【アメリカ・日本株】週間振り返り~2022年10月3週目

2022年10月3週日米市場振り返り市場振り返り

2022年10月17日~10月21日までの株式市場振り返りです。

 

日本株はイマイチでしたが、アメリカ株は急反発でしたね。

今週は、市場にインパクトが強い経済指標もあまり無い週でした。そのため、悪材料出尽くしもあり、値ごろ感で買戻しがあったと思われます。

また、アメリカは3Qの決算発表ラッシュが始まり、想定よりも良い業績を上げている銘柄が多かったことも、株価を押し上げる一因になりました。決算については、最終稿にまとめていますのでご確認ください。

10/14のアメリカ株はハイテク株が特に暴落してから、週明けの10/17、10/18は大幅反発。10/21には、FRB関係者が金融引き締め過ぎに懸念を表明したとの報道があり、利上げペース鈍化の可能性が好感され株価が急騰しました。

●NYダウ:+4.89%

●NASDAQ総合指数:+5.22%
●S&P500:+4.74%
●日経平均:-0.74%
●TOPIX:-0.85%
●マザーズ:+1.19%

アメリカ指数は先週末比で5%前後の急反発となりました。
日本の指数はハイテク株の多いマザーズ指数がプラスとなり、比較的リスクオンの相場となった週であったことが分かります。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ⑥アメリカ主要銘柄決算内容

の順でまとめています。

 
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  1. アメリカ経済指標
    1. 住宅建築着工件数 
    2. 中古住宅販売件数
    3. 次週注目の経済指標
  2. 株式以外の重要指標
    1. 11月FOMCでの利上げ確率
    2. 11月FOMCでの利上げ確率
    3. 2023年の金利見通し
    4. アメリカ長期金利推移
    5. 為替(ドル円)
    6. 原油価格WTI
  3. 主要指数成績
  4. 日本市場振り
    1. 主要指数結果
    2. セクター成績
  5. アメリカ市場振り返り
    1. 主要指数結果
    2. ヒートマップ
    3. セクター別成績
      1. TOP:エネルギー:+7.37%
      2. No.2:テクノロジー:+6.67%
      3. No.3:素材:+6.37%
      4. ワースト1:ヘルスケア:+1.88%
      5. ワースト2:生活必需品:+2.44%
      6. ワースト3:不動産:+2.50%
  6. アメリカ主要銘柄決算内容
    1. バンクオブアメリカ (BAC)
    2. チャールズシュワブ (SCHW)
    3. ゴールドマンサックス (GS)
    4. ジョンソンエンドジョンソン (JNJ)
    5. ロッキードマーティン (LMT)
    6. ネットフリックス (NFLX)
    7. ステートストリート (STT)
    8. ユナイテッド航空 (UAL)
    9. アボットラボラトリーズ (ABT)
    10. ASML (ASML)
    11. インターナショナル・ビジネス・マシーンズ (IBM)
    12. ラムリサーチ (LRCX)
    13. プロテクターアンドギャンブル (PG)
    14. PPGインダストリーズ (PPG)
    15. トラベラーズ (TRV)
    16. プロロジス (PLD)
    17. クラウンキャッスル (CCI)
    18. キンダーモルガン (KMI)
    19. アメリカン航空 (AAL)
    20. ダナハー (DHR)
    21. ダウ (DOW)
    22. フィリップモリス (PM)
    23. スナップ (SNAP)
    24. AT&T (T)
    25. テスラ (TSLA)
    26. ユニオンパシフィック (UNP)
    27. アメリカンエキスプレス (AXP)
    28. ベライゾン (VZ)
    29. 次週決算発表の注目銘柄

アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、
・10/19:住宅着工件数
・10/20:中古住宅販売件数
の発表がありました。

住宅建築・販売は自動車産業と同様に、裾野が広い業態であるため、今後の経済状況の先行指数として見ることが出来ます。

今週の指標から、住宅建築・販売は鈍化してきていることが確認されました。
住宅関連企業や大型家電などの企業の業績が今後落ちてくることが想定されます。

住宅建築着工件数 

・前月:156.6万件
・予想:146.5万件
・結果:143.9万件
右肩下がりに着工件数が下がっており、そして予想を若干下回る結果でした。
住宅建築は裾野が広い業態であるため、他業種にも影響が出てくるものと思われます。

アメリカ住宅建築着工件数

中古住宅販売件数

・前月:478万件
・予想:470万件
・結果:471万件
予想は若干上回りましたが、右肩下がりに販売件数が下がってきています
新築も減少してきていることから、住宅関連や大型家電についても余波が広がってくると思われます。

アメリカ中古住宅販売件数

次週注目の経済指標

次週は、次に指標に注目です。

・10/24:10月購買担当者景気指数(PMI)  製造業・非製造業・総合
・10/25:10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
・10/26:9月新築住宅販売件数
・10/27:3Q GDP速報値発表
・10/28:個人所得、個人消費支出(PCE)
・10/28:ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)

株式以外の重要指標

11月FOMCでの利上げ確率

0.75%利上げ確率が95%とほぼ織り込みが終わりました。

2022年11月FOMC利上げ確率

11月FOMCでの利上げ確率

12月も11月に続いて0.75%利上げになる見通しが急激に増えていましたが、
10/21に「一部のFRB当局者らは政策の引き締め過ぎを懸念」との報道があり、利上げペース減速?の可能性が出てきました。
その影響で12月は0.50%利上げ確率が52%と最も高くなっています。

2022年12月FOMC利上げ確率

2023年の金利見通し

現時点では4.75~5.00%で利上げ打ち止めになる公算が高い状態です。
2022年11月は0.75%、12月は0.50%利上げ確率が最も高く、2023年2月に0.50%利上げ以降は維持され、2023年末に利下げになる目論見となっています。
しかしながら、FOMCメンバーからは利下げが否定されてはいるため、予断は許さないとは思います。

2023年政策金利目標確率

アメリカ長期金利推移

10年債券利回りは、10/21に最大で4.335%となりましが、長い上髭陰線で終了しています。一部の報道の利上げペース鈍化に市場は反応した形です。

・2年金利:4.479%
・5年金利:4.345%
・10年金利:4.221%
・30年金利:4.342%
明らかに逆イールドとなっています。
→リセッションの兆候は変わらず

アメリカ10年債券利回り日足チャート

アメリカ債券利回り日足チャート 2年と10年の差

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

為替(ドル円)

アメリカの長期金利が上昇していく中、日本は金融緩和を継続している唯一の先進国であるため、通貨安が加速しています。
152円に差し迫った10/21に為替介入があり、151.944円→146.165円まで一気に約6円「円高」になりました。
ただし円安へとシフトしていく流れは環境的に変わっていないため、また150円を目指す展開が続くと思われます。

ドル円日足チャート

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原油価格WTI

ロシアによるウクライナ侵攻で、ヨーロッパの電力不足が心配されること、景気鈍化による原油使用量先細りと原油価格は、プラスとマイナスが拮抗している状態が続いています。
そのため比較的ヨコヨコの展開が続いている状態となっています。
現在、50日移動平均線(紫)が上値抵抗線レベルとなっており、85USDを挟んだ攻防となっています。

原油価格WTI日足チャート

主要指数成績

2022年10月3週日米主要株式指数結果

2022年日米主要株式指数結果履歴

アメリカ株は、先週末の急落から10/17、10/18と大きく反発しました。
また、10/21に、「一部のFRB当局者らは政策の引き締め過ぎを懸念」との報道があり、長期金利が下落→株価が大きく回復しました。

日本株は、グロース株で構成されているマザーズ指数が上昇しました。
これまで下がりすぎていることもあり、値ごろ感が出てきていることが要因と思われます。

昨年末比で見ると、
・ハイテク関連株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
大型エコノミー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。

日本市場振り

主要指数結果

2022年10月3週日本株式指数結果

アメリカ株と1日タイムラグがあり、それに追従していっています。
・10/14にアメリカ株急落→10/17に日本株下落
・10/17,18にアメリカ株反発→10/18、10/19に日本株上昇
・10/19、10/20アメリカ株下落→10/20、10/21に日本株下落
円安が止まらず、消費者物価指数が大きく上昇しています。
・総合指数:前年同月比+3.0%
・生鮮食品を除く総合指数:前年同月比+2.9%
・生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数:前年同月比+1.9%
他国に比べると低いインフレ指数ですが、もともと経済が伸びておらず賃金が上がっていない日本においては非常にピンチな状況です。

日銀の金融緩和は続くと思われますが、世界の流れは止められず景気は鈍化する可能性が高いと考えます。

セクター成績

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

2022年10月3週東証セクターヒートマップ

2022年東証セクター成績一覧

2022年10月3週東証セクターTOP10

プラスは6業種、マイナスは27業種とマイナスが多い週となりました。

<プラス>
・旅行関連株:インバウンド再開で空運が上昇
・海運株:割安/高配当で上昇
・金利差の利ザヤ:銀行株上昇

・ディフェンシブ:電気ガスが上昇。原発再稼働報道

<マイナス>
素材株関連:非鉄、鉄鋼、ガラス・土石、金属が下落

アメリカ市場振り返り

主要指数結果

2022年10月3週アメリカ主要株式指数結果

先週末の大幅マイナスからの反発が10/17、10/18とありました。
10/21は上述の通り利上げ減速可能性の報道があり、長期金利が下落した影響で株価が大きく上昇しました。

・NYダウ:50日移動平均線(紫)が上値抵抗線になってしまうのか?
・NASDAQ、S&P500:50日移動平均線(紫)から離れているため、上昇余地が高いです。

3Q決算発表が本格化しており、業績相場となってきています。

円安に大きく振れてきており、アメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。

ヒートマップ

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2022年10月3週アメリカヒートマップ

今週は赤い銘柄が少なく、ほぼ全面高となったことが分かります。

セクター別成績

2022年10月3週アメリカセクター成績

全セクターがプラスとなっています。

・TOP:エネルギーセクターでした。高金利・不景気下で強さが発揮されます。
・2位:テクノロジーセクター
・3位:素材セクター。工業系金属中心に上昇しました。
     最近乱高下が大きいセクターです。

TOP:エネルギー:+7.37%

原油価格自体はあまり大きく変動していませんが、高金利不景気に強いセクターであるため人気が堅調です。次週決算を控えており、注目です。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
シェブロンCVX8.15%11.81%16.64%7.60%54.99%47.58%
エクソン モービル XOM6.72%16.88%17.65%24.35%68.86%73.00%
コノコフィリップスCOP5.54%14.74%37.19%32.55%71.60%76.84%
シェルSHEL4.87%1.24%5.58%-4.51%8.47%22.10%

 

 

 

 

 

No.2:テクノロジー:+6.67%

台湾セミコンダクター以外大きく上昇しました。
中でも好決算を発表したASMLが+22%と暴騰しています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ASMLASML21.92%4.80%-14.24%-23.93%-41.31%-41.94%
オラクルORCL13.05%10.10%-2.89%-4.61%-24.51%-16.64%
セールスフォースCRM12.62%6.67%-9.66%-6.57%-44.73%-36.97%
エヌビディアNVDA11.04%-0.76%-26.77%-36.12%-45.06%-57.61%
アクセンチュアACN6.67%2.76%-6.82%-13.27%-22.34%-34.97%
シスコシステムズCSCO6.47%4.01%-3.47%-16.67%-23.15%-32.46%
アップルAAPL6.42%-3.58%-3.71%-8.97%-1.48%-17.06%
マイクロソフトMSFT5.93%0.47%-6.46%-11.64%-22.09%-28.01%
ブロードコムAVGO5.30%-5.84%-12.35%-23.38%-12.53%-32.41%
台湾セミコンダクターTSM-0.27%-15.71%-26.13%-33.37%-45.18%-47.01%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

No.3:素材:+6.37%

工業系金属中心に値上がりました。

名前1週間1か月3か月6か月1年年初来
11.40%13.81%6.05%-19.81%-2.81%-5.14%
アルミニウム10.44%11.49%-9.94%-38.55%-24.34%-32.15%
9.26%8.88%7.05%-23.88%-17.42%-19.86%
7.64%9.40%4.33%-30.65%-35.70%-28.47%
その他の貴金属と鉱業7.53%2.94%-1.00%-32.56%-44.27%-34.59%
農業投入物7.53%0.62%5.33%-11.89%25.16%14.73%
紙・紙製品6.99%10.65%9.92%-5.13%8.97%-4.84%
原料炭6.34%23.96%9.73%8.23%59.67%63.00%
6.06%2.74%0.27%-33.90%-23.25%-23.09%
その他の工業用金属および鉱業5.88%1.22%0.48%-17.34%-2.74%-7.14%
化学品5.59%2.76%-5.11%-15.24%-16.02%-18.79%
建材5.36%-0.96%-4.91%-13.40%-26.12%-32.88%
特殊化学品4.86%1.67%-7.73%-11.49%-20.73%-25.55%
木材と木材生産1.55%-6.56%-21.51%-20.58%-13.03%-22.47%
会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ベール SAVALE9.64%5.06%11.32%-12.34%9.74%4.42%
ニュートリエンNTR6.37%-6.00%0.97%-20.16%18.55%10.21%
リンデLIN4.71%5.20%0.08%-6.91%-7.38%-16.77%
BHPグループリミテッドBHP4.04%-1.86%-4.85%-17.11%0.77%-6.61%
リオ ティント RIO3.44%0.38%-6.89%-23.54%-14.55%-16.33%

 

 

 

 

 

 

ワースト1:ヘルスケア:+1.88%

決算で明暗が分かれましたが、ディフェンシブセクターであるため、比較的堅調に推移しています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ファイザーPFE4.88%0.85%-13.17%-6.61%4.88%-23.88%
ユナイテッドヘルスUNH4.01%3.14%0.80%2.46%20.68%6.29%
メルクMRK3.79%9.32%5.68%13.10%17.86%24.83%
アッヴィABBV2.88%2.83%-2.10%-5.12%35.22%8.61%
イーライリリーLLY2.83%9.62%2.78%22.26%41.30%23.37%
ジョンソンエンドジョンソンJNJ2.58%1.52%-2.17%-7.07%3.25%-1.38%
ノバルティスNVS2.02%-0.05%-10.43%-13.57%-8.94%-11.86%
ノボノルディスクNVO0.40%6.01%-10.10%-5.85%-0.18%-6.95%
サーモフィッシャーTMO-1.25%-4.53%-12.46%-11.50%-18.35%-25.55%
ダナハーDHR-3.59%-8.20%-10.53%-7.55%-21.29%-25.66%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワースト2:生活必需品:+2.44%

大手銘柄はすべてプラスと堅調です。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
コストコCOST5.18%-1.85%-9.63%-16.36%0.20%-15.77%
ウォルマートWMT4.88%2.56%3.62%-12.79%-6.82%-5.45%
ユニリーバUL3.03%-2.41%-5.47%-1.87%-16.52%-17.16%
プロテクターアンドギャンブルPG2.80%-5.60%-10.70%-20.26%-7.72%-21.40%
コカ・コーラKO1.78%-5.57%-10.02%-14.24%2.96%-5.49%
ペプシコPEP1.69%2.65%1.89%0.53%8.72%-0.37%
フィリップモリスPM1.47%-9.69%-9.73%-15.76%-10.37%-8.94%

 

 

 

 

 

 

 

 

ワースト3:不動産:+2.50%

現物資産として強みはありますが、住宅ローンが非常に高い状態であるため、年初来で見ると厳しい銘柄がほとんどです。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
エクイニクスEQIX5.78%-12.25%-17.69%-28.28%-34.01%-36.80%
パブリック ストレージPSA3.86%-2.08%-5.98%-24.31%-5.57%-18.69%
プロロジスPLD3.57%-5.03%-19.16%-38.91%-28.88%-38.77%
アメリカン・タワーAMT0.96%-19.43%-27.12%-28.38%-32.78%-35.88%
クラウンキャッスルCCI-3.18%-21.33%-27.94%-36.34%-30.54%-40.79%

 

 

 

 

 

 

アメリカ主要銘柄決算内容

https://jp.investing.com/
を参照しています。

決算スケジュールについては、
https://jp.tradingview.com/markets/stocks-usa/earnings/
をまとめています。

先週よりも数多くの大手銘柄が決算発表となりました。

バンクオブアメリカ (BAC)

銀行大手銘柄
3Qの業績は増収減益でした。

売上高前年同期比7.6%増の 245億ドル。アナリスト予想より+4.0%
EPS前年同期の水準から-0.04ドル。アナリスト予想より+0.03ドル

減益ながら予想を超える売上高、EPSとなりました
金利上昇を行け、純金利収入が大きく寄与した内容です。
決算を受け、株価は大きく上昇しています。

 

 

チャールズシュワブ (SCHW)

ネット証券大手
3Qの業績は増収増益でした。

売上高前年同期比20.4%増の 55億ドル。アナリスト予想より+1.5%
EPS前年同期の水準から+0.26ドル。アナリスト予想より+0.05ドル

増収増益+予想を上回る好決算となりました。
ただしアクティブ証券口座数や新規証券口座数、総顧客資産が予想を下回っています
時間外で株価は上昇するものの、そこから大きく下げました。

 

 

ゴールドマンサックス (GS)

総合金融大手
3Qの業績は減収減益となりました。

売上高前年同期比12.0%減の 119.8億ドル。アナリスト予想より+5.4%
EPS前年同期の水準から-6.68ドル。アナリスト予想より+0.45ドル

減収減益ながら予想を超える結果でした。
債券や為替部門が好調。投資銀行部門はこの市況化のため不振でした。
予想自体を上回る内容であったため、株価は上昇しました。

 

ジョンソンエンドジョンソン (JNJ)

大手総合医療銘柄
3Qの業績は増収減益となりました。

売上高前年同期比1.9%増の 237.9億ドル。アナリスト予想より+1.4%
EPS前年同期の水準から-0.05ドル。アナリスト予想より+0.03ドル

減益ながら、予想を上回る売上高・EPSとなりました。
通期ガイダンス売上高・EPSともに引き下げを行い、両方とも予想を下回る内容でした。
決算内容は良好でしたが、ガイダンスが予想よりも悪かったため
相殺され、株価は横ばいとなりました。

 

 

ロッキードマーティン (LMT)

大手兵器製造銘柄
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比3.4%増の 165.8億ドル。アナリスト予想より-0.5%
EPS前年同期の水準から+4.66ドル。アナリスト予想より+0.21ドル

増収増益でEPSは大幅増額。売上高は予想を若干下回りましたが、
EPSは予想を上回る結果となりました。
通期ガイダンスは売上高・EPSともに予想を下回りました
自社株買いを増額することも同時に発表されています。
決算発表を受け、株価は暴騰しています。

 

 

ネットフリックス (NFLX)

映像配信大手
3Qの業績は増収減益となりました。

売上高前年同期比6.0%増の 79.3億ドル。アナリスト予想より+1.0%
EPS前年同期の水準から-0.09ドル。アナリスト予想より+0.92ドル

減益ながら予想を大きく上回る好決算となりました。
EPSは予想を上回る結果となりました。
会員数が予想外に伸びたことが功を奏した結果となりました。
来四半期ガイダンスは売上高・EPSともに予想を下回る内容でしたが、予想外に会員数が伸びたことが好感され、株価は暴騰しました。

 

 

ステートストリート (STT)

大手投資機関銘柄
3Qの業績は減収減益となりました。

売上高前年同期比1.0%減の 29.6億ドル。アナリスト予想より-0.3%
EPS前年同期の水準から-0.18ドル。アナリスト予想より+0.05ドル

減収減益ながらEPSは予想を上回る結果でした。
金利上昇で純受取利息が予想以上に伸びたことが要因です。
決算発表後は横ばいの動きとなっていましたが、週末に暴騰となっています。

 

ユナイテッド航空 (UAL)

空運大手銘柄
3Qの業績は増収増益となりました。

売上高前年同期比66.5%増の 129億ドル。アナリスト予想より+1.4%
EPS前年同期の水準から+3.79ドル。アナリスト予想より+0.57ドル

大幅な増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算となりました。
来四半期ガイダンスEPSは市場予想を大きく上回る内容でした。
コロナ禍で苦しんでいた航空株が復活の兆しです。
決算発表後に株価は急伸しています。

 

アボットラボラトリーズ (ABT)

大手製薬銘柄
3Qの業績は減収減益となりました。

売上高前年同期比4.8%減の 104億ドル。アナリスト予想より+8.0%
EPS前年同期の水準から-0.25ドル。アナリスト予想より+0.20ドル

予想を上回る内容でしたが、減収減益となりました。
通期ガイダンスEPSは、予想を上回る内容でした。
予想を超えた内容でしたが、コロナ特需が落ち着きを見せているため
今後の見通しも減速する可能性があると思われます。
決算発表後に株価は大きく下落しました。

 

ASML (ASML)

大手半導体装置製造銘柄
3Qの業績は減収減益となりました。

売上高前年同期比5.2%減の 57.8億ドル。アナリスト予想より+1.8%
EPS前年同期の水準から-0.68ドル。アナリスト予想より+0.33ドル

減収減益ながら売上高・EPSともに予想を上回りました。
来四半期ガイダンス売上高も予想を上回る内容でした。
新規受注も過去最高を記録するなど、他の半導体銘柄と比べて
良い結果が出ています。
アメリカの対中規制について、大きな影響が無いことと述べられています。
決算を受け、株価は大きく上昇しています。

 

インターナショナル・ビジネス・マシーンズ (IBM)

世界最大級のIT銘柄
3Qの業績は減収減益

売上高前年同期比19.9%減の 141.1億ドル。アナリスト予想より+4.2%
EPS前年同期の水準から-0.6ドル。アナリスト予想より+0.02ドル

減収減益ながら売上高・EPSともに予想を上回りました。
通期ガイダンス:売上高を上方修正しています。
この結果から、株価は大きく上昇しました。

 

ラムリサーチ (LRCX)

大手半導体装置製造銘柄
1Qの業績は増収増益となりました。

売上高前年同期比17.9%増の 50.7億ドル。アナリスト予想より+2.8%
EPS前年同期の水準から+2.06ドル。アナリスト予想より+0.86ドル

大幅な増収増益でアナリスト予想も上回る好決算となりました。
売上高は過去最高を記録しています。
通期ガイダンス:売上高、EPSともに予想も上回る内容でした。
この結果から、株価は大きく上昇しました。

 

 

プロテクターアンドギャンブル (PG)

生活必需品大手
1Qの業績は増収減益となりました。

売上高前年同期比1.3%増の 206億ドル。アナリスト予想より+1.1%
EPS前年同期の水準から-0.04ドル。アナリスト予想より+0.01ドル

インフレや為替の影響で減益となりましたが、値上げなどで
大きな落ち込みも無く、予想を上回る決算となりました。
通期ガイダンス:売上高は下方修正、EPSは予想レンジの下限付近
見込んでいるとの発表でした。
株価は上昇しています。

 

PPGインダストリーズ (PPG)

世界最大級の塗料製造販売銘柄
3Qの業績は増収減益となりました。

売上高前年同期比2.3%増の 44.7億ドル。アナリスト予想より-0.7%
EPS前年同期の水準から-0.03ドル。アナリスト予想より-0.08ドル

アナリスト予想よりも売上高・EPSともに低い結果でした。
通期ガイダンス:EPSはアナリスト予想を下回る結果となっています。
株価は下落しています。

 

トラベラーズ (TRV)

保険大手銘柄
3Qの業績は増収減益となりました。

売上高前年同期比11.8%増の 93億ドル。アナリスト予想より+5.1%
EPS前年同期の水準から-0.40ドル。アナリスト予想より+0.37ドル

大幅な増収で、売上高・EPSともに予想も上回る好決算でした。
株価は大きく上昇しました。

 

プロロジス (PLD)

物流施設の不動産大手銘柄
3Qの業績は増収減益となりました。

売上高前年同期比68.3%増の17.5億ドル。アナリスト予想より+45.8%
EPS前年同期の水準から+0.39ドル。アナリスト予想より+0.02ドル

大幅な増収増益で、売上高・EPSともに予想も上回る好決算となりました。
好決算ながら株価は若干下落しています。

 

クラウンキャッスル (CCI)

通信インフラリースなどを手掛ける大手不動産銘柄
3Qの業績は減収増益となりました。

売上高前年同期比3.1%減の15.7億ドル。アナリスト予想より-9.2%
EPS前年同期の水準から+0.16ドル。アナリスト予想より-0.01ドル

増収ながら、予想を下回る売上高・EPSとなりました。
決算発表後、株価は下落しています。

 

キンダーモルガン (KMI)

中流エネルギー銘柄
3Qの業績は増収増益となりました。

売上高前年同期比35.6%増の51.8億ドル。アナリスト予想より+19.9%
EPS前年同期の水準から+0.03ドル。アナリスト予想より-0.04ドル

大幅な増収増益となりましたが、EPSは予想を下回る結果でした。
その影響で株価は下落しています。

 

アメリカン航空 (AAL)

世界一の航空会社
3Qの業績は増収増益となりました。

売上高前年同期比50.5%増の135億ドル。アナリスト予想より+1.4%
EPS前年同期の水準から+1.68ドル。アナリスト予想より+0.22ドル

大幅な増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算となりました。
来四半期ガイダンス:EPSはアナリスト予想を超える内容となっています。
今週決算を発表したユナイティッド航空同様に、コロナ禍で苦しんでいた
航空業界に明るい兆しが出てきています。
好決算ながら、事前に決算内容を発表しており、織り込み済み内容であったことから
株価はあまり反応していません。

 

ダナハー (DHR)

医療診断機器、歯科医療機器などを手掛ける医療品大手銘柄。
3Qの業績は増収増益となりました。

売上高前年同期比5.9%増の76.6億ドル。アナリスト予想より+7.3%
EPS前年同期の水準から+0.17ドル。アナリスト予想より+0.30ドル

増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算となりました。
好決算ですが、売上高成長率が鈍化してきています。
株価は下落となりました。

 

ダウ (DOW)

世界最大級の化学品大手銘柄
3Qの業績は減収減益となりました。

売上高前年同期比4.9%減の141.2億ドル。アナリスト予想より+5.2%
EPS前年同期の水準から-1.64ドル。アナリスト予想より+0.03ドル

減収減益ながら、売上高・EPSともに予想を上回る結果となりました。
自社株買いも発表しています。
株価はあまり反応しておらず、横ばいとなっています。

 

フィリップモリス (PM)

タバコ大手銘柄
3Qの業績は減収減益となりました。

売上高前年同期比1.1%減の80.3億ドル。アナリスト予想より+8.1%
EPS前年同期の水準から-0.05ドル。アナリスト予想より+0.16ドル

減収減益ながら、売上高・EPSともに予想を上回る結果となりました。
通期ガイダンス:EPSが予想を超える内容となっています。
株価はあまり反応しておらず、横ばいとなっています。

 

スナップ (SNAP)

ソーシャルメディア銘柄
3Qの業績は増収増益となりました。

売上高前年同期比5.6%増の11.3億ドル。アナリスト予想より+0.9%
EPS前年同期の水準から+0.13ドル。アナリスト予想より+0.32ドル

増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る結果となりました。
ただし売上成長率は5年前の上場以来最少となっており、
広告需要減少が響いています。
株価は暴落-28%と暴落しています。
広告収入に依存しているメタプラットフォームズやアルファベットも
株価が下落しました。

 

AT&T (T)

アメリカ通信大手銘柄
3Qの業績は減収減益となりました。

売上高前年同期比24.8%減の300億ドル。アナリスト予想より+0.4%
EPS前年同期の水準から-0.19ドル。アナリスト予想より+0.07ドル

減収減益ながら、売上高・EPSともに予想を上回る結果となりました。
通期ガイダンス:EPSは市場予想を若干下回るものの
従来予想よりも引き上げを行いました。
大きく暴落していた銘柄であり、今回の決算を受け大幅反発をしています。

 

テスラ (TSLA)

電気自動車最大手
3Qの業績は増収減益となりました。

売上高前年同期比55.9%増の214.5億ドル。アナリスト予想より-4.7%
EPS前年同期の水準から-0.81ドル。アナリスト予想より+0.02ドル

大幅な増収でしたが、売上高は予想を下回っています。
ドル高が進んだことや新工場での生産が予想よりも遅れたことなどで
コスト増がネックとなっている模様です。
ただ頻繁な値上げにより、売上高営業利益率は17.2%と同業他社に比べ
大きく上回る高収益企業となっています。
今までの決算時は予想を超える売上高であったのに対し、予想を下回ったことから
株価は大きく下げました。

 

ユニオンパシフィック (UNP)

アメリカ最大級の鉄道会社
3Qの業績は増収増益となりました。

売上高前年同期比18.0%増の65.7億ドル。アナリスト予想より+2.0%
EPS前年同期の水準から+0.62ドル。アナリスト予想より+0.11ドル

増収増益であり、売上高・EPSともに予想を上回る結果となりました。
通期ガイダンス:稼働率予想を引き上げました。
株価は他銘柄に釣られて下落しました。

 

アメリカンエキスプレス (AXP)

世界最大級のクレジット会社
3Qの業績は増収増益となりました。

売上高前年同期比24.4%増の136億ドル。アナリスト予想より+1.0%
EPS前年同期の水準から+0.20ドル。アナリスト予想より+0.06ドル

増収増益であり、売上高・EPSともに予想を上回る結果となりました。
通期ガイダンス:EPSが市場予想よりも下回る内容でした。
株価は下落しています。

 

ベライゾン (VZ)

アメリカ最大級の通信会社
3Qの業績は増収減益となりました。

売上高前年同期比4.0%増の34.2億ドル。アナリスト予想より+1.2%
EPS前年同期の水準から+0.09ドル。アナリスト予想より+0.03ドル

増収増益であり、売上高・EPSともに予想を上回る結果となりました。
ただし、新規契約者数が予想を大きく下回る結果であり、厳しい環境となっています。
株価は大きく下落しました。

 

次週決算発表の注目銘柄

来週も引き続き株多くの大手銘柄決算が発表されます。

日付銘柄名ティッカー
10月25日

マイクロソフト

MSFT

アルファベット

GOOGL

ビザ

V

コカ・コーラ

KO

テキサスインスツルメンツ

TXN

ユナイテットパーセル・サービス

UPS

レイセオン

RTX

ゼネラルエレクトリック

GE

スリーエム

MMM

シャーウィンウィリアムズ

SHW

ゼネラルモーターズ

GM

ツイッター

TWTR
10月26日

メタプラットフォームズ

META

サーモフィッシャー

TMO

ブリストルマイヤーズ

BMY

オートマチック・データ・プロセシング

ADP

ボーイング

BA

フォード

F

クラフトハインツ

KHC
10月27日

アップル

AAPL

アマゾン

AMZN

マスターカード

MA

メルク

MRK

マクドナルド

MCD

Tモバイル

TMUS

リンデ

LIN

コムキャスト

CMCSA

ハネウェル

HON

インテル

INTC

キャタピラー

CAT

S&Pグローバル

SPGI

アメリカンタワー

AMT

ギリアドサイエンシズ

GILD

アルトリア

MO

サザンカンパニー

SO
10月28日

エクソンモービル

XOM

シェブロン

CVX

アッヴィ

ABBV

ネクステラエナジー

NEE

 

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