
2022年3月14日~3月18日までの株式市場振り返りです。

今週は株式市場が好調だったね!

久しぶりに爆上げでしたね~。
・ロシアのデフォルトが現時点で回避できたこと
・ロシアによるウクライナ侵攻で停戦協議が続いていること
・原油をはじめとしたコモディティ価格の一服
・FOMCで既定路線の利上げ発表
・中国政府が株式市場を安定的に維持すると表明
等、株式相場にとってはプラスに働いた一週間でした。

ただ、
・コモディティ価格が再度上昇してきていること
・中国のロックダウン
・ウクライナの状況
次第な部分もあるため注意は引き続き必要かなと思います。

コモディティ価格については下記のサイトがおススメです。

各チャートについては、下記投稿にリンクを貼っているので参考になればと思います。コモディティ関連全体への投資方法の投稿になります。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
①日米主要株価指数について
②日本市場振り返り:セクター成績
③アメリカ市場振り返り:セクター成績
好不調3セクターをピックアップして分析しています。
④アメリカ主要銘柄決算内容
の順でまとめています。
主要指数成績
指数 | 終値 | 先週末差 | 先週末比 |
NYダウ | 34,754.93 | 1,810.74 | +5.50% |
NASDAQ | 13,893.84 | 1,050.03 | +8.18% |
S&P500 | 4,463.12 | 258.81 | +6.16% |
日経平均 | 26,827.43 | 1,664.65 | +6.62% |
TOPIX | 1,909.27 | 109.73 | +6.10% |
マザーズ | 740.14 | 70.06 | +10.46% |
今まで大きく下げていたハイテク関連が急騰し、NASDAQとマザーズが特に大きく上昇しています。
●前週との比較/4週間成績
今年に入ってから、ほぼずっとマイナスで推移していた株式相場ですが、
今週に入り急騰しました。
日本市場振り返り
原油含めコモディティ価格下落を受け、石油・石炭製品セクター、鉱業セクターが値下がりしています。
原油価格下落及びコロナまん延防止が解除+Go To トラベルを復活させる方針となったことから、空運セクターが大きく上昇しています。
アメリカ金利が上昇しているため、金融セクターも好調です。
急速な利上げが回避されたことから、ハイテク関連も大きく上昇しています。
それ以外の日は、多くの業種でプラスとなっています。
銀行業、保険業といった金融関連セクターは8日連続上昇と好調に推移しています。
アメリカ市場振り返り
ヒートマップ
全体的に緑=大きくプラスとなっていることが分かります。
特にテクノロジー、消費者循環セクターがほぼすべて緑色と好調でした。
finizは無料で色々と調べることができるすごいサイトです。
セクター別成績

このところ調子が悪かった業種が大きく上昇しています。
特にConsumer Cyclical=消費者循環セクターが約11%上昇と大きく跳ね上がりました。
Consumer Cyclical(消費者循環)
インターネット小売 | 14.78% |
高級品 | 14.48% |
デパート | 14.36% |
ギャンブル | 13.17% |
自動車メーカー | 12.58% |
旅行サービス | 11.87% |
アパレル製造 | 10.14% |
レジャー | 8.66% |
パーソナルサービス | 7.90% |
車の部品 | 7.84% |
リゾート&カジノ | 7.81% |
履物&アクセサリー | 7.45% |
リノベーション小売 | 7.25% |
宿泊 | 7.08% |
包装および容器 | 6.91% |
レストラン | 6.85% |
家具、備品、電化製品 | 6.64% |
専門小売 | 6.32% |
アパレル小売 | 6.12% |
住宅建設 | 5.60% |
自動車およびトラックのディーラー | 5.06% |
RV車 | 4.89% |
テキスタイル製造 | 3.45% |
大型銘柄は下記のとおりです。
アリババ | 24.90% |
テスラ | 13.84% |
アマゾン | 10.81% |
トヨタ自動車 | 8.49% |
ホームデポ | 7.56% |
ナイキ | 7.02% |
これは、中国政府が株式市場を安定的に維持すると表明したことが大きいです。
2020年の高値から1/3程度で推移しているため、上がる余地は大いにありますが、50日移動平均線が差し迫っているため、そこを超えられるかが来週の見所です。
Technology(テクノロジー)
ソフトウェアアプリケーション | 14.02% |
半導体機器および材料 | 13.29% |
半導体 | 9.71% |
ソフトウェア-インフラストラクチャ | 8.87% |
科学技術機器 | 8.26% |
家電 | 6.13% |
情報技術サービス | 6.00% |
コンピューターハードウェア | 5.72% |
エレクトロニクスとコンピューターの配布 | 5.70% |
太陽 | 5.39% |
電子部品 | 5.07% |
通信機器 | 4.86% |
ソフトウエアと半導体関連が特に強かったことが分かります。
大型銘柄は下記のとおりです。
エヌビディア | 19.70% |
ASML | 16.05% |
セールスフォース | 10.56% |
アドビ | 8.87% |
マイクロソフト | 7.27% |
アップル | 5.98% |
ブロードコム | 5.63% |
台湾セミコンダクター | 5.24% |
オラクル | 4.96% |
アクセンチュア | 3.97% |
シスコ | 2.34% |
半導体大手のエヌビディアと半導体装置のASMLが爆上げです。
Financial(金融)
クレジットサービス | 11.60% |
資本市場 | 9.90% |
財務データと証券取引所 | 8.98% |
保険ブローカー | 8.46% |
金融コングロマリット | 7.61% |
銀行-分散 | 6.93% |
資産運用管理 | 6.38% |
保険-生命 | 5.86% |
保険-再保険 | 5.35% |
保険-財産と損害 | 5.12% |
銀行-地域 | 5.00% |
保険-分散 | 4.88% |
住宅ローンファイナンス | 2.26% |
保険-専門 | 2.21% |
シェル会社 | 0.08% |
クレジット関連が特に好調でした。
大型銘柄については、下記のとおりです。
ビザ | 11.39% |
JPモルガン | 8.70% |
マスターカード | 7.79% |
バンクオブアメリカ | 6.37% |
バークシャーハサウェイ | 4.84% |
ビザが+11%超えと勢いが強いものでした。
Energy(エネルギー)
石油・ガスE&P | 0.23% |
ウラン | 0.22% |
石油・ガス精製・マーケティング | -1.08% |
石油・ガス中流 | -1.60% |
石油・ガス統合 | -2.31% |
一般炭 | -3.10% |
石油・ガス設備・サービス | -5.57% |
石油・ガス掘削 | -5.60% |
ほぼすべての分類でマイナスになっています。
大型株については下記にて。
シェブロン | -5.37% |
エクソンモービル | -7.36% |
先週までは好調でしたが、原油高が一服したため大きく値を下げています。
しかし、USOILが50日移動平均線で反発し再度原油が上昇し始めていることから、下げ幅は小さくなっています。
Utilities(公共事業)
水道 | 4.58% |
リサイクル | 1.05% |
多様 | 0.97% |
ガス | 0.87% |
電気 | 0.84% |
発電 | -4.65% |
発電のみマイナスで、それ以外は堅調でした。
Real Estate(不動産)
不動産サービス | 11.08% |
不動産開発 | 6.77% |
REIT-インダストリアル | 4.35% |
REIT-ホテル&モーテル | 4.14% |
REIT-スペシャリティ | 2.40% |
不動産-多様化 | 2.27% |
REIT-住宅ローン | 1.78% |
REIT-オフィス | 1.68% |
REIT-多様化 | 1.68% |
REIT-医療施設 | 1.54% |
REIT-住宅 | 1.23% |
REIT-小売 | 0.94% |
すべての分類でプラスとなっています。
アメリカ主要銘柄決算内容
大型株の多くはほぼ決算が終わっており、今週は1銘柄のみの紹介。
アクセンチュア(ACN)
●四半期:2Qの業績は増収増益
売上高 | 対前年同期24.5%増の150億ドル。予想より+2.7% |
純利益 | 対前年同期13.5%増の16.3億ドル。予想より+6.9% |
PER | 前年同期の水準から0.31ドル増加。予想より+0.15ドル |
●通期:累積業績は増収増益
売上高 | 対前期25.8%増の300億ドル |
純利益 | 対前期16.5%増の34.3億ドル |
PER | 前期の水準から0.77ドル増加 |
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