【米グロース中心に上昇‼】今週を振り返り、明日からの投資を考えましょう♪ ~2023年3月4週目

市場振り返り
この記事は約26分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
金融不安の中、FOMCがあった2023年3月20日~3月24日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

金融不安が続く中、アメリカ株が上昇しましたね!
経済指標、チャート分析、米決算分析も交えながら振り返りお願いします。

欧米中心に金融不安が続いていますが、各国の政府が動いています。
アメリカは2つの銀行が経営破綻した後、政府が「預金全額保護する」と表明。スイスはクレディスイス経営不安から最大手のUBSと合併を仲介するなど、世界各国の政府が金融不安に対して火消しに走っています。

こうした中、3/21~22にかけて連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されました。金融不安が表面化するまでは、インフレが理由にタカ派姿勢が続いていました。金融不安が沈静化していない状況下でのFOMCであったため投資家も予想が難しい状況となりました。

結果的には、
・0.25%利上げ実施
・ドットチャートからも将来的な金利政策は「タカ派」維持
・2023年中の利下げは無い
となっています。

しかしながら、市場は早くて7月には利下げに転じるだろうと想定されており、長期金利下落・ドル安・米国株高という結果になっています。

当局と市場とのGAPが大きい為、注意が必要です。

ドットチャート含め、本投稿内で詳しく解説しています。

日本株は、
・ドル安円高で株安傾向
・金融不安
などネガティブ要素が多い中、踏ん張っている感じです。

そのような背景の下、今週の指数動向は、

前週末比)
・NYダウ:+1.18%
・NASDAQ:+1.66%
・S&P500:+1.39%
・日経平均:+0.19%
・TOPIX:-0.21%
・マザーズ:-1.03%

とアメリカ指数はすべて上昇となりました。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ⑥アメリカ主要銘柄決算内容

の順でまとめています。

全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、
・3/21:中古物件販売件数
・3/21、22:FOMC
・3/23:新築販売件数
・3/24:購買担当者景気指数(PMI)
が注目されました。中でもFOMCは全世界で注目の的です。

市況と市場マインドは現在逆に向いていることが多いです。

良いニュースは悪いニュースの意味合い
・景気指数が良い:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・景気指数が悪い:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・景気指数が悪すぎ:リセッション局面➡株安へ
丁度よい塩梅が今は求められています。

2023年3月FOMCまとめ

2023/3/22 FOMC後パウエル議長発言

・FRBの使命は、雇用の最大化とインフレ率2%に導くこと
・雇用は引き続き堅調
インフレは根強い状態が続いている
金融不安があるが、アメリカの銀行システムは健全で強固。ただし、不透明感がある
0.25%利上げを実施し、政策金利誘導目標が4.75~5.00%へ

金融不安が出る前は、+0.50%利上げ可能性だったことを示唆していました。また、ドットチャートが発表され、2022年12月とほぼ変わらない結果となりタカ派維持という結果となっています。
➡金融不安を反映されていない。現時点はインフレ退治の方を優先するというFOMCメンバーの意見が見えます

金融不安で利上げ無しという選択肢もあったようですが、ここで利上げ無しを選択すると逆に金融不安を助長されかねないということもあり、0.50%ではなく0.25%利上げに留まったという意見もあるようです。

2023年3月FOMC ドットチャート

FOMCメンバーが「今後の政策金利見通し」を予測し、散布図化したデータ。
毎年3、6、9、12月に各年末の政策金利状態をFOMC後に表明されます。

前回(2022年12月)からの変化が注目されました。
結果としては「変化無」という状態で、年内の利下げは無いものとされています。

2023年3月FOMC後のドットチャート

上図中の数字は人数を表しています。ほぼ変化が無い結果となっていますが12月よりも僅かに高い金利を予測している人が増えたような結果となりました。
また、2023年末の政策金利が5.125%(5.00~5.25%)とされているため、あと1回0.25%の利上げがあることを示唆しています。

中古住宅販売件数

アメリカは新築よりも中古物件の方が多い為、中古物件動向は重要な指数となっています。

・1月:4,000千件
・2月予想:4,100千件
・2月結果:4,580千件
・前月比:+14.5%
・前年同月比:-22.6%

予想を大きく上回り、販売件数が回復しています。
前年同月比ではまだ大きくマイナスですが、12月、1月が底のような結果となっています。

2023/3/21アメリカ中古住宅販売件数

中古住宅販売価格(中央値)

・1月:$359,000
・2月:$363,000
・前月比:+1.1%
・前年同月比:-0.2%

前年同月比では下落傾向が続いていますが、2月分は1月分よりも価格が上昇しています。
CPIの結果からは、住宅費が上昇していることから、インフレ抑制にはローン金利とともに住宅価格下落傾向が必要となります。

2023/3/21アメリカ中古住宅販売価格(中央値)

新築住宅販売件数

・1月:633千件
・2月予想:655千件
・2月結果:640千件
・前月比:+1.0%
・前年同月比:-19.0%

3か月連続の回復となりましたが、予想を下回る結果となりました。前年同月比では-19.0%であり、まだ大きなマイナスが続いています。

2023/3/23アメリカ新築住宅販売件数

新築住宅販売価格(中央値)

・1月:$427,000
・2月:$438,000
・前月比:+2.5%
・前年同月比:-4.5%

2022年の夏ごろをピークに落ち着きつつある状態です。
CPIの結果からは、住宅費が上昇していることから、インフレ抑制にはローン金利とともに住宅価格下落傾向が必要となります。

2023/3/23アメリカ新築住宅販売価格(中央値)

購買担当者指数(PMI)

●総合PMI
・2月:50.1
・3月予想:47.5
・3月結果:53.3
予想を上回る結果。12月を底に上昇傾向となっています。
サービス業中心に企業側のマインドが好転してきています。

●製造業PMI
・2月:47.3
・3月予想:47.0
・3月結果:49.3
予想を上回る結果。12月を底に上昇傾向となりました。
ただし、好不況の境目と言われている50は5か月連続下回っています

●サービス業PMI
・2月:50.6
・3月予想:50.5
・3月結果:53.8
予想を上回る結果。8月、12月を底に上昇傾向となっています。
好不況の境目と言われている50を2か月連続上回りました。

2023/3/24アメリカ購買担当者指数

次週注目の経済指標

・3/28:コンファレンスボード消費者信頼感指数
・3/30:2022年4Q GDP確定値
・3/31:個人所得
・3/31:個人消費支出(PCE)
・3/31:シカゴ購買部協会景気指数
が発表されます。中でも個人消費支出が非常に注目されています。

 
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株価につながる重要指数

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

FOMC前後で様相が異なっています。

FOMC前(3/22)

2023年政策金利確率 CME FedWatch FOMC前

FOMC前のシナリオ)
・2023年3月:+0.25% 
・2023年5月:+0.25% ここがターミナルレート:5.00~5.25%
・2023年6月:維持
・2023年7月:利下げ開始。

FOMC後(3/23)

2023年政策金利確率 CME FedWatch FOMC明け

3月FOMCは利上げが0.25%となりました。
FOMC後に予想ターミナルレートが4.75~5.00%と下がっています。つまり3月FOMCで最後の利上げとなることが想定されています。そして7月から順次利下げとなると市場は予想しています。

FOMC後のシナリオ)
・2023年5月:維持
・2023年6月:維持
・2023年7月:利下げ開始。

FOMCドットチャートでは、2023年末で5.125%(中央値)であり、市場と当局のGAPが大きい結果となっています。

週末(3/25)

2023年政策金利確率 CME FedWatch 週末(3/25)

現在のシナリオ)
・2023年5月:維持
・2023年6月:維持
・2023年7月:利下げ開始。

FOMC直後から大きく変化は無い状態ですが、毎回のFOMCで利下げが想定されています。
市場は楽観視が強くなっている状態です。

長期金利

●3/24終了時点

・2年金利:3.775% (先週末比:-0.073%)
・5年金利:3.411% (先週末比:-0.093%)
・10年金利:3.380%(先週末比:-0.056%)
・30年金利:3.650%(先週末比:+0.018%)
地銀経営破綻、経営不安の影響で特に短期側金利の値動きが大きい

●10年金利
金融不安から、長期金利は急落中。長期金利下落=国債価格上昇であるため投資家は一気に国債へ資金移動していることが分かります。今週は50日移動平均線(紫ライン)と200日移動平均線(赤ライン)を挟んだ展開でしたが、最終日の3/24は、完全に200日移動平均線を下抜けしています。
アメリカ10年金利チャート
●10年金利と2年金利との差
差がマイナスだとリセッション兆候と言われています。
先週まではマイナス幅が拡大方向でしたが、短期側金利が一気に下落したため、長短金利差が縮小しています。
アメリカ10年と2年の金利差チャート

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

為替(ドル円)

金融不安からドル売り円買いが加速しています。
200日移動平均線(赤ライン)で反落した後、右肩下がりで円高傾向となっており、130円を挟む攻防となっています。ここを完全に割り込むと127.5円が次のサポートライン。そうなると日本株は厳しくなる可能性があります。

為替ドル円日足チャート

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原油価格WTI

先週まで、100日移動平均線(黄色ライン)と50日移動平均線(紫ライン)が上値レジスタンスライン、下値サポートラインは72.5と70USDでしたが、そこを下抜けました。
今週は2021年12月水準の65USDまで下落した後、やや反発。

原油WTI日足チャート

日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年3月4週日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2023年3月4週日米主要株式指数結果 過去4週比較

●アメリカ株
長期金利下落により、グロース株中心に全指数上昇となりました。

・NYダウ:+1.18%
・NASDAQ:+1.66%
・S&P500:+1.39%

●日本株
円高に振れていることや世界各国の金融不安により下落圧力が強い状態です。
その中で日本株は割安であり、企業業績も堅調であるため、株価も底堅い状態が続いています。

・日経平均:+0.19%
・TOPIX:-0.21%
・マザーズ:-1.03%

2022年は1年を通じて

・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果

となりました。金利が下がっていくときはグロース株優位な展開はあると思いますが、リセッションが起きるとグロース株は厳しくなることが予想されています。
FRBがタカ派姿勢が続くとなるとグロース株が再度下落する可能性も出てきています。
一方で、大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。

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日本市場振り

主要指数結果

今週は3/21が春分の日で休みであった為4日間の取引となりました。
・3/17にアメリカ株が下落したのを受け、休日前ということもあり3/20の日本株は下落
・3/20,21とアメリカ株が上昇下のを受け、3/22は急反発
とアメリカ株の影響を大きく受けた週となりました。

2023年3月4週 日本株式指数推移

日経平均日足チャート分析

日経平均日足チャート分析

3/3に上値レジスタンスラインを一気に上抜けした後、3/9までは非常に強いチャートでした。しかしアメリカ地銀経営破綻で一気に下落。元々のレンジに戻ってきました。今週はもともとの上値レジスタンスラインで抑えつけられているような格好となりました。

TOPIX日足チャート分析

TOPIX日足チャート分析

3/3に上値レジスタンスラインを一気に上抜けした後、3/9までは非常に強いチャートでした。しかしアメリカ地銀経営破綻で一気に下落。元々のレンジに戻ってきました。今週は、先週末と変わらず、元々のレンジの真ん中くらいの位置しています。

マザーズ指数日足チャート分析

マザーズ指数日足チャート分析

過去1年間成績

水:マザーズ指数 -1.05%
橙:TOPIX    -1.32%
青:日経平均   -2.58%

日経平均とTOPIXは、1年間を通じてヨコヨコの展開が続ていることが分かります。

日本市場株式指数 過去1年間推移

セクター成績

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

●セクターヒートマップ

2023年3月4週東証セクターヒートマップ

●セクター成績TOP10

2023年3月4週東証セクター成績TOP10

●2023年全セクター成績

2023年東証セクター成績一覧

上昇:23業種、下落:10業種と上昇業種が多い週となりました。
・金利下落を受け、電気機器やサービス業といったグロース株が上昇
・割安感が強い素材株が上昇
・金融不安を受け、銀行株や保険株が下落
・金融先行き不透明感で不動産業も大きく下落

アメリカ市場振り返り

主要指数結果

FOMCがあった3/22以外は上昇となりました。
市場は7月から利下げに転じると予想しており、長期金利下落しています。その影響で株価が上昇基調となっています。

2023年3月4週アメリカ主要株式指数結果

円安基調が一服してきています。2022年は、1年を通じて見ると、大きく円安に振れた一年になっています。
・2022年初:115円
・2022年終:131.1円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。

NYダウ日足チャート分析

NYダウ日足チャート

三角持ち合いを下抜けてから弱いチャートとなっています。現在は200日移動平均線(赤ライン)を挟む展開が続いています。

NASDAQ総合指数日足チャート

NASDAQ総合指数日足チャート

平行サポートラインで複数回反発してきています。
上値レジスタンスライン(12,300ポイント)も平行であり長い目で見るとレンジ相場。
50日移動平均線(紫ライン)と200日移動平均線(赤ライン)とでゴールデンクロス。チャート的には上昇傾向であり、12,300の上値を超えられるか注目です。

S&P500日足チャート分析

S&P500 日足チャート

三角持ち合いを下抜けた後、3,800ポイントで反発。50日移動平均線(紫ライン)が上値を抑えているような形となっています。

過去1年間推移

マイナス幅が大きい結果が続いています。
青:NYダウ -7.12%
水:S&P500 -12.15%
橙:NASDAQ総合指数 -16.68%

アメリカ市場株式指数 過去1年間推移

ヒートマップ

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2023年3月4週アメリカ市場ヒートマップ

グロース株が多いテクノロジー、コミュニケーションサービスセクターが上昇。
また、先行き不透明の中であるため、ディフェンシブの生活必需品と製薬が上昇。
一方で金融不安から銀行や不動産セクターが下落となっています。

セクター別成績

2023年アメリカセクター成績履歴

上昇:9セクター、下落:2セクターと上昇が多い週となりました。

【上昇】
・コミュニケーションサービス:2週連続1位
・テクノロジー:2週連続2位
・生活必需品:ディフェンシブとして堅調
【下落】
・不動産:金融不安から先行き不透明感があり下落しやすい
・公共事業:本来上昇局面と感じますが、先週の急反発もあり利確?

上位下位3セクターの大手株結果を下記にてまとめています。

TOP:コミュニケーションサービス:+3.12%

この6か月非常に強い状態が続いています。
特にメタプラットフォームズは6か月で+72%と爆上げとなっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ネットフリックスNFLX8.20%1.46%10.21%38.53%-12.31%11.36%
アクティビジョン・ブリザードATVI6.84%9.50%11.20%9.55%6.73%10.24%
メタプラットフォームズMETA5.32%19.75%72.02%44.24%-3.49%71.19%
アメリカンモヴィルAMX4.07%0.93%12.49%24.87%8.49%13.79%
アルファベットGOOGL3.76%16.01%17.70%5.29%-23.75%19.51%
AT&TT2.65%-3.82%2.53%14.59%5.90%1.09%
ベライゾンVZ2.36%-2.26%-0.32%-5.68%-26.11%-4.42%
ウォルトディズニーDIS0.94%-7.52%8.24%-7.91%-31.65%8.29%
TモバイルTMUS0.06%-1.51%0.76%5.55%14.19%1.81%
コムキャストCMCSA-0.31%-4.70%2.39%10.63%-22.79%2.72%

No.2:テクノロジー:+1.82%

エヌビディアは6か月で+113%と爆上げとなっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
アクセンチュアACN8.80%0.28%1.15%3.69%-15.13%1.93%
エヌビディアNVDA4.10%13.16%62.29%113.19%4.47%83.24%
台湾セミコンダクターTSM3.71%3.01%20.29%22.69%-11.92%24.57%
アップルAAPL3.39%7.26%18.31%4.92%-5.85%23.34%
オラクルORCL3.23%-0.64%7.99%33.29%9.48%7.67%
セールスフォースCRM2.82%15.81%45.86%26.58%-9.97%43.34%
ASMLASML2.18%1.48%11.46%46.82%-2.68%18.51%
ブロードコムAVGO0.82%8.97%13.35%33.20%6.14%13.78%
シスコシステムズCSCO0.64%2.64%5.98%22.75%-7.29%6.02%
マイクロソフトMSFT0.41%10.13%14.79%16.43%-6.32%16.99%

No.3:生活秘術品:+1.73%

堅調な銘柄が多いセクターとなっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ユニリーバUL4.56%1.36%0.55%12.55%14.86%2.07%
ディアジオDEO4.24%1.71%-0.87%4.20%-9.33%0.54%
モンデリーズMDLZ3.98%4.50%3.21%15.45%13.59%3.59%
アンハイザー・ブッシュ・インベブBUD3.79%2.29%2.91%28.02%5.91%3.56%
プロテクターアンドギャンブルPG2.65%4.76%-3.37%7.72%-2.72%-3.19%
ペプシコPEP2.26%1.58%-1.87%6.22%9.55%-0.87%
ウォルマートWMT1.72%-0.20%-2.33%6.30%-0.11%0.01%
コストコCOST1.69%0.43%7.19%1.66%-10.60%8.49%
コカ・コーラKO1.47%1.35%-4.55%2.77%0.83%-4.26%
フィリップモリスPM-4.26%-9.10%-9.72%-5.26%-0.55%-10.33%

ワースト1:不動産:-1.16% 

ローン金利上昇、金融不安から下落基調が強い状態が続いています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
プロロジスPLD0.86%-5.63%2.71%7.82%-25.57%3.81%
クラウンキャッスルCCI-0.61%-3.58%-3.75%-17.28%-24.62%-4.56%
アメリカン・タワー・コーポレーションAMT-0.86%-1.16%-5.21%-14.25%-14.69%-5.78%
エクイニクスEQIX-1.32%-3.49%2.37%11.89%-3.69%4.07%
パブリック ストレージPSA-3.07%-2.62%1.03%-4.12%-18.97%2.29%

ワースト2:公共事業:-1.13%

原料高騰などの背景もあり、弱い銘柄が多くなっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ナショナル・グリッドNGG2.56%2.09%7.59%11.35%-11.12%8.29%
ザ・サザン・カンパニーSO1.02%5.95%-3.03%-9.68%-0.29%-3.95%
ネクストエラ・エナジーNEE0.03%3.87%-10.58%-9.40%-8.33%-9.46%
センプラSRE-1.76%-8.27%-8.91%-13.04%-10.44%-7.61%
アメリカン・エレクトリック・パワーAEP-1.78%-1.79%-6.56%-9.90%-7.21%-6.17%
デューク・エナジーDUK-2.10%-2.55%-7.41%-9.85%-11.66%-8.37%
ドミニオンエナジーD-2.83%-6.04%-10.36%-31.37%-34.06%-12.21%
エクセロンコーポレーションEXC-4.51%-3.82%-5.61%-3.45%-7.92%-6.92%

ワースト3:一般消費財:+0.63%

決算発表後急落した中国のECサイト運営PDDホールディングスが今週は足を引っ張った形となっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
アリババBABA6.40%-7.71%-1.04%7.67%-25.88%-1.35%
テスラTSLA5.71%-5.77%38.41%-34.02%-42.83%54.58%
トヨタ自動車TM2.37%-1.66%-0.59%-1.73%-22.26%0.05%
マクドナルドMCD1.55%1.71%1.18%9.43%14.91%2.96%
ナイキNKE0.27%0.63%4.26%22.49%-9.24%3.16%
スターバックスSBUX-0.36%-4.99%-0.33%16.10%14.06%-0.87%
アマゾンAMZN-0.83%2.41%13.09%-16.35%-39.95%16.82%
ホームデポHD-1.86%-5.44%-11.38%5.16%-10.73%-10.40%
ロウズカンパニーLOW-4.00%-6.31%-6.41%0.71%-14.24%-4.91%
PDDホールディングスPDD-19.56%-14.11%-13.93%16.55%49.72%-9.31%

アメリカ主要銘柄決算(四半期)

大手株に絞って決算発表をまとめました。

PDDホールディングス(PDD)

中国のECサイト運営会社
3月20日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +46.2% の 398.2 億元。 アナリスト予想より -3.3%
●EPS: 前年同期比 +2.46 の 8.34 元。 アナリスト予想より -0.16 元
通期業績
●売上高: 前年同期比 +39.0% の 1305.6 億元。
●EPS: 前年同期比 +17.89 の 27.45 元。

・4Q決算は前年同期比で増収増益売上高・EPSとも予想を下回る結果
・通期決算は前年同期比で大幅な増収増益。
決算発表後に株価が-14.2%と急落しています。

PDDホールディングス(PDD)決算発表後株価

PDDの株価とチャート — NASDAQ:PDD — TradingView
PDD Holdings Incのリアルタイム価格を取得する簡単な方法。ライブのPDDDRのチャート、ファンダメンタル、市場ニュースを表示します。

ゲームストップ(GME)

ゲーム販売会社大手
3月21日 引け後に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 -0.9% の 22.3 億ドル。 アナリスト予想より +2.3%
●EPS: 前年同期比 +0.63 の 0.16 ドル。 アナリスト予想より +0.29 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 -1.4% の 59.27 億ドル。
●EPS: 前年同期比 +0.12 の -1.02 ドル。

4Q決算は前年同期比で減収増益売上高・EPSとも予想を上回る結果。予想外に黒字化達成
通期決算は前年同期比で減収増益。赤字幅縮小
決算発表後に株価が40%を超える暴騰となっています。

ゲームストップ(GME)決算発表後株価

GMEの株価とチャート — NYSE:GME — TradingView
GameStop Corporationのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やGMEの財務や市場ニュースもチェック。

ナイキ(NKE)

スポーツ用品最大手
3月21日 引け後に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +14.0% の 123.9 億ドル。 アナリスト予想より +8.0%
●EPS: 前年同期比 -0.08 の 0.79 ドル。 アナリスト予想より +0.24 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 +11.4% の 383.92 億ドル。
●EPS: 前年同期比 -0.28 の 2.57 ドル。

3Q決算は前年同期比で増収減益売上高・EPSとも予想を上回る結果EPSは2四半期連続下落
前年同期比売上高:中国での売り上げは-8%であったものの、北米は+27%、欧州は+17%と堅調
通期決算(9か月)は前年同期比で増収減益
決算発表後に株価は若干下落となっています。

ナイキ(NKE)決算発表後株価

ナイキの株価とチャート — TradingView
Nike, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やNKEの財務や市場ニュースもチェック。

ゼネラル・ミルズ(GIS)

食料品大手。シリアルや高級アイスのハーゲンダッツが有名
3月23日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +13.0% の 51.26 億ドル。 アナリスト予想より +3.8%
●EPS: 前年同期比 +0.13 の 0.97 ドル。 アナリスト予想より +0.05 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 +6.8% の 150.64 億ドル。
●EPS: 前年同期比 +0.36 の 3.18 ドル。

3Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSとも予想を上回る好決算
通期決算(9か月)は前年同期比で増収増益。
通期ガイダンス:売上高・EPSともに市場予想を上回る
決算発表後に株価は約3%上昇しています。

ゼネラル・ミルズ(GIS)決算発表後株価

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General Mills, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やGISの財務や市場ニュースもチェック。

アクセンチュア(ACN)

コンサルティング会社
3月23日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +5.0% の 158.1 億ドル。 アナリスト予想より +1.3%
●EPS: 前年同期比 +0.15 の 2.69 ドル。 アナリスト予想より +0.20 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 +5.2% の 315.62 億ドル。
●EPS: 前年同期比 +0.45 の 5.77 ドル。

2Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSとも予想を上回る好決算
通期決算(6か月)は前年同期比で増収増益
来四半期ガイダンス:売上高は予想を下回る
通期ガイダンス:売上高・EPSともに市場予想を上回る
決算発表後に株価は約+7.3%上昇しています。

アクセンチュア(ACN)決算発表後株価

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Accenture plcのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やACNの財務や市場ニュースもチェック。

ダーデン・レストランツ(DRI)

米国最大規模のレストラン事業者
3月23日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +13.9% の 27.9 億ドル。 アナリスト予想より +2.2%
●EPS: 前年同期比 +0.41 の 2.34 ドル。 アナリスト予想より +0.11 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 +9.8% の 77.2 億ドル。
●EPS: 前年同期比 +0.25 の 5.41 ドル。

3Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSとも予想を上回る好決算
通期決算(9か月)は前年同期比で増収増益。
通期ガイダンス:売上高・EPSともに市場予想を上回る
決算発表後に株価は比較的荒い動きをした後、当日はやや下落しています。

ダーデン・レストランツ(DRI)決算発表後株価

DRIの株価とチャート — NYSE:DRI — TradingView
Darden Restaurants, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やDRIの財務や市場ニュースもチェック。

次週の注目決算

日付ティッカー会社名時価総額
(十億USD)
2023/3/27BNTXバイオンテック31.112
2023/3/28MUマイクロンテクノロジー66.736
2023/3/28LULUルルレモン・アスレティカ41.628
2023/3/28WBAウォルグリーン・ブーツ・アライアンス28.204
2023/3/29CTASシンタス44.342
2023/3/29PAYXペイチェックス39.233
次週は、引き続き金融不安がどうなるか?インフレ指標として消費支出(PCE)が特に注目されています。

このような状況下のため、安全資産のゴールドにも注目です。

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