
2023年2月6日~2月10日までの株式市場振り返りです。

久しぶりにNASDAQが下落しましたね・・

2/3の雇用統計ショックで2/7のFRBパウエル議長発言が注目されました。結果的には想定内発言で市場は安堵していましたが、その後FRB高官らがタカ派色発言を強めています。
その影響でアメリカ長期金利が上昇➡グロース株安へと繋がってしまいました。一方でアメリカ経済がソフトランディング期待も出始めました。

FRBタカ派発言を受けたドル高円安で、日本株は上昇しやすい環境となりました。また、決算発表ラッシュで一喜一憂状態となっています。

次期日銀総裁が決定しそうな報道を受け、為替が右往左往しています。「ハト派寄り」の雨宮氏が内定したとの報道を受け円安へ。その後2/10 16時台に「ややタカ派」の植田氏を起用するという報道➡一気に円高に動きました。ただし植田氏は「金融緩和継続支持」とコメントしたため元の為替レートに戻りました。

先週末比で、グロース株比率が高いNASDAQ、マザーズが下落しました。NASDAQ総合指数は6週ぶりの下落となっています。
日米ともに大型株が安心感があるような結果でした。
・NYダウ -0.17%
・NASDAQ -2.41%
・S&P500 -1.11%
・日経平均 +0.59%
・TOPIX +0.85%
・マザーズ -0.38%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
①アメリカ経済指標について
②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
③日米主要株価指数について
④日本市場振り返り:セクター成績
⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
好不調3セクターをピックアップして分析しています。
⑥アメリカ主要銘柄決算内容
の順でまとめています。
アメリカ経済指標
良いニュースは悪いニュースの意味合い
・景気指数が良い:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・景気指数が悪い:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・景気指数が悪すぎ:リセッション局面➡株安へ
丁度よい塩梅が今は求められています。
2/3雇用統計は正しく上記の通りとなってしまいました。
そして今週は複数のFRB高官がタカ派色発言➡長期金利上昇➡株安 となりました。
今週のアメリカ経済指標は、
・2/7:パウエル議長発言
・2/10:ミシガン大学消費者信頼感指数、期待インフレ率
が注目されました。FRB高官発言も相次いでいます。
パウエル議長発言
●インフレ低下プロセスは始まった
※2023/2/1と同様のコメント
●ただしインフレ低下プロセスにはかなりの時間を要する
●雇用統計が予想よりかなり強く、インフレ抑制には抑える必要がある
●予想以上に強い経済指標が続けば、追加利上げ必要
インフレ低下プロセスが始まったということを2/1FOMC後にも発言がありました。今回は、予想外に強かった雇用統計結果を受け完全タカ派になるのでは?と一部で思わていましたが、想定内レベル発言となりました。ただし、追加利上げとなると、2022年12月のドットチャートからの5.1%よりも高くなってしまいます。➡5.25~5.50%がターミナルレートとなる可能性
FRB高官発言
●ボスティック米アトランタ連銀総裁(中立派)
・米雇用統計を受けてターミナルレートを従来予測よりも高めに
引き上げる必要が生じる可能性
・現在想定されている2回の0.25ポイント利上げに加え、
さらにもう一回行う可能性がある
●クックFRB理事(ややハト派)
・インフレは依然として高すぎる
・インフレ目標の2%を達成するために、金利を十分に景気抑制的な水準に
維持する必要がある
・雇用統計と平均時給UPでソフトランディングに期待
●ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁(ややタカ派)
・5.00-5.25%のピークレートは依然として妥当な見解
・利上げ幅は+0.25%ずつが適切
・インフレ抑制のためには数年間は金利を景気抑制的な水準に維持する必要
※今が漸く景気抑制的な水準に達したばかり
●カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁(完全タカ派)
・米雇用統計を受けて金利を少なくとも5.4%まで引き上げる必要がある
・リセッションを望まないが、我々にはやるべきことがある
・非製造業が強すぎる
・利上げしても労働市場に変化をもたらせていない=もっと高い水準が必要
●ウォラーFRB理事
・インフレとの闘いは長期化し金融引締め政策が予想より長期にわたり維持可能性
・食料、エネルギー、住宅価格が改善の兆しが出ている
・雇用統計と平均時給結果を受け、堅調な所得で個人消費が後押しされ、
向こう数カ月はインフレの上昇圧力が維持される
●ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁(中立)
・政策金利を5%を超える水準まで引き上げなければならないとの考えを変えていない
・FF金利が5%を超えてから利上げを一時停止
・0.5%のような大幅利上げの時期はひとまず終了した可能性がある
・米経済がソフトランディング(軟着陸)する公算は大きい
ソフトランディングに期待はしつつも、
・ターミナルレートが想定上になる可能性
・高水準金利を長期にわたって維持する
という今後FRBがよりタカ派になることが想定されるコメントでした。
ミシガン大学 消費者信頼感指数
・2月予想:65.1
・2月速報値:66.4
予想を遥かに上回る結果となりました。2022年6月を底に右肩上がり。
消費者マインドは堅調!
➡FRBタカ派支持が意識される結果+ソフトランディングに期待
ミシガン大学 消費者期待インフレ率
消費者が将来のインフレ率がどうなるのかのアンケート結果です。
消費者信頼感指数とともに発表されます。
・1月:+3.9%
・2月:+4.2%
と反発してしまっています。インフレが根強く残ると消費者は想定しているようです。
●5年先
横ばいの+2.9%
次週注目の経済指標
・2/14:消費者物価指数(CPI)
・2/15:小売売上高
・2/15:鉱工業生産指数
・2/16:住宅着工件数、建設許可件数
・2/16:生産者物価指数(PPI)
FRBの使命は物価安定と雇用の安定です。雇用が強い状態のため、物価上昇抑制が鈍化する可能性もあります。次週は物価指数としてCPI、PPI両方発表がある週であり大変注目されています。
株式以外の重要指標
2023年FOMC時 金利見通し
現時点のシナリオ)
・2023年3月:+0.25%
・2023年5月:+0.25% ここで利上げ打ち止め。ターミナルレート5.00~5.25%?
・2023年6月:+0.25% or 維持 ここで利上げがあるなら5.25~5.50%
・2023年11or12月:順次利下げ ※利下げタイミングは意見が割れている
→FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり
今まで市場と乖離がありましたが、市場が織り込もうとしています。
更なる利上げも意識されている模様。
また、2023年中の利下げは考えていないというFRBと、
市場は年末に利下げがあるとの部分に乖離がある状態です。
2023年3月FOMC時 利上げ確率
3月+0.25%の利上げ確率が91%となっていますが、+0.5%利上げ確率が上昇しています。
長期金利
・5年金利:3.926% (先週末比:+0.265%)
・10年金利:3.742%(先週末比:+0.216%)
・30年金利:3.821%(先週末比:+0.205%)
先週末から0.2%以上も金利が上昇。グロース株にとっては痛手となっています。
長短金利差から明らかに逆イールドとなっています。
→リセッションの兆候は変わらず
雇用統計発表後に50日移動平均線(紫ライン)を上抜け、2/10に100日移動平均線(黄色ライン)まで上昇しました。
2022/7/5~ずっとマイナス。差が再度拡大中
金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。
金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。
2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。
為替(ドル円)
50日移動平均線(紫ライン)が上値レジスタンスとして意識されているようです。
次期日銀総裁報道で、ボラティリティが高い相場が続いています。
原油価格WTI
今週は50日移動平均線を上抜けましたが、100日移動平均線を突破できるのか、それともトレンド通り反落するのか注目です。
主要指数成績
●先週末比/昨年末比
●過去4週履歴
全体的に下落。6週ぶりにNASDAQ総合指数が下落しました。2/3の雇用統計を受け潮目が変わったような形となっています。また、決算発表ラッシュが続いており、決算相場となっています。
・NYダウ -0.17%
・NASDAQ -2.41%
・S&P500 -1.11%
★株価上昇要因
・ドル高円安➡輸出関連中心に上昇
・日米長期金利高止まり➡銀行・保険株など中心に上昇
★株価下落要因
・日米長期金利高止まり➡グロース株下落
決算ラッシュが続いており、一喜一憂状態となっています。
・日経平均 +0.59%
・TOPIX +0.85%
・マザーズ -0.38%
・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
となりました。金利が下がっていくときはグロース株優位な展開はあると思いますが、リセッションが起きるとグロース株は厳しくなることが予想されています。
FRBがタカ派姿勢が続くとなるとグロース株が再度下落する可能性も出てきています。
一方で、大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。
日本市場振り
主要指数結果
TOPIXが6日連続上昇と大型株中心に上昇しています。
過去1年間成績
TOPIX +1.24%
日経平均 +0.71%
マザーズ指数 -0.09%
セクター成績
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
●セクターヒートマップ
●セクター成績TOP10
●全セクター成績
・卸売業(商社)がTOP:好決算を受けた結果
・長期金利上昇による株高:銀行・保険・その他金融(リースなど)
・その他製品:任天堂決算がイマイチとなったため
アメリカ市場振り返り
主要指数結果
・NYダウ:先週に次いで、50日移動平均線(下図紫ライン)を守る
・NASDAQ:200日移動平均線(下図赤色ライン)まで下落するか?
・S&P500:50日移動平均線と200日移動平均線でゴールデンクロス
・2022年初:115円
・2022年終:131.1円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。
過去1年間推移
NYダウ:-3.89%
S&P500:-9.18%
NASDAQ総合指数:-17.39%
ヒートマップ
finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。
・テクノロジー
・コミュニケーションサービス
・一般消費財
が大きく下落していることが分かります。
一方で、原油価格高止まりを受けエネルギー株が上昇。また、製薬やヘルスケアプラン、防衛株も上昇しました。
セクター別成績
エネルギーセクターが先週の下落分を取り返す動きで上昇しました。
コミュニケーションサービス、一般消費財が7週ぶりに下落となり、下落幅も大きいものとなっています。
●上位3セクター
・エネルギー:原油高止まり+天然ガス下げ止まり
・ヘルスケア:ディフェンシブ要素が強い製薬とヘルスケアプランが上昇
・金融:長期金利上昇
●下位3セクター
・コミュニケーションサービス:Google暴落
・一般消費財:アマゾンが急落
・素材:ドル指数上昇により、逆相関の関係である貴金属下落
これらセクターの大手株結果を下記にてまとめています。
TOP:エネルギー: +4.85%
イギリスのBP社は2022年通期決算が最高益を記録。10%増配で株価が急上昇しています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
BP | BP | 15.65% | 16.01% | 25.73% | 29.38% | 23.22% | 16.38% |
エクイナー ASA | EQNR | 13.47% | 7.10% | -2.34% | -10.66% | 17.10% | -5.69% |
EOGリソーシズ | EOG | 7.64% | 5.75% | -2.78% | 21.03% | 24.00% | 3.57% |
シュルンベルジェ リミテッド | SLB | 7.07% | 0.07% | 6.20% | 52.78% | 43.05% | 5.42% |
エクソン モービル | XOM | 6.48% | 7.00% | 9.43% | 27.88% | 50.85% | 8.04% |
コノコフィリップス | COP | 6.43% | -2.69% | -7.57% | 17.02% | 27.71% | -2.49% |
シェル | SHEL | 5.93% | 4.80% | 16.29% | 14.52% | 12.78% | 8.45% |
トータルエナジーSE | TTE | 5.17% | 0.62% | 15.18% | 20.69% | 8.02% | 2.66% |
シェブロン | CVX | 1.49% | -1.84% | -3.35% | 7.74% | 24.81% | -4.19% |
エンブリッジ | ENB | 0.05% | -1.74% | 3.36% | -8.33% | -5.47% | 3.81% |
No.2:ヘルスケア:-0.46%
ここ最近軟調であった製薬企業に再度資金流入しています。
アストラゼネカが2023年増益を見込んでいることが好感され大きく上昇しました。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
アストラゼネカ | AZN | 8.58% | -2.23% | 12.83% | 6.54% | 20.42% | 1.59% |
メルク | MRK | 5.47% | -2.25% | 6.87% | 22.08% | 41.87% | -2.15% |
アッヴィ | ABBV | 4.72% | -3.26% | 3.00% | 7.02% | 6.18% | -5.92% |
ユナイテッドヘルス | UNH | 4.71% | 0.17% | -8.58% | -7.25% | -0.77% | -6.78% |
ノボノルディスク | NVO | 2.01% | 5.25% | 22.22% | 28.27% | 31.74% | 3.10% |
イーライリリー | LLY | 1.78% | -4.24% | -5.00% | 14.59% | 41.87% | -5.66% |
ノバルティス | NVS | 0.73% | -4.41% | 4.23% | 1.05% | -0.83% | -4.67% |
ファイザー | PFE | -0.41% | -7.52% | -6.08% | -9.13% | -14.75% | -14.36% |
ジョンソンエンドジョンソン | JNJ | -1.49% | -7.28% | -5.97% | -2.99% | -5.45% | -8.21% |
サーモフィッシャー | TMO | -2.78% | -1.91% | 17.89% | -3.57% | -3.13% | 3.76% |
No.3:金融:-0.63%
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
HSBC ホールディングス | HSBC | 2.39% | 6.50% | 35.78% | 10.00% | -2.51% | 18.26% |
チャールズ・シュワブ | SCHW | 1.82% | -3.55% | 2.80% | 10.87% | -14.88% | -3.36% |
ロイヤル バンク オブ カナダ | RY | 0.81% | 5.04% | 10.13% | 4.62% | -10.08% | 10.54% |
バークシャー・ハサウェイ | BRK-B | 0.45% | -3.27% | 7.36% | 4.53% | -3.87% | 0.32% |
JPモルガン・チェース | JPM | -0.04% | 1.01% | 8.71% | 17.40% | -9.94% | 5.18% |
ウェルズ・ファーゴ | WFC | -0.15% | 11.16% | 3.35% | 4.99% | -19.56% | 15.06% |
モルガン・スタンレー | MS | -1.00% | 10.07% | 17.96% | 9.14% | -9.46% | 15.78% |
ビザ | V | -1.27% | 2.30% | 17.16% | 7.64% | -1.59% | 9.36% |
マスターカード | MA | -1.89% | -2.92% | 16.22% | 4.64% | -3.81% | 5.49% |
バンク・オブ・アメリカ | BAC | -2.33% | 3.49% | -2.57% | -0.92% | -27.80% | 7.43% |
ワースト1:コミュニケーションサービス:-6.62%
2023年に入ってから非常に強かったセクターでしたが、今週は大手株が全滅。
なかでもGoogleの親会社アルファベットが急落しました。
マイクロソフトがGoogleの牙城を攻めてきています。マイクロソフトのChatGPTが注目され、更にGoogleのAI「Bard」が不正確な回答をしたことで、マイクロソフトに後れを取っていると市場が判断➡株価が大きく下落しました。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
Tモバイル | TMUS | -1.03% | -3.43% | -3.32% | 0.06% | 12.20% | 2.64% |
アメリカモヴィル | AMX | -1.10% | -1.45% | -2.13% | 10.03% | 11.36% | 8.57% |
チャーターコミュニケーションズ | CHTR | -2.30% | 4.89% | 13.45% | -14.85% | -35.43% | 17.06% |
ウォルトディズニー | DIS | -2.39% | 12.18% | 24.56% | -8.18% | -26.60% | 24.38% |
ベライゾン | VZ | -3.61% | -2.84% | 6.35% | -10.65% | -25.21% | 1.55% |
AT&T | T | -3.83% | -1.75% | 3.75% | 5.71% | 2.81% | 3.59% |
コムキャスト | CMCSA | -4.03% | 1.08% | 22.20% | -2.64% | -22.93% | 9.69% |
ネットフリックス | NFLX | -5.07% | 6.14% | 36.40% | 43.12% | -15.87% | 17.80% |
メタプラットフォームズ | META | -6.64% | 31.05% | 71.63% | -1.88% | -24.94% | 44.71% |
アルファベット | GOOGL | -9.74% | 3.33% | 8.30% | -20.42% | -33.21% | 7.19% |
ワースト2:一般消費財:-3.04%
テスラが決算以降非常に強い結果が続いています。しかし1年間成績はマダマダ大きなマイナス。
アマゾンが先週の決算発表以降、下落が続いています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
テスラ | TSLA | 3.64% | 59.79% | 10.87% | -31.31% | -36.62% | 59.84% |
スターバックス | SBUX | 2.67% | 0.74% | 16.87% | 22.71% | 10.25% | 7.95% |
マクドナルド | MCD | -0.69% | -2.38% | -5.53% | 1.21% | 0.99% | -0.42% |
トヨタ自動車 | TM | -0.89% | 3.29% | 6.61% | -9.57% | -28.78% | 5.01% |
アリババ | BABA | -2.52% | -9.89% | 59.86% | 9.25% | -18.06% | 17.66% |
ロウズカンパニー | LOW | -3.33% | 0.09% | 11.87% | 3.26% | -10.65% | 4.79% |
ピンデュオデュオ | PDD | -3.35% | -0.61% | 56.27% | 86.32% | 48.44% | 13.37% |
ナイキ | NKE | -4.22% | -4.46% | 32.71% | 7.13% | -16.43% | 4.46% |
ホームデポ | HD | -4.51% | -3.79% | 10.39% | 1.88% | -13.13% | 0.22% |
アマゾン | AMZN | -5.59% | 2.65% | 13.32% | -30.60% | -39.44% | 16.20% |
ワースト3:素材:-1.03%
先週に続き工業系金属と貴金属が弱い結果でした。
ドル指数上昇が痛手。
分類 | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
農業投入物 | 0.61% | 6.43% | 0.55% | -5.01% | 8.54% | 9.92% |
原料炭 | 0.19% | 10.22% | 8.66% | 17.64% | 40.79% | 9.82% |
その他の貴金属と鉱業 | -0.24% | -3.72% | 14.04% | 16.54% | -16.38% | 2.15% |
化学品 | -0.54% | -0.89% | 9.08% | 5.26% | -1.74% | 6.30% |
建材 | -2.28% | 2.25% | 16.20% | 5.29% | -10.73% | 10.99% |
銅 | -2.32% | -3.59% | 30.19% | 41.36% | 1.71% | 16.01% |
特殊化学品 | -2.40% | 0.01% | 6.34% | -1.60% | -7.56% | 4.46% |
木材と木材生産 | -2.55% | 10.00% | 9.93% | -10.46% | -9.91% | 11.55% |
その他の工業用金属および鉱業 | -2.62% | -2.91% | 22.72% | 18.55% | 0.28% | 4.15% |
金 | -3.13% | -6.86% | 11.94% | 11.16% | -8.10% | 2.17% |
紙・紙製品 | -3.31% | -5.06% | -9.97% | -5.33% | -14.29% | -1.76% |
銀 | -4.52% | -12.53% | 1.63% | -2.95% | -22.31% | -6.12% |
鋼 | -5.12% | 3.53% | 24.04% | 17.38% | 13.10% | 17.20% |
アルミニウム | -8.54% | -3.93% | 20.11% | -5.40% | -30.42% | 10.20% |
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
コルテバ | CTVA | 4.83% | 3.85% | -3.85% | 6.97% | 25.09% | 9.68% |
リンデ | LIN | 2.61% | 0.73% | 5.60% | 8.56% | 9.17% | 1.80% |
エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ | APD | 0.98% | -7.98% | 2.75% | 8.69% | 10.97% | -6.63% |
BHPグループリミテッド | BHP | -1.64% | -1.96% | 26.64% | 19.21% | 7.38% | 6.33% |
フリーポートマクローマン | FCX | -1.85% | -6.38% | 24.68% | 34.33% | -1.91% | 11.66% |
リオ ティント グループ | RIO | -1.86% | -2.69% | 25.66% | 22.24% | -5.64% | 2.98% |
サザン・カッパー | SCCO | -2.75% | 0.11% | 37.96% | 51.42% | 8.51% | 21.86% |
ニュートリエン | NTR | -3.50% | 8.06% | 7.49% | -11.56% | 6.51% | 9.63% |
ベールSA | VALE | -4.39% | -7.49% | 18.10% | 21.17% | -3.05% | -2.42% |
シャーウィン・ウィリアムズ | SHW | -4.65% | -5.44% | 3.82% | -5.53% | -19.58% | -2.88% |
こんな人におススメです♪
・不動産投資に興味はあるけど、何から始めたら良いか分からない方
・不動産投資怖そう…というイメージを持たれている方
・サラリーマン給料以外の副収入が欲しい方
アメリカ主要銘柄決算内容
大手決算発表が多数ありラッシュが続いています。
タイソン・フーズ(TSN)
米国最大の加工鶏肉・牛肉の生産会社
1Qの業績は前年同期比で増収減益
●売上高: 前年同月比 +2.6% の 132.6 億ドル。 アナリスト予想より -1.9% |
●EPS: 前年同月比 -2.02 の 0.85 ドル。 アナリスト予想より -0.49 ドル |
・1Q決算は増収減益で、売上高・EPSともに予想を下回る結果
・通期ガイダンス:売上高は市場予想を上回る内容
・インフレで利益を圧迫してしまっている
決算発表後、株価は大きく下落しています。

オン・セミコンダクター(ON)
世界第2位のパワー半導体製造会社
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +13.5% の 21 億ドル。 アナリスト予想より +1.0% |
●EPS: 前年同月比 +0.23 の 1.32 ドル。 アナリスト予想より +0.06 ドル |
・4Q決算は増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・ただし、3Qよりも売上高・EPSが減少している
・通期決算は売上高・EPSともに大きく増加
・来四半期ガイダンス:売上高・EPSともに市場予想を下回る内容
決算発表後、当日は微減となりましたが、翌日は大幅上昇となっています

アクティビジョン・ブリザード(ATVI)
世界最大手のゲームソフトウェア開発会社
4Qの業績は前年同期比で増収減益
●売上高: 前年同月比 +43.4% の 35.7 億ドル。 アナリスト予想より +11.9% |
●EPS: 前年同月比 -0.16 の 1.09 ドル。 アナリスト予想より -0.42 ドル |
・4Q決算は増収減益で、売上高は予想を大きく上回り、EPSは予想を下回る
・通期決算は減収増益
・マイクロソフトによる買収に対しEUから独禁法違反警告が発令
決算発表後株価は上昇しましたが、独禁法報道が出た後急落しました。

ファイサーブ(FISV)
金融および決済テクノロジーを手掛ける企業
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +8.7% の 46.3 億ドル。 アナリスト予想より +6.4% |
●EPS: 前年同月比 +0.34 の 1.91 ドル。 アナリスト予想より 0.00ドル ドル |
・4Q決算は増収増益で、売上高は予想を大きく上回り、EPSは予想と一致
・通期決算は増収増益
・来期ガイダンス:売上高が予想を若干下回る内容
決算発表後株価は急上昇となりました。

リンデ(LIN)
世界最大の産業用ガス供給会社
4Qの業績は前年同期比で減収増益
●売上高: 前年同月比 -4.8% の 78.99 億ドル。 アナリスト予想より -6.0% |
●EPS: 前年同月比 +0.39 の 3.16 ドル。 アナリスト予想より +0.26 ドル |
・4Q決算は減収増益で、売上高は予想を下回り、EPSは予想を上回る
・通期決算は増収増益
・来四半期ガイダンス:EPSが前年同期比よりも向上
・来年度ガイダンス:EPSが今年度を上回る内容
決算発表後株価は上昇しています。

CVSヘルス(CVS)
ドラッグストアチェーン、保険業
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +9.5% の 838.5 億ドル。 アナリスト予想より +9.9% |
●EPS: 前年同月比 +0.01 の 1.99 ドル。 アナリスト予想より +0.07 ドル |
・4Q決算は増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・通期決算も増収増益
・来年度ガイダンス:売上高は予想を上回り、EPSは予想を下回る内容
決算発表後株価は上昇しています。

イートン(ETN)
多角的な電力管理会社
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +12.1% の 53.8 億ドル。 アナリスト予想より +0.7% |
●EPS: 前年同月比 +0.34 の 2.06 ドル。 アナリスト予想より +0.01 ドル |
・4Q決算は増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・通期決算も増収増益
・来四半期ガイダンス:EPSは前年同期比よりも大きく下回り、更に予想を下回る内容
・来年度ガイダンス:EPSは2022年度よりも下回り、更に予想を下回る内容
決算発表後株価は上昇しています。

ウーバー・テクノロジーズ(UBER)
ライドシェア・フードデリバリー ・宅配便 ・貨物輸送など配送関連テクノロジー
ウーバー・イーツはコロナ禍で急成長した分野
4Qの業績は前年同期比で増収減益
●売上高: 前年同月比 +49.0% の 86.1 億ドル。 アナリスト予想より +1.2% |
●EPS: 前年同月比 -0.15 の 0.29 ドル。 アナリスト予想より +0.44 ドル |
・4Q決算は増収減益で、売上高が大きく上昇。EPSは下落したものの予想は赤字であり、
大きく予想を上回る結果
・通期決算は大幅増収、赤字幅拡大
・来四半期ガイダンス:EBITDAは市場予想を上回る内容
決算発表後株価は大きく上昇しています。

ドミニオン・エナジー(D)
電力と天然ガス供給を中心とした総合エネルギー企業
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +26.5% の 49.1 億ドル。 アナリスト予想より +16.6% |
●EPS: 前年同月比 +0.16 の 1.06 ドル。 アナリスト予想より +0.02 ドル |
・4Q決算は増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・通期決算も増収増益
・来四半期ガイダンス:EPSは予想を下回る内容
決算発表後株価は下落しています。
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-D/
ウォルト・ディズニー(DIS)
言わずと知れたミッキーなどのキャラクターを有するエンターテイメント企業
1Qの業績は前年同期比で増収減益
●売上高: 前年同月比 +7.7% の 235.1 億ドル。 アナリスト予想より +0.3% |
●EPS: 前年同月比 -0.07 の 0.99 ドル。 アナリスト予想より +0.20 ドル |
・1Q決算は増収減益で、売上高・EPSともに予想を上回る結果
・動画配信は赤字が続く+ディズニープラスの会員数が減少と苦戦
決算発表後株価は大きく上昇した後、大きく下落するなどボラティリティが高い日となりました。
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-DIS/
デューク・エナジー(DUK)
アメリカの公共事業として最大規模の売上を有する企業。電力ガス会社
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +17.8% の 73.5 億ドル。 アナリスト予想より +43.0% |
●EPS: 前年同月比 +0.17 の 1.11 ドル。 アナリスト予想より +0.05 ドル |
・4Q決算は増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・通期決算は増収減益
決算発表後株価は下落しています。

ペプシコ(PEP)
大手飲料食品
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +10.9% の 280 億ドル。 アナリスト予想より +4.4% |
●EPS: 前年同月比 +0.14 の 1.67 ドル。 アナリスト予想より +0.02 ドル |
・4Q決算は増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・通期決算も増収増益
・来年度ガイダンス:売上・EPS成長率はプラスとなるものの、2022年度よりは鈍化する見込み
決算発表後株価はやや上昇しています。

アッヴィ(ABBV)
大手製薬企業
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +1.5% の 151.2 億ドル。 アナリスト予想より -1.4% |
●EPS: 前年同月比 +0.29 の 3.6 ドル。 アナリスト予想より +0.07 ドル |
・4Q決算は増収増益で、売上高は予想を下回り、EPSは予想を上回る結果
・通期決算も増収増益
・来年度ガイダンス:EPSは市場予想を上回る内容
決算発表後株価は大きく上昇しています。

ケロッグ(K)
大手食品企業。シリアルなどで有名
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +12.0% の 38.3 億ドル。 アナリスト予想より +4.6% |
●EPS: 前年同月比 +0.11 の 0.94 ドル。 アナリスト予想より +0.09 ドル |
・4Q決算は増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算
・ただし、3Qよりも売上高・EPSともに減少
・通期決算も増収増益
・来年度ガイダンス:売上高は成長するものの2022年よりも鈍化。EPSは減少に転じる見込み
決算発表後株価は横ばい

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)
大手たばこ企業
4Qの業績は前年同期比で減収増益
●売上高: 前年同月比 -0.4% の 81.5 億ドル。 アナリスト予想より +9.2% |
●EPS: 前年同月比 +0.02 の 1.39 ドル。 アナリスト予想より +0.15 ドル |
・4Q決算は減収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る結果
・通期決算は増収減益
・来年度ガイダンス:EPSが2022年を上回る内容
決算発表後株価は横ばい

ペイパル・ホールディングス(PYPL)
デジタル決済サービス
4Qの業績は前年同期比で増収増益
●売上高: 前年同月比 +6.6% の 73.8 億ドル。 アナリスト予想より -0.1% |
●EPS: 前年同月比 +0.13 の 1.24 ドル。 アナリスト予想より +0.04 ドル |
・4Q決算は増収増益で、売上高は若干予想を下回るものの、EPSは予想を上回る結果
・通期決算は増収減益
・来四半期ガイダンス:EPSが予想を上回る内容に対し、売上高は予想を下回る
・来年度ガイダンス:EPSが2022年を大きく上回る見込み
・社長兼CEOのダンシュルマン氏が退任
決算発表後株価は上昇しています。

次週決算発表の注目銘柄
大手株は今週よりも少ない決算発表となります。
日付 | ティッカー | 会社名 | 時価総額 (10億USD) |
2023/2/13 | CDNS | ケイデンス・デザイン・システムズ | 50.42 |
2023/2/14 | KO | コカ・コーラ | 257.83 |
2023/2/14 | ZTS | ゾエティス | 73.79 |
2023/2/14 | ABNB | Airbnb | 68.92 |
2023/2/14 | MAR | マリオット・インターナショナル | 54.25 |
2023/2/15 | CSCO | シスコシステムズ | 194.15 |
2023/2/15 | ADI | アナログデバイセズ | 90.45 |
2023/2/15 | EQIX | エクイニクス | 67.53 |
2023/2/15 | SNPS | シノプシス | 54.74 |
2023/2/15 | SHOP | Shopify | 52.28 |
2023/2/15 | KHC | クラフト・ハインツ | 48.54 |
2023/2/15 | AIG | American International Group (AIG) | 45.56 |
2023/2/15 | BIIB | バイオジェン | 41.23 |
2023/2/15 | GOLD | バリックゴールド | 31.59 |
2023/2/16 | AMAT | アプライドマテリアルズ | 96.88 |
2023/2/16 | SO | サザン | 72.81 |
2023/2/17 | DE | ディア | 124.6 |
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