【アメリカ・日本株】週間振り返り~2022年10月2週目

2022年10月2週日米市場振り返り市場振り返り
この記事は約59分で読めます。

2022年10月10日~10月14日までの株式市場振り返りです。

ジェットコースターみたいな乱高下相場ですね・・

アメリカ物価指数の発表週で
・10/12:生産者物価指数(PPI)
・10/13:消費者物価指数(CPI)
が発表されるまでは懸念相場で下落。

物価指数が予想よりも高い水準であり、10/13は取引最初に大きく下落しました。しかし悪材料出尽くし?の影響か暴騰しました。
相場参加者の多数がマイナス思考になっていることから、逆張りで買っている人がなだれ込んでいるような状態も考えられます。

10/13にアメリカ株は暴騰、翌10/14に日本株は暴騰となりました。
しかし10/14のアメリカ株はハイテク株が特に暴落。
忙しい週でした。

●NYダウ:+1.15%

●NASDAQ総合指数:-3.11%
●S&P500:-1.55%
●日経平均:-0.09%
●TOPIX:-0.45%
●マザーズ:-1.33%
ハイテク株の多いNASDAQとバリュー株の影響が比較的強いNYダウの差が大変興味深い内容でした。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ⑥アメリカ主要銘柄決算内容

の順でまとめています。

 
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アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、
・10/12:生産者物価指数(PPI)
・10/13:消費者物価指数(CPI)
・10/14:小売売上高
・10/14:ミシガン大学消費者信頼感指数
の発表がありました。

PPI、CPIの結果からインフレはまだ収まる様子は無く、アメリカ金利政策はタカ派が更に強まる可能性があります。つまり短期的に一気に利上げを実施する方針が変更されず、2023年中はその高い水準維持になることが予測できます。
ミシガン大学消費者信頼感指数からは景気自体は堅調ですが、小売業売上高からは自動車購入が下落していることが確認されました。裾野が広い自動車関連の業績が悪化するとなると、景気が悪くなることがほぼ決定的だと考えられます。

生産者物価指数(PPI) 

・前月:+8.7%
・予想:+8.4%
・結果:+8.5%
対前月を下回るものの予想を超える結果+高水準となっています。
インフレ加速が中々止まりません。

アメリカ生産者物価指数

生産者物価指数(PPI) コア

コア:エネルギーと食品除く指数です。

・前月:+7.2%
・予想:+7.3%
・結果:+7.2%
対前月と同等。予想よりも若干低い結果で好印象の内容でした。
生産者側ではエネルギー除くと9月は落ち着いてきている結果となっています。

アメリカ生産者物価指数コア

消費者物価指数(CPI) 

・前月:+8.3%
・予想:+8.1%
・結果:+8.2%
対前月を下回るものの予想を超える結果+高水準となり、悪材料な結果でした。
インフレ加速が中々止まりません。

アメリカ消費者物価指数

消費者物価指数(CPI) コア

コア:エネルギーと食品除く指数です。

・前月:+6.3%
・予想:+6.5%
・結果:+6.6%
対前月、予想を超える結果でした。
生産者側ではエネルギー除くと9月は落ち着いてきている結果に対して、消費者側は上昇してしまっています。つまり、生産者側の恩恵が消費者側にまで波及していないことが分かります。これは生産者と消費者で数か月以上のタイムラグがあるためです。
アメリカ消費者物価指数コア
 

消費者物価指数(CPI) の中身

エネルギーは前年同月で見ると大幅に上昇していますが、前月比で見るとマイナスが続いています。これは、原油価格が下落してきた影響です。ただし最近は原油価格下落に歯止めがかかっている状態であるため、まだまだ注意が必要です。

また、一回上がると中々下落しない住居費も上昇し続けているため、インフレが止まりにくい強い因子となっています。

アメリカ消費者物価指数 中身

アメリカ消費者物価指数コア中身

小売業売上

・前月:+0.4%
・予想:+0.2%
・結果:+0.0%
前月、予想を下回る内容でした。
小売業売上成長は止まってきていることが確認されました。

アメリカ小売業売上

小売業売上 コア

コア:自動車を除く指数となります。

・前月:-0.1%
・予想:-0.1%
・結果:+0.1%
自動車を除くと予想や前月よりも高い結果が出ています。
自動車関連の売り上げが厳しくなっていることが示唆されました。
 裾野が広い業界であるため、景気悪化が確実視されています。
 アメリカ小売業売上 コア
 

ミシガン大学消費者信頼感指数

・前月:58.6
・予想:58.9
・結果:59.8
4か月連続回復しています。景気は悪くなってきているものの、まだまだ堅調であることが確認されました。

アメリカミシガン大学消費者信頼感指数

次週は、次に指標に注目です。
・10/19:住宅着工件数
・10/20:中古住宅販売件数

株式以外の重要指標

11月FOMCでの利上げ確率

先週までは0.50%利上げ確率も高い水準でしたが、0.75%利上げ確率がほぼ決定的と市場は考えているようです。
一歩進んで1%利上げ確率も3%になっています。

2022年11月FOMC利上げ確率

12月FOMCでの利上げ確率

12月も11月に続いて0.75%利上げになる見通しが急速に強まってきています。
70%の確率で今よりも1.50%利上げ予想となっており、4.50~4.75%の政策金利目標となると予測されています。

2022年12月FOMC利上げ確率

2023年の金利見通し

現時点では4.75~5.00%で利上げ打ち止めになる公算が高い状態です。
ただし、2023年2月のFOMCで5.00~5.25%へという確率も高まってきており、3月FOMCでも追加利上げすることもあり得ます。
その後維持され、2023年末に利下げになる目論見となっていますが、
FOMCメンバーからは利下げが否定されてはいるため、予断は許さないとは思います。

2023年政策金利目標確率

アメリカ長期金利推移

10年債券利回りが週足終値で4%を超えています。
これは2008年以来14年ぶりの高水準となります。

・2年金利:4.498%
・5年金利:4.269%
・10年金利:4.022%
・30年金利:3.997%
明らかに逆イールドとなっています。
→リセッションの兆候は変わらずとなっています。

アメリカ10年債券利回り日足チャート

アメリカ10年債券利回りと2年債差 日足チャート

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

為替(ドル円)

恐る恐るゆっくりと上昇してきましたが、前回為替介入レベルの146円を突破した後
一気に148円台まで上昇しました。追加介入の可能性について神田財務官は、「断固たる行動を取る用意がある」とコメントしています。
介入があったとしても、日本の金融緩和が続く限り日米金利差が拡大する一方であるため、中長期的には円安トレンドは続くと思われます。

ドル円日足チャート

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原油価格WTI

先週はOPEC減産発表もあり、大きく上昇しましたが、今週は下落傾向。
景気の先細り懸念が出始めています。

原油価格WTI日足チャート

主要指数成績

2022年10月2週日米主要株式指数結果

2022年日米主要株式指数結果履歴

アメリカ株は10/13の大幅暴騰があった影響でNYダウは週足で上昇しました。
金利が上昇している影響が強く、ハイテク・グロース株の影響度が強いNASDAQ、
S&P500は下落となりました。

日本株は10/14暴騰となりましたが、10/13まで3日連続マイナスの影響で週間マイナスとなりました。

昨年末比で見ると、
・ハイテク関連株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
大型エコノミー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。

日本市場振り

主要指数結果

2022年10月2週日本主要株式指数結果

10/7~10/13まで4日連続下落となりました。
そして10/13のアメリカ暴騰を受け、10/14は日本株は暴騰となりました。

・日経平均:100日移動平均線(黄)、200日移動平均線(赤)近くまで上昇しました。
・TOPIX:日経平均と同様の動きをしました。
・マザーズ:100日移動平均線(黄)で反発しています。

円安が止まらず、輸入に頼っている業界は特に厳しく、消費者に対して値段を大幅に上げられないメーカーは特に厳しい情勢になる恐れがあります。
日銀の金融緩和は続くと思われますが、世界の流れは止められず景気は鈍化する可能性が高いと考えます。

セクター成績

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

2022年10月24週東証セクターtヒートマップ

2022年東証セクター成績一覧

2022年10月2週東証セクターTOP10

プラスは9業種、マイナスは24業種とマイナスが多い週となりました。

<プラス>
・旅行関連株:インバウンド再開で陸運・空運が上昇
・ディフェンシブ:医薬品が上昇

<マイナス>
グロース株:機械、電気機器、精密機器など幅広く下落しています。
特にアメリカ株に釣られて半導体関連株が下落しています。

アメリカ市場振り返り

主要指数結果

2022年10月2週アメリカ主要指数結果

今週は特に乱高下が酷い相場でした。
10/13に大幅上昇した後、10/14はハイテク株中心に大幅下落。

NASDAQとS&P500チャートの青い線は2022年6月の底ですが、それをブレイクし年初来最低を記録しています。

円安に大きく振れてきており、アメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。

ヒートマップ

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2022年10月2週アメリカヒートマップ

ヒートマップは、ぱっと見で色々な情報が分かるため心強いツールです。

<プラス>
・大手製薬
・銀行

<大幅マイナス>
・半導体
・ソフトウェア
・インターネット小売り

セクター別成績

2022年アメリカセクター成績

プラスが2業種、マイナスが9業種とマイナス優勢の週となっています。

<プラス>
ディフェンシブセクターが強さを出しています。
・生活必需品がTOP
・ヘルスケアが2位

<マイナス>
・一般消費財:アマゾン、アリババなどのネット小売りやテスラ暴落
・テクノロジー:ソフトウェアと半導体関連株が暴落
・素材:金利上昇に伴い、貴金属が大幅下落

TOP:生活必需品:+0.68%

好決算を発表したペプシコが大きく上昇しています。
リセッションと発表はされていませんが、景気鈍化に強いディフェンシブセクターの一角である生活必需品は強みを発揮しています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ペプシコPEP5.31%2.60%1.15%-0.99%6.86%-2.03%
ウォルマートWMT1.45%-2.28%1.29%-16.97%-6.75%-9.86%
コカ・コーラKO0.86%-7.64%-10.82%-15.44%0.68%-7.14%
フィリップモリスPM0.72%-9.34%-4.75%-16.22%-13.75%-10.25%
プロテクター&ギャンブルPG0.65%-8.99%-12.72%-21.12%-13.17%-23.54%
ユニリーバUL-0.23%-4.71%-5.86%-3.16%-18.61%-19.59%
コストコCOST-2.88%-9.70%-11.94%-22.99%0.89%-19.91%

 

 

 

 

 

 

 

 

No.2:ヘルスケア:+0.13%

大手製薬会社が上昇しています。
こちらも生活必需品セクター同様に、下落相場で強みを発揮してくれるセクターのため、頼もしい銘柄ばかりです。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
メルクMRK5.23%6.26%-0.17%6.06%17.68%20.28%
アッヴィABBV3.01%0.30%-4.43%-11.93%31.25%5.57%
ジョンソンエンドジョンソンJNJ2.66%-0.38%-5.61%-8.58%2.72%-3.86%
ユナイテッドヘルスUNH1.64%-1.87%-1.20%-4.06%22.07%2.19%
イーライリリーLLY1.45%7.08%2.99%9.78%40.01%19.97%
ファイザーPFE1.28%-6.70%-15.55%-19.31%2.86%-27.42%
ノバルティスNVS-0.11%-6.40%-8.62%-18.32%-8.51%-13.60%
ノボノルディスクNVO-0.25%0.57%-8.13%-12.18%3.35%-7.32%
サーモフィッシャーTMO-3.93%-8.86%-3.40%-11.57%-12.87%-24.61%
ダナハーDHR-5.50%-10.00%2.69%-8.40%-15.55%-22.89%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

No.3:金融:-0.29%

全体としてはマイナスですが、金利上昇に伴う収益UPで銀行関連株が上昇しています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
JPモルガンJPM4.92%-5.67%-0.54%-11.84%-31.98%-29.78%
ウェルズファーゴWFC3.30%-2.20%4.81%-6.86%-4.72%-10.03%
バンクオブアメリカBAC3.09%-8.14%-1.74%-15.62%-29.66%-28.75%
バークシャーハサウェイBRK-B1.35%-1.46%-1.30%-20.81%-3.18%-8.81%
ビザV-0.66%-6.53%-11.87%-14.18%-18.90%-15.73%
マスターカードMA-2.13%-8.92%-12.79%-19.32%-16.22%-19.66%
モルガンスタンレーMS-4.60%-14.68%-4.51%-11.16%-25.45%-23.29%
チャールズシュワブSCHW-7.17%-4.96%12.64%-16.64%-11.69%-17.98%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワースト1:一般消費財:-4.63%

バリュー株のマクドナルドは強さを発揮していますが、
・アリババ、アマゾンなどの小売り
・電気自動車のテスラ
などグロース株中心に大きく下落した影響でワーストセクターとなっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
マクドナルドMCD4.28%-4.07%-3.67%-2.93%-0.57%-9.29%
ナイキNKE0.45%-17.01%-15.77%-34.40%-44.29%-47.47%
スターバックスSBUX-0.76%-6.34%7.65%8.64%-22.79%-26.16%
トヨタ自動車TM-1.28%-4.51%-14.44%-19.82%-23.59%-27.63%
ホームデポHD-2.78%1.80%-5.67%-9.22%-19.65%-33.39%
ロウズカンパニーLOW-4.18%-1.09%1.71%-6.12%-12.70%-26.90%
アマゾンAMZN-6.69%-15.35%-6.03%-29.53%-35.21%-35.88%
テスラTSLA-8.11%-32.51%-14.78%-37.57%-24.85%-41.81%
アリババBABA-10.12%-17.80%-29.20%-23.53%-56.22%-38.53%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワースト2:テクノロジー:-4.40%

ASML、台湾セミコンダクター、ブロードコム、エヌビディアといった半導体大手株が軒並み暴落しています。この影響が強く、テクノロジーセクターが大きく下落しています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
オラクルORCL1.61%-8.44%-8.40%-19.06%-32.50%-26.26%
シスコシステムズCSCO-0.17%-7.14%-5.63%-21.44%-27.76%-36.56%
アップルAAPL-1.22%-9.18%-5.91%-16.28%-3.74%-22.07%
マイクロソフトMSFT-2.42%-6.85%-10.10%-18.32%-24.51%-32.04%
アクセンチュアACN-2.69%-7.72%-5.93%-20.89%-25.46%-39.04%
セールスフォースCRM-5.37%-8.11%-15.29%-24.91%-50.96%-44.04%
エヌビディアNVDA-7.03%-13.16%-30.27%-47.19%-48.37%-61.83%
ブロードコムAVGO-7.25%-14.60%-13.02%-25.57%-14.17%-35.81%
台湾セミコンダクターTSM-8.36%-18.03%-23.52%-35.01%-43.21%-46.87%
ASMLASML-12.70%-18.58%-19.93%-36.59%-51.29%-52.38%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワースト3:素材:-3.27%

金利上昇に伴い、金や銀などの貴金属が大きく下落しています。

会社1週間1か月3か月6か月1年年初来
原料炭1.91%12.93%7.08%-15.57%52.22%53.73%
1.66%-0.58%0.95%-30.87%-14.08%-14.77%
紙・紙製品0.36%4.25%9.44%-13.77%-0.86%-11.20%
化学品-0.09%-7.91%-5.27%-20.63%-19.86%-23.04%
特殊化学品-1.61%-8.53%-6.91%-17.28%-23.46%-29.28%
アルミニウム-1.70%-11.60%-12.72%-55.14%-32.18%-38.49%
-3.27%-4.01%0.78%-38.61%-22.59%-26.58%
建材-4.10%-9.47%-5.64%-18.55%-28.10%-36.38%
木材と木材生産-4.70%-12.19%-10.47%-16.42%-12.46%-23.56%
農業投入物-4.93%-7.90%5.26%-24.48%14.15%5.65%
その他の貴金属と鉱業-5.81%-5.30%-9.97%-45.06%-48.50%-40.01%
その他の工業用金属および鉱業-6.23%-4.59%-1.00%-31.70%-12.71%-12.34%
-6.45%-2.92%-11.85%-43.14%-27.85%-27.45%
-7.16%0.35%-4.71%-44.24%-38.71%-33.04%
会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
リンデLIN0.78%-2.67%-0.65%-13.56%-10.83%-20.52%
BHPグループリミテッドBHP-5.61%-6.52%-4.66%-30.68%-6.03%-10.24%
リオ ティント グループRIO-6.27%-2.96%-5.17%-34.40%-23.84%-19.12%
ニュートリエンNTR-6.95%-12.30%4.02%-30.43%8.61%3.62%
ベールSAVALE-9.36%0.15%5.13%-31.46%-7.66%-4.76%

 

 

 

 

 

 

アメリカ主要銘柄決算内容

アナリスト予想:ファクトセットが調査したアナリスト予想の平均(FactSetコンセンサス)を使用
マネックス証券参照。無い場合は、https://jp.investing.com/を参照

今週から本格的な決算発表週で比較的良好な滑り出しとなっています。

ペプシコ (PEP)

3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比8.8%増の 219.7億ドル。アナリスト予想より+5.5%
EPS前年同期の水準から+0.18ドル。アナリスト予想より+0.13ドル
増収増益でかつ予想を上回る好決算内容でした。
通期ガイダンスEPSも予想を上回っています。
市況が悪い中のため、ディフェンシブセクターはもともと買われやすく、その中で好決算であったため、株価は大きく上昇しています。

 

デルタ航空 (DAL)

3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比52.8%増の 139.8億ドル。アナリスト予想より+8.4%
EPS前年同期の水準から+1.21ドル。アナリスト予想より-0.03ドル
EPS予想を若干したまわるものの、増収増益で好決算内容でした。
通期ガイダンスとしては、売上高は予想範囲内、EPSは予想を上回りました。
コロナ禍で苦しんでいましたが、明るい兆しであり、株価は上昇しています。

 

 

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス (WBA)

4Qの業績は減収減益

売上高前年同期比5.4%減の 324億ドル。アナリスト予想より+1.0%
EPS前年同期の水準から-0.37ドル。アナリスト予想より+0.03ドル
減収減益ながら売上高、EPSともに予想を上回りました。
通期ガイダンスEPSは、予想を上回っています。
ディフェンシブセクターかつ高配当銘柄、株価が低調であることから
このタイミングで大きく株価は上昇しています。

 

 

ブラックロック (BLK)

3Qの業績は減収減益

売上高前年同期比14.7%減の 50.5億ドル。アナリスト予想より+0.2%
EPS前年同期の水準から-1.45ドル。アナリスト予想より+2.1ドル
減収減益ながら売上高、EPSともに予想を上回りました。
世界的な株価低迷で運用資産が大きく減少していますが、
予想を超える売上高、EPSという結果で好感されています。
株価は上昇しています。

 

 

ドミノピザ (DPZ)

3Qの業績は増収減益

売上高前年同期比7.2%増の 10.7億ドル。アナリストと同等水準
EPS前年同期の水準から-0.45ドル。アナリスト予想より-0.18ドル
大幅な増収でした。ただし減収で予想を下回るEPS結果でした。
他の銘柄に釣られる形で株価は大きく上昇しました。

 

台湾セミコンダクター (TSM)

3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比37.2%増の 202.3億ドル。アナリスト予想より+4.1%
EPS前年同期の水準から+0.72ドル。アナリスト予想より+0.14ドル
大幅な増収増益、予想を上回る好決算でした。
来四半期ガイダンス売上高も予想を超えるレンジとなっています。
電気自動車関連が好調な結果でした。

半導体銘柄は厳しい株式相場となっていますが、当決算を受け
株価は上昇しています。

 

 

ユナイテッドヘルス (UNH)

3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比11.8%増の 809億ドル。アナリスト予想より+0.5%
EPS前年同期の水準から+1.27ドル。アナリスト予想より+0.36ドル
大幅な増収増益、予想を上回る好決算でした。
通期ガイダンスEPSを上方修正し、好感されています。
ディフェンシブセクターのヘルスケアを牽引する企業として、やはり強いです。
株価は上昇しています。

 

 

ウェルズファーゴ (WFC)

3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比3.6%増の 195.1億ドル。アナリスト予想より+4.0%
EPS前年同期の水準から+0.13ドル。アナリスト予想より+0.20ドル
増収増益であり、予想を上回る好決算でした。
減益を見込まれていましたが、増益であったことが好感されています。
株価は上昇しています。

 

 

JPモルガンチェース (JPM)

3Qの業績は増収減益

売上高前年同期比10.3%増の 327億ドル。アナリスト予想より+1.8%
EPS前年同期の水準から-0.62ドル。アナリスト予想より+0.2ドル
大幅な増収であり、予想も上回る売上高となりました。
減益ながら予想を超える結果となっています。
純金利収入が過去最高を記録しており、利上げの恩恵を受けた銘柄となります。
株価は上昇しています。

 

シティグループ (C)

3Qの業績は増収減益

売上高前年同期比7.9%増の 185億ドル。アナリスト予想より+0.8%
EPS前年同期の水準から-0.65ドル。アナリスト予想より+0.02ドル
大幅な増収であり、予想も上回る売上高となりました。
減益ながら予想を若干超える結果となっています。
こちらも金利上昇に伴う収益が上昇しており、利上げの恩恵を受けた銘柄です。
株価は上昇しています。

 

来週は数多くの大手銘柄決算が発表されます。

10月17日バンクオブアメリカ(BAC)
リオティント(RIO)
チャールズシュワブ(SCHW)
10月18日ゴールドマンサックス(GS)
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)
ロッキードマーティン(LMT)
ネットフリックス(NFLX)
ステートストリート(STT)
ユナイティッド航空(UAL)
10月19日アボットラボラトリーズ(ABT)
ASMLホールディングス(ASML)
IBM
ラムリサーチ(LRCX)
プロテクター&ギャンブル(PG)
PPGインダストリーズ(PPG)
トラベラーズ(TRV)
プロロジス(PLD)
クラウンキャッスル(CCI)
キンダーモルガン(KMI)
10月20日アメリカン航空(AAL)
バイオジェン(BIIB)
ダナハー(DHR)
ダウ(DOW)
ネクステラエナジー(NEE)
フィリップモリス(MO)
スナップ(SNAP)
AT&T(T)
テスラ(TSLA)
ユニオンパシフィック(UNP)
10月21日アメリカンエキスプレス(AXP)
ベライゾン(VZ)

マイナス材料出尽くしで、株価が上昇局面になることを期待しています。

 

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