【日米グロース株上昇】米経済指標悪化➡日米長期金利低下で株高へ 週間振り返り~2023年1月3週目

市場振り返り
この記事は約30分で読めます。

2023年1月16日~1月20日までの株式市場振り返りです。

日本株は上昇、アメリカ株はNASDAQだけ上昇でしたね!

アメリカは経済指標が悪くなっていて、それが加速していることが浮き彫りになってきました。その結果、長期金利は低下しつつありますが、景気悪化+業績不振の懸念が広がってきています。

そうした結果、長期金利低下恩恵があるグロース株が買われ、そのための資金として今までホールドされてきたバリュー株が売られやすくなっており、NASDAQ上昇+NYダウ下落という構図が生まれています。

日本は1/18に日銀金融政策維持発表があり、長期金利が低下+円安に振れました。それまで、12月に修正したイールドカーブコントロール(YCC)上下限を更に広げるのでは?と市場は予想していましたが、現状維持となっています。
ただし、アメリカが政策金利を2023年中に利下げする可能性も秘めており、日米金利差縮小によりドル安円高へという流れは続くと考えています。

日本株式市場は輸出産業ウエイトが高いため、「円安」の方が株高になりやすい構図であり、円高が進むと株安へと繋がりやすいです。

上記背景から、1/18正午前に発表された政策現状維持により1/18後場は大きく上昇しました。

日米ともグロース株比率の高い指数がより上昇していることが分かります。

・NYダウ -2.70%
・NASDAQ +0.55%
・S&P500 -0.66%
・日経平均 +1.66%
・TOPIX +1.25%
・マザーズ +2.28%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ⑥アメリカ主要銘柄決算内容

の順でまとめています。

アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、
・1/16: 休み(マーティン・ルーサー・キング・デー)
・1/18:小売業売上高
・1/18:生産者物価指数(PPI)
・1/19:住宅建設許可件数、着工件数
・1/20:中古住宅販売件数

が注目されました。

小売業売上高 前月比

・前月:-1.0% (-0.6%から下方修正)
・予想:-0.9%
・結果:-1.1% 
11月分が大幅下方修正され、12月は予想を下回りました。
クリスマス商戦は苦戦しそうと言われていましたが、予想以上に悪い結果となってサプライズとなってしまいました。

アメリカ小売業売上高(前月比)

小売業売上高(コア) 前月比

コア:自動車関連を除く指数

・前月:-0.6% (-0.2%から下方修正)
・予想:-0.4%
・結果:-1.1% 
11月分が大幅下方修正され、12月は予想を大幅に下回りました。
自動車関連を除いた指数でも大幅なマイナス成長となっています。

アメリカ小売業売上高(コア)対前月比

生産者物価指数(PPI) 前年同月比

先週は「消費者物価指数(CPI)」の発表があり、予想と一致する内容であり、物価抑制が進んできていることが確認されました。今週は「生産者側」の物価指数が発表となり、消費者物価指数同様に順調に物価抑制が出来つつあることが確認されました。

・前月:+7.3% (+7.4%から下方修正)
・予想:+6.8%
・結果:+6.2% 
11月分が下方修正されました。12月は予想を大きく下回り、6か月連続下落

アメリカ生産者物価指数(PPI)対前年同月比

生産者物価指数(PPI) コア 前年同月比

・前月:+6.2% (修正なし)
・予想:+5.4%
・結果:+5.5% 
12月は予想を若干上回りましたが、順調に右肩下がりに物価抑制出来てきています。
アメリカ生産者物価指数コア 対前年同月比

住宅建築許可件数

新築は、「建築許可➡建築着工➡完成+販売」という流れであり、今週は建築許可と建設着工が発表されました。次週は、新築販売件数が発表されます。

・前月:135.1万件(134.2万件から上方修正)
・予想:137.1万件
・結果:133.0万件
11月分が若干上方修正され、12月は予想を下回りました。

 対前月比対前年同月比
2022年11月修正分-3.3% -21.9%
2022年12月分-10.6% -29.9%

急速に悪化してきていることが分かります。住居関連は関係してくるモノが多い為、経済が後退してくることが予想されます。

アメリカ 住宅建築許可件数

住宅着工件数

・前月:140.1万件(142.7万件から下方修正)
・予想:136.0万件
・結果:138.2万件
11月分が若干下方修正され、12月は予想を上回りました。

 対前月比対前年同月比
2022年11月修正分-1.8% -17.9%
2022年12月分-1.4% -21.8%

前年同月比を見ると、減少が加速していることが分かります。

アメリカ住宅建築着工件数

中古住宅販売件数

アメリカは新築物件よりも中古物件を購入する割合が高い為、中古住宅販売件数も非常に注目されています。2022年の販売件数を単純比較すると、新築:1割強、中古物件:9割弱となっています。

・前月:408万件(409万件から下方修正)
・予想:395万件
・結果:402万件
11月分が若干下方修正され、12月は予想を上回りました。

 対前月比対前年同月比
2022年11月修正分-7.9% -35.5%
2022年12月分-1.5% -34.0%

下図を見て分かる通り、対前年同月比を見ると、落ち込み方が非常に厳しいものとなってきています。

アメリカ中古住宅販売件数

中古住宅価格(中央値)

・前月:372,600ドル
・結果:366,900ドル
6か月連続下落となり、2022年2月と同水準まで落ちてきています。
ただし、前年同月比で見るとまだプラス圏であり価格が上昇していることが分かります。

景気が先細り、更に住宅価格が上昇、ローン金利が高止まりの構図から、住宅関連業績が悪くなっていることが分かります。

 対前月比対前年同月比
2022年11月分-1.6% +4.0%
2022年12月分-1.5% +2.3%

アメリカ 中古住宅価格(中央値)

アメリカ MBA住宅ローン(30年固定金利)

今週分で6.23%となり、2022年10月下旬に付けた7.16%からすると約1%下落しましたが、まだまだ高い水準となっています。

アメリカ MBA住宅ローン(30年固定金利)

次週注目の経済指標

・1/24: 購買担当者景気指数
・1/26:2022年4Q GDP速報値
・1/26:新築販売件数
・1/27:個人消費支出(PCE)
・1/27:個人所得
が注目されています。次週が終わったら、翌週はFOMCです。

 
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株式以外の重要指標

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る
先週末よりも利下げタイミングが早くなるという確率が高くなっています。

現時点のシナリオ)
・2023年2月:+0.25% 
・2023年3月:+0.25%  →ターミナルレート4.75~5.00を迎える
・2023年5月:利上げ無 or +0.25% 利上げがあれば、5.00-5.25を迎える
・2023年6月:以降は政策金利維持
・2023年11月以降:順次利下げ or 維持

2023年FOMC時利上げ確率

2023年2月FOMC時 利上げ確率

+0.25%利上げ確率がほぼ100%となっており、市場は0.25%を完全に織り込んでいます。
むしろ利上げ無確率が1%程度出てきています。

2023年2月FOMC時利上げ確率

2023年3月FOMC時 利上げ確率

市場は2月+0.25%、3月+0.25%の利上げ確率が高いと想定しています。

2023年3月FOMC時利上げ確率

長期金利

●1/13終了時点
・2年金利:4.174% (先週末から -0.064%)
・5年金利:3.563% (先週末から -0.051%)
・10年金利:3.484% (先週末から -0.023%)
・30年金利:3.656% (先週末から +0.044%)
明らかに逆イールドとなっています。
→リセッションの兆候は変わらずで、短期側での下落が目立つ1週間となりました。
●10年金利
年始からは下落傾向が続いています。
1/18小売業売上高結果が非常に弱い結果であったことから長期金利が大きく下落。
1/19に200日移動平均線(下図赤ライン)まで下落した後反発しています。

アメリカ10年債券利回り日足チャート

●10年金利と2年金利との差
2022/7/5~ずっとマイナス。差が再度拡大中

アメリカ10年債券利回りと2年債券利回り差日足チャート

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

為替(ドル円)

下降トレンドラインの上値で反落中円高が進んできています。
米経済指標が予想を割り込むものが多くなってきており、ハト派政策にシフトするのでは?という観測から長期金利が下落➡ドル指数も安くなり、円高傾向へ。
1/18に日銀政策維持が伝わり、一時円安に大きくシフトしましたが、結局は元のレンジに戻っています。

為替ドル円日足チャート

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原油価格WTI

50日移動平均線(下図紫ライン)を超え、100日移動平均線(黄色ライン)まで上昇しています。
80USDを超えたところで足踏みしている状態。
インフレ指数が抑制されている最要因がエネルギーコストであり、原油高になると、再度インフレ率が向上するため注視が必要です。

原油価格WTI日足チャート

主要指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年1月3週日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2023年1月3週日米主要株式指数結果 過去4週履歴

●米国株
1日休みの4日の取引でした。
3週連続NASDAQ総合指数は上昇しました。金利が下がってきているため、グロース株優位な状態となっており、NASDAQ総合指数が堅調でした。経済指標が弱い状態が散見されておりリセッション規模がどうなっていくか?が注目の的です。

・NYダウ -2.70%
・NASDAQ +0.55%
・S&P500 -0.66%

●日本株
18日に日銀金融政策維持発表があり、市場は政策変更があるかも?と予想していたことから、長期金利が下落➡円安➡株価上昇となりました。

・日経平均 +1.66%
・TOPIX +1.25%
・マザーズ +2.28%

2022年は1年を通じて

・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果

となりました。金利が下がっていくときはグロース株優位な展開はあると思いますが、リセッションが起きるとグロース株は厳しくなることが予想されています。
一方で、大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。

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日本市場振り

主要指数結果

1/18の日銀政策維持発表後、大きく株価が上昇しました。
また、中国経済が復活するかも?という期待から素材株やインバウンド株が上昇しています。

2023年1月3週日本主要株式指数結果

過去1年間成績

マザーズ指数は底を打ったような感じで反発していることがわかります。

日本主要株式指数結果 過去1年推移

セクター成績

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

●セクターヒートマップ

2023年1月3週東証セクターヒートマップ

・原油高止まり:鉱業、石油石炭業種が堅調
・中国経済期待:素材株、インバウンド株(空運・小売り)、海運上昇
・一時的?な円安:自動車関連、精密機器、機械などのハイテク関連が上昇
・日銀政策維持:銀行株、保険株下落

●セクター成績TOP10

2023年1月3週東証セクター成績TOP10

●全セクター成績

2023年東証セクター成績履歴

プラス:31業種、マイナス:2業種(銀行株、保険株)と上昇業種が多い結果となりました。

アメリカ市場振り返り

主要指数結果

・NYダウ:先週50日移動平均線(下図紫ライン)を下抜け
・NASDAQ:50日移動平均線(下図紫ライン)を守りながら、
      100日移動平均線(下図黄色ライン)上まで上昇。もう少しでゴールデンクロス
・S&P500:200日移動平均線(下図赤ライン)付近で推移

 

2023年1月3週アメリカ主要株式指数結果

円安基調が一服してきています。2022年は、1年を通じて見ると、大きく円安に振れた一年になっています。
・2022年初:115円
・2022年終:131.1円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。

過去1年間推移

NYダウとS&P500は2022年10月に底打ちしたように見えます。
NASDAQ総合指数も12月で底打ち?

アメリカ主要株式指数過去1年推移

ヒートマップ

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2023年1月3週アメリカヒートマップ

先週に引き続きグロース株が多い、
・テクノロジー
・コミュニケーションサービス
・一般消費財
が大きく上昇していることが分かります。

素材も良い結果
一方で、ディフェンシブセクターである製薬、生活必需品、公共事業が弱い結果となっています。
更に景気悪化懸念により資本財セクターも今週は下落しました。

2022年と流れが変わってきています。

セクター別成績

コミュニケーションサービスが4週連続上昇と非常に強い状態が続いています。

2023年アメリカセクター成績履歴

5セクターがプラス、6セクターがマイナスとなりました。

●上位3セクター
・コミュニケーションサービス:アルファベット(Google)が大きく上昇
・テクノロジー:半導体株中心に大きく上昇
・エネルギー:原油価格高止まり

●下位3セクター
・公共事業:ディフェンシブからグロースへの流れ
・資本財:景気悪化懸念
・生活必需品:ディフェンシブからグロースへの流れ。P&Gが決算発表で下落
ディフェンシブセクターは少し弱い展開となってきています。

これらセクターの大手株結果を下記にてまとめています。

TOP:コミュニケーションサービス:+4.05%

昨年暴落したグロース株が大きく上昇してきています。ネットフリックスはこの半年大きく上昇してきていることが分かります。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
アルファベットGOOGL7.56%10.83%-1.62%-14.27%-27.46%11.10%
ネットフリックスNFLX3.75%18.80%25.74%52.98%-33.61%16.15%
ウォルトディズニーDIS3.68%20.63%4.54%-0.67%-31.06%19.11%
メタプラットフォームズMETA1.95%21.74%4.61%-23.91%-56.39%15.81%
コムキャストCMCSA1.76%15.86%29.55%-6.86%-21.78%12.58%
AT&TT-0.93%7.67%23.75%1.64%-6.90%4.45%
TモバイルTMUS-3.20%2.47%6.91%8.96%37.71%3.66%
ベライゾンVZ-4.33%8.02%9.38%-16.07%-25.23%1.52%

No.2:テクノロジー:+1.45%

昨年暴落した半導体関係が反発してきています

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
エヌビディアNVDA8.04%9.75%48.03%-1.17%-28.83%22.07%
台湾セミコンダクターTSM4.63%19.62%42.99%3.69%-30.52%22.20%
アドビADBE3.44%8.40%18.86%-12.85%-31.01%5.90%
アップルAAPL3.34%4.16%-4.16%-11.25%-17.06%6.11%
マイクロソフトMSFT0.72%-0.10%1.58%-9.30%-20.81%0.17%
ASMLASML-0.57%14.11%53.02%19.65%-7.15%18.75%
アクセンチュアACN-1.19%9.82%6.21%-2.62%-18.41%5.11%
オラクルORCL-1.72%8.39%31.60%17.05%4.64%6.74%
ブロードコムAVGO-1.92%3.85%31.12%10.26%1.21%2.08%
シスコシステムズCSCO-4.53%-1.31%11.70%4.93%-20.58%-1.81%

No.3:エネルギー:+0.88%

2022年前半特に強い結果でしたが、引き続き堅調な状態が続いています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
シェブロンCVX2.16%6.49%7.68%24.42%40.33%0.79%
EOGリソーシズEOG1.76%5.75%3.28%31.32%32.27%2.49%
コノコフィリップスCOP1.36%10.97%1.20%39.80%43.97%3.22%
BPBP0.54%4.57%14.89%27.79%10.59%1.63%
エクソン モービル XOM0.11%7.78%9.21%29.17%55.04%2.77%
エンブリッジENB-0.14%10.45%12.26%-2.56%-0.64%7.06%
エクイナー EQNR-0.45%-11.74%-4.90%-4.67%14.61%-10.60%
シュルンベルジェ リミテッドSLB-1.12%15.09%26.13%70.53%54.58%7.28%
トータルエナジーSETTE-1.16%6.42%24.69%31.73%11.18%2.77%
シェルSHEL-1.21%6.09%13.84%20.25%15.94%3.42%

ワースト1:公共事業:-2.82%

他セクターと比べ、あまり変化が無いのが公共事業の特徴です。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ナショナル・グリッドNGG1.69%6.40%26.58%-1.05%-13.09%6.73%
ドミニオンエナジーD-0.78%5.35%-4.98%-17.83%-21.02%1.79%
センプラSRE-1.83%0.45%9.91%2.93%16.28%2.23%
エクセロンEXC-2.40%1.36%14.90%-2.13%5.11%-2.06%
デューク・エナジーDUK-3.10%1.59%14.03%-1.66%-0.34%-1.14%
ネクストエラ・エナジーNEE-3.82%-2.04%11.11%3.74%-0.93%-2.13%
アメリカン・エレクトリック・パワーAEP-4.40%-1.95%7.30%-0.67%2.07%-2.93%
ザ・サザンSO-4.58%-2.60%3.76%-5.26%-1.77%-6.01%

ワースト2:資本財:-2.28%

今週は全体的に下落しています。
兵器製造で昨年大きく上昇したロッキードマーティン、レイセオンが大きく下落しました。
ハイテク株への資金シフトが進んできていると思われます。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
カナディアン パシフィック レイルウェイ リミテッドCP1.64%6.49%11.86%6.97%4.37%6.19%
キャタピラーCAT-2.10%7.50%35.41%37.97%12.65%4.24%
ユナイテッド・パーセル・サービスUPS-2.63%-0.17%7.44%-4.75%-12.58%2.47%
ユニオン パシフィック UNP-2.81%1.10%4.30%-1.53%-12.87%0.77%
オートマティックデータプロセッシングADP-2.90%-3.22%1.68%8.75%5.49%-0.71%
ボーイングBA-3.53%11.35%49.40%28.10%-4.75%8.54%
ロッキード・マーチンLMT-4.00%-7.99%0.75%12.17%17.48%-8.88%
ディア&カンパニーDE-5.85%-5.10%10.58%29.72%9.23%-4.24%
レイセオン テクノロジーズRTX-6.28%-3.26%7.68%-0.56%5.20%-6.50%
ハネウェルインターナショナルHON-6.46%-3.52%12.69%12.22%-4.13%-5.73%

ワースト3:生活必需品:-1.81%

ウイズコロナになってきており、アルコール飲料大手のディアジオが堅調です。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ディアジオDEO2.96%3.41%11.59%4.14%-9.11%4.36%
ザ エスティ ローダー カンパニーズ EL2.02%13.26%29.08%1.90%-13.56%7.84%
フィリップ モリス インターナショナル PM0.37%1.20%17.75%8.79%0.33%0.60%
ユニリーバ UL-0.41%1.07%16.46%9.32%1.94%1.31%
コストコホールセールCOST-0.48%4.68%1.84%-9.32%-2.05%5.17%
アンハイザー・ブッシュ・インベブBUD-1.14%0.54%31.11%9.91%-9.26%-0.40%
コカ・コーラKO-1.85%-4.39%7.36%-2.09%-1.51%-5.55%
ウォルマートWMT-2.95%-1.58%5.07%6.03%-2.36%-0.88%
ペプシコPEP-3.36%-6.32%-2.01%0.81%-3.04%-5.97%
プロクター・アンド・ギャンブルPG-4.57%-4.94%10.35%1.56%-11.75%-5.67%
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アメリカ主要銘柄決算内容

今週も銀行株中心に決算発表がありました。

モルガン・スタンレー(MS)

世界有数の投資銀行
4Qの業績は前年同期比で減収減益

●売上高: 前年同月比 -12.5% の 127 億ドル。 アナリスト予想より +1.3%
●EPS: 前年同月比 -0.77 の 1.31 ドル。 アナリスト予想より +0.02 ドル

減収減益でしたが、売上高・EPSともに予想を上回る結果
通期決算は、減収減益でEPSが予想を下回りました
決算発表後株価は急上昇しています。

モルガン・スタンレー(MS)株価

MSの株価とチャート — NYSE:MS — TradingView
Morgan Stanleyのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やMSの財務や市場ニュースもチェック。

ゴールドマン・サックス(GS)

世界有数の投資銀行
4Qの業績は前年同期比で大幅減収減益

●売上高: 前年同月比 -16.2% の 105.9 億ドル。 アナリスト予想より -1.9%
●EPS: 前年同月比 -7.49 の 3.32 ドル。 アナリスト予想より -2.24 ドル

・減収減益で、売上高・EPSともに予想を下回る決算ミス。
・売上高は前年同月比で-16.3%と非常に厳しい
・EPSは前年同月から1/3以上下落、3Qから半分以上利益が減少
・通期決算も減収減益でEPSは約半分となり、売上高・EPSともに予想を下回りました
決算発表で株価は大きく下落しました。

ゴールドマンサックス(GS)株価

GSの株価とチャート — NYSE:GS — TradingView
Goldman Sachs Group, Inc. (The)のライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やGSの財務や市場ニュースもチェック。

ユナイテッド航空(UAL)

米国の大手航空会社
4Qの業績は前年同期比で増収増益。黒字化成功

●売上高: 前年同月比 +51.4% の 124 億ドル。 アナリスト予想より +1.4%
●EPS: 前年同月比 +4.06 の 2.46 ドル。 アナリスト予想より +0.35 ドル

・増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算。
・売上高は前年同月比で+51%と急速回復
・3Q比で売上、EPSは下落
・通期決算は、赤字脱却+コロナ前の2019年比でも売上高上昇
・来四半期ガイダンス:EPSは予想を上回る内容。
・来期通年ガイダンス:EPSは予想を上回る内容
決算発表までに株価が大きく上昇していたこともあり、決算発表後下落しました。

ユナイテッド航空(UAL)株価

UALの株価とチャート — NASDAQ:UAL — TradingView
United Airlines Holdings, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やUALの財務や市場ニュースもチェック。

チャールズ・シュワブ(SCHW)

オンライン取引を中核とする証券会社、金融持株会社
4Qの業績は前年同期比で増収増益

●売上高: 前年同月比 +16.8% の 55 億ドル。 アナリスト予想より -1.1%
●EPS: 前年同月比 +0.21 の 1.07 ドル。 アナリスト予想より -0.02 ドル

増収増益でしたが、売上高・EPSともに予想を下回る結果
通期決算も増収増益でしたが、売上高・EPSともに予想を下回る結果
予想を下待ったことから、決算発表後に株価は大きく下落しました。

チャールズ・シュワブ(SCHW)株価

SCHWの株価とチャート — NYSE:SCHW — TradingView
Charles Schwab Corporation (The)のライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やSCHWの財務や市場ニュースもチェック。

プロロジス(PLD)

物流施設に投資、開発、管理、運営している不動産会社
4Qの業績は前年同期比で増収減益

●売上高: 前年同月比 +63.6% の 17.5 億ドル。 アナリスト予想より +23.2%
●EPS: 前年同月比 -1.04 の 0.63 ドル。 アナリスト予想より +0.02 ドル

・売上高は大幅増収で、予想を大きく上回る結果
EPSは減益ながら、予想を若干上回る
・通期決算は、増収増益となっています。
決算発表後、株価は大きな変化は無い状態です。

プロロジス(PLD)株価

PLD 株式ファンド価格とチャート — NYSE:PLD — TradingView
Prologis, Incのリアルタイム価格を取得する簡単な方法。ライブのPLD株式ファンドのチャート、ファンダメンタル、市場ニュースを表示します。

PNCファイナンシャル・サービシズ(PNC)

多角的な金融サービス企業
4Qの業績は前年同期比で増収増益

●売上高: 前年同月比 +12.3% の 57.6 億ドル。 アナリスト予想より +1.1%
●EPS: 前年同月比 +0.63 の 3.49 ドル。 アナリスト予想より -0.46 ドル

・増収増益でしたが、EPSは予想を大きく下回る結果
・通期決算は、増収増益
決算発表後、株価は大きく下落しました。

PNCファイナンシャル・サービシズ(PNC)株価

PNCの株価とチャート — NYSE:PNC — TradingView
PNC Financial Services Group, Inc. (The)のライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やPNCの財務や市場ニュースもチェック。

キンダー・モルガン(KMI)

北米最大の中流エネルギー(輸送/貯蔵)会社の一社
4Qの業績は前年同期比で増収増益

●売上高: 前年同月比 +3.8% の 46 億ドル。 アナリスト予想より -6.3%
●EPS: 前年同月比 +0.04 の 0.31 ドル。 アナリスト予想より +0.01 ドル

・増収増益でしたが、売上高は予想を下回る結果
・通期決算は、増収減益
決算発表翌日、株価は上昇しています。

キンダー・モルガン(KMI)株価

KMIの株価とチャート — NYSE:KMI — TradingView
Kinder Morgan, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やKMIの財務や市場ニュースもチェック。

プロテクターアンドギャンブル(PG)

生活必需品世界最大手。P&Gは日本でも馴染みが深い日用消費材を製造
2Qの業績は前年同期比で減収減益

●売上高: 前年同月比 -0.7% の 208 億ドル。 アナリスト予想より +0.6%
●EPS: 前年同月比 -0.07 の 1.59 ドル。 アナリスト予想より +0.01 ドル

減収減益ながら、売上高・EPSともに予想を上回る結果
通期ガイダンス:売上高は市場予想を下回りEPSは上回る
決算発表後、株価は下落しています。

プロテクターアンドギャンブル(PG)株価

PGの株価とチャート — NYSE:PG — TradingView
Procter & Gamble Company (The)のライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やPGの財務や市場ニュースもチェック。

PPGインダストリーズ(PPG)

世界最大級のコーティング・メーカー
4Qの業績は前年同期比で減収減益

●売上高: 前年同月比 -0.1% の 41.85 億ドル。 アナリスト予想より +1.8%
●EPS: 前年同月比 -0.04 の 1.22 ドル。 アナリスト予想より +0.09 ドル

減収減益でしたが、売上高・EPSともに予想を上回る結果
通期決算は、市場予想を上回る増収増益
来四半期ガイダンス:EPSが予想を下回る
決算発表翌日、株価は大きく上昇しました。
PPGインダストリーズ株価

PPGの株価とチャート — NYSE:PPG — TradingView
PPG Industries, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やPPGの財務や市場ニュースもチェック。

ネットフリックス(NFLX)

オンディマンドのストリーミング動画サービス
4Qの業績は前年同期比で増収減益

●売上高: 前年同月比 +1.8% の 78.5 億ドル。 アナリスト予想より +0.1%
●EPS: 前年同月比 -1.21 の 0.12 ドル。 アナリスト予想より -0.47 ドル

・売上高は増収で予想を若干上回る
・EPSは大幅減少で予想を下回る
・通期決算は、減収増益。
・有料会員数が予想よりも大きく上回る
決算発表翌日、株価は大きく上昇しました。
ネットフリックス株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-NFLX/

トゥルイスト・ファイナンシャル(TFC)

米国南東部でプレゼンスが高い地域銀行会社
4Qの業績は前年同期比で増収減益

●売上高: 前年同月比 +10.9% の 62.1 億ドル。 アナリスト予想より +0.8%
●EPS: 前年同月比 -0.08 の 1.3 ドル。 アナリスト予想より +0.06 ドル

・増収減益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・通期決算は、増収増益
決算発表後、株価は上昇しています

トゥルイスト・ファイナンシャル(TFC)株価

TFCの株価とチャート — NYSE:TFC — TradingView
Truist Financial Corporationのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やTFCの財務や市場ニュースもチェック。

シュルンベルジェ・リミテッド(SLB)

世界最大級の油田サービス企業
4Qの業績は前年同期比で増収増益

●売上高: 前年同月比 +26.8% の 79 億ドル。 アナリスト予想より +1.5%
●EPS: 前年同月比 +0.30 の 0.71 ドル。 アナリスト予想より +0.03 ドル

・増収減益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・通期決算も予想を上回る増収増益
決算発表後、株価はほぼ変化が無い結果でした。

シュルンベルジェ・リミテッド(SLB)株価

SLBの株価とチャート — NYSE:SLB — TradingView
Schlumberger N.Vのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やSLBの財務や市場ニュースもチェック。

ステート・ストリート(STT)

資産運用機関 。日本でも馴染みのあるSPDRシリーズの運営
4Qの業績は前年同期比で増収増益

●売上高: 前年同月比 +5.3% の 31.6 億ドル。 アナリスト予想より +4.3%
●EPS: 前年同月比 +0.07 の 2.07 ドル。 アナリスト予想より +0.09 ドル

・増収減益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算
通期決算は増収減益
決算発表後、株価は大きく上昇しています。

ステート・ストリート(STT)株価

STTの株価とチャート — NYSE:STT — TradingView
State Street Corporationのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やSTTの財務や市場ニュースもチェック。

次週決算発表の注目銘柄

来週から決算発表ラッシュとなります。

日付ティッカー会社名時価総額(10億USD)
2023/1/24MSFTマイクロソフト1,791.0
2023/1/24JNJジョンソンエンドジョンソン441.2
2023/1/24DHRダナハー199.8
2023/1/24VZベライゾン168.0
2023/1/24TXNテキサスインスツルメンツ157.0
2023/1/24RTXレイセオン138.7
2023/1/24UNPユニオンパシフィック128.3
2023/1/24LMTロッキードマーティン116.2
2023/1/24ISRGインテュイティヴ・サージカル90.7
2023/1/24GEゼネラル・エレクトリック84.9
2023/1/24MMMスリーエム66.7
2023/1/24TRVトラベラーズ43.4
2023/1/25TSLAテスラ421.3
2023/1/25ABTアボットラボラトリーズ196.7
2023/1/25NEEネクステラエナジー162.6
2023/1/25TAT&T137.1
2023/1/25IBMIBM127.7
2023/1/25BAボーイング123.2
2023/1/25ELVエレバンス・ヘルス114.5
2023/1/25ADPオートマティックデータプロセッシング98.4
2023/1/25NOWサービスナウ89.4
2023/1/25PGRプログレッシブ・コープ74.7
2023/1/25USBUSバンコープ71.1
2023/1/25CSXCSXコーポレーション67.3
2023/1/25FCXフリーポートマクローマン64.9
2023/1/25LRCXラムリサーチ64.4
2023/1/25CCIクラウンキャッスル64.1
2023/1/25GDジェネラル・ダイナミクス63.9
2023/1/25NSCノーフォーク・サザン鉄道58.7
2023/1/25HESヘス47.7
2023/1/25APHアンフェノール46.5
2023/1/25KMBキンバリークラーク45.6
2023/1/25LVSラスベガス・サンズ41.7
2023/1/26Vビザ462.5
2023/1/26MAマスターカード361.8
2023/1/26CMCSAコムキャスト170.2
2023/1/26INTCインテル120.6
2023/1/26BXブラックストーン102.0
2023/1/26MMCマーシュ・アンド・マクレナン85.9
2023/1/26NOCノースロップ・グラマン69.4
2023/1/26SHWシャーウィン・ウィリアムズ63.6
2023/1/26KLACKLAテンコール58.7
2023/1/26VLOバレロ・エナジー55.0
2023/1/26ADMアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド46.6
2023/1/26AJGアーサー・J・ギャラガー40.9
2023/1/26DOWダウ40.4
2023/1/27CVXシェブロン349.8
2023/1/27AXPアメリカンエキスプレス113.3
2023/1/27HCAホスピタル・コーポレーション・オブ・アメリカ73.9
2023/1/27CLコルゲート・パーモリーブ63.0
2023/1/27CHTRチャーターコミュニケーションズ61.7
2023/1/27ROPローパー・テクノロジーズ46.8

 

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