
2023年1月9日~1月13日までの株式市場振り返りです。

正月休みが抜けきれない~
その中、日米株上昇しましたね!

アメリカ消費者物価指数(CPI)が予想通りの結果で、物価上昇抑制ができつつあることから、アメリカは特に上昇しました。
●日本株
1/12まで日経平均とTOPIXは5日連続上昇。1/13は円高になったことから大きく下落して週末を迎えました。
●米国株
消費者物価指数が好影響、ミシガン大学消費者期待インフレからも物価上昇に歯止めがかかっていることなどから、FRBによる金利政策が緩くなるのでは?という希望的観測が出始め、株価が大きく上昇しています。NASDAQ総合指数は6日連続上昇と非常に強い状態となっています。

先週末比で、グロース株が多いNASDAQ総合、マザーズ指数が大きく上昇しています。
・NYダウ:+2.00%
・NASDAQ:+4.82%
・S&P500:+2.67%
・日経平均:+0.56%
・TOPIX:+1.46%
・マザーズ:+2.26%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
①アメリカ経済指標について
②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
③日米主要株価指数について
④日本市場振り返り:セクター成績
⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
好不調3セクターをピックアップして分析しています。
⑥アメリカ主要銘柄決算内容
の順でまとめています。
・1/12:消費者物価指数(CPI)
・1/13:ミシガン大学消費者信頼感指数
が注目されていましたが、パウエル議長は金融に対する発言は皆無でした。
消費者物価指数(CPI)
物価抑制ができてきていることを示唆している内容になっており、株式相場にとっては非常に好感される内容でした。
対前月比
・予想:-0.2%
・結果:-0.1%
予想よりは高い結果でしたが、コロナショック時の2020年5月以来のマイナス成長となりました。物価抑制が出来始めている証拠となっています。
対前年同月比
・予想:6.5%
・結果:6.5%
予想と一致し、6か月連続で下落となっています。下落スピードが加速してきていることも好材料。
対前年同月比 食料品とエネルギー
食料品は徐々にという感じですが、エネルギーの伸び率鈍化が加速しています。
消費者物価指数(CPI) コア
コア:物価変動の大きい食料品とエネルギーを除いた指数
対前月比
・予想:+0.4%
・結果:+0.3%
予想を下回りましたが、対前月比はプラス成長を維持しています。
対前年同月比
・予想:5.7%
・結果:5.7%
予想と一致し、3か月連続で下落しています。その3か月間は0.3%ずつ均等に下落となり、全体の指数から見ると小幅な動きとなっています。つまり、エネルギー価格は鈍化してきていますが、全体としてはマダマダ時間がかかるということを意味しています。
対前年同月比 詳細
・伸び率鈍化:新車、衣服、医療サービス
・価格下落:中古車・トラック
・高止まり:医療用品、輸送サービス
・上昇:住居費
ミシガン大学消費者期待インフレ率
5年先は+3.0%程度をウロウロしていますが、1年先は大きく下落しており、物価抑制がかなり進んでいると消費者は期待しています。

ミシガン大学消費者信頼感指数
・予想:60.6
・結果:64.6
消費者側は景気を悪く感じておらず、右肩上がりで指数は上昇中となっています。
購買担当者景気指数など企業側は厳しい様子を示していますが、消費者側マインドは強気。つまり大きな景気後退規模にならないのでは?とも言われています。

次週注目の経済指標
・1/16: 休み(マーティン・ルーサー・キング・デー)
・1/18:小売業売上高
・1/18:生産者物価指数(PPI)
・1/19:住宅建設許可件数、着工件数
・1/20:中古住宅販売件数
が注目されています。今週は消費者側の物価指数でしたが、次週は企業側の物価指数の発表です。
また、経済規模の裾野が広い住宅関連指数の発表もあります。
株式以外の重要指標
2023年FOMC時 金利見通し

現時点のシナリオ)
・2023年2月:+0.25%
・2023年3月:+0.25% →ターミナルレート4.75~5.00を迎える
・2023年5月:利上げ無 or +0.25% 利上げがあれば、500-525を迎える
・2023年6月:以降は政策金利維持
・2023年12月以降:順次利下げ or 維持
2023年2月FOMC時 利上げ確率
+0.25%利上げ確率が95%となっており、市場は0.25%を完全に織り込んでいます。
2023年3月FOMC時 利上げ確率
市場は2月+0.25%、3月+0.25%の利上げ確率が高いと想定しています。
長期金利
・2年金利:4.238% (先週末から -0.018%)
・5年金利:3.614% (先週末から -0.087%)
・10年金利:3.507% (先週末から -0.053%)
・30年金利:3.612% (先週末から -0.076%)
明らかに逆イールドとなっています。
→リセッションの兆候は変わらずで2年金利の下げ幅は小さい一方で、長期側は下げ幅が大きくなっています。
年始からは下落傾向が続いています。日間で確認すると、
・1/12CPI発表で大きく下落
・1/13ミシガン大学消費者信頼感指数でやや反発
となっています。
2022/7/5~ずっとマイナスで、今週は長期側の下落幅が目立ったため差が再度拡大中
金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。
金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。
2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。
為替(ドル円)
・米CPI結果から長期金利が下落したため日米金利差が縮小
・消費者期待インフレ率が低下してきており、物価抑制ができつつある状態
・日銀政策変更を市場は予想している
→日本の10年国債利回りがイードルコントロールカーブ上限を超える0.545%となり、
ドル安円高が加速しています。
上記の結果から、約8か月ぶりに127円中盤まで行きました。
原油価格WTI
インフレ指数が抑制されている最要因がエネルギーコスト。原油高になると、再度インフレ率が向上するため注視が必要です。
主要指数成績
●先週末比/昨年末比
●過去4週履歴
2週連続上昇となりました。金利が下がってきているため、グロース株優位な状態となっており、NASDAQ総合指数は爆上げとなりました。あとはリセッション規模がどうなっていくか?が注目の的です。
・NYダウ:+2.00%
・NASDAQ:+4.82%
・S&P500:+2.67%
S&P500は大台の4,000ポイント手前まで来ています。
1日休みの4日間商いとなりました。アメリカ株上昇を受け、先週分から反発しています。特にグロース株の多いマザーズ指数が上昇していますが、日本の長期金利が上昇してきているため注意は必要です。
・日経平均:+0.56%
・TOPIX:+1.46%
・マザーズ:+2.26%
・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
となりました。金利が下がっていくときはグロース株優位な展開はあると思いますが、リセッションが起きるとグロース株は厳しくなることが予想されています。
一方で、大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。
日本市場振り
主要指数結果
最終日の1/13は円高が一気に加速したため株価は大きく下落しました。
・日経平均:下図青ライン(2022年5月、6月、10月の下値)で反発
・TOPIX、マザーズ指数:200日移動平均線(下図赤ライン)付近で反落
1/18の日銀会合で2か月連続で政策変更する可能性もあり、注視が必要です。
過去1年間成績
マザーズ指数は底を打ったような感じで反発していることがわかります。
セクター成績
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
※今週は4日商いであり、当結果は1週間結果=5日間結果であるため、その違いに注意。
●セクターヒートマップ
・鉄鋼、銀行、保険が特に堅調
・原油高により、鉱業、石油・石炭が上昇
・1/14に円高で自動車関連、精密機器が大きく下落
・水産農林が8日連続下落と厳しい
・金利上昇で不動産関係が弱い
●セクター成績TOP10
SOX指数上昇により、日本の半導体株も好調
●全セクター成績
プラス:22業種、マイナス:11業種と上昇業種が多い結果となりました。
海運と鉱業が先週の大幅マイナスから一気に反発していることが分かります。
アメリカ市場振り返り
主要指数結果
・NYダウ:先週50日移動平均線(下図紫ライン)を上抜けした勢いが継続
・NASDAQ:6日連続上昇。50日移動平均線(下図紫ライン)を上抜けし、
100日移動平均線(下図黄色ライン)上まで上昇
・S&P500:200日移動平均線(下図赤ライン)をブレイク
・2022年初:115円
・2022年終:131.1円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。
過去1年間推移
NYダウとS&P500は2022年10月に底打ちしたように見えます。
NASDAQ総合指数も12月で底打ち?
ヒートマップ
finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。
・テクノロジー
・コミュニケーションサービス
・一般消費財
が大きく上昇していることが分かります。
また、金融や素材も良い結果。
一方で、ディフェンシブセクターである製薬、生活必需品が弱い結果となっています。
2022年と流れが変わってきています。
セクター別成績
●上位3セクター
・一般消費財:アマゾンが一気に上昇
・テクノロジー:半導体株中心に大きく上昇
・素材:ドル指数下落に伴い、貴金属が上昇
●下位3セクター
・生活必需品:よりリスクを取る市場マインドになってきているため下落
・ヘルスケア:生活必需品同様。バリュー要素が強いものが売られている。
・公共事業:上記同様。
ディフェンシブセクターは少し弱い展開となってきています。
これらセクターの大手株結果を下記にてまとめています。
TOP:一般消費財:+5.94%
昨年大苦戦したアマゾンが大きく上昇しました。
また中国ECサイトアリババ、先週暴落したテスラも大きく上昇しています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
アマゾン | AMZN | 13.99% | 6.09% | -12.81% | -13.59% | -40.61% | 16.81% |
アリババ・グループ | BABA | 8.95% | 28.01% | 55.99% | 14.22% | -14.85% | 32.83% |
テスラ | TSLA | 8.26% | -23.95% | -44.80% | -49.01% | -66.81% | -0.63% |
ロウズ・カンパニーズ | LOW | 5.57% | 0.45% | 9.84% | 14.68% | -15.38% | 6.48% |
ホーム・デポ | HD | 4.31% | -0.50% | 17.11% | 13.27% | -14.94% | 4.86% |
ナイキ | NKE | 3.47% | 14.18% | 43.87% | 23.07% | -15.35% | 10.12% |
ピンデュオデュオ | PDD | 1.08% | 9.31% | 75.19% | 77.30% | 60.65% | 18.95% |
トヨタ自動車 | TM | 0.96% | -2.91% | 2.87% | -10.47% | -32.09% | 2.72% |
スターバックス | SBUX | 0.51% | 5.01% | 19.98% | 34.68% | 3.23% | 8.09% |
マクドナルド | MCD | -0.22% | -1.97% | 8.97% | 5.44% | 3.05% | 2.03% |
No.2:テクノロジー:+5.58%
エヌビディア、台湾セミコンダクター、ASMLなど半導体株が一気に上昇しました。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
エヌビディア | NVDA | 13.73% | -6.49% | 41.30% | 7.21% | -39.64% | 15.64% |
台湾セミコンダクター | TSM | 11.18% | 7.81% | 30.29% | 1.37% | -34.36% | 16.53% |
ASML | ASML | 10.71% | 5.00% | 62.73% | 38.70% | -11.11% | 20.73% |
マイクロソフト | MSFT | 6.36% | -6.89% | 2.13% | -6.81% | -24.83% | -0.25% |
アクセンチュア | ACN | 4.80% | -4.47% | 9.59% | 3.91% | -25.20% | 5.73% |
オラクル | ORCL | 4.13% | 10.72% | 36.81% | 26.10% | 1.01% | 9.13% |
アップル | AAPL | 3.97% | -7.36% | -5.76% | -10.26% | -23.23% | 3.72% |
アドビ | ADBE | 3.50% | 0.56% | 16.84% | -9.34% | -35.31% | 2.33% |
シスコシステムズ | CSCO | 1.16% | -1.53% | 20.36% | 13.49% | -21.31% | 2.60% |
ブロードコム | AVGO | -1.60% | 1.39% | 32.20% | 17.10% | -6.91% | 3.55% |
No.3:素材:+4.76%
アルミニウム、銅、鋼などの工業金属が大きく上昇しています。
分類 | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
アルミニウム | 13.77% | 16.47% | 32.38% | 22.59% | -17.02% | 19.04% |
銅 | 10.38% | 20.15% | 55.96% | 70.05% | 4.87% | 22.84% |
鋼 | 7.65% | 9.07% | 31.89% | 40.33% | 8.48% | 15.79% |
特殊化学品 | 5.25% | -0.68% | 15.00% | 9.44% | -14.38% | 5.66% |
その他の工業用金属および鉱業 | 5.06% | 9.54% | 34.20% | 41.78% | 10.26% | 10.41% |
金 | 3.60% | 10.73% | 34.50% | 24.02% | 2.13% | 12.76% |
建材 | 3.43% | 4.16% | 22.38% | 20.48% | -17.13% | 9.91% |
化学品 | 3.32% | 1.92% | 23.70% | 20.85% | -3.87% | 7.79% |
その他の貴金属と鉱業 | 2.54% | 7.85% | 26.51% | 28.30% | -17.28% | 7.11% |
紙・紙製品 | 2.47% | 1.43% | 7.23% | 19.58% | -6.77% | 5.90% |
原料炭 | 1.83% | 4.39% | 5.55% | 19.18% | 44.34% | 4.14% |
銀 | 1.82% | 5.25% | 17.73% | 20.79% | -15.23% | 8.89% |
木材と木材生産 | 1.47% | -4.06% | 5.51% | -1.70% | -19.15% | 2.34% |
農業投入物 | 0.70% | -2.21% | -7.54% | 6.80% | 5.90% | 4.68% |
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
サザン・カッパー | SCCO | 14.33% | 26.18% | 58.07% | 64.10% | 11.34% | 27.60% |
フリーポートマクローマン | FCX | 6.73% | 14.94% | 53.69% | 75.22% | 0.81% | 18.75% |
リンデ | LIN | 5.68% | -2.44% | 18.29% | 20.63% | -2.10% | 2.43% |
BHPグループリミテッド | BHP | 4.91% | 9.34% | 37.90% | 40.61% | 15.69% | 11.65% |
リオ ティント | RIO | 4.70% | 8.29% | 37.43% | 39.96% | 2.77% | 8.92% |
ベール SA | VALE | 4.36% | 13.91% | 35.29% | 49.35% | 21.50% | 8.60% |
シャーウィン・ウィリアムズ | SHW | 4.27% | -5.01% | 19.54% | 0.13% | -23.54% | 3.60% |
コルテバ | CTVA | 2.80% | 0.13% | -0.37% | 20.62% | 28.37% | 6.70% |
エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ | APD | 0.39% | -4.26% | 30.85% | 38.28% | 3.89% | 1.02% |
ニュートリエン | NTR | -2.79% | -2.44% | -13.18% | 2.62% | 3.97% | 2.93% |
銅関連のサザン・カッパー、フリーポートマクローマンが順調です。
ワースト1:生活必需品:-0.29%
昨年好調だった飲料大手のコカ・コーラ、飲料食品のペプシコが少し下げています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ディアジオ | DEO | 2.40% | -2.39% | 9.61% | 4.85% | -12.49% | 2.82% |
エスティーローダ | EL | 1.29% | 7.68% | 25.30% | 8.83% | -22.67% | 7.70% |
ユニリーバ | UL | 1.26% | 1.54% | 17.77% | 11.32% | -4.03% | 2.16% |
コストコホールセール | COST | 0.49% | -0.60% | 3.69% | -7.21% | -7.71% | 6.30% |
アンハイザー・ブッシュ・インベブ | BUD | -0.28% | 0.18% | 31.41% | 11.62% | -5.34% | 1.47% |
ウォルマート | WMT | -1.02% | -1.49% | 9.84% | 12.57% | 1.29% | 2.47% |
フィリップモリス | PM | -1.73% | -0.61% | 16.59% | 12.77% | 0.26% | 0.48% |
プロテクターアンドギャンブル | PG | -1.98% | -0.89% | 19.45% | 4.00% | -5.11% | -0.45% |
コカ・コーラ | KO | -3.11% | -4.00% | 9.95% | -1.71% | 1.47% | -3.43% |
ペプシコ | PEP | -3.24% | -4.69% | 0.36% | 2.41% | 0.77% | -3.00% |
ワースト2:ヘルスケア:+0.82%
医療科学機器大手のサーモフィッシャーが大きく上昇したほかは、弱含む結果となっています。
昨年好調だった製薬大手のアッヴィ、ファイザー、ジョンソンエンドジョンソンが弱くなっています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
サーモフィッシャー | TMO | 9.13% | 2.18% | 14.36% | 8.35% | -6.62% | 6.02% |
アストラゼネカ | AZN | 0.40% | 2.16% | 28.00% | 5.52% | 21.71% | 4.84% |
ユナイテッドヘルス | UNH | -0.09% | -9.04% | -3.99% | -7.58% | 3.35% | -7.66% |
イーライリリー | LLY | -0.36% | 0.83% | 8.89% | 9.05% | 41.30% | -1.15% |
ノバルティス | NVS | -1.33% | -0.16% | 19.80% | 7.59% | 1.41% | 0.37% |
ノボノルディスク | NVO | -1.67% | 2.62% | 30.04% | 19.34% | 35.31% | 0.72% |
メルク | MRK | -2.26% | 1.21% | 21.36% | 18.21% | 38.24% | 1.17% |
ジョンソンエンドジョンソン | JNJ | -3.78% | -3.23% | 5.01% | -2.69% | 2.14% | -1.82% |
ファイザー | PFE | -6.03% | -9.84% | 11.33% | -7.54% | -15.53% | -6.62% |
アッヴィ | ABBV | -7.78% | -6.79% | 7.47% | -0.01% | 11.88% | -4.96% |
ワースト3:公共事業:+0.94%
ディフェンシブセクターは相対的に弱い結果となっています。
ただボラティリティは低いため、貯金感覚としては安心して見ていられます。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
センプラ | SRE | 4.07% | -2.33% | 12.44% | 6.34% | 18.07% | 4.07% |
ドミニオンエナジー | D | 1.70% | 4.90% | -3.26% | -20.56% | -20.68% | 2.61% |
ネクストエラ・エナジー | NEE | 1.23% | -2.83% | 15.86% | 7.58% | -0.48% | 1.29% |
デューク・エナジー | DUK | -0.19% | 1.82% | 19.31% | -2.28% | 1.31% | 1.93% |
エクセロン | EXC | -0.66% | 1.97% | 16.52% | -1.92% | 8.65% | 0.35% |
ナショナル・グリッド | NGG | -0.96% | 0.64% | 28.12% | -4.74% | -12.34% | 4.69% |
アメリカン・エレクトリック・パワー | AEP | -1.75% | -3.83% | 11.87% | -0.40% | 5.04% | -0.12% |
ザ・サザン | SO | -1.83% | -1.25% | 9.79% | -2.78% | 3.75% | -1.53% |
アメリカ主要銘柄決算内容
銀行株を皮切りに、決算発表が多くなっていきます。
ユナイテッドヘルス(UNH)
ヘルスケアサービス、医療保険等を扱う世界最大のヘルスケア企業
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +12.3% の 828 億ドル。 アナリスト予想より +0.4% |
●EPS: 前年同月比 +0.86 の 5.34 ドル。 アナリスト予想より +0.16 ドル |
・増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算。
・通期決算も増収増益で予想を上回りました。
・来年度ガイダンス:売上高は予想を超えていますが、EPSは予想を下回っています。
決算発表後、一旦は大きく上昇しましたが、長い上髭になるほど下落しました。

デルタ航空(DAL)
世界最大級の航空会社
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +41.5% の 134 億ドル。 アナリスト予想より +9.3% |
●EPS: 前年同月比 +1.26 の 1.48 ドル。 アナリスト予想より +0.16 ドル |
・増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・通期決算も増収増益で予想を上回りました。
・通期ガイダンス:EPSは予想を下回りました。
決算発表前まで右肩上がりに株価は上昇していましたが、発表後に大きく下落しています。

バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK)
大手金融機関。投資サービスがメイン
4Qの業績は前年同期比で減収増益
●売上高: 前年同月比 -3.0% の 39 億ドル。 アナリスト予想より -8.0% |
●EPS: 前年同月比 +0.29 の 1.3 ドル。 アナリスト予想より +0.22 ドル |
・売上高は減収で予想を下回りましたが、EPSは増益かつ予想を上回りました。
・通期決算は増収増益となりました。
決算発表で株価は上昇しています。

ウェルズ・ファーゴ(WFC)
金融業の中でも銀行がメイン
4Qの業績は前年同期比で減収減益
●売上高: 前年同月比 -5.8% の 196.6 億ドル。 アナリスト予想より -1.7% |
●EPS: 前年同月比 -0.01 の 1.37 ドル。 アナリスト予想より +0.10 ドル |
・売上高は減収で予想を下回りましたが、EPSは減益ながら予想を上回りました。
・通期決算も減収減益。
決算発表で一時大きく株価は下落しましたが、持ち直し、最終的には大きくプラスで終えています。

ブラックロック(BLK)
大手投資会社。ETFのiシェアーズシリーズで有名
4Qの業績は前年同期比で減収減益
●売上高: 前年同月比 -15.1% の 43.4 億ドル。 アナリスト予想より +1.9% |
●EPS: 前年同月比 -1.49 の 8.93 ドル。 アナリスト予想より +1.07 ドル |
・減収減益でしたが、売上高・EPSともに予想を上回りました。
・通期決算も減収減益となりましたが、予想は上回っています。
決算発表で一時大きく株価は下落しましたが、持ち直しています。

JPモルガン・チェース(JPM)
銀行業、投資サービスを有する大手金融
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +17.9% の 345 億ドル。 アナリスト予想より +1.0% |
●EPS: 前年同月比 +0.24 の 3.57 ドル。 アナリスト予想より +0.46 ドル |
・増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・通期決算は増収減益となりました。
決算発表で一時大きく株価は下落しましたが、持ち直し、最終的には大きくプラスで終えています。

バンクオブアメリカ(BAC)
大手銀行業
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +17.9% の 345 億ドル。 アナリスト予想より +1.0% |
●EPS: 前年同月比 +0.24 の 3.57 ドル。 アナリスト予想より +0.46 ドル |
増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算
通期決算は増収減益で売上高・EPSともに予想を上回りました。
決算発表で一時大きく株価は下落しましたが、持ち直し、最終的には大きくプラスで終えています。

シティグループ(C)
銀行業、投資サービスを有する大手金融
4Qの業績は前年同期比で増収減益
●売上高: 前年同月比 +5.8% の 180 億ドル。 アナリスト予想より +0.5% |
●EPS: 前年同月比 -0.30 の 1.16 ドル。 アナリスト予想より -0.04 ドル |
・売上高は増収で予想を上回りましたが、EPSは減収で予想を下回りました。
・通期決算も同様に売上高は増収で予想を上回りましたが、EPSは減収で予想を下回りました。
決算発表後、株価は上昇しています。

ファースト・リパブリック・バンク(FRC)
富裕層向け金融機関
4Qの業績は前年同期比で減益
●売上高: 前年同月比 0.0% の 14 億ドル。 アナリスト予想より -2.1% |
●EPS: 前年同月比 -0.14 の 1.88 ドル。 アナリスト予想より +0.08 ドル |
売上高は予想を下回り、EPSは予想を上回りました。
通期決算は増収増益となっています。
決算発表で一時大きく株価は下落しましたが、持ち直し、最終的プラスで終えています。

次週決算発表の注目銘柄
来週も金融系大手の決算発表が相次ぎます。
日付 | ティッカー | 会社名 | 時価総額(10億USD) |
2023/1/17 | MS | モルガンスタンレー | 154.92 |
2023/1/17 | GS | ゴールドマンサックス | 126.65 |
2023/1/17 | IBKR | インタラクティブ・ブローカーズ・グループ | 32.39 |
2023/1/18 | SCHW | チャールズ・シュワブ | 154.90 |
2023/1/18 | PLD | プロロジス | 115.13 |
2023/1/18 | PNC | PNCファイナンシャルサービシズ・グループ | 66.14 |
2023/1/18 | KMI | キンダーモルガン | 42.37 |
2023/1/19 | PG | プロテクターアンドギャンブル | 357.54 |
2023/1/19 | NFLX | ネットフリックス | 148.11 |
2023/1/19 | TFC | トラスト・ファイナンシャル | 63.11 |
2023/1/19 | PPG | PPGインダストリーズ | 31.12 |
2023/1/20 | SLB | シュルンベルジェ | 82.64 |
2023/1/20 | STT | ステート・ストリート | 30.45 |
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