【アメリカ・日本株】週間振り返り~2022年4月3週目

2022年4月3週目市場振り返り市場振り返り
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2022年4月11日~4月15日までの株式市場振り返りです。

今週もNASDAQが大きく落ちましたね。

アメリカ消費者物価指数が予想通り高い結果でした。
予想通りということで一旦は上昇が落ち着きましたが、4/14に再度大きく上昇しました。

 

これを受け、ハイテク関連は先週に引き続き大きく下落しています。
日本株は円安により輸出産業はプラスになってはいますが、円安が進みすぎているためコスト高の懸念が強いです。

資産の行き先としては、コモディティにも行きやすい状況です。
ロシアのウクライナ侵攻において、経済制裁を各国が強めているため、原油価格が再度上昇しています。
また、食糧危機につながる恐れもあり、農作物関連も上昇しています。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①日米主要株価指数について
 ②日本市場振り返り:セクター成績
 ③アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ④アメリカ主要銘柄決算内容
の順でまとめています。

主要指数成績

指数終値先週末差昨年末比先週末比
NYダウ34,451.23-269.89-5.19%-0.78%
NASDAQ13,351.08-359.92-14.66%-2.63%
S&P5004,392.59-95.69-7.84%-2.13%
日経平均27,093.19+107.39-5.90%+0.40%
TOPIX1,896.31-0.48-4.82%-0.03%
マザーズ765.73-27.13-22.49%-3.42%
ハイテク株が多いNASDAQとマザーズは昨年末比で大きく下落しています。
これは、アメリカ利上げとバランスシート圧縮が加速するため、割高ハイテク株が下落しやすい状況であるためです。

一方で大型株でオールドエコノミー株も多いNYダウは「マシ」な結果となっています。
これは割安感があり更には配当も入手できるため安心感から買われやすくなっています。

●前週との比較/4週間成績

2022年4月3週目 日米市場結果

3月は1,2月の反動で大きく反発しましたが、4月になってから再び大きくマイナスになってきていることが分かります。

日本市場振り

2022年4月3週目 東証セクター成績

2022年4月3週目東証セクター成績TOP10

2022年4月3週目東証セクターヒートマップ

プラスは21業種、マイナスは10業種。
●鉱業:原油上昇で大きくプラス。
●金融関連:アメリカ金利上昇に伴い株価上昇
●割高株:精密機器や電気機器などがアメリカ金利上昇に伴い、大きくマイナス

アメリカ市場振り返り

2022年4月3週目アメリカヒートマップ

上図はアメリカ全体のヒートマップです。
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セクター別成績

2022年4月3週目アメリカセクター成績

3業種プラス、8業種マイナスとなっています。

原油上昇、ロシアによるウクライナ侵攻への経済制裁強化などでエネルギー、素材株が再度上昇。
先週に引き続き生活必需品がプラスとなっています。

一方、ハイテク株が多いテクノロジー、コミュニケーションサービスが大きくマイナスとなりました。

私はバリュー株中心のため、今週もマイナスになることなく良い結果が得られました。

 

TOP:Energy(エネルギー)

一般炭18.10%
石油・ガス掘削9.06%
石油・ガス設備・サービス6.13%
石油・ガスE&P4.30%
ウラン3.37%
石油・ガス統合1.93%
石油・ガス中流1.87%
石油・ガス精製・マーケティング0.98%
一般炭が大きく上昇しました。ロシアへの経済制裁により、ロシア産石炭を禁輸する動きが各国で出てきており、それに伴い石炭関連が大きく値上がりしています。
原油も再度上昇してきていています。

大手株については下記の通りです。

エクソンモービル3.27%
シェル3.05%
シェブロン2.69%

 

 

 

 

大手株も力強い動きを見せています。

No.2:Basic Materials(素材、コモディティ)

原料炭14.70%
9.40%
その他の貴金属および鉱業7.57%
農業投入物5.23%
製材・木材生産4.72%
4.47%
ゴールド3.88%
アルミニウム3.27%
化学薬品0.75%
0.38%
紙および紙製品0.31%
建材0.18%
その他の工業用金属および鉱業-0.23%
特殊化学品-0.30%
エネルギー同様に石炭関連の原料炭が大きく上昇しました。
金属と農作物関連も大きく上昇しています。
大手株については次の通りです。
ニュートリエン7.33%
リオティント1.26%
BHPグループリミテッド1.03%
リンデ0.15%
ヴァーレSA-4.88%

ニュートリエンは肥料会社です。ロシアとウクライナからの農作物が長らく手に入らないことから農業関連株も大きく上昇してきています。

 

 

 

 

 

 

No.3:Consumer Defensive(生活必需品)

農産物3.55%
食糧配給3.38%
タバコ1.77%
パッケージ食品1.63%
お菓子屋さん1.35%
飲料-ノンアルコール1.03%
飲料-ワイナリーと蒸留所0.49%
飲料-醸造所0.33%
ディスカウントストア0.27%
家庭用および個人用製品-0.64%
教育およびトレーニングサービス-1.04%
食料品店-2.78%

農作物関連が大きく上昇しています。

大手株については下記の通りです。

コカ・コーラ2.49%
ウォルマート0.34%
P&G-0.18%
ペプシコ-0.38%
コストコ-2.90%

私のポートフォリオ主要株コカ・コーラが強い動きです。

 

 

 

 

 

 

ワースト1:Technology(テクノロジー)

先週に引き続きワースト1がテクノロジーセクターでした。

エレクトロニクスとコンピューターの配布-1.41%
電子部品-3.20%
情報技術サービス-3.79%
コンピューターハードウェア-3.97%
科学技術機器-4.03%
家電-4.17%
ソフトウェアアプリケーション-4.41%
ソフトウェア-インフラストラクチャ-5.15%
通信機器-5.51%
半導体-5.82%
半導体機器および材料-6.05%
太陽-6.83%

太陽光、半導体関連、ソフトウエアが大きくマイナスになっています。

大手株については次の通りです。

台湾セミコンダクター-2.15%
オラクル-2.56%
アップル-3.98%
ASML-4.39%
ブロードコム-4.84%
シスコ-6.33%
アクセンチュア-6.52%
アドビ-7.13%
マイクロソフト-7.15%
エヌビディア-12.19%

軒並みマイナスとなっています。
エヌビディアは先週-13.45%、今週も-12.19%と暴落中です。

 

 

 

 

ワースト2:Communication Services(コミュニケーションサービス)

テレコムサービス2.12%
放送0.03%
広告代理店-0.85%
エンターテイメント-1.06%
出版-1.65%
電子ゲームとマルチメディア-3.67%
インターネットコンテンツと情報-6.39%

バリュー株のテレコムサービスがプラス。
ハイテク関連のインターネット関連が大きくマイナスでした。

大手株については下記の通りです。

ベライゾン2.20%
コムキャスト0.91%
ウォルトディズニー-1.06%
メタ-5.73%
Google-6.74%

私の主要銘柄の一つである、ベライゾンが堅調でした。
GAFAMの一角であるグーグルとメタが大きくマイナスとなりました。

 

 

 

 

 

 

ワースト3:Healthcare(ヘルスケア)

医療流通1.40%
医療施設1.16%
ヘルスケアプラン-0.15%
製薬小売業者-0.51%
製薬会社-一般-1.61%
バイオテクノロジー-2.52%
健康情報サービス-3.28%
医療機器-3.41%
製薬会社-スペシャリティ&ジェネリック-3.59%
医療機器および消耗品-3.84%
診断と研究-6.30%
ノバルティス1.23%
メルク0.13%
ユナイテッドヘルス-0.40%
ジョンソンエンドジョンソン-1.02%
イーライリリー-2.13%
アストラゼネカ-2.76%
ノボノルディスク-2.96%
ファイザー-3.70%
アボット-4.60%
アッヴィ-6.33%
サーモフィッシャー-7.07%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ主要銘柄決算内容

銀行株が軒並み減収減益となっています。

ゴールドマン・サックス・グループ  (GS)

●四半期業績 (1Q):減収減益

売上高対前年同期26.9%減の129億ドル
純利益対前年同期42.4%減の39.4億ドル
EPS前年同期の水準から7.84ドル減少

 

 

モルガン・スタンレー  (MS)

●四半期業績 (1Q):減収減益

売上高対前年同期5.8%減の148億ドル
純利益対前年同期11%減の36.7億ドル

 

 

ウェルズ・ファーゴ  (WFC)

●四半期業績 (1Q):減収減益

売上高対前年同期5.1%減の176億ドル
純利益対前年同期20.8%減の36.7億ドル
EPS前年同期の水準から0.14ドル減少

 

 

J.P.モルガン・チェース  (JPM)

●四半期業績 (1Q):減収減益

売上高対前年同期比-4.8%の307.2億ドル。
純利益対前年同期比-42.1%の82.8億ドル。
EPS対前年同期から1.87ドル減少

 

ユナイテッドヘルス・グループ  (UNH)

●四半期業績 (1Q):増収増益

売上高対前年同期14.2%増の801億ドル。予想より+1.8%
純利益対前年同期3.4%増の51.5億ドル。予想より+4.6%
EPS前年同期の水準から0.19ドル増加。予想より+0.16ドル

 

 

ブラックロック  (BLK)

●四半期業績 (1Q):増収増益

売上高対前年同期6.8%増の47億ドル。予想より+0.6%
純利益対前年同期19.8%増の14.4億ドル。予想より+6.9%
PER前年同期の水準から1.58ドル増加。予想より+0.58ドル

 

 

デルタ航空  (DAL)

●四半期業績 (1Q)

売上高93.5億ドル。予想より+6.5%
純利益-9.4億ドル。予想より-1.3億ドル下回る
EPS予想より-0.15ドル

 

 

 

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