
2022年12月12日~12月16日までの株式市場振り返りです。

折角CPIが良かったのに、FOMC後に急落しましたね~

12/13にアメリカ消費者物価指数(CPI)から物価は順調に抑制されてきていることが確認されました。その結果から発表直後は株価が爆上げ。
しかしながら、次の日にFOMCがあったため結局は当日微増となりました。

12/14はアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)の会議後発表がありました。想定よりもタカ派であったため、株価は軟調になりました。
ただあまり大きな下落とはその時はならず。
翌日の小売業売上が予想より悪かったことや、12/16の購買担当者景気指数(PMI)も予想より悪かったことから景気後退が差し迫りつつあることが確認され、12/15、12/16と株価は大きく下落しました。

先週末比で下落。特にグロース株が大きく下落しました。
・NYダウ:-1.66%
・NASDAQ総合指数:-2.72%
・S&P500:-2.08%
・日経平均:-1.34%
・TOPIX:-0.58%
・マザーズ指数:-1.55%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
①アメリカ経済指標について
②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
③日米主要株価指数について
④日本市場振り返り:セクター成績
⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
好不調3セクターをピックアップして分析しています。
⑥アメリカ主要銘柄決算内容
の順でまとめています。
アメリカ経済指標
・12/13:消費者物価指数(CPI)
・12/14:FOMC 政策金利発表
・12/15:小売業売上高
・12/16:購買担当者景気指数(PMI)
が注目されました。
アメリカ消費者物価指数(CPI)
ポイント
12/13 アメリカ消費者物価指数が発表されました。
非常に好感される内容で、一旦株価は急上昇しました
・変動が大きいエネルギー、食品を除いても下落傾向が続いています。
・幅広い品物・サービスで物価抑制できつつある
※高水準であることは変わりない
・住居費が対前年同月比で上昇傾向
→対前月:下落傾向?
住宅価格は低下傾向であるため、時間の問題で低下していくものと思われます
対前年同月比
・予想:+7.3%
・結果:+7.1%
予想より2か月連続下回り、右肩下がりでインフレ抑制が出来てきています。
食料・エネルギーも順調に抑制できています。
対前月比
・予想:+0.2%
・結果:+0.1%
先月まで対前月比で右肩上がりで推移していましたが、11月は一気に下落。
2か月連続で予想よりも下回りました。
コア 対前年同月比
コア:エネルギーと食料品を除く指数
・予想:+6.1%
・結果:+6.0%
2か月連続予想より下回り、右肩下がりでインフレ抑制が出来てきています。
<詳細>
●車関連:大きく下落しており、中古車/トラックはマイナス。
●衣服:下落傾向
●医療用品:下げ止まり?
●住居費:上昇
●輸送サービス:10月分は上昇し、11月分は下落。実数としては高水準
●医療サービス:下落傾向
コア 対前月比
・予想:+0.3%
・結果:+0.2%
予想より2か月連続下回っています。
<詳細>
●車関連:大きく下落しており、中古車/トラックは大きくマイナス。
●医療用品:2か月連続上昇。前年同月が下げ止まっている証拠。
●住居費:10月分までは上昇。11月分は下落。
●輸送サービス:マイナス。前年同月は高水準ですが、今後大きく下落する見込み。
●医療サービス:マイナス。同指数物価は落ち着いてくる見込み
FOMC内容
CPI結果から楽観的になっていた市場は若干混乱気味となっています。
・0.50%利上げ実施→政策金利は4.25~4.50%に上昇
→満場一致で可決。市場予想通り。
・雇用相場は堅調に推移
・インフレ指数は少し鈍化しているが、まだ上昇が高い
ロシアによる戦争はインフレリスクが高く、世界経済を圧迫している。
・インフレ率が2%にするために、金融引き締めは継続
→まだ利上げ終了には近づいていない。
目標達成に確信が持てるまで、利下げは無い
とパウエル議長発言
・財務省証券、政府機関債務、住宅ローン担保証券の削減継続
(バランスシート圧縮)計画通りに実行
・経済見通しを監視しながら、柔軟に政策は調整していく
FOMC ドットチャート
FOMC参加者19名の各年末時点の金利予想(図中の数字は人数)結果です。
四半期毎にFOMC参加者の予想が発表されます。
アメリカ小売売上
https://www.census.gov/retail/marts/www/marts_current.pdf
ただそれ以上にリセッション懸念が強まっているため、株価は一時的に急落しました。
今後リセッション懸念で株を買い向かう人が減るのか?それとも金融政策を楽観視して株を買い向かうか?難しい選択を迫られますが、長期投資の人は今が絶好のチャンスでもあります。
対前月比
・予想:-0.1%
・結果:-0.6%
予想よりも大きく下落となりました。
消費者側の指数は比較的好調な結果で推移していましたが、一気に悪化しています。
コア 対前月比
コア:自動車関連を除く指数
・予想:+0.1%
・結果:-0.2%
予想よりも大きく下落となりました。
自動車を抜いた指数でもマイナス。マイナス幅を考慮すると自動車が一気に悪くなっていることが分かります。
製造業購買担当者指数(PMI)
・予想:47.7
・結果:46.2
前月及び予想も下回りました。
2022年4月以降右肩下がり。11月から下落幅が加速しています。
景気の分岐点である50を2か月連続で下回っており、製造業において景気減速となってきています。
サービス業購買担当者指数(PMI)
・予想:46.8
・結果:44.4
前月及び予想も下回りました。
2022年3月以降右肩下がり。9月に一旦回復するものの徐々に下落しています。
景気の分岐点である50を6か月連続で下回っており、景気減速が続いています。

総合 購買担当者指数(PMI)
・予想:47.0
・結果:44.6
前月及び予想も下回り、2022年3月以降右肩下がりとなっています。
9月に一旦回復するものの徐々に下落しています。
景気の分岐点である50を6か月連続で下回っており、景気減速が続いています。
サービス業は50を早期に下回っていましたが、一旦持ち直し。
製造業は粘っていましたが、ここ2か月で50を下回る結果。
つまり総合はこれから一気に低下する可能性があり、企業側業績が悪化することが予想されています。その後個人へと波及していくため、消費者側マインドも悪化していくと思われます。
次週注目の経済指標
・12/20:住宅着工件数、許可件数
・12/21:中古住宅販売件数
・12/21:消費者信頼感指数(コンファレンスボード)
・12/22:2Q GDP確定値
・12/23:個人所得、個人消費支出(PCE)
・12/23:新規住宅販売件数
が注目されています。
来週は住宅関連の指標とFRBが重視している物価指数(PCE)が発表されます。
株式以外の重要指標
2023年FOMC時 金利見通し

FOMC参加者のドットチャートやパウエル議長発言から考えても、乖離が大きい状態であることが懸念事項です。
現時点のシナリオ)
・2023年2月:+0.25% or +0.50%利上げ +0.25%確率が高い
・2023年3月:+0.25% or 利上げ無し →ターミナルレート4.75~5.00を迎える
・2023年5月:利上げ無し
・2023年9月以降:順次利下げ or 維持
アメリカ長期金利推移
短期側での下落幅が大きくなりました。
CPI、FOMCといったビッグイベントにあまり反応してないのが興味深い結果でした。
・2年金利:4.185% (先週末から -0.168%)
・5年金利:3.628% (先週末から -0.146%)
・10年金利:3.490% (先週末から -0.094%)
・30年金利:3.546% (先週末から -0.018%)
今週は100日移動平均線を跨いで推移しました。CPI発表で下落しましたが、FOMC結果含めそこまで反応していないことが分かります。
7/5~ずっとマイナスでリセッションの兆候は変わらず。
先週前マイナス0.8%で推移していましたが、短期金利下落幅が大きくなってきたため、差が縮小しました。
金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。
金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。
為替(ドル円)
・CPI発表でやや円高
・FOMC・小売業発表で円安とシフトしました
200日移動平均線がサポートラインとなっています。
原油価格WTI
FOMC・小売業発表後は下落傾向となっています。
主要指数成績
●先週末比/昨年末比
●過去4週履歴
・NYダウ:-1.66%
・NASDAQ総合指数:-2.72%
・S&P500:-2.08%
と2週連続で大きく下落しました。
・日経平均:-1.34%
・TOPIX:-0.58%
・マザーズ指数:-1.55%
・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。
日本市場振り
主要指数結果
移動平均線から見ると
・日経平均:50日移動平均線(下図紫線)と100日移動平均線(下図黄線)を一気にブレイク
・TOPIX:50日と100日移動平均線でゴールデンクロスしそう
・マザーズ指数:50日移動平均線から少し離れているため、状況によっては760ポイントまで下落?
年初来結果
年末ラリーでプラスになることが多い12月のため、ギリギリでもプラスで落ち着いてくれたらとは思います。金融緩和の予想が高まれば円高に行くため日本株は下落、タカ派に行くとアメリカ経済が更に冷えるため、日本株も下落。となり日本株は立場が弱い状態が続きます。
セクター成績
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
●セクターヒートマップ
海運業種が7日連続上昇と唯一調子のよい業種となりました。
●セクター成績TOP10
●2022年セクター成績履歴
●海運がTOP
7日連続上昇と堅調です。
●原油価格が週前半上昇
鉱業、石油・石炭業種が上昇
●アメリカグロース株下落
電気機器や精密機器などのグロース株が下落
●ドル指数下落に歯止め
コモディティ関連(非鉄金属、金属、ゴム、化学、ガラス・土石)が下落
アメリカ市場振り返り
主要指数結果
12/14:FOMC内容がタカ派であったため、下落
12/15:FOMC内容と小売業売上などの経済指標を照らし合わせ、大幅下落
12/16:取引終盤にかけて少し盛り返しながらマイナスで推移
移動平均線から見ると、
・NYダウ:長期移動平均線(50日、100日、200日)すべてを上抜けている。
50日移動平均線と100日移動平均線がゴールデンクロス
50日移動平均線で反発したようにも見える。
・NASDAQ:50日移動平均線(紫)を一気に下抜ける。
・S&P500:100日移動平均線(黄)、50日移動平均線(紫)を一気に下抜ける。
となっています。
・2022年初:115円
・2022年12月9日:136.7円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。
年初来結果
NYダウは大型株中心のため、バリュー要素が強く、NASDAQはそれとは逆にグロース要素が強い指数です。S&P500はややグロース寄りですが、NYダウとNSADAQの間の指数です。
ここ2週間の下落が気がかりです。
ヒートマップ
finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。
また、原油価格がいったん上昇したため、エネルギーは唯一良い結果でした。
グロースは酷い結果であることが分かります。
セクター別成績
<上位3セクター>
・1位:エネルギー
・2位:公共事業
・3位:ヘルスケア
ディフェンシブセクターがマシな結果
<下位3セクター>
・1位:一般消費財 テスラが大きく下落したことが要因
・2位:素材 ドル指数下落に歯止めがかかったことが要因
・3位:コミュニケーションサービス
これらセクターの大手株結果を下記にてまとめています。
TOP:エネルギー:+0.60%
1年通じて大きくプラスとなっています。
先週は原油安で大きくマイナスとなりましたが、今週は原油安に歯止めがかかったため、反発し上昇しました。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
トータルエナジーSE | TTE | 1.31% | 0.88% | 23.86% | 18.16% | 20.73% | 22.56% |
エクイナー ASA | EQNR | 1.29% | 3.11% | 5.36% | 8.13% | 38.69% | 40.64% |
エクソン モービル | XOM | 1.12% | -7.27% | 12.34% | 21.57% | 70.60% | 71.11% |
シェブロン | CVX | 0.43% | -8.80% | 7.53% | 13.71% | 44.65% | 43.78% |
コノコフィリップス | COP | 0.38% | -14.55% | -0.75% | 20.44% | 58.37% | 56.88% |
BP | BP | -0.09% | -0.85% | 9.00% | 21.33% | 26.00% | 26.47% |
シェル | SHEL | -1.17% | -1.54% | 4.71% | 10.07% | 28.23% | 26.64% |
No.2:公共事業:-0.96%
ドミニオンエナジーやセンプラは天然ガス関連も多くを占めており、天然ガスは高いレンジとなっていることから、コスト高となるため株価は下落しやすい状態となっています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ザ・サザン・カンパニー | SO | 1.57% | 5.47% | -11.29% | 6.18% | 2.78% | 1.24% |
エクセロン | EXC | 1.23% | 10.17% | -3.36% | 2.49% | 8.17% | 1.80% |
ドミニオンエナジー | D | 0.58% | -1.66% | -27.79% | -20.15% | -25.39% | -25.38% |
デューク・エナジー | DUK | -0.01% | 2.45% | -6.06% | 2.58% | -4.02% | -4.35% |
ネクストエラ・エナジー | NEE | -0.44% | -0.21% | -3.11% | 18.83% | -8.77% | -9.88% |
アメリカン・エレクトリック・パワー | AEP | -2.08% | 5.38% | -6.47% | 6.97% | 7.47% | 6.29% |
センプラ | SRE | -2.38% | -0.06% | -9.03% | 12.78% | 22.34% | 18.93% |
ナショナル・グリッド | NGG | -2.57% | 1.17% | 1.18% | -4.21% | -12.71% | -16.03% |
No.3:ヘルスケア:-1.25%
時価総額上位10社中8社が年初来でプラスと堅調であることが分かります。
暴落相場にも強いセクターであることが今回も証明されました。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ノボノルディスク | NVO | 3.31% | 17.47% | 31.55% | 26.14% | 13.75% | 18.91% |
メルク | MRK | 0.39% | 9.28% | 26.04% | 29.05% | 43.85% | 42.48% |
ジョンソンエンドジョンソン | JNJ | -0.04% | 1.27% | 5.65% | 3.66% | 1.54% | 2.69% |
イーライリリー | LLY | -0.31% | 1.97% | 17.96% | 23.71% | 28.97% | 30.28% |
ノバルティス | NVS | -0.52% | 8.29% | 12.08% | 11.62% | 5.12% | 3.44% |
ファイザー | PFE | -0.62% | 6.97% | 13.12% | 10.47% | -16.08% | -12.96% |
アッヴィ | ABBV | -1.58% | 5.67% | 12.49% | 16.05% | 21.78% | 18.52% |
アストラゼネカ | AZN | -2.31% | 6.49% | 17.16% | 11.21% | 19.01% | 16.64% |
ユナイテッドヘルス | UNH | -2.87% | 2.38% | 0.03% | 15.85% | 6.26% | 4.29% |
サーモフィッシャー | TMO | -4.25% | 0.08% | -0.60% | 7.10% | -18.87% | -19.60% |
ワースト1:一般消費財:-3.69%
テスラが酷い結果となっています。イーロンマスク氏がツイッターを買収し、テスラ株を多量に売っていることが要因の一つです。今週はグロース株が売られやすい構図であったことも同時に合わさり暴落となりました。
中国ECサイトのピンデュオデュオは好調です。
マクドナルドはバリュー要素が強い為、堅調に推移していることが分かります。
スターバックスとナイキ、ロウズカンパニー、ホームデポは復調気配です。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ロウズカンパニー | LOW | 2.17% | -4.18% | 5.66% | 19.52% | -18.60% | -20.25% |
ホームデポ | HD | 0.89% | 2.68% | 15.31% | 19.43% | -19.07% | -22.09% |
アマゾン | AMZN | -1.38% | -9.53% | -29.52% | -17.28% | -47.97% | -47.30% |
トヨタ自動車 | TM | -2.03% | -1.19% | -0.72% | -8.78% | -25.04% | -24.21% |
マクドナルド | MCD | -2.18% | -2.34% | 3.54% | 13.54% | 0.21% | -0.73% |
スターバックス | SBUX | -2.91% | 1.81% | 7.26% | 37.51% | -12.99% | -15.51% |
ピンデュオデュオ | PDD | -2.99% | 28.82% | 32.28% | 47.51% | 52.44% | 49.28% |
ナイキ | NKE | -3.17% | 0.68% | -1.18% | -1.29% | -34.89% | -36.43% |
アリババ | BABA | -4.98% | 11.04% | -0.99% | -15.11% | -27.83% | -26.94% |
テスラ | TSLA | -16.10% | -19.63% | -51.39% | -30.69% | -51.38% | -57.35% |
ワースト2:素材:-3.05%
経済が急速に冷えてきていることから、工業系材料が大きく下落しています。
分類 | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
その他の貴金属と鉱業 | 0.06% | 7.65% | 12.39% | -1.08% | -19.80% | -21.26% |
銅 | -0.67% | 1.82% | 24.21% | 11.35% | 4.21% | -3.09% |
銀 | -1.12% | 2.86% | 13.18% | -2.02% | -19.45% | -22.26% |
化学品 | -1.65% | -0.76% | 9.39% | 6.90% | -6.35% | -8.17% |
原料炭 | -1.70% | -4.77% | 14.13% | 0.87% | 74.78% | 54.32% |
金 | -1.90% | 1.72% | 13.83% | -8.29% | -8.61% | -12.43% |
建材 | -2.13% | -0.84% | 5.55% | 14.01% | -23.07% | -25.39% |
特殊化学品 | -2.75% | -3.01% | 3.28% | 4.85% | -18.28% | -20.06% |
木材と木材生産 | -3.56% | -8.09% | -7.78% | 0.97% | -14.12% | -18.35% |
その他の工業用金属および鉱業 | -4.15% | 5.13% | 17.07% | 6.97% | 11.64% | 9.20% |
農業投入物 | -4.58% | -7.38% | -10.05% | -2.93% | 8.53% | 4.16% |
アルミニウム | -4.81% | -12.72% | -3.71% | -13.25% | -23.24% | -31.35% |
鋼 | -5.00% | -2.03% | 14.68% | 10.13% | 0.37% | 0.03% |
紙・紙製品 | -6.94% | -8.09% | 8.89% | 3.70% | -3.68% | -5.80% |
会社 | ティッカー | 内容 | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ | APD | 化学品 | 0.64% | 7.22% | 26.88% | 34.09% | 4.38% | 4.00% |
フリーポートマクローマン | FCX | 銅 | -0.60% | 2.62% | 26.14% | 14.04% | 1.08% | -7.28% |
リンデ | LIN | 特殊化学品 | -0.78% | -1.23% | 15.60% | 13.40% | -3.05% | -4.85% |
サザン・カッパー | SCCO | 銅 | -1.50% | 0.74% | 24.89% | 7.77% | 2.40% | -3.16% |
ニュートリエン | NTR | 農業投入物 | -4.09% | -5.18% | -17.90% | -11.25% | 3.22% | -1.99% |
リオ ティント | RIO | その他の工業用金属および鉱業 | -4.22% | 7.63% | 23.30% | 7.58% | 6.37% | 4.55% |
BHPグループリミテッド | BHP | その他の工業用金属および鉱業 | -4.38% | 4.26% | 17.90% | 5.92% | 17.37% | 13.68% |
ベールSA | VALE | その他の工業用金属および鉱業 | -4.81% | 5.95% | 18.57% | 10.34% | 16.34% | 17.50% |
シャーウィン・ウィリアムズ | SHW | 特殊化学品 | -4.91% | -0.14% | 7.75% | 7.94% | -30.95% | -31.72% |
コルテバ | CTVA | 農業投入物 | -5.10% | -8.52% | -2.67% | 12.33% | 27.25% | 26.44% |
ワースト3:コミュニケーションサービス:-2.74%
ネットフリックスは、広告主に保証した視聴率を下回っていることから広告主に返金したことが報道され株価が一気に下落しました。
またグロース株は1年間ほぼ壊滅。バリューのベライゾンとコムキャストも業績が悪く壊滅状態。
バリューのTモバイルとAT&Tは堅調。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
メタプラットフォームズ | META | 3.05% | 5.48% | -19.31% | -27.06% | -64.34% | -64.49% |
Tモバイル | TMUS | 0.56% | -1.74% | 1.17% | 11.58% | 18.06% | 22.75% |
ベライゾン | VZ | -0.75% | -2.01% | -9.99% | -24.29% | -29.63% | -28.56% |
コムキャスト | CMCSA | -2.35% | 1.50% | 0.09% | -10.90% | -29.38% | -31.47% |
アルファベット | GOOGL | -2.77% | -8.69% | -12.43% | -15.76% | -37.51% | -37.69% |
AT&T | T | -3.14% | -2.32% | 10.32% | -4.59% | 3.00% | -0.73% |
ウォルトディズニー | DIS | -3.53% | -4.12% | -17.49% | -4.52% | -39.44% | -41.84% |
ネットフリックス | NFLX | -9.16% | -5.00% | 19.32% | 65.64% | -50.82% | -51.74% |
アメリカ主要銘柄決算内容
https://jp.investing.com/
を参照しています。
決算スケジュールについては、
https://jp.tradingview.com/markets/stocks-usa/earnings/
をまとめています。
オラクル(ORCL)
ビジネス用途に特化したソフトウェア会社。同分類でマイクロソフトに次ぐ世界2位企業。
2Qの業績は増収
売上高 | 前年同期比18.7%増の123億ドル。アナリスト予想より+2.9% |
EPS | 前年同期と同水準。アナリスト予想より+0.05ドル |
売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
来四半期ガイダンス:EPSは市場予想よりやや上回る内容でした。
決算発表後、株価は大きく上昇しましたが、そこから下落しています。

アドビ(ADBE)
ソフトウェア企業。AcrobatPDFやビデオ編集ツールなどでトップシェア
4Qの業績は増収増益
売上高 | 前年同期比10.2%増の45.3億ドル。アナリスト予想と同等 |
EPS | 前年同期より+0.40ドル。アナリスト予想より+0.10ドル |
増収増益で、売上高は予想を上回る結果でした。
通期決算は売上高・EPSともに予想を上回る結果でした。
来四半期ガイダンス:売上高は予想を下回り、EPSは予想を上回る内容でした。
来年度ガイダンス:売上高・EPSともに予想を下回る内容でした。
決算発表後、株価は上昇しています。
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-ADBE/
アクセンチュア(ACN)
総合コンサルティング企業
1Qの業績は増収増益
売上高 | 前年同期比4.9%増の157億ドル。アナリスト予想より+0.8% |
EPS | 前年同期より+0.30ドル。アナリスト予想より+0.16ドル |
増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
来四半期ガイダンス:売上高が予想を下回る内容でした。
通期ガイダンス:EPSが予想を下回る内容でした。
決算発表後、株価は急落しました。

ダーデン・レストランツ(DRI)
イタリア料理のレストランを運営
2Qの業績は増収減益
売上高 | 前年同期比9.7%増の24.9億ドル。アナリスト予想より+2.5% |
EPS | 前年同期より+0.04ドル。アナリスト予想より+0.09ドル |
増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
ただし2四半期連続でEPSが下落していることが気掛かりです。
通期ガイダンス:売上高・EPSともに予想を上回る内容でした。
決算発表後株価は大きく下落しました。

次週決算発表の注目銘柄
3Q決算発表はだいぶ少なくなってきました。
日付 | ティッカー | 会社名 | 時価総額(10億USD) |
2022/12/20 | NKE | ナイキ | 165.779 |
2022/12/20 | GIS | ゼネラル・ミルズ | 51.596 |
2022/12/20 | FDX | フェデックス | 44.685 |
2022/12/21 | MU | マイクロン・テクノロジー | 56.609 |
2022/12/21 | CTAS | シンタス | 45.216 |
2022/12/22 | PAYX | ペイチェックス | 41.792 |
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