【アメリカ・日本株】週間振り返り~2022年11月2週目

2022年11月2週日米市場振り返り市場振り返り
この記事は約25分で読めます。
 
 

2022年11月7日~11月11日までの株式市場振り返りです。

アメリカ消費者物価指数を受けて、急騰しましたね!

11/10は物凄かったですね!前日比で、
・NYダウ:+3.70%
・NASDAQ総合指数:+7.35%
・S&P500:+5.54%
と今まで暴落していたグロース株中心に爆上げでした。

先週末比でも急騰しています。
CPI結果からインフレ抑制が出来つつあることが確認され、長期金利の低下とともに株式市場へ急速に資金が戻ってきました。
・NYダウ:+4.15%
・NASDAQ総合指数:+8.10%
・S&P500:+5.90%
・日経平均:+3.91%
・TOPIX:+3.26%
・マザーズ指数:+3.96%

アメリカ消費者物価指数(CPI)については、詳しくまとめています。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ⑥アメリカ主要銘柄決算内容

の順でまとめています。

 

アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、
・11/10:消費者物価指数(CPI)
・11/11:ミシガン大学消費者信頼感指数
が注目されました。

消費者物価指数(CPI)

対前年同月比

・前月:8.2%
・予想:7.9%
・結果:7.7%
前月から大きく低下し、更に予想よりも低くなったことから、利上げペースが鈍化+早い段階で利下げも視野?という楽観ムードが広がり、長期金利が急激に低下→株価暴騰 という結果になりました。

対前年同月比 詳細

食料品、エネルギーも低下傾向であることが分かります。
また、食料品・エネルギーを除く「コア指数」も低下しており、幅広くインフレが抑制されつつあることが確認されました。

2022年10月度アメリカ消費者物価指数詳細 前年同月比

対前月比

・前月:0.4%
・予想:0.6%
・結果:0.4%
前月と同等であり、予想を下回ったことからインフレ自体は鈍化してきていることが分かります。

2022年10月度アメリカ消費者物価指数 対前月比

対前月比 詳細

対前月比の内訳として、エネルギー上昇が気がかりです。
※9月:-2.1% 10月:+1.8%

原油価格は夏から秋にかけて低下傾向でしたが、最近は下落が一服しており上昇の気配もあります。対前年比では鈍化してきていることから、この結果が一過性のものなのかどうか注視が必要です。

2022年d10月度アメリカ消費者物価指数 対前月比詳細

消費者物価指数(CPI)  コア

変動が大きい食料品とエネルギーを除いた結果です。

対前年同月比

・前月:6.6%
・予想:6.5%
・結果:6.3%
7月を底に2か月連続上昇していましたが、10月分は0.3%低下し予想も下回りました。
この数か月は、全体のCPIは低下傾向であったにも関わらず、「コア」は上昇していたことからエネルギーや食料品以外の物価が上昇していることが示唆されていました。
今回の発表で、幅広く物価が抑制されてきていることが好感されています。

2022年10月アメリカ消費者物価指数コア 前年同月比

対前年同月比 詳細

中古車価格が大きく低下してきていることが分かります。
新車、衣服、医療用品・サービスも低下傾向となっています。
一方で住居費や輸送サービスは上昇
住居費については、一回上がり始めると低下しにくい性質であるため、ここがネックに
なる可能性があります。

2022年10月アメリカ消費者物価指数コア詳細 前年同月比

対前月比

・前月:0.6%
・予想:0.5%
・結果:0.3%
対前月、予想も下回っています。
今回の発表で、幅広く物価が抑制されてきていることが好感されています。

2022年10月度アメリカ消費者物価指数コア 前月比

対前月比 詳細

中古車価格が大きく低下してきていることが分かります。
新車、衣服、輸送サービス、医療サービスも低下傾向となっています。
一方で住居費や医療用品は上昇

対前月、対前年度同月比で「住居費」はいずれも上昇傾向が確認されました。
住居費については、一回上がり始めると低下しにくい性質であるため、ここがネックに
なる可能性があります。

2022年10月度アメリカ消費者物価指数コア詳細 対前月比

ミシガン大学消費者信頼感指数

・前月:59.9
・予想:59.5
・結果:54.7
6月を底に上昇してきましたが、11月は前月、予想を大きく下回る結果となりました。
景気後退ムードが近づいてきています

2022年11月度ミシガン大学消費者信頼感指数

ミシガン大学消費者期待インフレ率

9月を底に、期待インフレ率は上昇していることが分かります。
消費者側はインフレは長く続くと予想しているようです。

2022年11月ミシガン大学消費者期待インフレ率

次週注目の経済指標

・11/15:ニューヨーク連銀製造業景気指数
・11/15:生産者物価指数(PPI)
・11/16:小売売上高
・11/17:住宅着工件数、住宅建築許可件数

今週は「消費者側」の物価指数発表でしたが、次週は「企業担当者側」の物価指数発表があります。

 
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株式以外の重要指標

12月FOMCでの利上げ確率

CPI発表まで、0.50%利上げ確率と0.75%利上げ確率が拮抗状態。
発表後は、0.50%利上げ確率が一気に上昇し、約85%となっています。

2022年12月FOMC利上げ確率

2023年の金利見通し

11/2のFOMC後に政策金利確率が大きく変動しました。
・最大金利が上昇(5.25~5.50%がターミナルレートになる?)
・高いレンジで維持に

そこから徐々にターミナルレートは下がり、CPI発表前には5.00~5.25%確率が最も高い状態でした。CPI発表後はターミナルレートな4.75~5.00%確率が最も高くなり、利上げペースも鈍化していくと予想されています。

2023年FOMC利上げ確率

アメリカ長期金利推移

●11/11終了時点
・2年金利:4.349%
・5年金利:3.960%
・10年金利:3.850%
・30年金利:4.043%

●10年金利
8月からの上昇トレンドラインを10/27にブレイクした後、徐々に上昇していました。
CPI発表後、大きく下落し50日移動平均線(紫)まで行っています。ここを起点にどう動くか注目です。

●10年金利と2年金利との差
7/5~ずっとマイナスで、明らかに逆イールドとなっています。
→リセッションの兆候は変わらず
マイナス0.4%あたりでずっと推移していましたが、FOMCから2年金利が大きく上昇したため、差が拡大しマイナス0.5%付近を推移しています。

アメリカ10年債券利回り日足チャート

アメリカ債券利回り日足チャート 10年と2年との差

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

為替(ドル円)

10月の為替介入以降下落傾向でしたが、CPI発表後、一気に円高になっています。
週間で最大約9円動いています

8月以来約3か月ぶりに50日移動平均線(紫)をブレイク。
2021年9月以来、約1年2か月振りに100日移動平均線(黄)を割り込みました。

為替ドル円日足チャート

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原油価格WTI

50日移動平均線(紫) と100日移動平均線(黄)の間のレンジ相場となっています。
CPIの結果からエネルギーは対前月比で上昇しています。
原油価格の動向に注意が必要です。

原油WTI日足チャート

主要指数成績

●先週末比/昨年末比

2022年11月2週目日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2022年11月2週日米主要株式指数結果過去4週履歴

●昨年末比推移

2022年日米主要株式指数結果履歴 昨年末比

アメリカ消費者物価指数(CPI)結果を受け、長期金利が一気に低下したため、グロース株中心に株価が上昇しています。

グロース株の比率が高い指数が特に上昇しました。
・NASDAQ総合指数:+8.10%
・S&P500:+5.90%
・日経平均:+3.91%

・マザーズ指数:+3.96%

昨年末比で見ると、

・日経平均とTOPIXは、あと少しでプラスとなるところ
・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
大型エコノミー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。

日本市場振り

主要指数結果

アメリカ結果に追従する形で浮き沈みをしています。
11/10夜にアメリカ株が急騰したため、翌日の11/11に日本株も大きく上昇しました。

日経平均は三角持ち合いを上抜けしており、上昇ムードが強くなってきています。
ただ長期的な移動平均線(50日、100日、200日)よりも高い所にすでにいるため、離れすぎによる上がりにくさが出てくる可能性もあります。

2022年11月2週日本株式市場結果

セクター成績

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

●セクターヒートマップ
2022年11月2週東証セクターヒートマップ

●上昇セクターTOP102022年11月2週東証セクター成績TOP10

●2022年セクター成績履歴2022年東証セクター成績履歴

プラスは28業種、マイナスは5業種と上昇したセクターが多数を占めました。

<プラス>
・海運:2023年決算が過去最高益が出そう
・グロース:電気機器、精密機器、機械など金利低下に伴う上昇
・素材:金属製品、非鉄、化学、ガラス土石、鉄鋼などドル指数低下による上昇

<マイナス>
・空運、陸運:コロナウイルス罹患者上昇
・石油関連:原油価格下落に伴う動き

アメリカ市場振り返り

主要指数結果

11/9は消費者物価指数(CPI)発表を控え下落しましたが、残りの日はすべて上昇しました。
特に11/10のCPI発表後は急騰しています。

移動平均線から見ると、
・NYダウ:長期移動平均線(50日、100日、200日)すべてを上抜けている
・NASDAQ:50日移動平均線をやっと上抜け。
・S&P500:100日移動平均線を上抜け。
となっており、NASDAQ総合指数が最も上昇余地があります。

2022年11月2週アメリカ株式市場結果

今週は円高に大きく振れてきていますが、1年通じて見ると円安状態です。
・2022年初:115円
・2022年11月11日:138.7円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。

ヒートマップ

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2022年11月2週アメリカヒートマップ

ヘルスケアがイマイチに見えますが、他のセクターは上昇していることが分かります。
※ヘルスケア全体出来ると、プラスにはなっています。

時価総額が高いグロース株(GAFAM)が大きく上昇しています。
※テスラはイーロンマスク氏によるTwitter買収が特に影響してマイナスとなっています。
・アップル:+8.18%
・マイクロソフト:11.62%
・アルファベット:+11.35%
・アマゾン:+10.78%
・メタプラットフォームズ:+24.49%

セクター別成績

2022年アメリカセクター成績履歴

全業種プラスとなりました。

TOP:テクノロジー。グロース株が多い為、金利低下に伴い大幅上昇
2位:コミュニケーションサービス。テクノロジーセクター同様。
3位:素材。ドル指数低下に伴い、貴金属上昇。

バリュー株は大きな上昇とはなっていませんが、堅調な結果が出ています。

TOP:テクノロジー:+10.89%

今まで暴落していた半導体関連株が特に大きく上昇しました。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ASMLASML22.97%42.19%0.26%5.13%-30.83%-27.60%
台湾セミコンダクター TSM18.17%10.82%-19.37%-18.83%-37.53%-38.63%
エヌビディアNVDA15.34%36.51%-14.21%-7.79%-46.28%-44.49%
マイクロソフトMSFT11.62%5.49%-15.80%-5.37%-25.67%-26.53%
ブロードコムAVGO11.35%18.29%-7.31%-11.93%-6.72%-22.14%
アクセンチュアACN11.08%12.67%-9.44%1.16%-20.79%-30.02%
テキサス・インスツルメンツTXN10.35%16.30%-3.19%5.74%-4.83%-4.76%
アップルAAPL8.18%4.69%-13.56%1.76%1.24%-15.70%
オラクルORCL2.29%19.23%-1.73%9.23%-17.33%-10.86%
シスコシステムズCSCO0.61%10.29%-3.86%-9.62%-21.09%-29.32%

No.2:コミュニケーションサービス:+8.94%

テクノロジーセクター同様に、グロース株が大きく上昇しました。
中でもメタプラットフォームズは+24.49%と暴騰しています。
これは、コスト削減での利益改善を目指し、従業員削減を表明したことによります。

一方でウォルトディズニーは決算ミスで株価は下落しています。

バリュー要素が強いTモバイル、AT&Tは年初来でプラスとなっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
メタプラットフォームズMETA24.49%-13.26%-37.52%-43.10%-65.52%-66.40%
アルファベットGOOGL11.35%-2.68%-21.03%-16.92%-33.86%-33.44%
ネットフリックスNFLX11.25%24.78%16.47%54.62%-55.88%-51.84%
コムキャストCMCSA9.74%12.54%-16.14%-17.98%-36.60%-32.41%
AT&TT3.98%25.99%3.59%-3.98%0.97%2.28%
ベライゾンVZ2.85%5.22%-15.94%-20.51%-26.98%-26.29%
TモバイルTMUS-1.77%9.85%-0.34%15.72%23.40%26.05%
ウォルトディズニーDIS-4.59%-1.69%-23.54%-11.48%-41.39%-38.66%

No.3:素材:+8.19%

長期金利上昇→ドル指数低下→貴金属含めコモディティ上昇という構図になっています。
その中で金(ゴールド)が大きく上昇しました。

分類1週間1か月3か月6か月1年年初来
13.37%16.99%5.88%-10.29%-16.44%-11.93%
アルミニウム12.90%19.71%-5.63%-17.51%-15.90%-22.03%
9.53%25.87%25.23%9.75%-1.25%-3.09%
特殊化学品8.96%15.68%-2.74%-1.24%-15.07%-16.11%
その他の工業用金属および鉱業8.93%14.01%8.19%1.12%11.50%4.61%
化学品8.79%20.31%1.16%1.38%-7.02%-4.72%
その他の貴金属と鉱業8.51%17.82%7.14%-2.22%-36.19%-24.81%
木材と木材生産7.72%13.12%-10.51%-3.95%-2.78%-11.13%
6.48%10.40%4.78%-3.70%-35.43%-21.42%
建材5.94%16.01%-2.22%3.70%-19.65%-23.06%
5.75%15.62%2.05%2.58%0.58%1.91%
農業投入物2.18%-2.30%-4.47%-9.36%18.42%12.52%
紙・紙製品-0.16%12.89%5.80%3.77%12.25%2.63%
原料炭-10.80%2.43%4.56%-2.74%77.25%61.81%
会社ティッカー業界1週間1か月3か月6か月1年年初来
リオ ティント RIOその他の工業用金属および鉱業10.92%14.67%10.60%-1.67%3.54%-2.55%
シャーウィン・ウィリアムズSHW特殊化学品9.72%15.34%-7.81%-13.20%-27.23%-32.63%
BHPグループリミテッドBHPその他の工業用金属および鉱業9.45%15.55%6.05%2.45%18.22%7.86%
ベール SAVALEその他の工業用金属および鉱業7.37%13.02%15.21%2.36%24.77%12.58%
リンデLIN特殊化学品6.89%16.91%5.77%6.95%-1.62%-4.68%
ニュートリエンNTR農業投入物4.63%-11.43%-14.22%-22.51%12.27%1.97%
エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズAPD化学品4.49%21.21%5.24%23.43%-7.10%-5.19%

ワースト1:公共事業:+0.53%

全体的にはプラスとなっていますが、先週発表の決算がイマイチであったドミニオンエナジーは大きく下落しています。

会社ティッカー業界1週間1か月3か月6か月1年年初来
ネクストエラ・エナジーNEE電気5.72%13.98%-8.45%19.36%-2.41%-10.76%
デューク・エナジーDUK電気1.67%8.16%-14.25%-12.93%-5.07%-9.28%
アメリカン・エレクトリック・パワーAEP電気0.46%6.13%-13.94%-9.74%8.92%1.14%
ザ・サザン・カンパニーSO電気0.28%1.62%-16.95%-11.62%3.24%-5.09%
センプラSRE多様化-0.12%8.12%-7.68%-3.98%27.18%16.91%
ドミニオンエナジーD多様化-8.15%-5.20%-27.16%-26.25%-17.86%-21.51%

ワースト2:エネルギー:+0.85%

微増にとどまっていますが、今までが驚異的であったことから、長期投資している人は大きく儲けが出ています。

会社ティッカー業界1週間1か月3か月6か月1年
トータルエナジーTTE2.49%16.74%13.52%10.04%17.60%19.03%
シェブロンCVX1.66%12.81%18.91%11.07%63.33%58.89%
エクソンモービルXOM1.46%11.86%23.43%28.24%77.19%86.22%
コノコフィリップスCOP1.24%9.14%34.85%33.07%90.92%90.29%
シェルSHEL-2.26%6.86%5.17%-1.64%26.03%28.50%

ワースト3:生活必需品:+2.19%

グロース要素が強いコストコが大きく上昇しました。
コカ・コーラとペプシコは1年間でプラスとなっており、2022年のような荒相場ではBuy&Holdして良かった銘柄たちだと思います。
私はコカ・コーラを定期的に買っていたので、大きな利益を得ることが出来ています。

会社ティッカー業界1週間1か月3か月6か月1年
コストコCOST5.97%10.15%-5.55%3.66%0.64%-9.20%
フィリップモリスPM4.99%8.30%-6.47%-9.54%-0.56%-0.56%
プロテクターアンドギャンブルPG4.86%11.61%-5.11%-8.23%-3.71%-13.82%
コカ・コーラKO3.48%9.75%-4.93%-6.70%8.07%3.56%
ユニリーバUL1.90%7.97%-1.36%2.14%-10.10%-12.33%
ウォルマートWMT1.14%7.79%7.53%-3.69%-3.99%-1.46%
ペプシコPEP-0.41%1.97%-0.69%2.49%9.44%2.50%

アメリカ主要銘柄決算内容

https://jp.investing.com/
を参照しています。

決算スケジュールについては、
https://jp.tradingview.com/markets/stocks-usa/earnings/
をまとめています。

バイオンテック(BNTX)

バイオテクノロジー会社。ファイザー社とコロナワクチンを開発した企業
3Qの業績は減収減益

売上高前年同期比43.3%減の34.5億ドル。アナリスト予想より+45.6%
EPS前年同期より-5.37ドル。アナリスト予想より+0.14ドル

減収減益でしたが、売上高・EPSともに予想を大きく上回る決算でした。
通期ガイダンス:コロナワクチン売上高予想を引き上げています。
株価は上昇しました。
バイオンテック株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-BNTX/

アクティビジョン・ブリザード(ATVI)

ゲームソフト会社。マイクロソフトが買収意向を示しています。
3Qの業績は減収減益

売上高前年同期比5.3%減の17.8億ドル。アナリスト予想より+3.5%
EPS前年同期より-0.04ドル。アナリスト予想より+0.17ドル

減収減益でしたが、売上高・EPSともに予想を上回る結果でした。
株価は上昇しました。

アクティビジョンブリザード株価https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-ATVI/

キャボット(CBT)

大手化学会社。
4Qの業績は増収増益

売上高前年同期比22.8%増の11.1億ドル。アナリスト予想より+3.7%
EPS前年同期より+0.44ドル。アナリスト予想より+0.09ドル

増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算となりました。
通期ガイダンス:売上高・EPSともに予想を上回りました。
株価は上昇した後、急落しています。

キャボット株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-CBT/

デュポン・ド・ヌムール(DD)

大手化学会社。
3Qの業績は減収減益

売上高前年同期比22.2%減の33.2億ドル。アナリスト予想より+2.8%
EPS前年同期より-0.33ドル。アナリスト予想より+0.02ドル

減収減益でしたが、売上高・EPSともに予想を上回る結果でした。
株価は大きく上昇しています。
デュポン株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-DD/

ウォルトディズニー(DIS)

総合エンターテインメント企業。
4Qの業績は増収減益

売上高前年同期比8.7%増の201.5億ドル。アナリスト予想より-5.8%
EPS前年同期より-0.07ドル。アナリスト予想より-0.29ドル

売上高・EPSともに予想を下回る決算ミス
通期売上高・EPSも予想を下回る内容でした。
決算を受け、株価は急落しています。
その後採用凍結などを実施しコスト削減策を公表しました。
ウォルトディズニー株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-DIS/

オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)

石油・ガス開発企業。著名投資家バフェット氏が率いるバークシャーハサウェイが多額の投資を行っている。
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比39.9%増の95億ドル。アナリスト予想より+0.6%
EPS前年同期より+1.57ドル。アナリスト予想より-0.24ドル

増収増益で売上高は予想を上回りました。
一方でEPSは予想を下回る内容でした。
決算を受け、株価は急落しています。

オキシデンタル・ペトロリアム株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-OXY/

コンステレーション・エナジー (CEG)

電力会社
3Qの業績は増収減益で赤字

売上高前年同期比32.4%増の60.5億ドル。アナリスト予想より+54.3%
EPS前年同期より-2.47ドルで赤字転落。アナリスト予想より-1.24ドル

売上高は大きく上昇しましたが、EPSは赤字となり、予想も大きく下回りました
決算を受け、株価は大きく下落しました。
コンステレーション・エナジー株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-CEG

クーパン (CPNG)

韓国のeコマース企業
3Qの業績は増収増益で赤字脱却

売上高前年同期比9.9%増の51億ドル。アナリスト予想より-2.1%
EPS前年同期より+0.24ドルで赤字から脱却。アナリスト予想より+0.09ドル

売上高は予想を下回ったものの、増収増益で上場以来初めて赤字から脱却しています。
株価は急騰しています。
クーパン株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-CPNG/

ニオ (NIO)

中国の電気自動車会社
3Qの業績は増収減益で赤字幅拡大

売上高前年同期比32.5%増の130億ドル。アナリスト予想より-7.7%
EPS前年同期より-1.75ドルで赤字拡大。アナリスト予想より-1.03ドル

大幅な売上高でしたが、EPSは赤字幅拡大でかつEPSから赤字幅が拡大した結果となっています。
来四半期ガイダンス:売上高は、予想を下回ってしまいました。
決算は弱い結果でしたが、同日にCPI結果が発表になったことや中国政府がゼロコロナ政策を一部緩和する方向を示したことで、株価は大きく上昇しました。

ニオ株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-NIO/

ブルックフィールド (BAM)

資産運用会社。不動産、再生エネルギー関連への投資がメイン
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比21.7%増の234.2億ドル。
EPS前年同期より+0.26ドル。アナリスト予想より-0.05ドル

増収増益でしたが、EPSが予想を下回りました。
決算発表後はCPI結果の日だったことと重なり、急騰しました。
ブルックフィールド株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-BAM/

ベクトン・ディッキンソン (BDX)

世界第7位の大手医療機器会社。
3Qの業績は減収増益

売上高前年同期比6.6%減の48億ドル。アナリスト予想より+1.7%
EPS前年同期より+0.16ドル。アナリスト予想通り

売上高は減収となりましたが、予想を上回りました。
EPSは増益で、予想通りの結果。
増配を決定し、51年連続増配となりました。
株価は上昇しています。
ベクトン・ディッキンソン株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-BDX/

トランスダイム・グループ (TDG)

航空機部品製造会社
4Qの業績は増収増益

売上高前年同期比18%増の15.1億ドル。アナリスト予想より+0.7%
EPS前年同期より+1.25ドル。アナリスト予想より+0.36ドル

増収増益であり、売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
株価は上昇しています。
トランスダイム・グループ株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-TDG/

次週決算発表の注目銘柄

来週は小売り大手の決算発表が相次ぎます。

日付

ティッカー

会社名

時価総額
(10億USD)

2022/11/15

WMT

ウォルマート387.00
2022/11/15

HD

ホームデポ322.41
2022/11/16

NVDA

エヌビディア406.54
2022/11/16

CSCO

シスコシステムズ184.04
2022/11/16

LOW

ロウズカンパニー129.74
2022/11/16

TJX

ティージェイエックス85.80
2022/11/16

TGT

ターゲット79.77
2022/11/17

BABA

アリババ191.10
2022/11/17

AMAT

アプライド マテリアルズ95.09
2022/11/17

PANW

パロアルトネットワークス49.66
2022/11/17

NTES

ネットイーズ41.73
2022/11/17

ROST

ロス・ストアーズ33.38
2022/11/17

KEYS

キーサイト・テクノロジー30.79

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