【日米ともバリュー上昇‼】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年8月2週目

2023年8月2週 日米株式市場振り返り市場振り返り
この記事は約15分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
今週は日米とも決算ラッシュ週で、荒い値動きをした銘柄も数多くありました。また、アメリカのインフレ指数で一喜一憂状態ともなった週でした。
 
●アメリカ
 ・米国債、地方銀行格下げで混乱が継続
 ・決算で明暗
 ・消費者物価指数(CPI)が予想より鈍化
  ➡金融引き締めが想定より短期に⁉
 ・生産者物価指数が予想より上昇
  ➡金融引き締めが長期に⁉
 ・消費者信頼感指数は高い状態+期待インフレ率は低下
 
●日本
 ・決算で明暗

 ・中国からの団体観光客解禁でインバウンド再注目
 ・資源株が好調
 ・好決算バリュー株が堅調
 
2023年8月2週目:8月7日~8月11日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

アメリカはハイテク株が下落、ディフェンシブが上昇。
日本株は堅調となりましたね!

アメリカは長期金利が高止まり状態のため、ハイテク・グロース株は厳しい結果でした。日本株もハイテク・グロース株が売られる結果となりました。

一方でバリュー・ディフェンシブ、資源株中心に日米とも上昇し、それらの影響が比較的大きいNYダウ、TOPIXは上昇しています。

先週末比では
・NYダウ: +0.62%
・NASDAQ: -1.90%
・S&P500: -0.31%
・日経平均: +0.87%
・TOPIX: +1.27%
・マザーズ: -0.63%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週は、インフレ指数が注目されました。

日付時間主要経済指標等
8月10日21:307月消費者物価指数(CPI)
8月11日21:307月卸売物価指数(PPI)
8月11日23:008月ミシガン大学消費者態度指数

消費者物価指数(CPI) 対前月比

2023/8/10 米国消費者物価指数(CPI)対前月比

総合では予想を下回り、コアは予想通りの結果となりました。
2020年7月以降3年間ずっと対前月比を上回る物価となっています。一時の日本から考えると凄いの一言です。こんな状況下でも消費者は強気な状態が続いていることを考えると、アメリカの経済は強すぎですね。

消費者物価指数(CPI) 対前年同月比

2023/8/10 米国消費者物価指数(CPI)対前年同月比

総合は14か月ぶりに上昇に転じましたが、予想を下回りました。
コアは予想を下回り、徐々に鈍化してきていることが分かります。
この結果が続けば、金融引き締めの長期化が少し和らぐ可能性が出てきました。

消費者物価指数(CPI) 対前年同月比 詳細

2023/8/10 米国消費者物価指数(CPI) 詳細

2023/8/10 米国消費者物価指数(CPI)対前年同月比 コア詳細

総合が上昇に転じてしまったのは、エネルギーのマイナス幅が縮小している為であることが分かります。コアの中身を見ると住居費と輸送サービスが高止まりしていることが分かります。特に消費者物価指数の多くを占める住居費の高止まりがどこまで続くのか?が注目されています。

2023/8/10米国消費者物価指数(CPI) 対前年同月比 住居費推移

生産者物価指数(PPI) 対前月比

消費者物価指数の先行指数的な位置づけの企業側の物価指数となります。

2023/8/11 米国生産者物価指数(PPI) 対前月比

総合は予想通りコアは予想を超える結果でした。

生産者物価指数(PPI) 対前年同月比

2023/8/11 米国生産者物価指数(PPI)対前年同月比

総合、コアともに予想を超える結果となりました。
総合は再び上昇となったことから、この先が懸念点として上がっています。

ミシガン大学消費者調査

2023/8/11 ミシガン大学消費者信頼感指数、期待インフレ率

●信頼感指数
予想は下回りましたが、高い状態が続いており、消費者マインドは堅調であることが分かります。

●期待インフレ率
予想を下回り、消費者はインフレが落ち着くと予想していることが分かります。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
8月15日21:307月小売売上高(前月比)
8月16日21:307月住宅着工件数
8月16日21:307月建設許可件数
8月16日22:157月鉱工業生産(前月比)
8月16日22:157月設備稼働率 
8月16日27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 

次週は特に小売売上とFOMC議事要旨が注目されています。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
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2023~2024年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/8/12 FOMC時政策金利確率 CME FedWatch

インフレ抑制が出来つつある結果が出てきていることから、 7月FOMCでの利上げが最後と市場は予想しています。CPIの鈍化で金融引き締めが早く終わるのでは?と一瞬なりましたが、PPIの結果でインフレが根強くなるとの懸念から、巻き返しとなってしまっています。

しかしながら、FRBとしては年内あと1回利上げを示唆していることもあり、このあたりがGAPとして懸念点ではあります。しかも2024年末に今よりも1%以上利下げがされていくと市場は見ており、ここまで順調に低下していくのか?もGAPが出てきそうです。

現在のシナリオ)
・9月以降は維持
・2024年3月or5月~利下げ
・2024年末には、政策金利が4.00~4.25%まで低下する

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は中々落ちず、ここ最近は再び上昇傾向が続きました。中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

上期を終え、当初の予想よりも債券利回りが高い状態が続いています・・
そんなかインド・ブラジル株含め新興国が比較的堅調な状態となっており、金利さえ下がればもっと上がる可能性があると思っています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年8月2週 日米株式市場結果

●過去4週履歴

2023年8月2週 日米主要株価指数結果 過去4週履歴

●アメリカ
長期金利が高止まりしており、ハイテク・グロース株が軟調になってきており、その分の資金がディフェンシブ・バリュー株へ流れている結果となっています。また、原油価格が上昇傾向であり、エネルギー株が強い結果となっています。

先週末比)
・NYダウ: +0.62%
・NASDAQ: -1.90%
・S&P500: -0.31%

●日本株
6月までの勢いは弱くなってきていますが、日本企業決算も比較的良好となっています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
 ➡日銀金融政策変更で市場は一時的に混乱・・・
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
・中国団体観光客解禁でインバウンド株が再注目

先週末比)
・日経平均: +0.87%
・TOPIX: +1.27%
・マザーズ: -0.63%

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日本市場振り返り

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また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

ヒートマップ

2023年8月2週 東証セクターヒートマップ

7月末の日銀金融政策変更(YCC柔軟化)、先週の米国債格下げの影響が緩和されてきた週となっています。

●インバウンド株に再注目:中国団体観光客解禁へ
・空運:5日連続上昇
・小売業:5日連続上昇
・陸運:4日連続上昇

●原油価格が9か月ぶり高値
・鉱業:8/10のINPEX好決算+自社株買いで急騰
・石油石炭:8/10 INPEXの影響のあり急上昇
・卸売業:大手商社中心に3日連続上昇

●YCC柔軟化発表後、金利が落ち着いている
・不動産業:5日連続上昇

全業種データ

2023年8月2週時点 2023年東証セクター成績 月間週間成績推移

2023年8月2週東証セクターTOP10

 

上昇:28業種
下落:4業種
変化無:1業種

と上昇となった業種の方が多い週となりました。
上位業種は
・資源株:鉱業、石油石炭
・バリュー:鉄鋼大手、農林水産大手が好決算

・保険業:先週ビッグモーター関連で下げた分の反発
・中国インバウンド期待:空運、陸運上昇

決算資料見るのは時間と労力がかかりますが、IR BANKなら視覚的にも分かりやすく決算がまとめられています。

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アメリカ市場振り

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
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2023年8月2週 アメリカ株ヒートマップ

ハイテク・グロース株が売られた影響で、テクノロジーセクターと一般消費財セクターが軟調であることが分かります。一方でヘルスケア、エネルギーセクターが大きく上昇しています。

セクター成績

2023年8月2週時点 アメリカセクター成績 週間月間推移

2023年8月2週時点 アメリカセクター成績長期推移

上昇:6セクター
下落:5セクター

米国債格下げ、インフレ率で右往左往で長期金利が高止まり➡ハイテク・グロース株が多いテクノロジーセクターと一般消費財が下落しています。その資金がディフェンシブセクターへ流れ、好決算を発表したイーライリリーを代表としてヘルスケアセクターが大きく上昇、また、原油価格が堅調でエネルギーセクターが上昇しています。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

ピンク塗りつぶし:半導体・ソフトウェア関連・自動車。勢いが止まった?
水色塗りつぶし:ディフェンシブ株復活⁉
黄色塗りつぶし:エネルギー株が堅調

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア17.53%21.53%21.29%54.56%73.43%44.40%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア15.96%15.76%7.46%30.15%68.91%34.18%
エクソンモービルXOMエネルギー4.11%6.97%5.71%-2.20%22.29%1.39%
シェブロンCVXエネルギー3.04%4.22%5.08%-2.55%5.35%-8.55%
アッヴィABBVヘルスケア3.01%13.92%3.81%2.34%7.98%-5.84%
ファイザーPFEヘルスケア2.91%-0.06%-4.10%-16.84%-27.85%-29.66%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア2.85%9.47%7.99%7.71%1.86%-1.59%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融2.39%4.31%11.07%16.65%21.43%16.01%
メルクMRKヘルスケア2.32%1.05%-8.60%0.67%20.46%-3.16%
シスコシステムズCSCOテクノロジー2.20%4.39%16.00%15.11%16.88%12.91%
シェルSHELエネルギー2.08%0.50%3.45%4.40%17.49%9.60%
コストコホールセールCOST生活必需品1.98%4.55%12.17%12.45%4.29%23.32%
ウォルマートWMT生活必需品1.81%4.59%5.28%13.91%24.83%13.69%
ノバルティスAGNVSヘルスケア1.76%5.35%0.16%20.02%18.48%14.19%
ホームデポHD一般消費財1.43%5.25%15.09%4.93%6.27%4.83%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア1.40%3.93%-5.83%4.38%6.14%3.79%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス1.13%4.03%11.14%36.36%8.24%46.84%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品1.12%5.42%1.70%14.57%7.33%3.60%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア1.05%13.46%3.94%4.59%-5.53%-4.18%
マスターカードMA金融0.93%-1.39%3.02%6.63%11.77%13.59%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品0.76%1.36%-4.21%2.60%-3.90%-3.84%
マクドナルドMCD一般消費財0.56%-2.24%-2.09%10.73%10.43%9.52%
ビザV金融0.44%-1.34%3.91%4.66%13.17%15.54%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融-0.03%5.46%14.24%-12.40%-10.78%-5.53%
ペプシコPEP生活必需品-0.30%-1.86%-5.78%6.52%4.60%1.87%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財-0.83%3.06%23.38%40.89%-3.00%64.77%
サーモフィッシャーサイエンティフィックTMOヘルスケア-0.89%3.25%2.64%-4.42%-8.20%-1.25%
アクセンチュアACNテクノロジー-0.95%-1.95%13.51%8.38%-2.35%15.82%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融-1.01%3.75%13.52%9.99%30.46%15.18%
オラクルORCLテクノロジー-1.21%-3.74%16.03%30.48%45.81%38.32%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財-1.22%-0.92%8.91%-11.75%3.56%8.66%
トヨタ自動車TM一般消費財-2.06%4.32%17.25%15.50%5.95%22.48%
マイクロソフトMSFTテクノロジー-2.07%-6.32%3.51%21.77%11.01%33.85%
アップルAAPLテクノロジー-2.31%-6.69%2.33%17.84%5.05%36.84%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー-2.40%-11.85%1.78%-0.35%16.91%21.12%
セールスフォースCRMテクノロジー-2.74%-9.41%2.57%20.18%10.65%57.40%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス-2.93%-3.76%27.93%69.54%69.14%150.66%
アドビADBEテクノロジー-3.50%-1.71%48.85%35.29%15.98%51.09%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー-4.34%-12.86%10.26%-4.86%3.74%23.49%
テスラTSLA一般消費財-4.42%-12.68%41.01%17.04%-17.57%96.99%
ブロードコムAVGOテクノロジー-5.89%-6.81%32.20%38.43%50.75%48.40%
エヌビディアNVDAテクノロジー-8.56%-11.14%42.96%82.90%125.76%179.56%

次週は重要指標として小売り売上高、FOMC議事要旨発表があります。
アメリカ大手決算としては、小売り最大手ウォルマート、ホームセンター最大手ホームデポ、ソフトウェア大手シスコシステムズなどに注目です。finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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