【日経平均強すぎ‼】今週を振り返り、明日からの投資を考えましょう♪ ~2023年5月4週目

2023年5月4週 株式市場振り返り市場振り返り
この記事は約15分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。

●アメリカ
 ・FOMC議事要旨発表
 ・FOMCメンバーのタカ派発言
 ・インフレ指数(PCE価格指数)
 ・エヌビディア好決算
 ・債務上限上限問題

●日本
 ・日経平均がバブル後最高値
 ・半導体関係が大幅上昇
 ・円安が加速

など株式市場には大きな刺激があった2023年5月22日~26日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

日経平均とNASDAQが強いですね♪

日経平均は7週連続上昇、NASDAQは5週連続上昇と良い感じですね♪
日本株は過熱感もあり、銘柄としては下落数は多く7週間ぶりにTOPIXは下落しました。

アメリカ株は債務上限問題で一喜一憂、エヌビディア好決算でハイテク株が上昇となりました。また、インフレ指数や経済指標が強く、
・ドル指数が上昇したことにより素材株が大きく下落
・ハイテク株へ資金移動でバリュー株が下落
となりました。

こうした中、先週末比で
・NYダウ: -1.00%
・NASDAQ: +2.51%
・S&P500: +0.32%
・日経平均: +0.35%
・TOPIX: -0.73%
・マザーズ: -2.92%
となりました。日米ともハイテク株以外の大半が下落という内容となっています。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、

日付主要経済指標等
5月23日5月購買担当者景気指数(PMI) 
5月23日4月新築住宅販売件数
5月24日FOMC議事要旨 
5月25日1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
5月25日1-3月期四半期GDP個人消費・改定値
5月25日1-3月期四半期コアPCE・改定値
5月26日4月個人所得
5月26日4月個人消費支出(PCE)

が注目されました。

現在の市場マインド
・インフレが高止まり:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・インフレが予想通り:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・インフレが予想以上に鈍化:FRBがハト派➡長期金利下落➡株高へ

債務上限問題は過去から最終的には問題なくなるため、一応大丈夫だろうという感覚がありますが、念のためリスクオフにしておく。という空気感のようにも見えます。

購買担当者景気指数(PMI)

企業側の景況感マインドが分かる指標です。

2023/5/23 米国 購買担当者景気指数(PMI

製造業については予想及び前月を下回りましたが、サービス業が大きく上昇したことを受け総合も予想を大きく上昇しました。上図からも2023年1月を底に上昇してきていることが分かります。

企業側のマインドは金融引き締め局面であっても、強気が続いていることが分かります。

新築住宅販売件数

先週は中古住宅指数が発表されましたが、今週は新築について公表されました。
2023/5/23 米国 新築住宅販売件数

2023/5/23 米国 新築住宅販売価格

2022年7月を底に上昇基調が続いています。2023年4月分は予想を大きく上回り、対前年同月比で大きく伸びました。これは価格が下落基調であることが効いています。
住宅関係はすそ野が広い業態であるため、経済指標が強い状態が長く続くことが予想されます。

2023年1Q GDP改定値

2023/5/24 米国GDP改定値

2023年1Q GDP改定値は速報値からすべて上方修正となりました。
インフレ指数(デフレーター)が上昇したことで、FRB金融引き締めが長く続くことが織り込み始めました。

FOMC議事要旨

・5月の利上げで打ち止め示唆。将来の更なる利上げ可能性も残す
・インフレ率の上振れ可能性
・相次ぐ銀行破綻により貸し渋りなどを
 通じて経済成長鈍化可能性
・債務上限問題リスクの指摘

個人所得と個人消費支出

2023/5/26 個人所得と個人消費支出

個人消費支出(PCE)が予想を遥かに上回る結果となり、インフレが収まらない内容でした。
個人所得も予想通りとは言え、ずっと上昇していることもあり、インフレ対策としての金融引き締めが十分に効いていないことを示唆しています。

PCE価格指数(デフレーター)

FRBが最も重要視するインフレ指数であり、非常に注目されている指数です。

2023/5/26 米国PCE価格指数(デフレーター)

4月分は前月から加速する結果となり、更に予想を上回る内容となりました。
強い経済指標とインフレ指数の結果から、6月FOMCで更なる利上げがあるのでは?と市場は織り込みをしてきています。

次週注目の経済指標

日付主要経済指標等
5月30日5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
5月31日5月シカゴ購買部協会景気指数 
5月31日4月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 
6月1日5月ADP雇用統計
6月1日5月ISM製造業景況指数 
6月2日5月非農業部門雇用者数変化
6月2日5月失業率 
6月2日平均時給

5月最終週、6月も始まる週です。その中で6/2の雇用統計が特に注目されています。

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2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/5/27 CME FedWatch

先週までは、9月まで利上げが無くそれ以降利下げがあると想定されていました。
今週の経済指標から、6月FOMCで利上げが実施されることを市場は織り込んできています。少なくとも6月~9月の間のFOMCで1回の利上げがあると想定されているようです。

年末に1回利下げが現時点で予想されていますが、FOMCメンバーからは年内利下げは
無いと言われています。そのあたりが市場と当局のGAPとなっていますが、先週からはそのGAPが解消されてきています。

現在のシナリオ)
・2023年6月:利上げ
・2023年7、9月:維持
・2023年11月:利下げ開始。

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年5月4週 日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2023年5月4週 日米主要株式指数結果 過去4週履歴

日経平均は7週連続上昇、NASDAQは5週連続上昇となりました。
半導体株が大きく上昇したことから、ハイテク株の影響が強い日経平均とNASDAQが上昇しています。

●アメリカ株
債務上限問題で一喜一憂している状態で、基本的にはリスクオフ状態です。
一方、上述のように半導体を中心にハイテク株へ資金が流れ、バリュー株が下落しました。

先週末比)
・NYダウ: -1.00%
・NASDAQ: +2.51%
・S&P500: +0.32%

●日本株
日経平均とTOPIXはバブル後最高値を更新しました。海外からの投資が活発になってきています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
・日銀による金融緩和継続。世界中見ても日本のみ
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
など日本株に追い風が吹いています。

先週末比)
・日経平均: +0.35%
・TOPIX: -0.73%
・マザーズ: -2.92%

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日本市場振り

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

ヒートマップ

2023年5月4週 東証セクターヒートマップ

今週は5/23~5/26にかけて下落している業種が多いことが分かります。

全業種データ

2023年東証セクター推移

上昇:8業種
下落:25業種

下落業種の方が多い結果となりました。

上昇業種

●電気機器)
半導体中心に上昇。SOX指数上昇や中国台湾問題もあり、日本での半導体生産準備が進んでいる状況も後押し。

●電気・ガス)
6月からの値上げもあり、収益期待からも上昇。

●保険業)
決算で自社株買いや増配が相次ぐ

●卸売業)商社株
著名投資家ウォーレンバフェット氏が5大商社買い増し報道後から再度大きく上昇中

下落業種

全体的に下落業種が多い週となりました。先週まで大きく上昇してきていることもあり、利益確定売りもあったかと考えられます。

●繊維)
円安で原料原価懸念

●小売り)
円安による輸入原価懸念と先週までの上昇分利益確定

上昇業種TOP10

2023年5月4週 東証セクターTOP10

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アメリカ市場振り

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2023年5月4週アメリカセクターヒートマップ

エヌビディア好決算とAI関係への注目により、半導体株を中心にテクノロジーセクターが上昇しました。テクノロジーセクターへ資金が流れる様にバリュー株が大きく下落している様子が見えます。

セクター成績

2023年5月4週 アメリカ市場セクター成績

ハイテク関係が多いテクノロジーセクターやコミュニケーションサービスが大きく上昇しています。インフレ指数が高止まりしており、金融引き締めが長引くことが織り込みされたことにより、ドル指数が上昇しています。その影響で、素材株(コモディティ関連)が最近下落してきていることが分かります。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

青塗りつぶし:半導体株
ピンク塗りつぶし:下落基調のヘルスケア株

会社Tickerセクター1W1M3M6M1Y年初来
エヌビディアNVDAテクノロジー24.57%43.05%65.72%135.76%129.43%166.50%
アドバンスト・マイクロ・デバイスAMDテクノロジー20.04%45.28%61.27%66.27%37.11%96.12%
ブロードコムAVGOテクノロジー19.12%31.42%38.82%52.30%52.88%45.36%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー11.48%23.35%18.22%25.91%14.16%38.56%
テスラTSLA一般消費財7.23%20.59%-6.96%5.44%-12.04%56.82%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス6.68%9.84%54.56%133.46%42.54%117.75%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー6.04%16.96%16.43%21.87%34.27%34.69%
マイクロソフトMSFTテクノロジー4.57%9.21%33.07%34.46%26.81%38.81%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財3.32%9.37%28.10%27.60%12.49%42.99%
セールスフォースCRMテクノロジー2.41%9.95%32.06%41.51%34.95%62.49%
ファイザーPFEヘルスケア2.26%-2.94%-7.80%-23.03%-29.99%-26.62%
コストコホールセールCOST生活必需品2.16%1.19%4.15%-5.09%15.26%11.12%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス1.51%15.82%38.66%26.56%17.77%41.23%
シスコシステムズCSCOテクノロジー1.49%7.09%0.02322.66%13.32%0.0466
オラクルORCLテクノロジー1.21%9.51%18.33%26.07%49.05%27.33%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融0.71%-2.01%-17.25%-24.73%-21.01%-14.52%
ホームデポHD一般消費財0.67%-0.37%-1.07%-8.92%-0.25%-7.29%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア0.56%-1.82%-0.37%-9.10%-3.33%-9.18%
アップルAAPLテクノロジー0.15%4.17%18.60%16.12%24.84%35.02%
シェブロンCVXエネルギー-0.74%-7.71%-5.37%-16.37%-12.16%-14.16%
エクソンモービルXOMエネルギー-1.21%-10.15%-5.05%-7.60%9.00%-4.83%
トヨタ自動車TM一般消費財-1.50%1.86%2.81%-4.52%-13.01%2.56%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融-1.61%-0.08%-3.67%0.34%7.62%2.12%
ウォルマートWMT生活必需品-2.33%-3.28%3.52%-3.94%18.68%3.27%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア-2.87%-5.31%-0.82%-12.80%-14.07%-12.62%
マスターカードMA金融-2.90%0.19%5.31%7.38%8.59%7.66%
ノバルティスAGNVSヘルスケア-2.93%-4.67%14.39%12.11%7.24%7.87%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融-2.96%-1.73%5.23%1.40%3.88%3.79%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア-3.04%-1.71%8.56%9.68%8.55%6.96%
マクドナルドMCD一般消費財-3.22%-2.95%8.03%4.67%17.22%8.54%
ビザV金融-3.56%-1.75%2.11%6.27%10.39%8.30%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財-3.58%-4.14%-9.28%3.15%-1.63%-8.08%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア-3.75%9.08%34.48%17.71%38.69%16.39%
メルクMRKヘルスケア-3.83%-3.55%1.56%3.98%18.47%0.11%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品-4.09%-5.37%0.74%-3.78%-5.95%-5.27%
ペプシコPEP生活必需品-4.31%-3.22%4.36%-0.81%8.65%1.62%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア-4.44%-1.84%13.68%38.31%54.84%20.42%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品-5.07%-7.07%4.50%-0.72%0.13%-4.06%
アッヴィABBVヘルスケア-5.20%-7.60%-10.84%-13.70%-9.48%-14.88%
半導体関連の湾セミコンダクター、アドバンスト・マイクロ・デバイス、エヌビディア、ブロードコム、ASMLなどが最近好調であることが分かります。

また、GAFAM+Tも非常に強い動きをしています。

ヘルスケアの中でユナイテッドヘルス、ファイザー、アッヴィ、ジョンソンエンドジョンソンなどは調子がイマイチな結果となっています。

次週は半導体大手ブロードコム、ソフトウェア大手セールスフォースの決算に注目です。finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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