【日米株大幅下落…】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年9月4週目

市場振り返り
この記事は約15分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振/り返りは重要です。
今週は、残念ながら日米ともハイテク株中心に大幅下落となりました…
 
 
●アメリカ
 ・FOMC前のリスクオフ
 ・FOMCでのドットチャートがタカ派
 ・今週発表の経済指標が予想よりも弱い
 
これらの結果から、金融引き締めが長期化懸念➡長期金利上昇➡ハイテク株やグロース株中心に株安へ。
景気自体は底堅い状態が続いていますが、それでも景気下降局面とも取れる指標も出てきており、今週はリスクオフとして株安となりました。
 
●日本
 ・円安が続き、輸出関連株中心に上昇
 ・割安株中心に買いムードが続く
9/19にTOPIXがバブル崩壊後最高値を更新しました。
しかしながら、アメリカ株安、日本国内でもインフレ加速、日本長期金利上昇など株式相場にとって逆風が吹きました

来週は数多くの企業の配当権利日となっているため、前後で大きく相場が動く可能性があります。
  
2023年9月4週目:9月18日~9月22日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

約1か月ぶりの大幅下落でしたね…

日米主要株価指数が全滅…
9月は下落しやすいというアノマリー通りになってきました。

先週末比
・NYダウ: -1.89%
・NASDAQ: -3.62%
・S&P500: -2.93%
・日経平均: -3.37%
・TOPIX: -2.15%
・マザーズ: -1.80%

 

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週は全世界が注目するFOMCが開催されました。

日付時間主要経済指標等
9月19日21:308月住宅着工件数
9月19日21:308月建設許可件数
9月20日27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 
9月21日23:008月中古住宅販売件数
9月22日22:459月購買担当者景気指数(PMI) 

住宅建築許可・着工件数

2023/9/19 米国住宅建築許可数と着工件数

住宅建築許可数が予想を上回る大幅な伸びとなる一方で、着工件数が予想を大きく下回る結果となりました。建築許可数と住宅着工件数の差が、ここまで大きい結果は最近では無いことから、住宅市場の冷え込みが再び訪れる可能性もあります。
住宅関係はすそ野が広い業種であることから、景気の先行指数とも言われています。
今後も注視が必要です。

中古住宅販売件数・価格中央値

2023/9/21  米国 中古住宅販売件数

2023/9/21 米国 中古住宅販売価格中央値

●販売件数
3か月連続で予想を下回りました。
2022年8月から2023年1月まで下落傾向が続き、2023年2月に大幅上昇となりました。
しかしながら、3月以降は再び下落傾向が続いており、8月も同様に下落傾向が続いていることが確認されました。

●価格中央値
2023年1月までは下落傾向が続き、以降は上昇トレンドとなっています。
6月から8月は高止まりという結果となっています。
住宅関連価格上昇が続くと、FRBが重要視するインフレ指数にも悪影響が出てくるため、注視が必要です。

購買担当者景気指数(PMI) 

2023/9/22 米国購買担当者景気指数(PMI)

●製造業
2023年6月を底に復調の気配となっており、9月も予想を上回りました。

●サービス業
2023年5月をピークに下落傾向が続いています。
景気の分岐点と言われている50をギリギリ超えましたが、下落傾向が続いています。

●総合
サービス業の下落を受け、予想を下回りました。
企業側のマインドは徐々に下がってきており、景気減速がどこまでのものになってくるのか?ソフトランディングが達成できるのか?非常に注目されています。

FOMC内容

政策金利は維持し、5.25~5.50%で据え置き。
・雇用は堅調
・インフレはピークアウトしたものの、目標までは遠い
・エネルギー価格上昇が続くと、インフレが再加速するため注意
・賃金伸びは鈍化傾向
・米経済は堅調
・今後の経済指標次第で追加利上げも必要になる可能性

今回のFOMCは3か月に一度のドットチャートが発表されました。

2023/9/20 FOMCドットチャート 政策金利

2023/9/20 FOMCドットチャート 米GDP・失業率・PCE価格指数

FOMC参加者は金融引き締めが長期化するということを示唆しています。
また6月よりも経済が堅調に推移していくことや、失業率も低い水準が続くと予想しています。インフレについては、エネルギー価格の影響で高水準が続くものの、2025年には目標の2%に近づいていくことが予想されています。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
9月26日23:008月新築住宅販売件数
9月26日23:009月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
9月28日21:304-6月期四半期実質国内総生産
9月29日21:308月個人所得
9月29日21:308月個人消費支出(PCE)
9月29日22:459月シカゴ購買部協会景気指数 

次週はインフレ指標としてFRBが重要視するPCEが発表されます。
予想通りになるかどうかで、株価へ大きく影響を与えそうです。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
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2023~2024年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/9/23時点 FedWatch政策金利確率

FOMCの結果から、金融引き締めが長期化するということが織り込みされてきています。

<ターミナルレート>
5.25~5.50%と現状維持になると市場は見込んでいます。FOMCのドットチャートでは、中央値が5.625%であり、あと1回利上げがあるとされており、市場と差が出ています。

<利下げ>
先週に比べて、利下げ開始が遅くなると市場は見込んでいるようです。
また、FOMCドットチャートでは2024年末時点の政策金利は5.125%であり、市場は4.50~4.75%と想定していることから、大きなGAPがある状態となっていることが分かります。

現在のシナリオ)
・9月~2024年3月は維持
・2024年7月~利下げ
・2024年末には、政策金利が4.50~4.75%まで低下する

今週の長期金利も上昇基調となり、ハイテク企業中心に株価を押し下げました。

2023/9/23 2年米国債利回り日足チャート

2023/9/23 10年米国債利回り日足チャート

2年、10年ともにFOMC結果を受け、今週も上昇基調が続きました。

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は中々落ちず、ここ最近は再び上昇傾向が続きました。中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

8月も終わり、当初の予想よりも債券利回りが高い状態が続いています・・
そんなかインド・ブラジル株含め新興国が比較的堅調な状態となっており金利さえ下がればもっと上がる可能性があると思っています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年9月4週 日米主要株価指数結果

●過去4週履歴

2023年9月4週 日米主要株価指数結果 過去4週推移

●アメリカ
金融引き締め長期化は決定的となり、長期金利が上昇。
ハイテク・グロース中心に下落となりました。また、金利上昇を受け不動産も下落、更にドル指数が上昇したことから素材株も下落とほぼ全面安となりました。

先週末からの長期金利差
・2年金利:+0.077% 終値:5.114%
・10年金利:+0.102% 終値:4.436%

先週末比)
・NYダウ: -1.89%
・NASDAQ: -3.62%
・S&P500: -2.93%

●日本株
下記のような環境から日本株は強い状態が続いています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
・中国団体観光客解禁でインバウンド株が再注目

4日間の商いでしたが、米国株と連動するように、今週はハイテク・グロース株中心に下落基調となりました。一方で、高配当+バリュー株は買いも入りました。

先週末比)

・日経平均: -3.37%
・TOPIX: -2.15%
・マザーズ: -1.80%

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日本市場振り返り

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ヒートマップ

2023年9月4週 東証セクターヒートマップ

9/19は上昇しましたが、9/20~9/22は多くの業種でで下落したことが分かります。

全業種データ

4日間商いでしたが、当成績は5日間となるため、前週の9/15を含んだ結果となっています。

2023年9月4週まで 東証セクター成績月間週間推移

2023年9月4週 東証セクター成績TOP10

上昇:11業種
下落:12業種
下落が多い週となりました。

●高配当、バリュー株上昇
海運、鉄鋼など高配当バリュー株は9月配当権利前の動きで上昇しています。

●銀行、保険業
長期金利上昇+高配当バリュー株ということもあり、上昇。
一方で長期金利上昇を受け、精密機器や電気機器などのハイテク・グロース株は下落しています。
2023/9/23時点 日本国債利回り10年 日足チャート
●円安を受け、自動車関連株上昇
2023/9/23 為替ドル円 日足チャート

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アメリカ市場振り

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
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2023年9月4週 アメリカ株ヒートマップ finviz

今週は真っ赤。。
ハイテク株・グロース株、不動産、素材などが大きく下落していることが分かります。

セクター成績

2023年9月4週まで アメリカセクター成績 2023年週間月間成績推移

上昇:0セクター
下落:11セクター

全滅しました…
・一般消費財:アマゾン、テスラ中心に大きく下落
・不動産:長期金利上昇➡ローン金利上昇で株価が大幅下落
・素材:ドル高となっており、逆相関の関係になるコモディティ関連が下落
・コミュニケーションサービス:グーグル中心に下落
・テクノロジー:半導体関連、マイクロソフト、オラクル、アドビなどが大幅下落

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

水色塗りつぶし:ディフェンシブ・バリューの中で比較的好調
黄色塗りつぶし:ハイテク関連で勢いが続いている銘柄
ピンク塗りつぶし:ハイテク関連で勢いが落ちている銘柄

今週はディフェンシブ・バリューとしてヘルスケアがマシな結果となりました。
一方でハイテク関係は下落

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア3.99%3.40%6.10%7.70%-1.17%-4.54%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財1.41%-1.71%3.98%2.06%8.21%0.24%
アクセンチュアACNテクノロジー1.14%0.24%5.92%16.36%19.09%18.46%
アッヴィABBVヘルスケア0.41%3.85%12.37%-1.65%8.86%-5.49%
コストコホールセールCOST生活必需品0.40%3.28%6.51%14.52%13.29%22.36%
アップルAAPLテクノロジー-0.13%-3.49%-6.37%9.98%13.71%34.53%
シェブロンCVXエネルギー-0.13%4.41%9.86%7.61%7.27%-7.36%
シェルSHELエネルギー-0.20%6.24%8.26%15.28%23.29%13.29%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス-0.41%1.64%3.58%46.41%110.44%148.53%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア-0.59%-2.45%-3.01%6.20%-1.70%-9.14%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品-0.59%-4.43%-5.88%-3.87%-3.03%-9.45%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア-0.64%-1.84%-5.95%0.85%20.18%0.04%
メルクMRKヘルスケア-1.10%-4.46%-7.21%2.02%25.80%-4.16%
トヨタ自動車TM一般消費財-1.11%12.77%21.98%37.71%35.99%36.99%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品-1.23%-1.09%2.10%5.42%11.68%0.01%
ウォルマートWMT生活必需品-1.39%2.69%4.43%15.43%20.46%14.50%
ノバルティスAGNVSヘルスケア-1.45%-1.64%0.45%22.58%30.44%11.49%
エクソンモービルXOMエネルギー-1.51%7.27%12.25%11.15%26.38%4.21%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー-1.60%-13.29%-15.87%-11.60%29.06%7.45%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融-2.07%-1.11%4.95%14.89%29.55%8.67%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融-2.09%1.67%7.43%20.71%33.03%16.59%
マクドナルドMCD一般消費財-2.16%-3.42%-6.10%0.96%8.42%3.30%
ビザV金融-2.48%-2.98%2.41%5.61%25.70%13.15%
ペプシコPEP生活必需品-2.54%-1.60%-5.80%-0.22%4.05%-2.98%
ブロードコムAVGOテクノロジー-2.65%-5.42%0.84%29.70%71.96%48.28%
マスターカードMA金融-2.92%0.29%5.90%13.50%32.09%15.67%
アドビADBEテクノロジー-3.02%-3.36%5.81%39.00%79.15%52.41%
セールスフォースCRMテクノロジー-3.81%-1.29%-1.74%10.13%39.83%55.69%
マイクロソフトMSFTテクノロジー-4.00%-3.06%-5.38%14.17%32.67%32.19%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー-4.04%-9.11%-15.97%-9.46%11.02%14.97%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア-4.11%-3.91%14.79%22.08%84.04%34.92%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融-4.16%-2.85%-0.40%2.48%-16.62%-16.55%
オラクルORCLテクノロジー-4.28%-7.48%-8.10%24.21%63.34%33.39%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア-4.36%-0.51%19.99%65.51%85.69%50.49%
シスコシステムズCSCOテクノロジー-4.41%-4.31%6.44%7.72%28.81%12.45%
ホームデポHD一般消費財-4.88%-6.24%1.64%7.69%12.58%-3.21%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス-5.20%-1.60%6.47%23.34%31.19%47.63%
エヌビディアNVDAテクノロジー-5.22%-11.69%-1.42%53.03%213.78%184.73%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財-8.03%-4.72%-0.16%30.81%8.93%53.71%
テスラTSLA一般消費財-10.75%3.39%-4.57%27.40%-18.59%98.80%

次週は重要指標として、FRBが最重要視するインフレ指標PCEが発表されます。
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