【日米とも大幅下落…】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年8月3週目

市場振り返り
この記事は約14分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
今週は、日米ともに厳しい結果でしたとなりました。特に長期金利の上昇で、ハイテク・グロース株が大きく下落… 

●アメリカ
 ・FOMC議事要旨公表が市場想定よりもタカ派
 ・経済指標は堅調
 ・格付け会社フィッチが70行以上の銀行格下げ報道で銀行株下落
 
●日本
 ・
アメリカ株軟調を受け厳しい相場
 ・中国不動産大手「恒大集団」が米国で破産申請
 ・先週発表のあった中国CPIがマイナス成長でデフレへ⁉
 など外的要素が厳しい状態
  
2023年8月3週目:8月14日~8月18日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

ウォッチしている日米主要株価指数が全部厳しい…
NASDAQ総合指数とS&P500は3週連続下落ですね💦

ここまで下げたのは久しぶりですね‥

先週末比)
・NYダウ: -2.21%
・NASDAQ: -2.59%
・S&P500: -2.11%
・日経平均: -3.15%
・TOPIX: -2.87%
・マザーズ: -5.94%
日米ともハイテク・グロースは非常に厳しい結果であったことが分かります。また米金融株が大幅下落ということもあり、NYダウも下落幅が大きくなりました。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週は、特に小売り売上高とFOMC議事要旨が注目されました。

日付時間主要経済指標等
8月15日21:307月小売売上高(前月比)
8月16日21:307月住宅着工件数
8月16日21:307月建設許可件数
8月16日22:157月鉱工業生産(前月比)
8月16日22:157月設備稼働率 
8月16日27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 

小売売上高(前月比)

2023/8/15 米国小売り売上高 前月比

費者マインドも強い状態が続いていることから、小売り売上高も予想を上回る結果となりました。
景気が堅調であり、FRBが金融引き締め維持が長引くということの後押しにもなっています。

住宅着工件数と建築許可数

住宅関連はすそ野が広い業種であり、近い将来の景気を左右すると言われています。

2023/8/16 米国住宅建築許可数と着工件数

住宅建築許可件数は予想を下回り、住宅建築着工件数は予想とほぼ一致となりました。
2023年1月を底にやや回復し横ばいが続いています。

鉱工業生産指数(前月比)と設備稼働率

2023/8/16 米国鉱工業生産指数と設備稼働率
鉱工業生産指数は予想を大きく上回りました。
・自動車と部品の生産は5.2%増加
・高温が続いており、冷房需要増加。鉱業指数+0.5%、公益事業指数+5.4%

一方で設備稼働率は好不況の分岐点と言われている80を8か月連続下回り、製造業が軟調である状態が続いていることが分かります。

FOMC議事要旨

Minutes of the Federal Open Market Committee, July 25-26, 2023
The Federal Reserve on Wednesday released the minutes of the Federal Open Market Committee meeting that was held on July 25-26, 2023. The minutes for each reg
・追加利上げが必要となる可能性を示唆
・インフレ指数はまだ高く、更に上昇していく恐れもある
・一部のメンバーはハト派
とタカ派寄り内容が多くなっており、長期金利上昇➡株安へと繋がっています。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
8月22日23:007月中古住宅販売件数
8月23日22:458月購買担当者景気指数(PMI) 
8月23日23:007月新築住宅販売件数

次週は重要指標発表は少ないですが、PMIや住宅指数が発表されます。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
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2023~2024年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/8/19 FedWatch 2023~2024年FOMC時政策金利確率

FOMC議事要旨が市場想定よりもタカ派であったことから、金融引き締めが長期化することを市場は警戒を強めています。

しかしながら、市場予想は現時点では、利上げせずに2024年5月までは現状維持という予想が最も多いのに対し、FRBとしては年内あと1回利上げを示唆していることもあり、このあたりがGAPとして懸念点ではあります。しかも2024年末に今よりも1%以上利下げがされていくと市場は見ており、ここまで順調に低下していくのか?もGAPが出てきそうです。

現在のシナリオ)
・9月以降は維持
・2024年3月or5月~利下げ
・2024年末には、政策金利が4.25~4.50%まで低下する

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は中々落ちず、ここ最近は再び上昇傾向が続きました。中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

上期を終え、当初の予想よりも債券利回りが高い状態が続いています・・
そんなかインド・ブラジル株含め新興国が比較的堅調な状態となっており、金利さえ下がればもっと上がる可能性があると思っています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年8月3週 日米主要株価指数結果

●過去4週履歴

2023年8月3週時点 日米主要株価指数結果 過去4週推移

●アメリカ
長期金利が再上昇してきており、ハイテク・グロース株が大きく下落しています。
また、格付け会社が大手銀行含む70行以上を格下げする見込みであると報道されたこともあり、銀行株が大幅下落となっています。

ハイテク・グロースの影響が強いNASDAQ総合指数とS&P500は3週連続下落。
金融株の影響が比較的大きいNYダウも大きく下落しました。

先週末比)
・NYダウ: -2.21%
・NASDAQ: -2.59%
・S&P500: -2.11%

●日本株
下記のような6月までの環境から日本株は強い状態が続いていました。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
・中国団体観光客解禁でインバウンド株が再注目

しかしながら、米国株軟調、中国経済が危険な状態となっており、株価が厳しくなってきています。

先週末比)
・日経平均: -3.15%
・TOPIX: -2.87%
・マザーズ: -5.94%

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日本市場振り返り

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ヒートマップ

2023年8月3週 東証セクターヒートマップ

先週から一変し、ほぼ全面安という結果となっており、8/15以外は大変厳しい様子が伺えます。

全業種データ

2023年東証セクター成績 月間週間推移

2023年8月3週 東証セクター成績TOP10

上昇:0業種
下落:33業種
全滅となりました。

中国経済の見通しが非常に厳しく、
・原油価格が下落➡資源株下落
・中国不動産バブル崩壊➡不動産や鉄鋼、機械なども合わさって下落
米国ハイテク株下落により、精密機器、電気機器なども下落

決算資料見るのは時間と労力がかかりますが、IR BANKなら視覚的にも分かりやすく決算がまとめられています。

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アメリカ市場振り

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
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2023年8月3週 アメリカ株ヒートマップ

アナリストの株価予想が大幅上昇したエヌビディア、ハイテク株からの資金逃避先となっている製薬関連以外を除いて、ほぼ全面安となっていることが分かります。
なかでも、ハイテク・グロースの影響が強いコミュニケーションサービス、一般消費財(テスラが値下げにより収益悪化懸念)が下落となっています。また、長期金利上昇に伴い、ドル買いとなったことから素材株が下落しています。

セクター成績

2023年アメリカ 月間週間推移

上昇:0セクター
下落:11セクター

と日本株同様に全滅となりました。
エヌビディアの影響で、テクノロジーセクターが最も「マシ」にはなっていますが、このような状況下では配当も高いものが多い為ディフェンシブ株が比較的マシという結果となっています。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

ピンク塗りつぶし:半導体・ソフトウェア関連・自動車。勢いが止まった?
橙塗りつぶし:半導体・ソフトウェア関連でも堅調な銘柄
水色塗りつぶし:ディフェンシブ株復活⁉
黄色塗りつぶし:エネルギー株が堅調

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
エヌビディアNVDAテクノロジー5.98%-4.88%36.68%96.80%136.15%196.28%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア3.44%17.81%24.79%67.58%72.47%49.36%
オラクルORCLテクノロジー3.01%0.50%13.80%32.76%46.95%42.48%
シスコシステムズCSCOテクノロジー2.32%5.10%14.19%7.94%17.96%15.53%
ファイザーPFEヘルスケア1.72%-0.30%0.49%-14.64%-25.59%-28.45%
メルクMRKヘルスケア1.64%0.68%-4.21%2.53%19.95%-1.58%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア0.84%11.34%8.65%32.04%74.73%35.31%
アドビADBEテクノロジー-0.06%-1.69%40.98%39.15%16.06%50.99%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品-0.36%-2.31%-2.95%2.92%-6.06%-4.18%
ブロードコムAVGOテクノロジー-0.47%-7.04%21.82%37.52%53.33%47.70%
マスターカードMA金融-0.71%-1.48%0.04%6.70%10.37%12.78%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア-0.78%2.44%8.84%9.01%2.93%-2.35%
ビザV金融-0.78%-0.61%1.96%5.46%11.02%14.64%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー-0.97%-3.08%-5.83%-0.14%17.59%19.94%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー-0.97%-6.91%-1.67%0.31%2.13%22.30%
ホームデポHD一般消費財-1.13%2.59%10.91%1.91%0.49%3.64%
アッヴィABBVヘルスケア-1.34%5.59%4.67%0.41%6.15%-7.10%
マイクロソフトMSFTテクノロジー-1.41%-8.76%-0.64%20.72%8.64%31.97%
エクソンモービルXOMエネルギー-1.60%6.41%4.04%-4.92%19.35%-0.24%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融-1.62%1.72%6.91%14.40%15.87%14.13%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス-1.62%6.93%3.77%33.45%6.62%44.46%
アップルAAPLテクノロジー-1.86%-9.65%-0.32%13.52%-0.03%34.30%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア-1.88%-1.15%4.01%2.28%-8.54%-5.99%
シェルSHELエネルギー-1.95%-2.24%1.90%-1.13%15.67%7.46%
アクセンチュアACNテクノロジー-1.98%-3.05%5.38%7.72%-4.87%13.53%
シェブロンCVXエネルギー-1.98%2.88%4.47%-3.40%2.03%-10.36%
ウォルマートWMT生活必需品-2.03%0.29%4.26%9.47%13.20%11.38%
サーモフィッシャーサイエンティフィックTMOヘルスケア-2.10%-1.09%1.69%-4.52%-10.68%-3.32%
マクドナルドMCD一般消費財-2.38%-5.18%-4.19%5.99%5.59%6.91%
ノバルティスAGNVSヘルスケア-2.48%-3.91%0.67%17.52%18.54%11.35%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア-2.71%-0.15%-7.75%0.75%3.07%0.97%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品-2.85%1.32%0.01%11.23%2.21%0.65%
ペプシコPEP生活必需品-3.18%-5.87%-6.98%1.52%-1.13%-1.37%
コストコホールセールCOST生活必需品-3.20%-2.16%9.40%8.10%-2.05%19.37%
トヨタ自動車TM一般消費財-3.23%-0.86%13.59%13.43%0.68%18.52%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融-3.55%-4.60%6.79%5.04%21.52%11.09%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財-3.75%2.51%12.75%35.73%-6.25%58.60%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス-6.10%-6.37%14.75%64.26%62.00%135.37%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融-6.97%-8.14%2.25%-17.49%-20.05%-12.11%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財-8.03%-4.21%2.63%-14.63%-1.94%-0.07%
テスラTSLA一般消費財-11.19%-18.03%21.82%6.66%-29.11%74.94%

次週は重要指標として企業側マインドが分かるPMIや住宅指数があります。
アメリカ大手決算としては、エヌビディアに注目です。finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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