【アメリカ・日本株】週間振り返り~2022年11月3週目

2022年11月3週日米市場振り返り市場振り返り
この記事は約25分で読めます。
 
 

2022年11月14日~11月18日までの株式市場振り返りです。

少し株価は下落しましたね。

今週は、
・ポーランドにミサイルが着弾したことにより市場が混乱
・大きなイベントも少なかったことから方向感に欠けていたこと
・先週までの急反発に対する利確の動き
米国金融当局高官のタカ派発言
などがあり、少し軟調な結果でした。特にタカ派発言で先週までの長期金利下落にストップがかかるような形となり、グロース株が売られやすい構図となりました。

先週末比で、日本のマザーズ指数以外が下落しました。
ハイテクグロース株の影響が強いNASDAQと日経平均が値を下げました。

・NYダウ:-0.01%
・NASDAQ総合指数:-1.57%
・S&P500:-0.69%
・日経平均:-1.29%
・TOPIX:-0.54%
・マザーズ指数:+2.90%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ⑥アメリカ主要銘柄決算内容

の順でまとめています。

 

アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、
・11/15:生産者物価指数(PPI)
・11/16:小売売上高
・11/17:住宅着工件数、住宅建築許可件数
・11/18:中古住宅販売件数
が注目されました。

生産者物価指数(PPI)

先週は消費者側の物価指数であるCPIが発表されましたが、今週は「生産者」側の物価指数となります。CPIは予想を下回り、インフレが抑制されつつあることが示唆されており、生産者側がどうなるのか?が注目されました。

対前年同月比

・前月:+8.4%
・予想:+8.3%
・結果:+8.0%
消費者物価指数(CPI)同様にPPIも前月、予想を下回り、物価抑制が出来つつあることが確認されました。

アメリカ生産者物価指数PPI 前年同月比

対前月比

・前月:+0.2%
・予想:+0.4%
・結果:+0.2%
前月と同等で予想を下回る結果で、インフレが鈍化してきていることが分かります。

 

アメリカ生産者物価指数PPI 対前月比

生産者物価指数(PPI)  コア

変動が大きい食料品とエネルギーを除いた結果です。

対前年同月比

・前月:+7.1%
・予想:+7.1%
・結果:+6.7%
エネルギーと食料品を除く「コア」指数も前月・予想を下回りました。
幅広くインフレ抑制がされつつあることが確認されました。

アメリカ生産者物価指数コアPPI 対前年同月比

対前月比

・前月:+0.2%
・予想:+0.4%
・結果:+0.0%
前月・予想を下回る結果で、右肩下がりになっていることからインフレが鈍化してきていることが分かります。

アメリカ生産者物価指数コアPPI 対前月比

小売業売上

・前月:+0.0%
・予想:+1.0%
・結果:+1.3%
前月・予想を上回る結果で、消費者側の勢いはまだ堅調

アメリカ小売業売上

小売業売上 コア

コア:自動車を除く指数

・前月:+0.1%
・予想:+0.6%
・結果:+1.3%
前月・予想を上回る結果で、消費者側の勢いはまだ堅調な状態となっています。

アメリカ小売業売上コア

MBA住宅ローン30年固定金利

住宅購買・建築関連は停滞してきており、その要因の多くはローン金利高騰によるものです。

2021年9月末までは3%前後であった金利が一気に上昇し
2022年11月現在は7%前後で推移しています。これにより住宅購入を諦める人が増加しています。

アメリカMBA住宅ローン30年固定金利

住宅建築許可数

・前月:156.4万件
・予想:151.2万件
・結果:152.6万件
10月分は予想を上回りましたが、 3月を境に右肩下がりとなっています。

アメリカ住宅建築許可数

住宅着工件数

・前月:148.8万件
・予想:141.0万件
・結果:142.5万件
10月分は予想を上回りましたが4月を境に右肩下がりとなっています。

アメリカ 住宅着工件数

中古住宅販売件数

・前月:471万件
・予想:436千件
・結果:443万件
10月分は予想を上回りましたが、1月を境に右肩下がりで減少しています。

アメリカ 中古住宅販売件数

次週注目の経済指標

・11/23:購買担当者景気指数
・11/23:新築住宅販売件数
・11/23:11月FOMC議事録発表

 
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株式以外の重要指標

12月FOMCでの利上げ確率

0.50%利上げ確率が約80%。
今週は、セントルイス連銀総裁やミネアポリス連銀総裁によるタカ派発言もあり、0.75%確率が若干上昇しています。

アメリカ12月FOMC利上げ確率

2023年の金利見通し

 

セントルイス連銀総裁やミネアポリス連銀総裁のタカ派発言により、先週末から比べてターミナルレートが引きあがっています。
4.75-5.00%から5.00~5.25%へ市場は再度織り込みつつあります。

2023年FOMC利上げ確率

アメリカ長期金利推移

●11/11終了時点
・2年金利:4.539%
・5年金利:4.010%
・10年金利:3.831%
・30年金利:3.930%

●10年金利
先週から大きく下落し8月以来久しぶりに50日移動平均線(紫)を下抜けました。
アメリカ金融高官のタカ派発言で17、18日は反発してきています。

●10年金利と2年金利との差
7/5~ずっとマイナスで、明らかに逆イールドとなっています。
→リセッションの兆候は変わらず
マイナス0.4%あたりでずっと推移していましたが、今週はマイナス0.7%まで一気に差が拡大しました。

アメリカ10年債券利回り日足チャート

アメリカ債券利回り日足チャート10年債と2年債差

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

為替(ドル円)

先週は8月以来約3か月ぶりに50日移動平均線(紫)をブレイク。更に昨年9月以来、約1年2か月振りに100日移動平均線(黄)を割り込みました。
今週はヨコヨコで推移しており、100日移動平均線が上蓋をしているような形になっています。

為替ドル円日足チャート

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原油価格WTI

先週は50日移動平均線(紫) と100日移動平均線(黄)の間のレンジ相場となっていましたが、17、18日に大きく下落してきています。一時77.2USDまで一気に下落しました。

原油価格WTI日足チャート

主要指数成績

●先週末比/昨年末比

2022年11月3週日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2022年11月3週日米主要株式指数 4週推移

●昨年末比推移

2022年日米主要株式指数 2021年末比推移

ポーランドにミサイル着弾したことにより市場が一時混乱したことや、アメリカ金融当局高官の政策金利についてタカ派発言があったことなどでアメリカグロース株が売られました。

・NASDAQ総合指数:-1.57%
・S&P500:-0.69%
・日経平均:-1.29%

昨年末比で見ると、

・日経平均とTOPIXは、あと少しでプラスとなるところ
・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
大型エコノミー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。

日本市場振り

主要指数結果

ポーランドにミサイル着弾した11/15深夜。翌11/16は一気に株価が下落しました。
しかしながら、ロシアからの意図的なミサイルでは無いという報道もあり、混乱が収束してきました。

日経平均とTOPIXは上昇レンジ相場となっています。
ただ長期的な移動平均線(50日、100日、200日)よりも高い所にすでにいるため、離れすぎによる上がりにくさが出てくる可能性もあります。

2022年11月3週日本株式市場結果

セクター成績

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

●セクターヒートマップ

2022年11月3週東証セクターヒートマップ

●上昇セクターTOP10

2022年11月3週東証セクター成績TOP10

●2022年セクター成績履歴

2022年東証セクター成績推移

プラスは12業種、マイナスは21業種と下落したセクターが多数を占めました。

<プラス>
繊維、医薬、食料品などのディフェンシブ株が上昇しました。

<マイナス>
・鉱業、石油石炭:原油価格下落に伴い株価も下落しています。
・精密機器、電気機器、機械:アメリカ金利上昇+円安一服で株価下落

アメリカ市場振り返り

主要指数結果

先週までの急騰からやや反発した週となっています。

移動平均線から見ると、
・NYダウ:長期移動平均線(50日、100日、200日)すべてを上抜けている
・NASDAQ:50日移動平均線(紫)と100日移動平均線(黄)の間のレンジ相場。
・S&P500:100日移動平均線(黄)と200日移動平均線(赤)の間のレンジ相場。
となっており、NASDAQ総合指数が最も上昇余地があります。

2022年11月3週アメリカ主要株式指数結果

円高基調が一服してきています。2022年は、1年を通じて見ると、大きく円安に振れた一年になっています。
・2022年初:115円
・2022年11月18日:140.3円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。

ヒートマップ

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2022年11月3週アメリカヒートマップ

ヘルスケア(特に製薬)と生活必需品のディフェンシブ株が大きく上昇していることが分かります。ボラティリティが高い相場では、ディフェンシブ株は安心してホールドできるのが魅力的です。
アマゾンとテスラが大きく下落していることも一目で分かります。

セクター別成績

2022年アメリカセクター成績一覧

4業種プラス、7業種マイナスとなりました。
今週はディフェンシブ株が堅調となっています。

TOP:生活必需品。グロース株が下落する一方で堅調に推移
2位:ヘルスケア。生活必需品同様に堅調
3位:公共事業。引き続き堅調

ディフェンシブセクターでかつバリュー株は引き続き強い結果が得られています。

TOP:生活必需品:+1.56%

ウォルマートとペプシコは年初来でもプラスとなっており、非常に堅調です。
後述しますが、ウォルマートは好決算を発表しており、やはり強いという感じです。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ウォルマートWMT5.37%12.04%11.64%26.03%4.94%3.83%
ユニリーバUL2.23%10.78%2.53%9.59%-6.06%-10.37%
ディアジオDEO2.14%8.57%-4.33%-2.55%-15.41%-19.31%
フィリップモリスPM1.92%13.23%-2.04%-4.81%5.17%1.35%
ペプシコPEP1.84%5.76%1.61%11.79%10.96%4.39%
コストコCOST1.59%12.71%-4.00%25.75%-1.08%-7.76%
プロテクターアンドギャンブルPG1.13%12.27%-4.53%0.55%-3.09%-12.84%
コカ・コーラKO-0.29%11.00%-4.77%0.26%10.34%3.26%

No.2:ヘルスケア:+0.62%

大手製薬の中でも、メルクとイーライリリーは年初来で30%を超えるプラスとなっており、非常に魅力的です。またアストラゼネカやアッヴィも年初来で10%を超えています。
暴落相場でも強いヘルスケアセクターであることが良く分かります。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
メルクMRK6.40%12.15%14.34%11.42%25.50%36.00%
ジョンソンエンドジョンソンJNJ4.11%6.72%5.14%-0.44%8.50%3.00%
アストラゼネカAZN3.66%19.72%-3.23%-1.72%14.74%11.71%
アッヴィABBV3.21%8.43%10.43%2.63%32.38%14.46%
イーライリリーLLY2.66%9.91%11.94%21.02%38.40%30.94%
ノバルティスNVS2.00%13.43%1.55%-4.16%4.55%-2.02%
ノボノルディスクNVO1.77%9.01%5.48%5.28%-1.38%1.29%
ユナイテッドヘルスUNH1.52%1.75%-2.68%9.11%17.92%5.55%
ファイザーPFE1.32%12.40%-1.37%-8.08%-6.19%-18.32%
サーモフィッシャーTMO-0.64%9.94%-7.09%-3.59%-16.06%-19.78%

No.3:公共事業:+0.29%

2週前発表の決算がイマイチであったドミニオンエナジーは引き続き下落しています。

会社業界ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
センプラ多様SRE2.06%12.95%-6.14%-1.42%28.60%19.32%
デューク・エナジー・コーポレーション電力DUK1.70%10.96%-13.62%-11.87%-1.61%-7.73%
ザ・サザン・カンパニー電力SO0.74%3.26%-17.12%-10.68%6.39%-4.39%
ネクストエラ・エナジー電力NEE-0.13%17.78%-6.03%16.82%-5.02%-10.88%
ドミニオンエナジー多様D-4.05%-8.15%-30.05%-28.33%-21.32%-24.69%

ワースト1:素材:-2.01%

長期金利下落に歯止めがかかったことから、ドル指数が上昇し、逆相関になりやすい貴金属が下落しました。大手企業はプラスが多い結果でした。

分類1週間1か月3か月6か月1年年初来
原料炭0.47%4.85%-2.78%0.93%90.25%59.04%
0.05%14.06%8.93%1.64%6.64%3.11%
紙・紙製品-0.73%9.62%7.19%1.95%10.74%1.33%
農業投入物-0.80%-0.58%-5.86%-8.61%16.22%12.31%
その他の工業用金属および鉱業-0.82%16.69%6.61%-5.67%17.83%3.77%
建材-1.39%16.54%0.95%3.60%-20.12%-23.84%
その他の貴金属と鉱業-1.73%9.04%10.76%-11.99%-38.66%-28.92%
木材と木材生産-1.75%15.63%-9.45%-6.81%-8.24%-12.69%
特殊化学品-2.23%14.07%0.40%-3.25%-16.36%-17.75%
アルミニウム-2.27%17.43%-3.92%-21.03%-12.43%-23.48%
-3.15%15.58%7.32%-15.81%-18.12%-14.84%
化学品-4.02%15.85%3.25%-4.80%-8.17%-8.77%
-4.06%23.28%23.10%0.03%-1.46%-6.96%
-4.26%10.43%11.53%-11.37%-34.65%-24.56%
会社業界ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ化学品APD2.78%24.40%13.63%24.79%0.08%-2.56%
ニュートリエン農業投入物NTR1.46%-5.80%-15.05%-19.81%12.64%3.46%
リンデ特殊化学品LIN1.42%18.67%13.23%6.26%1.18%-3.33%
BHPグループリミテッドその他の工業用金属および鉱業BHP1.19%21.74%2.50%-2.16%25.94%9.14%
シャーウィン・ウィリアムズ特殊化学品SHW1.18%19.29%-0.58%-6.94%-27.42%-31.84%
リオ ティントその他の工業用金属および鉱業RIO0.74%22.24%10.62%-6.26%9.71%-1.83%
ベール SAその他の工業用金属および鉱業VALE-2.46%9.68%18.01%-7.92%36.60%9.81%

ワースト2:一般消費財:-1.96%

中国企業はコロナ緩和検討報道もあり、株価は上昇しやすく、アリババが週足では大きく上昇しています。

マクドナルドはバリュー株であることから非常に堅調です。
一方でアマゾンやテスラは引きつぢ期厳しい結果となっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
アリババBABA13.72%11.75%-10.61%-7.27%-43.96%-32.25%
マクドナルドMCD0.73%9.45%3.96%16.87%7.85%1.98%
スターバックスSBUX0.59%12.86%15.30%33.47%-13.24%-16.26%
ロウズカンパニーLOW0.44%17.74%-0.03%13.67%-15.14%-18.78%
トヨタ自動車TM-0.05%7.47%-7.21%-9.75%-22.45%-22.73%
ホームデポHD-0.56%16.23%0.31%9.05%-22.83%-24.54%
ナイキNKE-0.63%21.41%-4.46%-2.39%-38.48%-36.75%
アマゾンAMZN-6.60%-18.32%-29.33%-12.50%-49.06%-43.53%
テスラTSLA-8.05%-13.07%-37.85%-18.58%-50.69%-48.85%

ワースト3:エネルギー:-1.87%

原油価格下落に伴い、今週は株価が下落しています。
ただ2022年は非常に大きなリターンが得られています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
トータルエナジーSETTE1.21%14.91%12.39%8.92%21.69%20.46%
シェルSHEL0.30%7.54%5.85%-4.11%24.12%28.89%
エクソン モービルXOM-1.64%7.84%19.22%22.01%76.20%83.17%
シェブロンCVX-1.86%8.30%16.63%9.04%59.89%55.94%
コノコフィリップスCOP-4.01%5.57%23.94%25.17%81.81%82.66%

アメリカ主要銘柄決算内容

https://jp.investing.com/
を参照しています。

決算スケジュールについては、
https://jp.tradingview.com/markets/stocks-usa/earnings/
をまとめています。

今週は小売業と中国企業、半導体関連の決算発表が相次ぎました。

タイソン・フーズ(TSN)

米国最大の加工鶏肉・牛肉の生産会社
4Qの業績は増収減益

売上高前年同期比7.3%増の137.4億ドル。アナリスト予想より+2.0%
EPS前年同期より-0.67ドル。アナリスト予想より-0.07ドル

売上高は予想を上回る増収でした。
EPSは予想を下回る減収
通期ガイダンス:売上高は予想を上回りました。
株価はやや下げています。

タイソンフーズ株価

TSNの株価とチャート — NYSE:TSN — TradingView
Tyson Foods, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やTSNの財務や市場ニュースもチェック。

ホームデポ(HD)

世界一のホームセンター小売企業
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比5.6%増の389億ドル。アナリスト予想より+2.6%
EPS前年同期より+0.32ドル。アナリスト予想より+0.12ドル

増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算
通期ガイダンス:売上高は予想を下回りました
決算発表後はやや下げましたが、すぐに元に戻しています。

ホームデポ株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-HD/

ウォルマート(WMT)

世界最大のスーパーマーケットチェーン
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比8.7%増の1528億ドル。アナリスト予想より+3.6%
EPS前年同期より+0.05ドル。アナリスト予想より+0.18ドル

増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算。
通期ガイダンス:売上高・EPSともに予想を上方修正し、自社株買い実施。
大きく株価は上昇しました。
ウォルマート株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-WMT/

ターゲット(TGT)

米国ディスカウントショップ2位の大手小売企業
3Qの業績は増収減益

売上高前年同期比3.3%増の265億ドル。アナリスト予想より+0.4%
EPS前年同期より-1.49ドルと約半分に低下。アナリスト予想より-0.52ドル

売上高は予想を上回る増収でしたが、EPSは大幅に下がり、予想を大きく下回りました
年末商戦は厳しい見通しを示しています。
前日決算発表の同業ウォルマートと対照的な決算であり、株価は急落しています。
ターゲット株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-TGT/

ロウズカンパニー(LOW)

世界二位のホームセンター小売企業
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比2.5%増の235億ドル。アナリスト予想より+1.6%
EPS前年同期より+0.46ドル。アナリスト予想より+0.19ドル

増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
通期ガイダンス:売上高・EPSともに予想を上回りました。
同社は連続増配が58年であり、堅実に推移しています。
株価は上昇トレンドを形成。
ロウズカンパニー株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-LOW/

TJXカンパニーズ(TJX)

アパレル、ホームインテリアなどを手掛ける大手小売り企業
3Qの業績は減収増益

売上高前年同期比2.6%減の122億ドル。アナリスト予想より-0.7%
EPS前年同期より+0.02ドル。アナリスト予想より+0.06ドル

売上高は予想を下回る減収でした。
EPSは予想を上回る増益
通期ガイダンス:EPSは市場予想を下回るものの、同社予測を上方修正しています。
決算発表後株価は上昇し、史上最高値を記録しています。

TJXカンパニーズ株価

TJXの株価とチャート — NYSE:TJX — TradingView
TJX Companies, Inc. (The)のライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やTJXの財務や市場ニュースもチェック。

シスコシステムズ(CSCO)

世界最大のコンピュータネットワーク機器開発会社
1Qの業績は増収増益

売上高前年同期比5.4%増の136億ドル。アナリスト予想より+2.3%
EPS前年同期より+0.04ドル。アナリスト予想より+0.02ドル

増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
来四半期及び通期ガイダンス:売上高が予想を上回る内容でした。
株価は大きく上昇しています。

シスコシステムズ株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-CSCO/

エヌビディア(NVDA)

画像処理半導体(GPU)の最大規模の企業
3Qの業績は減収減益

売上高前年同期比16.5%減の59.3億ドル。アナリスト予想より+2.2%
EPS前年同期より-0.59ドルとほぼ半減。アナリスト予想より-0.13ドル

売上高は大きく減収となりましたが、予想を上回る結果でした。
EPSは前年同期から約半分となり、予想を下回る減益となりました。
来四半期ガイダンス:売上高は予想を下回りました。
時間外で株価は上昇するものの、下落しています。

エヌビディア株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-NVDA/

キーサイト・テクノロジーズ(KEYS)

電気・電子計測機器メーカー
4Qの業績は増収増益

売上高前年同期比11.6%増の14.4億ドル。アナリスト予想より+2.9%
EPS前年同期より+0.32ドル。アナリスト予想より+0.15ドル

増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
来四半期及び通期ガイダンス:売上高・EPSともに予想を上回りました。
決算発表後、株価は上昇しています。
キーサイトテクノロジーズ株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-KEYS/

アプライド・マテリアルズ(AMAT)

世界最大の半導体製造装置メーカー
4Qの業績は増収増益

売上高前年同期比10.3%増の67.5億ドル。アナリスト予想より+4.7%
EPS前年同期より+0.09ドル。アナリスト予想より+0.28ドル

増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
来四半期及び通期ガイダンス:売上高・EPSともに予想を上回りました。
決算発表後、株価は上昇しています。

アプライドマテリアルズ株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-AMAT/

アリババ(BABA)

中国の企業間電子商取引のオンライン・マーケット運営企業
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比3.2%増の207.2億元。アナリスト予想より-0.6%
EPS前年同期より+1.72元。アナリスト予想より+1.18ドル

増収増益でしたが、売上高は予想を下回りました
11月上旬より株価は好調ですが、決算発表後、株価は下落しています。
アリババ株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-BABA/

パロ・アルト・ネットワークス(PANW)

サイバーセキュリティ企業
1Qの業績は増収減益

売上高前年同期比28%増の16億ドル。アナリスト予想より+3.2%
EPS前年同期より-0.81ドル。アナリスト予想より+0.14ドル

売上高は予想を上回る増収でした。
EPSは前年同期比で約半分と減少しましたが、予想を上回る結果でした。
来四半期及び通期ガイダンス:売上高・EPSともに予想を上回る内容でした。
株価は大きく上昇しています。
パロ・アルト・ネットワークス株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-PANW/

ネットイース(NTES)

中国のオンラインサービス企業。モバイルゲームなどの開発。荒野行動で有名。
3Qの業績は増収減益

売上高前年同期比3.8%増の35.6億ドル。
EPS前年同期より+0.75ドルと約2倍。

増収増益でEPSは大きく上昇しました。
11月上旬より株価は好調ですが、決算発表後、株価は下落しています。
ネットイース株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-NTES/

ロス・ストアーズ(ROST)

米国最大のオフプライス小売業者
3Qの業績は減益

売上高前年同期比28%増の16億ドル。アナリスト予想より+3.2%
EPS前年同期より-0.09ドル。アナリスト予想より+0.19ドル

売上高は前年同期と同水準であり、EPSは減益ながら予想を上回る結果でした。
来四半期及び通期ガイダンス:EPSが予想を上回る内容でした。
株価は爆上げしています。

ロス・ストアーズ株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-ROST/

次週決算発表の注目銘柄

来週も中国大手の決算発表が相次ぎます。

日付ティッカー会社名時価総額
(10億USD)
11月21日Aアジレント・テクノロジー43.28
11月21日DELLデル30.81
11月21日ZMズームビデオコミュニケーションズ24.30
11月22日MDTメドトロニック108.06
11月22日ADIアナログ・デバイセズ83.25
11月22日VMWヴイエムウェア49.48
11月22日DLTRダラー・ツリー36.58
11月22日BIDUバイドゥ33.58
11月22日HPQHP29.66
11月23日DEディア・アンド・カンパニー125.03
11月24日PDDピンドゥドゥ88.42

 

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