【日経平均バブル後最高値更新‼】今週を振り返り、明日からの投資を考えましょう♪ ~2023年5月3週目

市場振り返り
この記事は約15分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。

●アメリカ
 ・住宅関係指数
 ・小売売上高
 ・決算ラッシュ(特に小売業)
 ・パウエル議長発言
 ・債務上限上限問題

●日本
 ・先週までの良い流れが続き、日経平均とTOPIXはバブル後最高値
 ・決算発表ラッシュ(15日まで)

など株式市場には大きな刺激があった2023年5月15日~19日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

日本株がものすごい勢いですね‼
アメリカはNASDAQが良い感じ♪

日経平均とTOPIXは6週連続上昇、日経平均は7日連続上昇、TOPIXは6日連続上昇と強すぎますね♪チャート的には上がりすぎには見えますが。。

アメリカは、決算ラッシュもあり業績相場が続いています。
・パウエルFRB議長は6月の利上げは無いと示唆
・債務上限問題がくすぶっている
 ➡過去から見ても問題ないと市場は見ています。

➡NASDAQは4週連続上昇と勢い
があります。
経済指数は少しずつ悪化していますが、それでも堅調なアメリカ経済ということもあり、株価は耐えているというよりも、上昇してきています。

こうした中、先週末比で
・NYダウ: +0.38%
・NASDAQ: +3.04%
・S&P500: +1.65%
・日経平均: +4.83%
・TOPIX: +3.11%
・マザーズ: -0.02%
とマザーズ指数以外は上昇しました。特にハイテクグロースの影響が強く出るNASDAQ総合指数と日経平均が大きく上昇しました。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、

日付曜日主要経済指標等
5月16日4月小売売上高
5月16日4月鉱工業生産
5月16日4月設備稼働率 
5月17日4月住宅着工件数
5月17日4月建設許可件数
5月18日4月中古住宅販売件数

が注目されました。

現在の市場マインド
・インフレが高止まり:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・インフレが予想通り:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・インフレが予想以上に鈍化:FRBがハト派➡長期金利下落➡株高へ

鉱工業生産指数(前月差)と設備稼働率

生産活動を示す重要な指数となります。
設備稼働率については80%を超えると、投資が活発=好況になるとされています。

2023/5/16 鉱工業生産指数(前月差)と設備稼働率

鉱工業生産指数、設備稼働率ともに予想を前月及び予想を上回りました。
2022年12月を底に回復傾向が続いており、製造業が底堅く推移していることが分かります。

この状態であれば、インフレ鈍化が中々できてこないことを指し示すため、金融引き締めが長くなる可能性が出てくるような結果となりました。

小売売上高

コア:自動車関連を除いた指数

2023/5/16 小売売上高

自動車関連を除いたコア指数は予想を上回る結果でしたが、総合で見ると予想を大きく下回りました。2022年11月以降2023年1月を除いて対前月比で下落が続いていましたが、4月は上昇しており、アメリカ経済が底堅く推移していることが示唆されています。

この状態であれば、インフレ鈍化が中々できてこないことを指し示すため、金融引き締めが長くなる可能性が出てくるような結果となりました。

住宅着工・建築許可件数

住宅関連はすそ野が広い業種であり、経済の先行指数的な意味合いを持っています。

2023/5/17 アメリカ住宅着工・建築許可件数

住宅建築許可件数、着工件数ともに予想を下回りました。
しかしながら、2023年1月を底に底堅く推移していることが分かります。
住宅関連については、経済の先行指標として考えることが出来る為、アメリカ経済は底堅く推移していくものと考えられます。

中古住宅販売件数と価格

2023/5/18 アメリカ中古住宅販売件数

2023/5/18 アメリカ中古住宅販売価格中央値

中古住宅販売件数は予想を若干下回りましたが、2023年1月を底に底堅く推移しています。
また、中央値価格については2023年1月を底に反発し上昇してきていることが確認されています。
インフレが長引く可能性を示唆しています。

今週の指標からは、アメリカ経済は底堅く景気は悪くなっていないということが確認されました。
ただし金融不安も継続しており、パウエル議長は利上げはしないということを示唆しているため、現在の高い政策金利が当面維持される見込みと市場は考えているようです。

次週注目の経済指標

日付主要経済指標等
5月23日5月購買担当者景気指数(PMI) 
5月23日4月新築住宅販売件数
5月24日FOMC議事要旨 
5月25日1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
5月25日1-3月期四半期GDP個人消費・改定値
5月25日1-3月期四半期コアPCE・改定値
5月26日4月個人所得
5月26日4月個人消費支出(PCE)

FOMC議事要旨と個人消費支出(PCE)が特に注目されています。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
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2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/5/21 2023年政策金利確率 CME FedWatch 

FRBは年内の利下げは無いと明言していますが、市場は早くて11月には利下げが行われると考えていることが見えます。

・2023年末の市場予想は4.50~4.75%であり、2回利下げを予想
・景気減速懸念でFRBがハト派になるとの期待

先週から金融引き締めが長引くということを織り込み始めた様子が確認できます。

現在のシナリオ)
・2023年6、7、9月:維持
・2023年11月:利下げ開始

FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり、市場と当局のGAPが大きい結果が続いています。市場側は楽観的であり、当局はタカ派姿勢を崩していないということに注意が必要です。

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年5月3週 日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2023年5月3週 日米主要株式指数 過去4週推移

●アメリカ株
金利ダウン期待でNASDAQ指数が比較的堅調であることから、グロースの方が買われていることが分かります。

一方、金融不安が続いている金融セクターの比率が比較的高いNYダウは上昇しきれていないことが分かります。

先週末比)
・NYダウ: +0.38%
・NASDAQ: +3.04%
・S&P500: +1.65%

●日本株
日経平均とTOPIXはバブル後最高値を更新しました。海外からの投資が活発になってきています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
・日銀による金融緩和継続。世界中見ても日本のみ
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
など日本株に追い風が吹いています。

・日経平均: +4.83%
・TOPIX: +3.11%
・マザーズ: -0.02%

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日本市場振り

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

ヒートマップ

2023年5月3週 東証セクターヒートマップ

今週はハイテク関連株が非常に強い動きをしています。
電気機器(特に半導体)が7日連続上昇と強い状況が続いています。
一方でバリュー、ディフェンシブ株業種は弱含む結果となりました。市場はリスクオン状態であることが分かります。

全業種データ

2023/5/19 2023年東証セクター成績

上昇:28業種
下落:5業種

上昇業種

●電気機器)
半導体中心に上昇。SOX指数上昇や中国台湾問題もあり、日本での半導体生産準備が進んでいる状況も後押し。

●機械など輸出関連)
円安に大きく振れてきていることが後押し。

●金融、保険業)
決算で増配が相次ぐ

●卸売業)商社株
著名投資家ウォーレンバフェット氏が5大商社買い増し報道後から再度大きく上昇中

下落業種

●石油・石炭)
原油価格下落

●海運業)
バブル終焉を迎えそう

●鉄鋼)
年末年始で大きく上昇しましたが、息切れ中

上昇業種TOP10

2023年5月3週 東証セクター成績TOP10

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アメリカ市場振り

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2023年5月3週アメリカセクターヒートマップ

長期金利下落見込みもあり、GAFAMなどのハイテクグロースが大きく上昇していることが分かります。中でも半導体関連が大きく上昇しています。

一方で、ヘルスケア、公共事業、生活必需品といったディフェンシブセクターが弱含む内容であることが分かります。日本株同様にバリュー株が相対的に売られ、グロース株へ資金が流れているリスクオン状態となっていることが分かります。

セクター成績

2023/5/19 アメリカセクター成績一覧

テクノロジー、コミュニケーションサービスなどのハイテクグロース株比率が高いセクターの調子が良いことが分かります。

一方で公共事業や不動産、エネルギーなどが苦戦中。
不動産については、経済指標からも下げ止まった様子はありますが、ローン金利も非常に高く、まだ回復には時間がかかると思われます。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー10.97%3.68%2.75%16.53%2.26%24.29%
エヌビディアNVDAテクノロジー10.32%15.35%46.18%96.51%84.58%113.93%
ブロードコムAVGOテクノロジー8.10%7.78%14.55%33.32%19.57%22.02%
テスラTSLA消費者循環7.24%10.52%-13.52%-3.63%-23.86%46.24%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー7.18%9.54%6.45%20.34%31.36%27.01%
アマゾン・ドット・コムAMZN消費者循環5.43%11.98%19.60%19.70%8.53%38.39%
オラクルORCLテクノロジー5.10%8.45%17.83%28.73%50.57%25.81%
メタプラットフォームズMETA通信サービス5.06%15.29%42.09%116.94%27.78%104.12%
アルファベットGOOGL通信サービス4.47%16.59%30.11%24.19%9.71%39.14%
セールスフォースCRMテクノロジー4.24%6.51%27.36%35.61%33.71%58.65%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融3.79%-1.16%-2.15%4.55%15.90%3.79%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融3.77%-5.99%-20.48%-24.76%-19.41%-15.13%
マイクロソフトMSFTテクノロジー3.03%11.26%23.36%31.69%25.29%32.74%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融2.45%2.03%7.19%7.01%7.75%6.96%
イーライリリー アンド カンパニーLLY健康管理1.83%18.03%34.71%25.34%49.86%20.92%
アップルAAPLテクノロジー1.50%5.11%14.82%17.72%24.39%34.81%
マスターカードMA金融0.96%2.82%6.77%12.49%14.79%10.88%
ビザV金融0.83%-0.55%4.36%11.03%16.66%12.30%
サーモフィッシャーサイエンティフィックTMO健康管理0.52%-6.81%-5.77%-1.61%-2.73%-4.23%
エクソンモービルXOMエネルギー0.45%-8.11%-4.51%-5.89%17.22%-3.66%
ホームデポHD消費者循環0.14%-2.58%-8.51%-7.63%2.00%-7.91%
シェルSHELエネルギー0.10%-2.00%-0.40%8.24%3.42%6.09%
アストラゼネカ PLCAZN健康管理0.08%0.35%8.44%17.23%18.11%10.31%
マクドナルドMCD消費者循環-0.20%1.56%9.47%8.45%27.92%12.15%
ノボ ノルディスク A/SNVO健康管理-0.43%3.13%20.41%50.43%64.77%26.01%
トヨタ自動車TM消費者循環-0.73%6.29%-0.44%0.07%-8.53%4.13%
シェブロンCVXエネルギー-0.89%-8.61%-4.68%-16.09%-7.63%-13.52%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJ健康管理-1.16%-2.85%-0.92%-8.39%-9.45%-10.04%
アッヴィABBV健康管理-1.39%-10.28%-4.10%-4.45%-4.80%-10.21%
メルクMRK健康管理-1.41%1.16%5.45%15.57%25.40%4.09%
コストコホールセールCOST消費者防御-1.50%-1.79%-2.16%-5.26%15.63%8.77%
ファイザーPFE健康管理-1.55%-7.73%-14.90%-23.48%-27.04%-28.24%
アリババグループホールディングリミテッドBABA消費者循環-1.59%-7.45%-16.03%7.45%-3.81%-4.67%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG消費者防御-1.79%1.54%9.40%8.06%5.61%1.06%
コカ・コーラ カンパニーKO消費者防御-2.00%-1.77%4.51%3.82%2.66%-1.23%
ウォルマートWMT消費者防御-2.06%-0.70%2.37%0.95%22.45%5.73%
ペプシコPEP消費者防御-2.18%3.51%8.83%7.58%17.23%6.19%
ノバルティスAGNVS健康管理-2.26%2.24%15.81%20.66%14.97%11.12%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNH健康管理-2.53%-1.77%-4.06%-6.39%1.58%-9.69%
半導体関連の湾セミコンダクター、エヌビディア、ブロードコム、ASMLなどが最近好調であることが分かります。

また、GAFAM+Tも非常に強い動きをしています。

ヘルスケアの中でユナイテッドヘルス、ファイザー、アッヴィ、ジョンソンエンドジョンソンなどは調子がイマイチな結果となっています。

次週は半導体大手エヌビディア、小売り大手コストコホールセールの決算に注目です。finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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