【アメリカ・日本株】週間振り返り~2022年3月2週目

2022年3月2週目 日本株とアメリカ株市場振り返り
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2022年3月7日~3月11日までの株式市場振り返りです。

ロシアの侵略戦争が激しくなっているね・・・

軍事侵攻に伴い、対ロシアへの経済圧力が強くなっています。
エネルギー政策について、西側諸国で意見が違うため一致団結感は弱いです。

引き続きコモディティ関連や海運は強い状態が続いていますが、天井を付けた感じが出てきています。

コモディティ価格については下記のサイトがおススメです。

各チャートについては、下記投稿にリンクを貼っているので参考になればと思います。コモディティ関連全体への投資方法の投稿になります。

 

株式相場は物凄い乱高下です。
週末比では主要指数はすべてマイナスになっており、特にハイテク株が多い指数は厳しい結果でした。

今週は、天井を付けた感がある原油関連と海運について一部利確をしました。海運は配当利回りが高いので配当をゲットしたかったのですが、ボラティリティが高すぎますし、配当金よりもキャピタルゲインが大きく得られたため、売却しました。

●日本郵船

2022年3月2週目 日本郵船チャート

●原油(USOIL)
2022年3月2週目 USOILチャート

 

 

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①日米主要株価指数について
 ②日本市場振り返り:セクター成績
 ③アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ④アメリカ主要銘柄決算内容
の順でまとめています。

 

主要指数成績

指数終値先週末差先週末比
NYダウ32,944.19-670.48-1.99%
NASDAQ12,843.81-469.63-3.53%
S&P5004,204.31-124.56-2.88%
日経平均25,162.78-822.69-3.17%
TOPIX1,799.54-45.40-2.46%
マザーズ670.08-54.57-7.53%

ハイテク株の影響が強いNASDAQ、日経平均、マザーズが大きく値を下げています。
ただ全体的にすべてマイナスとなりました。

●前週との比較/4週間成績

2022年3月2週目株式市場結果

今年に入ってからほぼすべての期間でマイナスとなっています。
来週のFOMCでの発表でどうなるかが注目です。
ウクライナの状況も加味していく必要があるので、投資としては難しい時期ですね。

日本市場振り返り

2022年3月2週目東証セクター成績推移

6業種プラス、27業種マイナスとなっています。
先週、鉱業と海運が大きく上昇しましたが、今週は小幅プラスとなりました。
原油価格が3/8に天井を付けた形になっています。
海運も3月末に配当権利日となるため、ボラティリティが高くなってきています。

ロシアから企業の撤退が相次ぎ、自動車関連が大きく下がっています。
コモディティ関連の高騰を受け、二次加工銘柄である化学、繊維、パルプ・紙なども大きく下げています。更に高PER株である精密機器なども下げています。

2022年3月2週目東証セクター成績TOP10

3/7~3/9は全体的に大きく値を上げました。
3/10に全業種プラスと大幅急騰。日経平均も1000円弱と大きく反発しました。
3/11は反落。浮き沈みが激しい1週間となりました。

 

アメリカ市場振り返り

ヒートマップ

2022年3月2週目アメリカ市場ヒートマップ

全体的に赤い=マイナスですが、エネルギーは緑色=プラスが多く見受けられます。

上図はアメリカ全体のヒートマップです。
finizは無料で色々と調べることができるすごいサイトです。
 

セクター別成績

2022年3月2週目アメリカセクター成績
全業種マイナスとなっています。
エネルギーとユーティリティが「マシ」なレベルでした。
金融セクターは先週大きく落ちた反動と、金利が再度上昇してきているため、マイナス幅が縮小し、TOP3になりました。
消費者防衛、消費者循環、テクノロジーセクターが大きくマイナスとなっています。
プラス業種とマイナス業種を3つずつピックアップした結果が下記になります。
 

Energy(エネルギー)

シェブロン+7.72%
シェル+3.12%
エクソンモービル+0.99%
シェブロンが先週に引き続き大きくプラスとなりました。
 

Utilities(公共事業)

リサイクル+4.15%
多様-0.50%
電気-0.69%
発電-1.26%
ガス-3.10%
水道-4.09%
原油、コモディティ関連高騰によりリサイクル関連が大きくプラスとなっています。
 

Financial(金融)

バークシャーハサウェイ+0.39%
バンクオブアメリカ-1.51%
ビザ-1.79%
マスターカード-1.80%
JPモルガン-4.10%

バークシャーハサウェイは、ウォーレン・バフェットが率いる投資会社のため、毛色が異なります。
金利が再度上昇してきています。
次週のFOMCの結果で大きく左右されるセクターでもあります。

Consumer Defensive(消費者防衛)

生活必需品銘柄が大きく値を下げています。
今週以外はボラティリティが低い形で推移していましたが、今週は打撃を受けました。

コストコ+0.37%
ウォルマート-0.53%
ペプシコ-7.25%
コカ・コーラ-7.43%
P&G-7.68%

私の主力銘柄でもあるコカ・コーラとP&Gが大きく値を下げてしまいました・・・

 

Consumer Cyclical(消費者循環)

3週連続大きなマイナスとなっています。
アリババは酷い有様ですが、自動車関連のトヨタとテスラも大きくマイナスとなりました。

アマゾン-0.08%
ホームデポ-2.30%
テスラ-5.12%
トヨタ自動車-7.31%
アリババ-13.81%

Technology(テクノロジー)

オラクル以外は大きくマイナスとなっています。
テクノロジーセクターの中を見ると、太陽光関連銘柄が大きく値を上げています。
ロシアがウクライナを侵攻した影響でもともと高かった原油が更に拍車がかかっているため、代替エネルギーは再度注目されてきていると思います。
私もクリーンエネルギーについて最近投資を始めてきたので、後日クリーンエネルギーETFをまとめたいと思います。

●主要銘柄

オラクル+1.74%
アクセンチュア-0.82%
ASML-1.43%
ブロードコム-3.04%
シスコ-3.22%
マイクロソフト-3.38%
台湾セミコンダクター-3.47%
エヌビディア-3.64%
アップル-5.17%

 

●セクター内分類

太陽光10.13%
情報技術サービス-0.17%
エレクトロニクスとコンピューターの配布-0.46%
コンピューターハードウェア-1.88%
通信機器-2.06%
半導体機器および材料-2.33%
電子部品-2.98%
半導体-3.60%
科学技術機器-3.61%
ソフトウェア-インフラストラクチャ-3.73%
家電-5.00%
ソフトウェアアプリケーション-6.47%

 

アメリカ主要銘柄決算内容

ドキュサイン(DOCU)

●四半期:4Qの業績は増収増益

売上高対前年同期34.8%増の5.8億ドル。予想より+3.4%
純利益前年同期の-7241万ドルから赤字幅が縮小し-3045万ドル。
PER前年同期の水準から0.23ドル増加。予想より-0.06ドル

●通期:通期業績は増収増益

売上高対前期45%増の21.1億ドル。予想より+0.9%
純利益前期の-2.4億ドルから赤字幅が縮小し-6998万ドル
PER前期の水準から0.95ドル増加。予想より-0.04ドル

 

 

オラクル(ORCL)

●四半期:3Qの業績は増収減益

売上高対前年同期4.2%増の105億ドル。予想より+0.1%
純利益対前年同期53.8%減の23.2億ドル。予想より-28%
PER前年同期の水準から0.84ドル減少。予想より+0.06ドル

●通期:3Q累計増収減益

売上高対前期4.6%増の306億ドル
純利益対前期-63.7%減の35.3億ドル
PER前期の水準から-1.93ドル。

 

 

 

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