【ついに日経平均10週連続上昇♪】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年6月3週目

市場振り返り
この記事は約16分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。

●アメリカ
 ・6月FOMCは利上げ無し
 ・でも年内に2回利上げあるかも?
 ・消費者物価指数の総合は順調に鈍化傾向。コアは根強い
 生産者物価指数は順調に鈍化傾向

●日本
 日経平均、TOPIXがバブル後最高を更に更新
 ・マザーズ指数も大きく上昇
 ・日銀金融緩和継続表明 

など株式市場には大きな刺激があった2023年6月12日~6月16日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

日本株がホント強い♪
アメリカは今月の利上げは無し。あと2回利上げするかも?でしたが、NASDAQも8週連続上昇‼

日本株は海外資金がずっと入ってきています。
先週まで11週連続買い越し。今週分も買い越しになったとは思います。

ここ最近の上昇で調整がどこで入るか?が注目される中、今週は全指数上昇となりました。

・NYダウ: +1.25%
・NASDAQ: +3.25%
・S&P500: +2.58%
・日経平均: +4.47%
・TOPIX: +3.42%
・マザーズ: +7.45%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、

日付時間主要経済指標等
6月13日21:305月消費者物価指数(CPI)
6月14日21:305月生産者物価指数(PPI)
6月14日27:00米連邦公開市場委員会(FOMC)
6月15日21:305月小売売上高
6月15日22:155月鉱工業生産
6月15日22:155月設備稼働率 
6月16日23:006月ミシガン大学消費者態度指数

が注目されました。FOMC、インフレ指数(CPI、PPI)発表があったことから、特に注目された週となりました。

現在の市場マインド
・インフレが高止まり:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・インフレが予想通り:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・インフレが予想以上に鈍化:FRBがハト派➡長期金利下落➡株高へ

消費者物価指数(CPI)

前月比

2023/6/13 アメリカ消費者物価指数(CPI)前月比推移

総合は前月・予想を下回りました。エネルギーと食料品を除くコア指数は予想通りの結果。
コアは+0.4%程度ずっと上がり続けていることから、根強いインフレであることが示唆されています。

2023/6/13 アメリカ消費者物価指数(CPI)食料品とエネルギー

エネルギーの大幅下落で、総合指数の鈍化につながったことが分かります。

2023/6/13 アメリカ消費者物価指数(CPI)コア指数詳細

中古車・トラックは後述の通り前年同月比は大幅下落となっていることから、下がりすぎからの回復ということが分かります。マイナス成長の分野も出始めてきています。

前年同月比

2023/6/13 アメリカ消費者物価指数(CPI)対前年同月比

総合が一気に下向きとなり、インフレ鈍化ができつつあります。
ただしコア指数が予想を上回る結果であり、まだインフレは根強く残っていることが分かります。

2023/6/13 アメリカ消費者物価指数(CPI)対前年同月比 食料品とエネルギー

エネルギーが3か月連続で大きくマイナス成長となっています。これが総合指数の下落につながっていることが分かります。

2023/6/13 アメリカ消費者物価指(コアCPI) 対前年同月比

対前月比で大幅上昇であった中古車・トラック分野ですが、対前年同月比ではマイナス成長であることが分かります。医療用品は上昇傾向が続ていますが、下図のように住居費が鈍化傾向になってきていることは心強い結果となりました。

2023/6/13 アメリカ消費者物価指数(CPI)対前年同月比 住居費

生産者物価指数(PPI)

2023/6/14 アメリカ生産者物価指数(PPI)対前月比

生産者物価指数(PPI)の前月比は総合・コア共に予想を下回りました。
また、消費者物価指数(CPI)とは異なり、マイナス成長が目立ってきています。

2023/6/14 アメリカ生産者物価指数(PPI)対前年同月比

対前年同月比でも総合・コアとも予想を下回る結果となりました。総合については1.1%上昇の留まり、企業側物価が落ち着きを取り戻してきていることが分かります。

6月FOMC

・6月のFOMCは「利上げ無」で政策金利誘導目標は5.00~5.25%のまま
・ほぼすべてのFOMCメンバーが再利上げを実施することを予想
年内に2回利上げがあることを想定
利下げは当面無く、2年ほどが目安 

2023/6/14 FOMCドットチャート

3か月に毎に発表されるFOMCメンバーがどう考えているのか?のドットチャートが発表され、3月FOMCからどう変化したのかをまとめました。
・2023年末政策金利予想:5.125%➡5.625%と2回利上げ想定
・2024年末政策金利予想:利下げはあるものの、変化は遅い
タカ派寄りの内容となりました。

小売売上高

2023/6/15 アメリカ小売り売上高

自動車関連を除くコア指数は予想を下回りましたが、総合については予想を上回る結果となりました。

鉱工業生産指数・設備稼働率

2023/6/15 アメリカ鉱工業生産指数、設備稼働率

・設備稼働率:79.6%➡予想を下回る
 ※80%を超えると設備投資が活発
  2022年12月~80%を下回る
・鉱工業生産指数:-0.2%➡予想を下回る

両指数ともに前月及び予想を下回る内容となりました。 

ミシガン大学消費者信頼感指数と期待インフレ率

2023/6/16 アメリカミシガン大学期待インフレと消費者物価指数

消費者信頼感指数は、前月・予想を大きく上回る結果となりました。
期待インフレ率も大きく下落していることから、消費者はインフレが収まることで景気は堅調に推移すると考えているようです。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
6月19日  休場 
6月20日21:305月住宅着工件数
6月20日21:305月建設許可件数
6月22日23:005月中古住宅販売件数
6月23日22:456月購買担当者景気指数

来週は住宅関連指数の発表となります。住宅関連はすそ野が広い業界であるため、注目されています。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
自分に合った戦略を立てるためにも本を読んでみませんか⁉

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/6/17 FedWatch政策金利予想

今週のFOMCで利上げ一旦停止となりましたが、ドットチャーによると年内2回利上げがある見込みとなりました。そのため、11月に予想されていた利下げは遠くなり、市場も利下げが無いことを織り込み始めています。ただし、年内利上げは1回と想定している内容となり、市場と当局発言との開きがある状態です。

現在のシナリオ)
・7月に利上げを実施する見込み
・2023年中は利下げ無
・利下げは2024年から?

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年6月3週 日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2023年6月3週 日米主要株式指数結果 過去4週履歴

全指数上昇の中、日経平均は10週連続上昇、NASDAQは8週連続上昇となりました。

●アメリカ
FOMC、インフレ指数、小売業売上など株価に大きく影響の与える週でしたが、株式相場にとっては概ね良い結果であったことから、株価上昇につながりました。

・消費者物価指数:コアで根強さはあるものの、鈍化傾向が続く
・生産者物価指数:予想を下回る結果でインフレ鈍化が加速

このことから、FOMCで示された年内2回利上げは「無い」と市場は想定しています。
結果、指数はすべて上昇となりました。

先週末比)
・NYダウ: +1.25%
・NASDAQ: +3.25%
・S&P500: +2.58%

●日本株
日経平均とTOPIXはまたまたバブル後最高値を更新‼
海外からの資金が多く入ってきており、先週までの海外からは11週連続買い越しが続いています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
 ➡キヤノンが今週自社株買いを更に行うことを表明
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
 ➡6/16に日銀は金融緩和継続表明で、更に円安へ
・日銀による金融緩和継続。世界中見ても日本のみ
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
トヨタが2027年に全個体電池車を投入発表で自動車関連大幅上昇
など日本株に追い風が吹いています。

今国会は閉会したため、増税は無かったのですが、匂わせは続いているためそこがネガティブ要素。

先週末比)
・日経平均: +4.47%
・TOPIX: +3.42%
・マザーズ: +7.45%

PBR1倍割れで純資産が多い大型株はこちらから。

 
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日本市場振り

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

ヒートマップ

2023年6月3週 東証セクターヒートマップ

・7日連続上昇:卸売業(商社株)
・6日連続上昇:食料品、繊維、金属、精密機器、他製品、倉庫運輸

幅広い業種で買いが入っていることが分かります。
更に濃い緑の業種も見受けられ、上昇率が大きい日があったことが分かります。

全業種データ

2023年東証セクター週間成績推移

2023年6月3週東証セクター成績TOP10

上昇:30業種
下落:3業種

とほぼ全面高となりました。下落は海運、電気ガス、水産農林となっています。

上昇業種

高配当銘柄が多い業種が上位を占めています。特に商社株中心の卸売業は好調をキープ。
また円安恩恵とトヨタ全個体電池車投入公表で自動車業種が上昇率TOPとなりました。

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アメリカ市場振り

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2023年6月3週アメリカセクターヒートマップ

幅広いセクター、銘柄で上昇していることが分かります。

下落しているのはエネルギーの一部、ヘルスケアプラン・医療保険関連ということが分かります。
医療保険関連としては、ユナイテッドヘルスの最高財務責任者が「人工関節置換術などの手術を受ける患者が増えていることで、保険料支払いが増えていく」との発言を受け、大幅下落となっています。反対に医療機器が上昇

セクター成績

2023年アメリカセクター成績週間履歴

2023年6月3週アメリカセクター成績 過去1週間・1か月・3か月・6か月・1年履歴

全セクターが上昇という結果。
アップル、マイクロソフトが過去最高の株価更新。更に半導体関連上昇でセクター成績TOP。また、自動車関連が火付け役で一般消費財セクターが2位という結果となりました。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

青塗りつぶし:半導体・ソフトウェア関連が強い
黄色塗りつぶし:自動車・インターネット小売りが強い
ピンク塗りつぶし:一部のヘルスケアがが弱い➡逆にチャンスか?

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
オラクルORCLテクノロジー14.21%25.75%47.15%53.34%80.00%53.49%
トヨタ自動車TM一般消費財10.57%15.72%23.13%13.62%4.85%20.33%
エヌビディアNVDAテクノロジー10.12%41.47%65.96%141.55%158.32%192.13%
アドビADBEテクノロジー9.07%38.85%38.26%45.68%31.38%47.14%
ブロードコムAVGOテクノロジー7.89%32.04%37.58%51.12%64.82%55.26%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財7.72%1.57%12.77%1.31%-14.75%4.55%
テスラTSLA一般消費財6.60%49.86%44.64%66.16%11.82%111.51%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス6.06%15.88%43.65%131.10%65.93%133.51%
シスコシステムズCSCOテクノロジー4.85%9.32%3.75%5.62%18.88%9.30%
マイクロソフトMSFTテクノロジー4.76%9.02%22.51%33.09%35.97%42.74%
サーモフィッシャーサイエンティフィックTMOヘルスケア3.69%3.00%-1.83%-5.28%4.38%-2.43%
アクセンチュアACNテクノロジー3.50%12.27%27.82%9.64%13.64%19.75%
シェルSHELエネルギー3.29%-0.72%11.86%6.32%9.81%5.97%
ファイザーPFEヘルスケア2.80%9.01%-0.10%-26.47%-17.42%-21.82%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア2.64%3.30%7.78%-8.64%-3.39%-7.03%
マクドナルドMCD一般消費財2.41%0.08%9.92%6.98%22.94%11.45%
ビザV金融2.39%-1.61%5.30%7.31%16.70%10.18%
アップルAAPLテクノロジー2.19%7.08%19.30%29.13%36.54%42.32%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア2.05%-3.48%15.67%19.72%51.69%19.17%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品2.03%-3.57%4.62%-2.16%12.85%-1.33%
ペプシコPEP生活必需品2.02%-3.13%6.23%1.46%17.90%2.98%
マスターカードMA金融1.98%-2.71%7.68%5.32%15.72%8.28%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品1.98%-2.34%2.75%-3.63%3.35%-3.05%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー1.72%15.06%16.88%30.68%17.32%40.38%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財1.67%8.65%26.82%37.03%16.55%49.39%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融1.60%3.47%13.87%7.38%24.13%6.83%
ウォルマートWMT生活必需品1.59%4.01%11.57%6.04%30.28%9.69%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア1.57%0.70%14.65%6.79%24.19%10.94%
コストコホールセールCOST生活必需品1.23%5.79%7.51%8.30%14.14%14.71%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス1.06%2.23%21.56%29.94%12.54%40.01%
ホームデポHD一般消費財1.02%2.73%4.16%-9.91%7.38%-4.90%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融0.90%3.34%15.26%9.38%21.29%9.52%
ノバルティスAGNVSヘルスケア0.89%0.60%23.90%10.05%25.16%12.25%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー0.84%7.66%13.92%17.21%42.85%32.12%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア0.37%2.34%36.01%23.17%52.81%22.38%
アッヴィABBVヘルスケア0.33%-3.29%-10.10%-15.90%0.40%-14.21%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融-0.27%2.17%4.92%-9.57%-8.92%-11.87%
シェブロンCVXエネルギー-1.01%1.00%3.23%-8.74%-4.26%-12.39%
メルクMRKヘルスケア-1.26%-4.74%5.01%-2.00%29.17%-1.47%
セールスフォースCRMテクノロジー-1.65%1.14%14.56%57.15%25.64%59.71%
エクソンモービルXOMエネルギー-2.10%0.30%5.30%-1.25%10.79%-4.69%
ユナイテッドヘルスUNHヘルスケア-7.12%-5.43%-2.35%-14.84%-1.26%-13.52%

次週は重要な経済指標として住宅関連指数があります。
また、アメリカ決算はコンサルティング大手アクセンチュア、運輸大手フェデックス、レストラン大手ダーデンレストランです。
finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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