【日本株強い週でした】今週を振り返り、明日からの投資を考えましょう♪ ~2023年3月2週目

市場振り返り
この記事は約25分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
2023年3月6日~3月10日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

アメリカ株は急落でしたね…
日本株は週末を除いて強い‼
経済指標、チャート分析、米決算分析も交えながら振り返りお願いします。

アメリカ株については、
・FRBパウエル議長発言が市場予想より「タカ派」
・暗号資産に注力しているシルバーゲート・キャピタルが事業閉鎖
・地銀(シリコンバレー銀行)が経営破綻。リーマンショック以来の規模
等、株式相場にとっては非常に厳しい状況となりました。銀行株が軒並み売られていて、週明けが不安視されています。

日本株については、
・中国経済回復期待
・インバンド
・円安
・東京証券取引所が低PBR企業に改善を要求
などを背景に非常に堅調に推移しています。
ただし、週末の3/10はアメリカ地銀経営破綻など市場に不安が走り、利益確定などを通じて下落となりました。

そのような背景の下、日米株で明暗が分かれています。
・NYダウ: -4.44%
・NASDAQ: -4.71%
・S&P500: -4.55%
・日経平均: +0.78%
・TOPIX: +0.60%
・マザーズ: +0.47%

急速な利上げで銀行関連が厳しくなってきています。本来は逆ザヤで稼げるところですが、
・国債価格の下落(金利と逆相関)
・経営難になっている企業が預金引き出し
・保有証券下落
などがあり、今週に入り銀行株にショッキングな報道が2件続いています。次週はこの余波がどこまで来るか?が不安視されています。

銀行持ち株会社シルバーゲート・キャピタル
・暗号資産分野に力を入れていた
・3/8に銀行業務を自主清算するという発表
・株価は2021年11月のピークから98%下落

シリコンバレー銀行(SVB)
・テクノロジーのスタートアップ向け金融サービスに特化
・2022年末総資産は約2090億ドル
・2022年末預金は約1754億ドル
リーマンショック以来の経営破綻となっています。
3/10に報道があったため、週明けの動きも注視する必要があります。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ⑥アメリカ主要銘柄決算内容

の順でまとめています。

全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、
・3/7,8:FRBパウエル議長発言
・3/8:ADP雇用統計
・3/10:非農業部門雇用者数変化
・3/10:失業率
・3/10:平均時給
が注目されました。

市況と市場マインドは現在逆に向いていることが多いです。

良いニュースは悪いニュースの意味合い
・景気指数が良い:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・景気指数が悪い:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・景気指数が悪すぎ:リセッション局面➡株安へ
丁度よい塩梅が今は求められています。

パウエル議長発言

議会証言が3/7,8と連日ありました。
市場予想よりもタカ派であったため、市場の動揺は激しくなりました。

FRBパウエル議長

3/7

市場予想よりもタカ派コメントとなり、長期金利が上昇➡株価下落

必要に応じて利上げペース加速
 ➡3月FOMCでの0.50%利上げを示唆

ターミナルレートが従来想定より高くなる可能性
 ➡5.25~5.50%でしたが、発言後5.50~5.75%へ織り込みされる

・最近の経済指標は予想より強すぎる
・目標インフレ率(2.0%)への道のりは長く、浮き沈みが出る可能性
・金融引き締めは当面維持することが必要

●3/8

3/7から少しだけトーンダウンし、3月FOMCについて言及。
・3月FOMCでの利上げは、何も決定していない。
今後発表される雇用とインフレのデータ(CPI)を待って判断することになる

ADP雇用統計

●1月:+11.9万人 速報値:10.6万人から上方修正
●2月予想:21.0万人
●2月結果:24.2万人
  ・製造業:+5.2万人
  ・サービス業:+19.0万人 前月から大幅上昇で予想を上回る結果となりました。
1月結果がイレギュラー?
堅調な労働市場であることが改めて示されました。

ADP雇用統計

雇用統計

非農業部門雇用者数変化と失業率

<雇用者数>
・1月分が下方修正(+51.7➡+50.4万人)
・2月予想:+22.3万人
・2月結果:+31.1万人
2月分は予想を大きく上回るものの、1月よりは大幅に減少
<失業率>
・1月:3.4%
・2月予想:3.4%
・2月結果:3.6%
1月と2月予想を超え悪化。(3.4%➡3.6%)

非農業部門雇用者数変化と失業率

平均時給推移

<先月比>
・1月:+0.3%
・2月予想:+0.3%
・2月結果:+0.2%
<前年同月比>
・1月:+4.4%
・2月予想:+4.8%
・2月結果:+4.6%
インフレ抑制のためには賃金を抑える必要があり予想を下回ったことが好感されています。

アメリカ平均時給

次週注目の経済指標

・3/14:消費者物価指数(CPI)
・3/15:生産者物価指数(PPI)
・3/15:小売売上高
・3/16:建築許可件数
・3/16:住宅着工件数
・3/17:鉱工業生産
・3/17:ミシガン大学消費者信頼感指数
が注目されています。3月FOMCに向けて物価指数が注目されています。

 
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株価につながる重要指数

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

3/8までと3/10シリコンバレー銀行経営破綻後で、大きく状況変化しています。

3/8
3/7パウエル議長のタカ派発言により、ターミナルレートが5.50~5.75%と高水準となりました。ただし3/8の発言は少しタカ派を抑えるようなコメントであったため、高金利確率は若干低下しています。
また、3月FOMCでは0.50%利上げが一気に織り込まれました。
更に5.75~6.00%の確率も大きく上昇しています。

2023年FOMC利上げ確率

3/10
シリコンバレー銀行経営破綻で、利上げは停止されるだろう?という憶測が入ってきています。

現時点のシナリオ)
・2023年3月:+0.25% 
・2023年5月:+0.25% 
・2023年6月:+0.25%  ここがターミナルレート:5.25~5.50%

 →FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり、それを超えた
  予想となっています。3月FOMCでドットチャートが更新されるため注目です。

 

2023年政策金利確率 CME FedWatch

2023年3月FOMC時 利上げ確率

FRBパウエル議長発言で0.5%利上げが一気に支配的になりました。
しかし3/10のシリコンバレー銀行経営破綻で0.25%利上げに留まるという憶測が増えています。

2023年3月FOMC利上げ確率

長期金利

●3/10終了時点

・2年金利:4.593% (先週末比:-0.266%)
・5年金利:3.970% (先週末比:-0.277%)

・10年金利:3.703%(先週末比:-0.253%)
・30年金利:3.712%(先週末比:-0.166%)
地銀経営破綻の影響で長期金利が大幅下落となっています。
●10年金利
3/7深夜のパウエル議長発言で短期金利が上昇しましたが10年金利は4.0%が壁になり、3/10までは大きな変化が無い結果でした。しかし3/10の地銀破綻報道で一気に下落となっています。

アメリカ10年債券利回り日足チャート

●10年金利と2年金利との差
2022/7/5~ずっとマイナスで差が再度拡大中
➡リセッション兆候は変わらず

アメリカ債券利回り10年と2年との差

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

為替(ドル円)

3/7パウエル議長発言で200日移動平均線(赤ライン)まで上昇しましたが、3/8には少しだけトーンダウンした内容発言。
➡200日移動平均線で反落。ここがレジスタンスライン。
・3/10日銀が金融緩和継続発表で円安へ。
・しかしアメリカ地方銀行経営破綻でドル安へ。

為替ドル円日足チャート

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原油価格WTI

100日移動平均線(黄色ライン)と50日移動平均線(紫ライン)が意識されており、そこで上値を抑えられているような動きとなっています。下値サポートラインは72.5と70USD。
3/7に100日移動平均線で反落しています。

原油価格WTI日足チャート

日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年3月2週日米株式市場振り返り

●過去4週履歴

2023年3月2週日米主要株式指数結果 過去4週履歴

●アメリカ株
先週の上昇から一気に下落となりました。
3/7のFRBパウエル議長発言、3/10シリコンバレー銀行経営破綻などで大きく下落しています。
・NYダウ: -4.44%
・NASDAQ: -4.71%
・S&P500: -4.55%
●日本株
非常に堅調な結果
・ドル高円安➡輸出関連中心に上昇
・中国経済回復期待➡素材株中心に上昇
・低バリュエーション:日本株はPER、PBRが低い銘柄が多数あるため再注目
ただし、アメリカ株価や市況から次週は注意する必要があります。

・日経平均: +0.78%
・TOPIX: +0.60%
・マザーズ: +0.47%

2022年は1年を通じて

・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果

となりました。金利が下がっていくときはグロース株優位な展開はあると思いますが、リセッションが起きるとグロース株は厳しくなることが予想されています。
FRBがタカ派姿勢が続くとなるとグロース株が再度下落する可能性も出てきています。
一方で、大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。

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日本市場振り

主要指数結果

3/9まで非常に堅調な結果となりました。
・日経平均:2022年9月13日以来の高水準まで上昇
・TOPIX:2021年9月の水準を回復

2023年3月2週日本株式市場結果

日経平均日足チャート分析

日経平均日足チャート

サポートラインで複数回反発(赤丸)してきています。
上値レジスタンスライン(黄丸)と収束している移動平均線が近づいているため、トレンド転換する期待がありました。
そして3/3に上値レジスタンスラインを一気に上抜けした後、今週は堅調に推移。しかし最終日アメリカ地銀の経営難報道を受け、不安感も合わさり下落。

 

TOPIX日足チャート分析

TOPIX日足チャート

サポートラインで複数回反発(赤丸)し、下値が切り上がってきています。上値レジスタンスライン(2020ポイント若しくは2000ポイント)で抑えつけられているような形となっていました。3/6にこのレジスタンスラインを超え、2021年9月の水準を回復しました。
ただし、最終日に大幅下落となっています
アメリカ地銀の経営破綻余波がどの程度のものになるか注目が集まっています。

マザーズ指数日足チャート分析

マザーズ指数日足チャート

サポートラインで複数回反発(赤丸)し、下値が切り上がってきています。上値レジスタンスライン(790ポイント)で抑えつけられているような形となっています。

過去1年間成績

TOPIX:+11.01%
日経平均:+9.55%
マザーズ指数:+9.43%

日経平均、TOPIX、マザーズ指数 過去1年間チャート

セクター成績

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

●セクターヒートマップ

2023年3月2週東証セクターヒートマップ

●セクター成績TOP10

2023年3月2週東証セクター成績TOP10

●全セクター成績

2023年東証セクター成績一覧

プラス:25業種、マイナス:8業種と上昇業種が多い結果となりました。
バリュー株、インバウンド株、円安恩恵株中心に上昇しています。
3/10に日銀が金融緩和継続表明をしたこととアメリカ地銀経営破綻の影響で、銀行・保険株が下落しています

アメリカ市場振り返り

主要指数結果

3/7のパウエル議長発言、3/10のシリコンバレー銀行経営破綻で大きく下落しています。

2023年3月2週アメリカ株式指数結果

円安基調が一服してきています。2022年は、1年を通じて見ると、大きく円安に振れた一年になっています。
・2022年初:115円
・2022年終:131.1円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。

NYダウ日足チャート分析

NYダウ日足チャート

サポートラインで複数回反発してきています。
上値レジスタンスラインで抑えつけられているような形となっており、三角持ち合いとなっていました。2週前この三角持ち合いを下抜けた後は一時反発していました。3/7のパウエル議長発言で50日移動平均線(紫ライン)で反落し、その後大きく下落しています。

NASDAQ総合指数日足チャート分析

NASDAQ総合指数日足チャート

平行サポートラインで複数回反発してきています。
上値レジスタンスライン(12,300ポイント)も平行であり長い目で見るとレンジ相場。
3/7FRBパウエル議長発言で一気に下落。地銀経営破綻もあり100日移動平均線(黄色ライン)まで下落しています。次週はここで踏み止まれるか注目です。

S&P500日足チャート分析

S&P500日足チャート

サポートラインで複数回反発し、下値を切り上げてきています。3/3の上昇でサポートラインを一時上抜けましたが、3/7FRBパウエル議長発言以降大きく下落しています。

過去1年間推移

1月からの急騰でマイナス幅が減少してきました。
しかし今週の下落で、再度マイナス幅が広がってきています。
・NYダウ:-3.81%
・S&P500:-9.34%
・NASDAQ総合指数:-15.16%

NYダウ、SP500、NASDAQ過去1年間チャート

ヒートマップ

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2023年3月2週アメリカ市場ヒートマップ

真っ赤。どのセクターも下落していることが分かります。
赤が鮮明なものが、大きく下落していることを示しており、金融、素材、不動産が大幅下落したことが分かります。
茶色のものは、若干の下落を示しており、製薬や生活必需品などのディフェンシブセクターが「マシ」な結果であったと読み取れます。

セクター別成績

2023年アメリカセクター成績一覧

全セクターがマイナスとなりました。
・生活必需品と公共事業が「マシ」な結果
・素材株がワースト
・ローン金利上昇により不動産下落
・シリコンバレー銀行経営破綻で銀行株急落

上位下位3セクターの大手株結果を下記にてまとめています。

TOP:生活必需品:-2.41%

大手株すべてがマイナスとなりましたが、マイナス幅も小さくボラティリティが少ない結果となっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
コカ・コーラKO-0.39%-0.85%-6.81%-4.68%0.42%-6.92%
ペプシコPEP-0.65%0.51%-5.57%-0.37%9.29%-4.78%
フィリップモリスPM-0.86%-2.90%-3.46%2.86%4.84%-2.83%
コストコCOST-0.87%-6.48%-2.25%-10.96%-10.71%3.21%
モンデリーズMDLZ-1.23%0.17%-4.60%6.48%5.89%-2.63%
ユニリーバUL-2.21%-1.83%-4.09%8.43%7.31%-3.20%
ウォルマートWMT-2.63%-2.32%-8.14%0.40%-1.79%-3.40%
プロテクターアンドギャンブルPG-2.67%-1.00%-8.69%-0.49%-7.78%-9.48%
アンハイザー・ブッシュ・インベブBUD-2.93%3.54%1.53%22.38%5.37%0.37%
ディアジオDEO-3.25%-1.69%-10.14%-3.61%-9.44%-4.90%

No.2:公共事業:-2.98%

イギリスの送電企業「ナショナルグリッド」以外がマイナスとなっています。
2023年はディフェンシブの成績が悪く、マイナス幅が大きい銘柄が増えています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ナショナル・グリッドNGG0.22%0.86%0.73%0.76%-16.82%3.51%
ネクストエラ・エナジーNEE-1.11%-2.69%-14.40%-19.12%-9.10%-12.67%
サザンSO-1.34%-3.78%-6.66%-19.48%-4.74%-10.46%
アメリカン・エレクトリック・パワーAEP-1.75%-3.15%-9.45%-15.82%-7.87%-7.81%
デューク・エナジーDUK-2.68%-6.40%-6.78%-14.99%-11.87%-9.87%
センプラSRE-4.49%-6.68%-11.27%-16.67%-5.38%-6.75%
ドミニオンエナジーD-4.88%-10.68%-8.26%-35.71%-34.31%-13.23%

No.3:テクノロジー:-3.79%

大手株すべてが下落となりました。2023年に入り、比較的強い状態が続いていましたが、金融引き締めが強まる公算が強くなっていることが懸念材料です。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
シスコシステムズCSCO-1.46%3.41%0.79%7.03%-13.16%1.93%
アップルAAPL-1.68%-2.25%5.36%-3.86%-8.87%14.29%
マイクロソフトMSFT-2.62%-6.80%1.73%-3.84%-13.83%3.66%
台湾セミコンダクターTSM-2.83%-7.46%10.11%8.74%-16.87%17.13%
ブロードコムAVGO-2.83%2.18%18.58%20.10%2.98%9.96%
エヌビディアNVDA-3.87%3.42%42.46%64.15%-0.21%57.14%
ASMLASML-5.67%-9.29%-0.02%24.54%-3.24%10.03%
オラクルORCL-5.80%-3.02%6.71%12.62%10.47%2.85%
アクセンチュアACN-6.04%-11.16%-11.77%-12.16%-18.25%-5.21%
セールスフォースCRM-7.11%2.09%32.73%10.38%-14.76%30.61%

ワースト1:素材: 

3/7FRBパウエル議長発言で景気悪化懸念➡鉱業金属下落、ドル指数上昇で貴金属下落となりました。ただし、銀行経営破綻もあるため、有事の際のゴールドは注目されています。

名前1週間1か月3か月6か月1年年初来
-4.64%-11.18%-8.03%8.09%-31.24%-7.25%
建材-5.76%-2.98%7.41%11.58%-1.20%9.55%
その他の貴金属と鉱業-6.06%-4.51%-2.98%8.59%-31.30%-2.00%
-6.33%-12.73%-20.55%-3.84%-42.13%-16.70%
紙・紙製品-6.57%-3.45%-12.45%1.71%-21.14%-4.37%
特殊化学品-7.35%-5.75%-4.16%-0.64%-0.28%-0.34%
木材と木材生産-8.42%-15.76%-6.57%-12.27%-22.10%-3.16%
農業投入物-8.65%-4.63%-5.78%-11.80%-12.52%1.60%
その他の工業用金属および鉱業-8.93%-8.41%-2.42%20.04%-9.16%-3.16%
化学品-9.42%-10.62%2.42%2.85%-16.49%4.07%
-9.59%-1.77%10.01%24.83%9.38%16.35%
原料炭-10.02%4.07%4.30%22.56%7.50%11.82%
-10.92%-7.64%8.15%36.33%-12.56%8.58%
アルミニウム-17.60%-9.32%1.98%-2.00%-40.80%3.84%
会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
エコラボECL-3.26%4.53%6.83%-7.52%-4.21%8.59%
エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズAPD-4.58%-2.08%-10.87%10.81%23.91%-8.76%
ベール SAVALE-5.32%-4.42%0.53%31.73%-11.29%-4.54%
リンデLIN-5.75%2.18%3.06%20.30%16.66%4.71%
シャーウィン・ウィリアムズSHW-6.24%-9.09%-14.74%-11.08%-11.42%-9.79%
サザン・カッパーSCCO-7.94%-2.77%20.54%52.95%-3.35%19.82%
ニュートリエンNTR-8.50%-3.07%-0.63%-16.88%-20.27%3.75%
BHPグループリミテッドBHP-8.72%-9.68%-3.75%19.29%-3.49%-3.13%
リオ ティント グループRIO-10.16%-9.16%-3.31%22.05%-12.40%-5.14%
フリーポートマクローマンFCX-13.38%-11.95%-1.58%24.24%-18.69%-0.15%

ワースト2:不動産:-7.38%

ローン金利上昇、シリコンバレー銀行経営破綻などで不動産セクターは非常に厳しくなっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
クラウンキャッスルCCI-3.52%-11.53%-8.54%-27.18%-27.06%-6.46%
アメリカン・タワー・コーポレーションAMT-5.55%-12.45%-9.40%-26.90%-17.95%-9.72%
エクイニクスEQIX-5.64%-8.94%-2.84%2.26%-5.48%1.62%
パブリック ストレージPSA-7.66%-6.80%-5.17%-17.07%-20.76%0.45%
プロロジスPLD-7.85%-9.88%0.84%-8.55%-22.26%3.77%

ワースト3:金融:-7.32%

シリコンバレー銀行経営破綻で金融業に不安が出ています。
そのため、銀行業中心に大幅下落となりました。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
バークシャー・ハサウェイBRK-B-2.82%-1.57%-0.72%7.16%-6.69%-1.71%
ビザ-3.41%-6.11%4.01%7.69%8.20%4.03%
マスターカードMA-3.98%-6.28%-0.09%5.16%5.78%-0.18%
ロイヤル バンク オブ カナダRY-4.32%-7.24%-0.40%0.31%-10.58%2.36%
HSBC ホールディングスHSBC-5.18%-4.18%17.43%15.51%9.73%13.32%
JPモルガン・チェースJPM-6.97%-6.30%1.63%12.69%0.16%-0.34%
アメリカン・エキスプレスAXP-7.48%-7.43%7.06%7.93%-1.75%12.15%
モルガン・スタンレーMS-8.42%-9.00%3.17%1.82%3.03%5.92%
バンク・オブ・アメリカBAC-11.39%-17.07%-7.54%-12.64%-26.24%-8.61%
ウェルズ・ファーゴWFC-11.72%-14.28%-2.57%-8.56%-15.87%0.17%

アメリカ主要銘柄決算(四半期)

比較的時価総額が小さい企業の決算発表が多数ありラッシュが続いています。
大手株に絞って決算発表をまとめました。

シーリミテッド(SE)

シンガポールのECサイト運営
3月7日 寄り付き前に決算発表

●売上高: 前年同月比 +7.1% の 34.5 億ドル。 アナリスト予想より +12.7%
●EPS: 前年同月比 +1.84 の 0.72 ドル。 アナリスト予想より +1.36 ドル

・4Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSとも予想を上回る好決算。赤字脱却
・通期決算は前年度比で増収増益。赤字ですが、2021年よりも赤字幅縮小
決算発表後、株価は+21.8%と爆上げとなりました。

シーリミテッド(SE)株価

SEの株価とチャート — NYSE:SE — TradingView
Sea Limitedのリアルタイム価格を取得する簡単な方法。ライブのSEDRのチャート、ファンダメンタル、市場ニュースを表示します。

ギャップ(GPS)

日本でも有名な衣料品大手
3月9日 引け後に決算発表

●売上高: 前年同月比 -7.3% の 42 億ドル。 アナリスト予想より -3.7%
●EPS: 前年同月比 -0.71 の -0.75 ドル。 アナリスト予想より -0.28 ドル

4Q決算は前年同期比で減収減益(赤字幅拡大)。売上高・EPSとも予想を下回る決算ミス
通期決算は前年度比で減収減益。赤字転落
決算発表後、株価は-6.1%と急落しました。

ギャップ(GPS)株価

GPSの株価とチャート — NYSE:GPS — TradingView
Gap, Inc. (The)のライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やGPSの財務や市場ニュースもチェック。

ドキュサイン(DOCU)

電子契約サービスを展開する企業
3月9日 引け後に決算発表

●売上高: 前年同月比 +13.6% の 6.596 億ドル。 アナリスト予想より +3.2%
●EPS: 前年同月比 +0.17 の 0.65 ドル。 アナリスト予想より +0.13 ドル

4Q決算は前年同期比で増収増益。売上高・EPSとも予想を上回る好決算
通期決算は前年度比で増収増益
来四半期ガイダンス:売上高は予想を上回る
来年度ガイダンス:売上高は予想を上回る
決算、ガイダンス自体は良好な結果でしたが、地銀経営破綻で高グロース株は下がりやすく-22.9%と暴落しました。

ドキュサイン(DOCU)株価

DOCUの株価とチャート — NASDAQ:DOCU — TradingView
DocuSign, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やDOCUの財務や市場ニュースもチェック。

オラクル(ORCL)

ビジネス用途のデータベース管理に特化したソフトウェア会社
3月9日 引け後に決算発表

●売上高: 前年同月比 +18.0% の 124 億ドル。 アナリスト予想より -0.2%
●EPS: 前年同月比 +0.09 の 1.22 ドル。 アナリスト予想より +0.01 ドル

3Q決算は前年同期比で増収増益売上高は予想を下回るものの、EPSは予想を上回る結果
通期決算(3Qまで)は前年度比で増収増益
決算発表後、株価は下落しました。

オラクル(ORCL)株価

ORCLの株価とチャート — NYSE:ORCL — TradingView
Oracle Corporationのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やORCLの財務や市場ニュースもチェック。

次週の注目決算

日付ティッカー会社名時価総額
2023/3/14LENレナー27.65
2023/3/15ADBEアドビ150.75
2023/3/15PDDPDDホールディングス108.40
2023/3/16FDXフェデックス50.78
2023/3/16DGダラー・ゼネラル48.31
次週は、
・シリコンバレー銀行経営破綻の影響度
・消費者物価指数(CPI)
・生産者物価指数(PPI)
・小売業売上
等、株価に大きく影響するものが目白押しです。

このような状況下のため、安全資産のゴールドにも注目です。

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