【日経平均大幅反発‼】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年10月2週目

2023年10月2週 株式市場振り返り市場振り返り
この記事は約14分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
今週は、日経平均が特に反発した週となりました。 
ただ、中東情勢悪化もあり不安定な環境でもあります。
 
●アメリカ 
 ・中東情勢悪化で長期債が買われ、長期金利が上昇が一服
 ・自動車業界ストライキ長期化
 ・エネルギー価格上昇でインフレ率が再加速
 ・決算ラッシュスタート
 
これらの結果から、先週大きく下落していたエネルギー株や公共事業、不動産が大きく反発しました。
 
 
●日本:4日間の商い
 ・先週まで大きく下落していたこともあり日経平均中心に反発
 ・長期金利上昇が一服
 ・半導体、エネルギー株中心に上昇
 ・個別株として日経平均寄与度が高いユニクロ・GUを展開しているファーストリテイリングが+13.12%と大きく上昇
 

マザーズ市場は厳しいものの、大型株は上昇した銘柄が多い週となりました。

2023年10月2週目:10月9日~10月13日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

底を打った感じですかね?

例年通りだとすると10,11月は強い月となることが多いのと9月が大きく下落していることから反発してくれることを期待しています。
ただし、中東情勢が今後どこまで悪化していくのか?次第なところもあるかと思います。そのため原油価格に注目です。

先週末比)
・NYダウ: +0.79%
・NASDAQ: -0.18%
・S&P500: +0.45%
・日経平均: +4.26%
・TOPIX: +1.97%
・マザーズ: -2.57%
日本の大型株が上昇、アメリカ株はマチマチな結果となっていることが分かります。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週はFRBの使命である物価安定と雇用安定のうち、物価安定(インフレ指数)についての発表が特に注目されました。

日付時間主要経済指標等
10月11日21:309月生産者物価指数(PPI)
10月11日27:00米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 
10月12日21:309月消費者物価指数(CPI)
10月13日23:0010月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 

生産者物価指数(PPI)

●前月比
2023/10/11 米国生産者物価指数(PPI) 前月比

●前年同月比

2023/10/11 米国生産者物価指数(PPI) 対前年同月比

総合の前月比がエネルギー価格上昇を受け、予想を大きく超えていることが分かります。
また、前年同月比で見ると総合は3か月連続上昇となりインフレが再加速していっています。生産者物価指数(PPI)は消費者物価指数(CPI)の数か月先を行く先行指数となることから、インフレ再加速が懸念されています。

消費者物価指数(CPI)

前月比

2023/10/12 米国消費者物価指数(CPI)前月比

2023/10/12 米国消費者物価指数(CPI)前月比 詳細

2023/10/12 米国消費者物価指数(CPI)前月比 コア詳細

前月比ではエネルギー価格が+1.5%上昇と前月の+5.6%程では無いものの、大きな伸びを示しています。その影響で総合指数は+0.4%上昇となりました。
コアの中身を見ると、中古車・トラックは大幅下落、衣服や医療用品は下落となっていますが、住居費が再度上昇率が大きくなっていることが分かります。住居費はCPIの内訳でも大きな比率となっていることから注意が必要です。

前年同月比

2023/10/12 米国消費者物価指数(CPI)前年同月比

2023/10/12 米国消費者物価指数(CPI)前年同月比 詳細

2023/10/12 米国消費者物価指数(CPI)前年同月比 コア詳細

2023/10/12 米国消費者物価指数(CPI)前年同月比 コア詳細 住居費推移

前年同月比でみると、エネルギー価格上昇で総合は再加速中コアは順調に鈍化傾向が確認されました。ただし住居費鈍化が緩んでいる結果であることに注意が必要です。先行指数の生産者物価指数(PPI)が再加速していることから、消費者側の物価指数も今後再加速する可能性も秘めています。
そうなると、FRBによる金融引き締めが長期化することになるため、株式相場にとっては懸念材料となってしまいます。

FOMC議事要旨

2023年9月19~20日に開催された議事要旨が公表されました。

想定内の内容であり、市場へのインパクトは限定的となりました。
FOMCでは年内残り1回の利上げを支持している内容でしたが、ここ最近の長期金利上昇がそれに該当するということで、市場は年内利上げは無いと予想をしています。

ミシガン大学消費者態度指数

2023/10/13 ミシガン大学消費者調査

消費者信頼感指数は3か月連続の下落となっており、消費者マインドが下がってきていることがわかります。1年後の期待インフレは+3.8%となっており、消費者側はインフレが収まってこないと想定しているようです。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
10月17日21:309月小売売上高(前月比)
10月17日22:159月鉱工業生産(前月比)
10月17日22:159月設備稼働率 
10月18日21:309月住宅着工件数
10月18日21:309月建設許可件数
10月19日23:009月中古住宅販売件数

消費者動向を示す、小売売上に注目が集まっています。
また、すそ野が広い業種である住宅関連指数にも注目です。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
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2023~2024年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/10/14 2023~2024年 政策金利確率 CME FedWatch 

インフレ指数が高水準でしたが、FOMC議事要旨や中東情勢、直近の経済指標などを踏まえ11月は現状維持と市場は想定しています。先週から大きな動きは無い結果となりました。

<ターミナルレート>
5.25~5.50%の現状維持になると市場は見込んでいます。
2023年12月~2024年3月FOMCにて追加利上げがある可能性が約2~3割。FOMCメンバーによるドットチャートや発言では、年内にあと1回利上げがあるとされており、市場予想とやや差が出ています。

<利下げ>
FOMCドットチャートでは2024年末時点の政策金利は5.125%であり、市場は4.50~4.75%と想定していることから、大きなGAPがある状態となっていることが分かります。

<現在のシナリオ>
・11月~2024年3月は維持
・2024年6月~利下げ
・2024年末には、政策金利が4.50~4.75%まで低下する

2023/10/13 米国債 2年金利 日足チャート

2023/10/13 米国債 10年金利 日足チャート

今週は中東情勢悪化もあり、長期金利は下落傾向となっています。

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年10月2週 日米主要株価指数結果

●過去4週履歴

2023年10月2週 日米主要株価指数結果 過去4週推移

●アメリカ
長期金利下落で先週まで大幅下落していた公共事業や不動産が上昇しました。
また、中東情勢悪化を受け、原油価格上昇➡エネルギー株上昇となりました。

先週末からの長期金利差
・2年金利:-0.027% 終値:5.058%
・10年金利:-0.193% 終値:4.612%

先週末比)
・NYダウ: +0.79%
・NASDAQ: -0.18%
・S&P500: +0.45%

●日本株
下記のような環境から日本株は強い状態が続いています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
・中国団体観光客解禁でインバウンド株が再注目

長期金利下落、先週までの大幅下落からの反発となった週でした。
また、日経平均寄与度が高いファーストリテイリングが急騰となり、日経平均が大きな伸びを示しました。

先週末からの長期金利差
・10年金利:-0.043% 終値:0.757%

先週末比)
・日経平均: +4.26%
・TOPIX: +1.97%
・マザーズ: -2.57%

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日本市場振り返り

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ヒートマップ

2023年10月2週 東証セクターヒートマップ

10/10、10/12は幅広い業種が上昇したことが分かります。一方でアメリカ消費者物価指数上昇や中東情勢悪化による週末リスク回避を受け10/13は下落となりました。

全業種データ

2023/10/13時点 東証セクター月間週間推移

2023年10月2週 東証セクター成績TOP10

上昇:25業種
下落:8業種
と先週から反発した週となりました。

原油価格上昇を受け、石油関連株が上昇していることが分かります。
また、長期金利下落を受け、半導体関連株も上昇、円安が続いている影響で自動車関連株が上昇しました。
2023/10/14 為替ドル円日足チャート
2023/10/13 日本国債10年利回り日足チャート

決算資料見るのは時間と労力がかかりますが、IR BANKなら視覚的にも分かりやすく決算がまとめられています。

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アメリカ市場振り

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2023年10月2週 アメリカ株ヒートマップ

原油価格急騰によりエネルギー株上昇、先週まで大きく下落していた不動産と公共事業株が長期金利下落を受け上昇しました。決算ラッシュがスタートし、今後業績相場に移っていきます。

セクター成績

2023/10/14時点 アメリカセクター成績月間週間推移

上昇:6セクター
下落:5セクター

拮抗した週となりました。
ハイテク・グロース株ウエイトが多い一般消費財、テクノロジー、コミュニケーションサービスがやや下落したことを受け、NASDAQ指数が下落しています。
一方で、先週大きく下落したエネルギー、公共事業、不動産セクターが上昇しています。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

水色塗りつぶし:勢いが続いているハイテクグロース企業
黄色塗りつぶし:ハイテク関連で勢いが落ちている銘柄
ピンク塗りつぶし勢いのないディフェンシブ・バリュー

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
ノボ ノルディスク NVOヘルスケア10.88%5.92%26.92%21.16%96.46%50.94%
イーライリリーLLYヘルスケア7.78%2.97%36.24%62.57%87.69%66.52%
ブロードコムAVGOテクノロジー4.49%1.32%-2.98%42.55%105.12%57.96%
シェルSHELエネルギー4.42%3.12%10.80%8.57%33.90%18.31%
アドビADBEテクノロジー4.19%-0.62%5.13%44.65%91.77%63.06%
ユナイテッドヘルス グループUNHヘルスケア2.78%11.54%11.43%5.39%7.89%1.74%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融2.65%-8.36%-8.98%-9.35%-10.38%-19.20%
トヨタ自動車 TM一般消費財2.60%-5.48%11.43%30.69%31.61%30.09%
エクソンモービルXOMエネルギー2.52%-7.30%8.37%-5.33%11.62%-0.39%
ウォルマートWMT生活必需品2.19%-3.28%3.22%7.64%21.85%12.72%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融2.00%-0.84%-3.51%6.68%42.84%10.37%
コストコ ホールセール コーポレーションCOST生活必需品1.67%0.37%2.51%15.38%21.54%24.17%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財1.43%-10.32%-2.82%26.61%14.96%54.51%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー1.31%-1.10%-13.67%3.74%41.10%21.44%
シェブロンCVXエネルギー1.13%-1.90%6.92%-4.86%4.07%-8.60%
ビザV金融1.12%-1.59%-2.59%1.56%33.34%14.40%
アップルAAPLテクノロジー0.77%1.77%-7.80%8.26%29.28%37.65%
シスコシステムズCSCOテクノロジー0.60%-4.61%5.83%6.39%36.92%12.87%
プロクター・アンド・ギャンブルPG生活必需品0.42%-6.51%-2.89%-4.18%16.28%-4.53%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー0.40%-3.56%-20.51%-9.97%50.57%9.76%
マイクロソフトMSFTテクノロジー0.14%-3.24%-5.21%14.53%45.17%36.66%
メルクMRKヘルスケア0.13%-3.91%-1.48%-9.80%15.03%-6.26%
ノバルティス AG NVSヘルスケア0.10%0.91%3.86%4.99%36.45%13.27%
マスターカードMA金融0.02%-3.70%-1.04%6.87%40.46%14.47%
アストラゼネカ AZNヘルスケア-0.13%-0.66%0.42%-8.84%22.26%-0.69%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス-0.16%-0.54%10.20%26.17%40.80%55.68%
ペプシコPEP生活必需品-0.18%-11.71%-13.81%-12.81%-5.54%-11.44%
アッヴィABBVヘルスケア-0.19%-3.70%9.74%-8.43%5.70%-8.45%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス-0.23%0.95%1.31%42.08%146.82%161.50%
ホームデポHD一般消費財-0.31%-11.44%-7.63%-0.09%4.06%-7.58%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融-0.36%-6.61%0.24%7.93%30.72%11.72%
コカ・コーラKO生活必需品-0.47%-9.53%-13.02%-16.11%-4.08%-16.85%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア-0.50%-4.21%-1.40%-5.42%-3.59%-11.21%
エヌビディアNVDAテクノロジー-0.66%-0.26%-2.15%69.90%295.31%211.08%
オラクルORCLテクノロジー-1.56%-4.76%-8.95%13.10%69.72%32.43%
アリババグループホールディング BABA一般消費財-2.37%-4.52%-10.05%-11.14%10.95%-4.62%
テスラTSLA一般消費財-3.61%-9.03%-13.52%35.74%15.60%103.86%

次週は重要指標として米小売売上があります。来週からはアメリカ決算発表ラッシュが本格化します。テスラ、ジョンソンエンドジョンソン、P&G、ネットフリックス、バンクオブアメリカ、アボットラボラトリーズなど誰もが聞いたことのある銘柄の決算発表となります。
finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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