【米国経済強い➡株高へ】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年7月4週目

市場振り返り
この記事は約15分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
今週は日米とも中央銀行会議+決算ラッシュ週で、荒い値動きをした銘柄も数多くありました。
 
●アメリカ
 ・GDP成長が予想よりも高い
 ・FOMCで0.25%利上げとなったものの、織り込み済み内容
 ・決算ラッシュで予想を上回る業績企業が多い
 ・インフレ指数(GDPデフレーター、PCEデフレーター)が順調に鈍化
など、経済が底堅く推移しながらインフレ指数が鈍化しており、経済後退(リセッション)の懸念が減ってきています。FOMC後のパウエル議長も「リセッションは見込んでいない」とコメントをしています。
 
●日本
 ・低PBR企業に資金が継続して入ってきている

 ・日銀がイールドカーブコントロール(YCC)修正決定
  ➡報道はあったものの、市場はショッキングで荒い動き
 ・為替相場が右往左往している
 
2023年7月4週目:7月24日~7月28日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

36年ぶりにNYダウが13連騰となりましたね!
日銀政策変更はビックリしました・・・

日銀政策変更はサプライズでしたね~。
先週に植田総裁コメントで政策変更は無いと思われましたが、7/27に修正報道があり7/28の日銀会合でイールドカーブコントロール(YCC)修正が決定されました。

・長期金利0.5%上限➡0.5%を目途
・上限は1.0%。
・短期金利はマイナス金利のまま

金融緩和は継続しつつも、市場をけん制するような形となりました。
発表直後は為替・金利・株価など荒い値動きをしましたが、夜には落ち着き、先物日経平均はプラスに転じています。

一方でアメリカは0.25%利上げを決定。
パウエル議長発言も想定内となっており、完全に織り込み済み内容でした。また、大型株中心に予想を上回る好決算で非常に強い米経済ということが改めて認識されました。

こうした中、先週末比で日本新興企業が多いマザーズ指数以外は上昇しました。

・NYダウ: +0.66%
・NASDAQ: +2.02%
・S&P500: +1.01%
・日経平均: +1.41%
・TOPIX: +1.26%
・マザーズ: -0.19%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

 

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週の2023年2QGDP速報、個人所得、個人消費支出、PCE価格指数(デフレーター)など重要な指標が目白押しとなりました。

日付時間主要経済指標等
7月24日22:457月購買担当者景気指数(PMI) 
7月25日23:007月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
7月26日23:006月新築住宅販売件数
7月26日27:00米連邦公開市場委員会(FOMC)
7月27日21:302Q GDP、速報値
7月28日21:306月個人所得(前月比)
7月28日21:306月個人消費支出(PCE)

購買担当者景気指数(PMI) 

2023/7/24 米国購買担当者景気指数(PMI) 

製造業:好不況の分岐点である50を9か月連続下回るものの、予想を大きく上回る
サービス業:予想を下回るものの50を6か月連続上回る

総合ではサービス業の影響が強く、予想を下回りましたが、堅調な企業マインドであることが分かります。

消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 

2023/7/25 米国消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 

6月分が上方修正され、7月分は予想を遥かに上回る内容でした。
インフレが続いていますが、アメリカ消費者の景況感は非常に強い状態であることが分かります。

新築住宅販売件数

2023/7/26 米国新築住宅販売件数

2023/7/27 米国新築住宅販売価格(中央値)

5月分が下方修正され、6月分は予想を下回りました。購入価格も下げ止まる中、ローン金利も非常に高い状態が続いているため、手を出しにくい結果となっています。
しかしながら前年同月比で見ると+23.8%と大きな伸びとなっており、上昇ムードが強くなってきています。住宅市場は、すそ野が広い業界であるため今後の動きにも注目です。

2Q GDP、速報値

2023/7/27 米国GDP

GDPは年率換算で+2.4%成長となり、1Qを上回る結果でした。
更に個人消費支出(PCE)は予想を上回り、更にインフレ指数であるGDPデフレーターは予想を大きく下回る結果となり、米経済がソフトランディングできるのでは?という期待感が出てきています。

個人所得と個人消費支出(PCE) 前月比

2023/7/28 米国個人所得と個人消費支出(PCE) 前月比

個人所得は前月比で予想を下回るもののプラス成長が続いています。
個人消費支出(PCE)は予想を上回り、2023年に入ってからプラス成長が続いています。

消費支出(PCE)価格指数 対前年同月比

PCE価格指数(デフレーター)は、FRBが重要視するインフレ指標となります。
特に食料品とエネルギーを除く指数であるコア指数は非常に注目されています。

2023/7/28 米国消費支出(PCE)価格指数 対前年同月比

2023/7/28 米国消費支出(PCE)価格指数 対前年同月比 詳細

6月分はほぼ予想通りの結果であり、順調にインフレが抑制されてきていることが分かります。総合についてはエネルギーが前年同月比でマイナス成長が続いているため、+3%まで落ちてきています。コア指数も長らく前年同月比+5%前後を推移していましたが、6月は商品価格がマイナス成長になったこともあり、大幅下落となりました。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
7月31日22:457月シカゴ購買部協会景気指数 
8月1日23:007月ISM製造業景況指数 
8月2日21:157月ADP雇用統計(前月比)
8月3日23:007月ISM非製造業景況指数
8月4日21:307月非農業部門雇用者数変化
8月4日21:307月失業率 
8月4日21:307月平均時給

次週は雇用統計が非常に注目されています。

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2023~2024年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/7/29 fedWatch FOMC時政策金利確率

7/26のFOMCで0.25%利上げが決定されました。これで政策金利は5.25~5.50%となり、22年ぶりの高水準となりました。

今後の政策金利については、インフレ抑制が出来つつある結果が出てきていることから、 7月FOMCでの利上げが最後と市場は予想しています。また、2024年3月までは政策金利維持➡2024年5月以降順次利下げと予測していることが分かります。

しかしながら、FRBとしては年内に残り1回利上げを示唆していることもあり、このあたりがGAPとして懸念点ではあります。

現在のシナリオ)
・7月に利上げ
・9月以降は維持
・2024年5月~利下げ

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は中々落ちず、ここ最近は再び上昇傾向が続きました。中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

上期を終え、当初の予想よりも債券利回りが高い状態が続いています・・
そんなかインド・ブラジル株含め新興国が比較的堅調な状態となっており、金利さえ下がればもっと上がる可能性があると思っています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年7月4週 日米主要株価指数結果

●過去4週履歴

2023年7月4週 日米主要株価指数結果 過去4週推移

●アメリカ
FOMCが想定範囲内であり、大手各社の決算が順当な結果となり、株価は上昇ムードとなっています。その中で、値動きは小さいもののNYダウが13日連続上昇と力強さが戻っています。

先週末比)
・NYダウ: +0.66%
・NASDAQ: +2.02%
・S&P500: +1.01%

●日本株
6月までの勢いは弱くなってきていますが、日本企業決算も比較的良好となっています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
 ➡日銀金融政策変更で市場は一時的に混乱・・・
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP

マザーズ指数が6週連続下落と軟調ですが、日経平均とTOPIXは上昇しています。

先週末比)
・日経平均: +1.41%
・TOPIX: +1.26%
・マザーズ: -0.19%

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日本市場振り

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ヒートマップ

2023年7月4週 東証セクターヒートマップ

・6日連続上昇:陸運業
・5日連続上昇:金属製品
・3日連続下落:建設業、輸送機器

為替が大きく変動し、一時的に円高にシフトしたことから自動車関連が下落しました。
また、7/28の日銀金融政策変更で銀行株と保険業が大きく上昇しています。

全業種データ

2023年東証セクター成績推移 月間・週間推移

2023年7月4週 東証セクター成績TOP10

上昇:32業種
下落:1業種

と食料品以外上昇しました。

中でも銀行株と資源株が大きく上昇しました。
・銀行株:日銀政策変更で利ザヤが稼げる銀行株が急騰
・鉄鋼:低PBR企業に注目

・資源株:原油価格上昇

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アメリカ市場振り

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2023年7月4週 アメリカ株ヒートマップ

半導体、好決算発表のアルファベット、メタプラットフォームズのコミュニケーションサービスが大きく上昇しています。

一方でリスクオン相場になっていることからディフェンシブセクターの公共事業やヘルスケアが下落しています。

セクター成績

2023年アメリカセクター成績推移

2023年アメリカセクター成績推移

上昇:8セクター
下落:3セクター
2023年好調のハイテク関連や利上げ終焉が見えつつある為、素材株が上昇しました。
メタプラットフォームズやアルファベットの好決算を受け、コミュニケーションサービスがTOPセクターとなっています。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

青塗りつぶし:半導体・ソフトウェア関連・自動車が堅調
黄色塗りつぶし:金融、エネルギーセクターがやや復調
緑塗りつぶし:一部のヘルスケア/生活必需品が回復

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス10.61%14.09%36.44%120.96%91.93%170.47%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス10.46%10.32%23.23%35.95%17.27%50.27%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財9.09%18.87%19.04%-16.60%-2.17%14.14%
エヌビディアNVDAテクノロジー5.51%13.70%71.71%136.09%162.79%219.90%
アッヴィABBVヘルスケア4.95%13.84%1.33%2.34%-0.20%-6.66%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー3.71%-0.06%20.55%7.93%15.10%35.40%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー3.61%-0.80%14.16%5.04%31.53%31.47%
ホームデポHD一般消費財3.40%8.11%12.74%5.60%10.86%4.91%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア2.87%0.52%-3.32%8.09%5.69%5.21%
トヨタ自動車TM一般消費財2.67%4.40%21.55%14.90%4.44%22.38%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア2.52%7.07%7.04%3.31%0.74%-1.23%
テスラTSLA一般消費財2.47%3.98%66.33%66.24%-3.05%116.30%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品2.28%4.28%-0.04%10.81%7.39%3.20%
アップルAAPLテクノロジー2.03%3.48%16.28%36.03%24.90%50.72%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財1.70%2.46%20.39%33.25%9.29%57.39%
アドビADBEテクノロジー1.66%9.63%42.39%44.57%34.65%57.15%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融1.26%13.22%14.49%12.09%36.16%17.01%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融1.17%4.69%7.23%12.50%20.50%13.24%
コストコホールセールCOST生活必需品0.98%5.73%12.38%13.05%7.85%23.40%
ウォルマートWMT生活必需品0.97%2.95%5.63%12.45%26.32%12.78%
ブロードコムAVGOテクノロジー0.34%6.11%45.50%50.32%70.48%60.93%
エクソンモービルXOMエネルギー0.26%-1.18%-10.84%-11.55%13.75%-5.57%
アクセンチュアACNテクノロジー0.24%4.58%14.56%15.06%6.06%18.25%
シェブロンCVXエネルギー0.11%2.55%-4.84%-15.40%6.44%-11.49%
ペプシコPEP生活必需品0.08%3.60%0.33%11.80%10.91%5.34%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品0.06%3.24%-1.88%2.75%-0.84%-1.78%
サーモフィッシャーサイエンティフィックTMOヘルスケア-0.06%10.13%3.47%-2.69%-3.45%2.03%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融-0.25%13.64%10.42%-9.73%-5.03%-3.68%
マクドナルドMCD一般消費財-0.53%0.78%-0.23%7.03%13.57%11.57%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア-0.71%6.00%2.54%2.12%-5.93%-5.14%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア-0.77%-0.05%17.45%31.74%39.38%25.32%
ノバルティスAGNVSヘルスケア-0.79%5.83%1.49%15.96%20.09%14.84%
シスコシステムズCSCOテクノロジー-1.03%2.40%11.88%7.76%16.69%9.34%
セールスフォースCRMテクノロジー-1.08%6.33%15.14%36.65%25.12%70.15%
マスターカードMA金融-1.14%3.35%5.16%4.17%14.48%13.01%
オラクルORCLテクノロジー-1.41%-0.46%22.04%29.12%52.88%41.90%
ビザV金融-1.46%3.42%2.94%4.91%12.01%13.47%
マイクロソフトMSFTテクノロジー-1.57%0.75%11.00%36.44%25.91%41.09%
シェルSHELエネルギー-3.22%2.18%0.43%4.14%18.51%7.01%
ファイザーPFEヘルスケア-3.56%-0.61%-6.89%-18.49%-30.57%-29.61%
メルクMRKヘルスケア-3.67%-5.43%-7.66%-0.50%16.56%-4.16%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア-4.73%0.66%-4.94%14.74%34.97%16.61%

次週は重要指標として雇用統計があります。
また、アメリカ大手決算発表ラッシュが本格化しています。
アップル、アマゾン、など時価総額1,000億ドル以上銘柄のハイテク・グロース株決算が相次ぎます。finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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