |
増収増益であり、予想も上回る好決算
通期ガイダンス:売上高は予想通り、EPSは予想を下回る
アメリカ議会で薬価引き下げなどを盛り込んだ法案で合意したと発表
株価は下落
ファイザー (PFE)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 前年同期比 46%増の 277.42 億ドル。アナリスト予想より+5.5% |
純利益 | 前年同期比 92%増の 116.56 億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.97ドル増加。アナリスト予想より+0.34ドル |
増収増益であり、予想も上回る好決算
通期ガイダンス:売上高は予想を下回る
アメリカ議会で薬価引き下げなどを盛り込んだ法案で合意したと発表
株価は下落
アマゾン (AMZN)
2Qの業績は増収減益
売上高 | 前年同期比 7.2%増の 1,212.3 億ドル。アナリスト予想より+1.4% |
純利益 | 前年同期の77.8億ドルから-20.3億ドルとなった |
EPS | 前年同期の水準から0.96ドル減少。アナリスト予想より-0.32ドル |
赤字転落
来四半期ガイダンス:売上高が予想を上回る内容
売上伸び率が2桁成長となる見込み
株価は急上昇
アップル (AAPL)
3Qの業績は増収減益
売上高 | 前年同期比 1.9%増の 829.6 億ドル。アナリスト予想より+0.2% |
純利益 | 対前年同期10.6%減の194億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.1ドル減少。アナリスト予想より+0.04ドル |
減益ながら売上高、EPSともに予想を上回る決算内容
株価は大きく上昇
サーモフィッシャー (TMO)
2Qの業績は増収減益
売上高 | 前年同期比 18%増の 109.70 億ドル。アナリスト予想より+10% |
純利益 | 前年同期比 2%減の 21.74 億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.09ドル減少。アナリスト予想より+0.52ドル |
減益ながら売上高、EPSともに予想を上回る決算内容
株価は大きく上昇
シェル (SHEL)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 前年同期比 65%増の 1000 億ドル。アナリスト予想より+7.5% |
EPS | 前年同期の水準から1.66ドル増加。アナリスト予想より+0.2ドル |
大幅な売り上げ増で売上高、EPSともに予想を上回る好決算
株価は大きく上昇
インテル (INTC)
2Qの業績は減収減益
売上高 | 前年同期比 17.3%減の 153.2億ドル。アナリスト予想より-14.7% |
EPS | 前年同期の水準から0.99ドル減少。アナリスト予想より-0.4ドル |
減少減益であり、予想も大きく下回る結果
株価は大きく下落
エクソンモービル (XOM)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 前年同期比 81.5%増の 1157億ドル。アナリスト予想より+3.9% |
純利益 | 前年同期の3.8倍となる179億ドル |
EPS | 前年同期の水準から4.03ドル増加。アナリスト予想より+0.3ドル |
大幅な増収増益
株価は大きく上昇
シェブロン (CVX)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 前年同期比 82.9%増の 1157億ドル。アナリスト予想より+17.2% |
純利益 | 前年同期の3.8倍となる116億ドル |
EPS | 前年同期の水準から4.11ドル増加。アナリスト予想より+0.74ドル |
大幅な増収増益
株価は大きく上昇
プロテクター&ギャンブル (PG)
4Qの業績は増収増益
売上高 | 対前年同期3%増の195億ドル。アナリスト予想より+0.6% |
純利益 | 対前年同期5%増の30.5億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.08ドル増加。アナリスト予想より-0.01ドル |
大幅な増収増益
通期ガイダンス:売上高が予想を下回る内容
株価は急落
アッヴィ (ABBV)
2Qの業績は増収増益
売上高 | 対前年同期4.5%増の146億ドル。アナリスト予想より-0.6% |
純利益 | 対前年同期20.6%増の9.2億ドル |
EPS | 前年同期の水準から0.09ドル増加。アナリスト予想より+0.05ドル |
増収増益だが、売上高が予想を下回る内容
通期ガイダンス:EPSは予想を下回る
アメリカ議会で薬価引き下げなどを盛り込んだ法案で合意したと発表
訴訟問題での巨額の和解金が発生
株価は下落
来週も決算発表が相次ぎます。
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