【久しぶりに日米指数が反落】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年6月4週目

市場振り返り
この記事は約14分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。

●アメリカ
 ・パウエル議長が年内2回利上げを再度示唆
 ・購買担当者景気指数(PMI)はサービス部門が高い
 
●日本
 日経平均、TOPIXが久しぶりに反落
  日経平均は11週ぶりの下落で、大きく下げました。

2023年6月4週目:6月19日~6月23日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

ホント久しぶりに下落しましたね。
このまま夏枯れ相場になるのかな?

今までが上がりすぎていたので、やっと調整が入ったような印象ですね。日経平均やNASDAQはずっと上昇してきたため日足のRSIは70を大きく超えていました。

先週末比)
・NYダウ: -1.67%
・NASDAQ: -1.44%
・S&P500: -1.39%
・日経平均: -2.74%
・TOPIX: -1.55%
・マザーズ: -0.01%

今後も引き続きインフレ指数との戦いになりそうですが、今までが右肩上がりにずっと上がってきた為、夏枯れ相場になってもおかしくはないかと思っています。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、

日付時間主要経済指標等
6月19日  休場 
6月20日21:305月住宅着工件数
6月20日21:305月建設許可件数
6月22日23:005月中古住宅販売件数
6月23日22:456月購買担当者景気指数(PMI)

 

が注目されました。経済のすそ野が広い住宅関連指数と企業側の景況感が示されるPMIが発表されました。

現在の市場マインド
・インフレが高止まり:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・インフレが予想通り:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・インフレが予想以上に鈍化:FRBがハト派➡長期金利下落➡株高へ

住宅着工・建築許可件数

2023/6/20 アメリカ住宅着工・建築許可件数

住宅着工が予想外に大きく上昇となりました。
住宅建築許可➡着工という流れであり、許可件数も底を打ったような感じになっていることから、住宅市場は回復基調になってきていることが読み取れます。

しかしながら、すそ野が広く、様々なモノ・サービスへ影響する分野であるため、回復基調ということはインフレ抑制とは逆行してしまうということとなり、株式市場としてはウエルカムでは無い結果となりました。

中古住宅販売件数

2023/6/22 アメリカ中古住宅販売件数

アメリカにおいては中古住宅の方が新築住宅販売よりも多く、影響度が強い指標となります。前月・予想も超える結果となり、中古住宅販売についても底を打っているような結果となりました。

中古住宅販売価格(中央値)

2023/6/22 アメリカ中古住宅販売価格中央値

前年同月比からすると下落基調が続いていますが、実数で見ると2023年1月を底に急回復してきていることが分かります。価格は上昇、金利も再度上昇傾向ということから、再度住宅市場は冷え込む可能性もあります。

購買担当者景気指数(PMI)

2023/6/23 アメリカ購買担当者景気指数(PMI)

引き続き製造業が弱く、サービス業は強い結果が示されました。
製造業は予想を大きく下回り、逆にサービス業は前月を下回るものの予想を上回る結果。
企業側マインドが強すぎるとインフレ指標も根強くなることから、今後も注視が必要です。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
6月27日23:005月新築住宅販売件数
6月27日23:006月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
6月29日21:301-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)
6月30日21:305月個人所得
6月30日21:305月個人消費支出(PCE)
6月30日22:456月シカゴ購買部協会景気指数 

月末の6/30にインフレ指数としてFRBが最も重視するPCE価格指数が発表されます。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
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2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/6/24 2023年アメリカ政策金利予想 fedWatch

6/14FOMCで年内2回利上げが示唆されましたが、市場は1回の利上げに留まると考えています。6/22にパウエルFRB議長が議会証言で年2回利上げがある旨を答弁しましたが、上図の通り、パウエル議長発言後も市場は1回利上げとなると考えており、市場と当局との開きがある状態です。

現在のシナリオ)
・7月に利上げを実施する見込み
・2023年中は利下げ無
・利下げは2024年から?

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年6月4週 日米株式指数結果

●過去4週履歴

2023円6月4週 日米主要株式指数結果 過去4週履歴

日経平均は11週ぶり下落、NASDAQは9週ぶり下落となり、久しぶりの全指数下落となりました。

●アメリカ
FOMCでの年内2回利上げ示唆に続き、議会証言でパウエル議長の年内2回利上げ発言があり、市場は1回利上げをまだ想定しているものの、やはりインパクトはあったようです。
またイギリスが一気に0.5%利上げを発表したことも市場に動揺を与えたようです。

今まで上昇しすぎていることもあり、今週は1%以上下落となりました。

先週末比)
・NYダウ: -1.67%
・NASDAQ: -1.44%
・S&P500: -1.39%

●日本株
久しぶりの反落となりました。
アメリカや中国の株価が冴えない+円安ドル高が一気に加速しています。
円安は日本株にとっては追い風に働くことが多いですが、円安スピードが速すぎることや、今まで上昇しすぎていることもあり、調整週となりました。

まだまだ日本は追い風局面
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
 ➡6/16に日銀は金融緩和継続表明で、更に円安へ
・日銀による金融緩和継続。世界中見ても日本のみ
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
など日本株に追い風が吹いています。

先週末比)
・日経平均: -2.74%
・TOPIX: -1.55%
・マザーズ: -0.01%

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日本市場振り

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

ヒートマップ

2023年6月4週 東証セクターヒートマップ

先週と打って変わって下落したセクターが多いことが分かります。
・5日連続下落:化学、医薬品
・4日連続下落:石油石炭、精密機器

全業種データ

2023年東証セクター週間・月間成績一覧

2023年6月4週 東証セクター成績TOP10

上昇:9業種
下落:24業種

と下落業種が大半を占めました。原油価格が冴えないこともあり、逆に空運や電気ガス業種が上昇という結果となりました。自動車関係や半導体関係は、今まで上昇してきたことからガス抜き下落。

決算資料見るのは時間と労力がかかりますが、IR BANKなら視覚的にも分かりやすく決算がまとめられています。

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アメリカ市場振り

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2023年6月4週 アメリカ株ヒートマップ

ヘルスケア、生活必需品が「マシ」ですが、先週と打って変わってテクノロジー、不動産、エネルギー、素材株中心に下落している銘柄が多いことが分かります。

セクター成績

2023年アメリカセクター成績週間・月間推移

2023年6月4週 アメリカセクター成績

全セクターが下落という結果となりました。
金利も上昇局面となっていることから不動産が下落。ドル指数も堅調であることから素材株も下落。テクノロジー株も今まで上昇一辺倒であったことから調整が入りました。

一方で軟調であったヘルスケアと生活必需品が「マシ」な結果。やはりディフェンシブセクターであるため大きくは崩れないですね。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

青塗りつぶし:半導体・ソフトウェア関連が強い
ピンク塗りつぶし:一部のヘルスケアがが弱い➡逆にチャンスか?

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
メルクMRKヘルスケア4.75%1.17%9.95%4.46%28.53%3.29%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス2.45%17.02%41.34%146.59%85.26%139.93%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア2.38%-0.51%1.51%-8.31%-2.59%-10.03%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財1.75%12.47%31.02%51.81%18.71%53.96%
ビザV金融1.49%2.21%3.13%11.78%18.43%10.49%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア1.08%8.42%37.94%27.58%49.61%25.42%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア1.07%5.53%9.50%-5.80%-5.84%-6.32%
アップルAAPLテクノロジー0.36%8.81%17.46%41.10%37.92%43.68%
テスラTSLA一般消費財0.27%38.13%33.49%86.21%8.69%108.31%
マスターカードMA金融0.20%1.62%7.18%10.75%20.14%9.23%
ペプシコPEP生活必需品0.19%0.00%5.93%2.67%14.84%2.99%
アッヴィABBVヘルスケア0.02%-4.63%-12.48%-15.36%-7.89%-15.90%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品0.01%0.62%3.25%-1.33%7.19%-2.05%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品-0.05%-0.33%2.14%-2.53%0.08%-3.79%
ホームデポHD一般消費財-0.40%1.99%5.95%-4.46%11.83%-4.76%
ノバルティスAGNVSヘルスケア-0.69%0.44%22.03%11.42%23.53%10.99%
セールスフォースCRMテクノロジー-0.86%1.67%12.08%63.56%25.46%58.45%
コストコホールセールCOST生活必需品-0.90%8.16%7.52%14.55%14.02%14.88%
マクドナルドMCD一般消費財-0.92%1.24%7.53%8.48%19.28%10.01%
エヌビディアNVDAテクノロジー-1.04%37.54%55.23%162.41%158.00%188.83%
アドビADBEテクノロジー-1.26%30.86%31.36%43.32%32.68%44.03%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融-1.34%3.76%12.36%11.01%24.26%8.53%
ウォルマートWMT生活必需品-1.44%4.82%10.53%7.92%28.81%9.64%
サーモフィッシャーサイエンティフィックTMOヘルスケア-2.04%-0.17%-5.58%-0.81%0.96%-4.81%
エクソンモービルXOMエネルギー-2.10%0.30%5.30%-1.25%10.79%-4.69%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア-2.13%-2.70%6.34%20.33%48.19%17.53%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス-2.20%-0.18%15.85%37.43%9.73%38.66%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融-2.96%1.65%9.47%6.24%20.55%3.54%
シスコシステムズCSCOテクノロジー-3.08%2.90%1.21%6.25%15.52%5.65%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー-3.11%12.68%7.74%34.77%20.02%36.81%
エクソンモービルXOMエネルギー-3.30%-3.76%-0.98%-4.02%16.55%-7.16%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア-3.35%-2.63%7.23%6.50%13.49%6.37%
ファイザーPFEヘルスケア-3.65%-3.38%-4.68%-25.37%-21.95%-25.25%
マイクロソフトMSFTテクノロジー-3.76%6.27%20.66%38.55%32.35%39.70%
シェブロンCVXエネルギー-4.38%-3.51%-2.05%-12.35%2.35%-15.68%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー-5.52%2.41%5.08%23.92%43.75%27.73%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融-5.52%-2.90%2.89%-13.79%-14.88%-16.21%
オラクルORCLテクノロジー-6.25%20.40%35.16%46.58%78.33%45.14%
ブロードコムAVGOテクノロジー-6.94%19.76%28.62%51.12%65.72%47.04%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財-7.90%2.46%-1.85%-1.16%-19.24%-3.60%
トヨタ自動車TM一般消費財-8.80%9.91%12.89%10.48%-3.62%12.30%

次週は重要な経済指標として消費支出(PCE)があります。
また、アメリカ決算はスポーツ用品大手のナイキ、半導体大手のマイクロンテクノロジーです。
finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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