
次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
金融不安の中、FOMCがあった2023年3月20日~3月24日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

金融不安が続く中、アメリカ株が上昇しましたね!
経済指標、チャート分析、米決算分析も交えながら振り返りお願いします。

欧米中心に金融不安が続いていますが、各国の政府が動いています。
アメリカは2つの銀行が経営破綻した後、政府が「預金全額保護する」と表明。スイスはクレディスイス経営不安から最大手のUBSと合併を仲介するなど、世界各国の政府が金融不安に対して火消しに走っています。

こうした中、3/21~22にかけて連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されました。金融不安が表面化するまでは、インフレが理由にタカ派姿勢が続いていました。金融不安が沈静化していない状況下でのFOMCであったため投資家も予想が難しい状況となりました。

結果的には、
・0.25%利上げ実施
・ドットチャートからも将来的な金利政策は「タカ派」維持
・2023年中の利下げは無い
となっています。
しかしながら、市場は早くて7月には利下げに転じるだろうと想定されており、長期金利下落・ドル安・米国株高という結果になっています。
当局と市場とのGAPが大きい為、注意が必要です。
ドットチャート含め、本投稿内で詳しく解説しています。

日本株は、
・ドル安円高で株安傾向
・金融不安
などネガティブ要素が多い中、踏ん張っている感じです。

そのような背景の下、今週の指数動向は、
前週末比)
・NYダウ:+1.18%
・NASDAQ:+1.66%
・S&P500:+1.39%
・日経平均:+0.19%
・TOPIX:-0.21%
・マザーズ:-1.03%
とアメリカ指数はすべて上昇となりました。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
①アメリカ経済指標について
②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
③日米主要株価指数について
④日本市場振り返り:セクター成績
⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
好不調3セクターをピックアップして分析しています。
⑥アメリカ主要銘柄決算内容
の順でまとめています。
全世界が注目!アメリカ経済指標
今週のアメリカ経済指標は、
・3/21:中古物件販売件数
・3/21、22:FOMC
・3/23:新築販売件数
・3/24:購買担当者景気指数(PMI)
が注目されました。中でもFOMCは全世界で注目の的です。
市況と市場マインドは現在逆に向いていることが多いです。
・景気指数が良い:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・景気指数が悪い:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・景気指数が悪すぎ:リセッション局面➡株安へ
丁度よい塩梅が今は求められています。
2023年3月FOMCまとめ
・雇用は引き続き堅調
・インフレは根強い状態が続いている
・金融不安があるが、アメリカの銀行システムは健全で強固。ただし、不透明感がある
・0.25%利上げを実施し、政策金利誘導目標が4.75~5.00%へ
金融不安が出る前は、+0.50%利上げ可能性だったことを示唆していました。また、ドットチャートが発表され、2022年12月とほぼ変わらない結果となりタカ派維持という結果となっています。
➡金融不安を反映されていない。現時点はインフレ退治の方を優先するというFOMCメンバーの意見が見えます
金融不安で利上げ無しという選択肢もあったようですが、ここで利上げ無しを選択すると逆に金融不安を助長されかねないということもあり、0.50%ではなく0.25%利上げに留まったという意見もあるようです。
2023年3月FOMC ドットチャート
FOMCメンバーが「今後の政策金利見通し」を予測し、散布図化したデータ。
毎年3、6、9、12月に各年末の政策金利状態をFOMC後に表明されます。
➡結果としては「変化無」という状態で、年内の利下げは無いものとされています。
また、2023年末の政策金利が5.125%(5.00~5.25%)とされているため、あと1回0.25%の利上げがあることを示唆しています。
中古住宅販売件数
アメリカは新築よりも中古物件の方が多い為、中古物件動向は重要な指数となっています。
・2月予想:4,100千件
・2月結果:4,580千件
・前月比:+14.5%
・前年同月比:-22.6%
予想を大きく上回り、販売件数が回復しています。
前年同月比ではまだ大きくマイナスですが、12月、1月が底のような結果となっています。
中古住宅販売価格(中央値)
・2月:$363,000
・前月比:+1.1%
・前年同月比:-0.2%
前年同月比では下落傾向が続いていますが、2月分は1月分よりも価格が上昇しています。
CPIの結果からは、住宅費が上昇していることから、インフレ抑制にはローン金利とともに住宅価格下落傾向が必要となります。
新築住宅販売件数
・2月予想:655千件
・2月結果:640千件
・前月比:+1.0%
・前年同月比:-19.0%
3か月連続の回復となりましたが、予想を下回る結果となりました。前年同月比では-19.0%であり、まだ大きなマイナスが続いています。
新築住宅販売価格(中央値)
・2月:$438,000
・前月比:+2.5%
・前年同月比:-4.5%
2022年の夏ごろをピークに落ち着きつつある状態です。
CPIの結果からは、住宅費が上昇していることから、インフレ抑制にはローン金利とともに住宅価格下落傾向が必要となります。
購買担当者指数(PMI)
・2月:50.1
・3月予想:47.5
・3月結果:53.3
予想を上回る結果。12月を底に上昇傾向となっています。
サービス業中心に企業側のマインドが好転してきています。
●製造業PMI
・2月:47.3
・3月予想:47.0
・3月結果:49.3
予想を上回る結果。12月を底に上昇傾向となりました。
ただし、好不況の境目と言われている50は5か月連続下回っています
●サービス業PMI
・2月:50.6
・3月予想:50.5
・3月結果:53.8
予想を上回る結果。8月、12月を底に上昇傾向となっています。
好不況の境目と言われている50を2か月連続上回りました。
次週注目の経済指標
・3/28:コンファレンスボード消費者信頼感指数
・3/30:2022年4Q GDP確定値
・3/31:個人所得
・3/31:個人消費支出(PCE)
・3/31:シカゴ購買部協会景気指数
が発表されます。中でも個人消費支出が非常に注目されています。
株価につながる重要指数
2023年FOMC時 金利見通し

FOMC前後で様相が異なっています。
FOMC前(3/22)
・2023年3月:+0.25%
・2023年5月:+0.25% ここがターミナルレート:5.00~5.25%
・2023年6月:維持
・2023年7月:利下げ開始。
FOMC後(3/23)
FOMC後に予想ターミナルレートが4.75~5.00%と下がっています。つまり3月FOMCで最後の利上げとなることが想定されています。そして7月から順次利下げとなると市場は予想しています。
FOMC後のシナリオ)
・2023年5月:維持
・2023年6月:維持
・2023年7月:利下げ開始。
➡FOMCドットチャートでは、2023年末で5.125%(中央値)であり、市場と当局のGAPが大きい結果となっています。
週末(3/25)
・2023年5月:維持
・2023年6月:維持
・2023年7月:利下げ開始。
FOMC直後から大きく変化は無い状態ですが、毎回のFOMCで利下げが想定されています。
市場は楽観視が強くなっている状態です。
長期金利
・2年金利:3.775% (先週末比:-0.073%)
・5年金利:3.411% (先週末比:-0.093%)
・10年金利:3.380%(先週末比:-0.056%)
・30年金利:3.650%(先週末比:+0.018%)
地銀経営破綻、経営不安の影響で特に短期側金利の値動きが大きい
金融不安から、長期金利は急落中。長期金利下落=国債価格上昇であるため投資家は一気に国債へ資金移動していることが分かります。今週は50日移動平均線(紫ライン)と200日移動平均線(赤ライン)を挟んだ展開でしたが、最終日の3/24は、完全に200日移動平均線を下抜けしています。

差がマイナスだとリセッション兆候と言われています。
先週まではマイナス幅が拡大方向でしたが、短期側金利が一気に下落したため、長短金利差が縮小しています。

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。
金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。
2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。
為替(ドル円)
200日移動平均線(赤ライン)で反落した後、右肩下がりで円高傾向となっており、130円を挟む攻防となっています。ここを完全に割り込むと127.5円が次のサポートライン。そうなると日本株は厳しくなる可能性があります。
原油価格WTI
今週は2021年12月水準の65USDまで下落した後、やや反発。
日米株式指数成績
●先週末比/昨年末比
●過去4週履歴
長期金利下落により、グロース株中心に全指数上昇となりました。・NYダウ:+1.18%
・NASDAQ:+1.66%
・S&P500:+1.39%
円高に振れていることや世界各国の金融不安により下落圧力が強い状態です。
その中で日本株は割安であり、企業業績も堅調であるため、株価も底堅い状態が続いています。
・日経平均:+0.19%
・TOPIX:-0.21%
・マザーズ:-1.03%
・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
となりました。金利が下がっていくときはグロース株優位な展開はあると思いますが、リセッションが起きるとグロース株は厳しくなることが予想されています。
FRBがタカ派姿勢が続くとなるとグロース株が再度下落する可能性も出てきています。
一方で、大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。
日本市場振り
主要指数結果
・3/17にアメリカ株が下落したのを受け、休日前ということもあり3/20の日本株は下落
・3/20,21とアメリカ株が上昇下のを受け、3/22は急反発
とアメリカ株の影響を大きく受けた週となりました。
日経平均日足チャート分析
TOPIX日足チャート分析
マザーズ指数日足チャート分析
過去1年間成績
水:マザーズ指数 -1.05%
橙:TOPIX -1.32%
青:日経平均 -2.58%
日経平均とTOPIXは、1年間を通じてヨコヨコの展開が続ていることが分かります。
セクター成績
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
●セクターヒートマップ
●セクター成績TOP10
●2023年全セクター成績
・金利下落を受け、電気機器やサービス業といったグロース株が上昇
・割安感が強い素材株が上昇
・金融不安を受け、銀行株や保険株が下落
・金融先行き不透明感で不動産業も大きく下落
アメリカ市場振り返り
主要指数結果
市場は7月から利下げに転じると予想しており、長期金利下落しています。その影響で株価が上昇基調となっています。
・2022年初:115円
・2022年終:131.1円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。
NYダウ日足チャート分析
NASDAQ総合指数日足チャート
上値レジスタンスライン(12,300ポイント)も平行であり長い目で見るとレンジ相場。
50日移動平均線(紫ライン)と200日移動平均線(赤ライン)とでゴールデンクロス。チャート的には上昇傾向であり、12,300の上値を超えられるか注目です。
S&P500日足チャート分析
過去1年間推移
マイナス幅が大きい結果が続いています。
青:NYダウ -7.12%
水:S&P500 -12.15%
橙:NASDAQ総合指数 -16.68%
ヒートマップ
finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。
また、先行き不透明の中であるため、ディフェンシブの生活必需品と製薬が上昇。
一方で金融不安から銀行や不動産セクターが下落となっています。
セクター別成績
上昇:9セクター、下落:2セクターと上昇が多い週となりました。
・コミュニケーションサービス:2週連続1位
・テクノロジー:2週連続2位
・生活必需品:ディフェンシブとして堅調
・不動産:金融不安から先行き不透明感があり下落しやすい
・公共事業:本来上昇局面と感じますが、先週の急反発もあり利確?
上位下位3セクターの大手株結果を下記にてまとめています。
TOP:コミュニケーションサービス:+3.12%
この6か月非常に強い状態が続いています。
特にメタプラットフォームズは6か月で+72%と爆上げとなっています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ネットフリックス | NFLX | 8.20% | 1.46% | 10.21% | 38.53% | -12.31% | 11.36% |
アクティビジョン・ブリザード | ATVI | 6.84% | 9.50% | 11.20% | 9.55% | 6.73% | 10.24% |
メタプラットフォームズ | META | 5.32% | 19.75% | 72.02% | 44.24% | -3.49% | 71.19% |
アメリカンモヴィル | AMX | 4.07% | 0.93% | 12.49% | 24.87% | 8.49% | 13.79% |
アルファベット | GOOGL | 3.76% | 16.01% | 17.70% | 5.29% | -23.75% | 19.51% |
AT&T | T | 2.65% | -3.82% | 2.53% | 14.59% | 5.90% | 1.09% |
ベライゾン | VZ | 2.36% | -2.26% | -0.32% | -5.68% | -26.11% | -4.42% |
ウォルトディズニー | DIS | 0.94% | -7.52% | 8.24% | -7.91% | -31.65% | 8.29% |
Tモバイル | TMUS | 0.06% | -1.51% | 0.76% | 5.55% | 14.19% | 1.81% |
コムキャスト | CMCSA | -0.31% | -4.70% | 2.39% | 10.63% | -22.79% | 2.72% |
No.2:テクノロジー:+1.82%
エヌビディアは6か月で+113%と爆上げとなっています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
アクセンチュア | ACN | 8.80% | 0.28% | 1.15% | 3.69% | -15.13% | 1.93% |
エヌビディア | NVDA | 4.10% | 13.16% | 62.29% | 113.19% | 4.47% | 83.24% |
台湾セミコンダクター | TSM | 3.71% | 3.01% | 20.29% | 22.69% | -11.92% | 24.57% |
アップル | AAPL | 3.39% | 7.26% | 18.31% | 4.92% | -5.85% | 23.34% |
オラクル | ORCL | 3.23% | -0.64% | 7.99% | 33.29% | 9.48% | 7.67% |
セールスフォース | CRM | 2.82% | 15.81% | 45.86% | 26.58% | -9.97% | 43.34% |
ASML | ASML | 2.18% | 1.48% | 11.46% | 46.82% | -2.68% | 18.51% |
ブロードコム | AVGO | 0.82% | 8.97% | 13.35% | 33.20% | 6.14% | 13.78% |
シスコシステムズ | CSCO | 0.64% | 2.64% | 5.98% | 22.75% | -7.29% | 6.02% |
マイクロソフト | MSFT | 0.41% | 10.13% | 14.79% | 16.43% | -6.32% | 16.99% |
No.3:生活秘術品:+1.73%
堅調な銘柄が多いセクターとなっています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ユニリーバ | UL | 4.56% | 1.36% | 0.55% | 12.55% | 14.86% | 2.07% |
ディアジオ | DEO | 4.24% | 1.71% | -0.87% | 4.20% | -9.33% | 0.54% |
モンデリーズ | MDLZ | 3.98% | 4.50% | 3.21% | 15.45% | 13.59% | 3.59% |
アンハイザー・ブッシュ・インベブ | BUD | 3.79% | 2.29% | 2.91% | 28.02% | 5.91% | 3.56% |
プロテクターアンドギャンブル | PG | 2.65% | 4.76% | -3.37% | 7.72% | -2.72% | -3.19% |
ペプシコ | PEP | 2.26% | 1.58% | -1.87% | 6.22% | 9.55% | -0.87% |
ウォルマート | WMT | 1.72% | -0.20% | -2.33% | 6.30% | -0.11% | 0.01% |
コストコ | COST | 1.69% | 0.43% | 7.19% | 1.66% | -10.60% | 8.49% |
コカ・コーラ | KO | 1.47% | 1.35% | -4.55% | 2.77% | 0.83% | -4.26% |
フィリップモリス | PM | -4.26% | -9.10% | -9.72% | -5.26% | -0.55% | -10.33% |
ワースト1:不動産:-1.16%
ローン金利上昇、金融不安から下落基調が強い状態が続いています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
プロロジス | PLD | 0.86% | -5.63% | 2.71% | 7.82% | -25.57% | 3.81% |
クラウンキャッスル | CCI | -0.61% | -3.58% | -3.75% | -17.28% | -24.62% | -4.56% |
アメリカン・タワー・コーポレーション | AMT | -0.86% | -1.16% | -5.21% | -14.25% | -14.69% | -5.78% |
エクイニクス | EQIX | -1.32% | -3.49% | 2.37% | 11.89% | -3.69% | 4.07% |
パブリック ストレージ | PSA | -3.07% | -2.62% | 1.03% | -4.12% | -18.97% | 2.29% |
ワースト2:公共事業:-1.13%
原料高騰などの背景もあり、弱い銘柄が多くなっています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ナショナル・グリッド | NGG | 2.56% | 2.09% | 7.59% | 11.35% | -11.12% | 8.29% |
ザ・サザン・カンパニー | SO | 1.02% | 5.95% | -3.03% | -9.68% | -0.29% | -3.95% |
ネクストエラ・エナジー | NEE | 0.03% | 3.87% | -10.58% | -9.40% | -8.33% | -9.46% |
センプラ | SRE | -1.76% | -8.27% | -8.91% | -13.04% | -10.44% | -7.61% |
アメリカン・エレクトリック・パワー | AEP | -1.78% | -1.79% | -6.56% | -9.90% | -7.21% | -6.17% |
デューク・エナジー | DUK | -2.10% | -2.55% | -7.41% | -9.85% | -11.66% | -8.37% |
ドミニオンエナジー | D | -2.83% | -6.04% | -10.36% | -31.37% | -34.06% | -12.21% |
エクセロンコーポレーション | EXC | -4.51% | -3.82% | -5.61% | -3.45% | -7.92% | -6.92% |
ワースト3:一般消費財:+0.63%
決算発表後急落した中国のECサイト運営PDDホールディングスが今週は足を引っ張った形となっています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
アリババ | BABA | 6.40% | -7.71% | -1.04% | 7.67% | -25.88% | -1.35% |
テスラ | TSLA | 5.71% | -5.77% | 38.41% | -34.02% | -42.83% | 54.58% |
トヨタ自動車 | TM | 2.37% | -1.66% | -0.59% | -1.73% | -22.26% | 0.05% |
マクドナルド | MCD | 1.55% | 1.71% | 1.18% | 9.43% | 14.91% | 2.96% |
ナイキ | NKE | 0.27% | 0.63% | 4.26% | 22.49% | -9.24% | 3.16% |
スターバックス | SBUX | -0.36% | -4.99% | -0.33% | 16.10% | 14.06% | -0.87% |
アマゾン | AMZN | -0.83% | 2.41% | 13.09% | -16.35% | -39.95% | 16.82% |
ホームデポ | HD | -1.86% | -5.44% | -11.38% | 5.16% | -10.73% | -10.40% |
ロウズカンパニー | LOW | -4.00% | -6.31% | -6.41% | 0.71% | -14.24% | -4.91% |
PDDホールディングス | PDD | -19.56% | -14.11% | -13.93% | 16.55% | 49.72% | -9.31% |
アメリカ主要銘柄決算(四半期)
大手株に絞って決算発表をまとめました。
PDDホールディングス(PDD)
中国のECサイト運営会社
3月20日 寄り付き前に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 +46.2% の 398.2 億元。 アナリスト予想より -3.3% |
●EPS: 前年同期比 +2.46 の 8.34 元。 アナリスト予想より -0.16 元 |
通期業績 |
●売上高: 前年同期比 +39.0% の 1305.6 億元。 |
●EPS: 前年同期比 +17.89 の 27.45 元。 |
・4Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSとも予想を下回る結果
・通期決算は前年同期比で大幅な増収増益。
決算発表後に株価が-14.2%と急落しています。

ゲームストップ(GME)
ゲーム販売会社大手
3月21日 引け後に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 -0.9% の 22.3 億ドル。 アナリスト予想より +2.3% |
●EPS: 前年同期比 +0.63 の 0.16 ドル。 アナリスト予想より +0.29 ドル |
通期業績 |
●売上高: 前年同期比 -1.4% の 59.27 億ドル。 |
●EPS: 前年同期比 +0.12 の -1.02 ドル。 |
・4Q決算は前年同期比で減収増益。売上高・EPSとも予想を上回る結果。予想外に黒字化達成
・通期決算は前年同期比で減収増益。赤字幅縮小
決算発表後に株価が40%を超える暴騰となっています。

ナイキ(NKE)
スポーツ用品最大手
3月21日 引け後に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 +14.0% の 123.9 億ドル。 アナリスト予想より +8.0% |
●EPS: 前年同期比 -0.08 の 0.79 ドル。 アナリスト予想より +0.24 ドル |
通期業績 |
●売上高: 前年同期比 +11.4% の 383.92 億ドル。 |
●EPS: 前年同期比 -0.28 の 2.57 ドル。 |
・3Q決算は前年同期比で増収減益。売上高・EPSとも予想を上回る結果。EPSは2四半期連続下落
・前年同期比売上高:中国での売り上げは-8%であったものの、北米は+27%、欧州は+17%と堅調
・通期決算(9か月)は前年同期比で増収減益。
決算発表後に株価は若干下落となっています。

ゼネラル・ミルズ(GIS)
食料品大手。シリアルや高級アイスのハーゲンダッツが有名
3月23日 寄り付き前に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 +13.0% の 51.26 億ドル。 アナリスト予想より +3.8% |
●EPS: 前年同期比 +0.13 の 0.97 ドル。 アナリスト予想より +0.05 ドル |
通期業績 |
●売上高: 前年同期比 +6.8% の 150.64 億ドル。 |
●EPS: 前年同期比 +0.36 の 3.18 ドル。 |
・3Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSとも予想を上回る好決算
・通期決算(9か月)は前年同期比で増収増益。
・通期ガイダンス:売上高・EPSともに市場予想を上回る
決算発表後に株価は約3%上昇しています。

アクセンチュア(ACN)
コンサルティング会社
3月23日 寄り付き前に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 +5.0% の 158.1 億ドル。 アナリスト予想より +1.3% |
●EPS: 前年同期比 +0.15 の 2.69 ドル。 アナリスト予想より +0.20 ドル |
通期業績 |
●売上高: 前年同期比 +5.2% の 315.62 億ドル。 |
●EPS: 前年同期比 +0.45 の 5.77 ドル。 |
・2Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSとも予想を上回る好決算
・通期決算(6か月)は前年同期比で増収増益。
・来四半期ガイダンス:売上高は予想を下回る
・通期ガイダンス:売上高・EPSともに市場予想を上回る
決算発表後に株価は約+7.3%上昇しています。

ダーデン・レストランツ(DRI)
米国最大規模のレストラン事業者
3月23日 寄り付き前に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 +13.9% の 27.9 億ドル。 アナリスト予想より +2.2% |
●EPS: 前年同期比 +0.41 の 2.34 ドル。 アナリスト予想より +0.11 ドル |
通期業績 |
●売上高: 前年同期比 +9.8% の 77.2 億ドル。 |
●EPS: 前年同期比 +0.25 の 5.41 ドル。 |
・3Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSとも予想を上回る好決算
・通期決算(9か月)は前年同期比で増収増益。
・通期ガイダンス:売上高・EPSともに市場予想を上回る
決算発表後に株価は比較的荒い動きをした後、当日はやや下落しています。

次週の注目決算
日付 | ティッカー | 会社名 | 時価総額 (十億USD) |
2023/3/27 | BNTX | バイオンテック | 31.112 |
2023/3/28 | MU | マイクロンテクノロジー | 66.736 |
2023/3/28 | LULU | ルルレモン・アスレティカ | 41.628 |
2023/3/28 | WBA | ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス | 28.204 |
2023/3/29 | CTAS | シンタス | 44.342 |
2023/3/29 | PAYX | ペイチェックス | 39.233 |
このような状況下のため、安全資産のゴールドにも注目です。
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