
2023年3月7日の株式市場振り返りをまとめました。
明日の投資にも復習は重要です。

3/7は家計の見直しの日だそうです。
「み(3)な(7)おし」(見直し)から来ているんだって~。
家計を見直して投資資金を増やしたいですね‼

アメリカ株はマチマチだったけど、日本株がここ最近強い~‼

3/6のアメリカ株は、
・半導体と素材株中心に下落
・他はセクターとあまり関係性が無く、マチマチな結果
となり、指数全体では変化が少ない日となりました。
3/7深夜のFRBパウエル議長発言次第で様子見が強い状態です。

3/7の日本株は、
・アメリカ株と同様に半導体株が下落
・幅広い業種で上昇
・中国経済回復期待で素材株中心に上昇
・日米長期金利高止まり、日銀政策変更期待で銀行株上昇
などがあり、堅調な日となりました。
そして、TOPIXは1年3か月ぶりの水準を回復しています。

長期金利や為替、原油価格などとともに株式市場を振り返っていきましょう。日本株については業種別結果を分かりやすくまとめました。
今日の株価は?
・アメリカ株:2023/3/6
・日本株:2023/3/7
終値 | 前日比 | 前日差 | |
NYダウ | 33,431.44 | +0.12% | +40.47 |
NASDAQ | 11,675.74 | -0.11% | -13.27 |
S&P500 | 4,048.42 | +0.07% | +2.78 |
日経平均 | 28,309.16 | +0.25% | +71.38 |
TOPIX | 2,044.98 | +0.42% | +8.49 |
マザーズ | 773.24 | +0.95% | +7.30 |
長期金利高止まりの影響もあり、半導体株中心に下落したことからNASDAQ総合指数が下落しています。
●日本株
割安株が多いことや、中国経済回復期待で素材株中心に最近堅調な結果が続いています。TOPIXが1年3か月ぶりの水準を回復しています。
こんな人におススメです♪
・不動産投資に興味はあるけど、何から始めたら良いか分からない方
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株式以外の重要指標
2023年FOMC時 金利見通し

・5.25~5.50%(今から3回利上げ)がターミナルレートと想定
・ターミナルレートが5.50~5.75%となる確率も上昇
・年内は利下げが無いことを織り込んでいます。
現時点のシナリオ)
・2023年3月:+0.25%
・2023年5月:+0.25%
・2023年6月:+0.25% ここがターミナルレート:5.25~5.50%
→FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり、
それを超えた予想となっています。
3月FOMCでドットチャートが更新されるため注目です。
2023年3月FOMC時 利上げ確率
3月+0.25%の利上げ確率が約70%となっています。一時は0.25%が100%確率となっていましたが、+0.50%確率が増えてきており、約30%となっています。
アメリカ長期金利推移(10年債利回り)
3/7深夜のパウエル議長発言に注目です。
・2年金利:4.861%
・5年金利:4.226%
・10年金利:3.930%
・30年金利:3.864%
10年と2年で逆イールド
→リセッションの兆候は変わらず
※2022/7/5~逆イールドで拡大している

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。
金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。
2023年の市場動向について、為替と長期金利の観点から予測しました。
為替(ドル円)
先週は一時137円台に乗せましたが、200日移動平均線(赤ライン)で反落となりました。3/6,7と100日移動平均線(黄色ライン)が上値レジスタンスラインとなっています。
パウエル議長がどこまでタカ派発言があるのか?
市場想定よりもタカ派だと再度円安に振れる可能性があります。
原油価格WTI
CPI結果からはエネルギー価格が上昇してしまっていることから、今後の原油価格次第で政策金利にも影響が出る可能性があります。
S&P500ヒートマップ
・方向感に欠く動きの中、半導体と素材株が軟調
・長期金利が高止まり
➡ハイテク株が多いNASDAQが若干下落
半導体、素材株セクターは下落となりました。その他はマチマチの結果。
日本市場振り返り
・割安株が多く、日本株の多くは決算も堅調
・中国経済回復期待で素材株中心に上昇しやすい
・日銀政策変更期待もあり、銀行株が上昇
➡TOPIXが1年3か月ぶりの水準まで上昇
3/7深夜のパウエル議長発言の様子見となった部分もあると思います。
~日足チャート~
サポートラインで複数回反発(赤丸)してきています。
上値レジスタンスライン(黄丸)と収束している移動平均線が近づいているため、トレンド転換する期待がありました。そして3/3に上値レジスタンスラインを一気に上抜けしています。良い感じで上昇してきていますが、RSIが68.92と高くなってきていることは注意。
日経平均ヒートマップ
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
【銘柄数】上昇銘柄が多数
・値上がり:151銘柄
・変化無し:8銘柄
・値下がり:66銘柄
【セクター】上昇業種が多数
・上昇:28業種
・下落:5業種
業種成績 上位/下位5業種
・原油価格上昇:原油関連株上昇
・日米長期金利高止まり:銀行株上昇
・アメリカ半導体銘柄下落で、日本半導体銘柄も下落
・海運が下落TOP:3日連続上昇してきた反動?
5日間結果 | 業種 | 変化率 |
1位 | 鉱業 | 6.97% |
2位 | 卸売業 | 6.97% |
3位 | 鉄鋼 | 6.83% |
4位 | 非鉄金属 | 5.06% |
5位 | 金属製品 | 3.31% |
1か月結果 | 業種 | 変化率 |
1位 | 鉄鋼 | 16.99% |
2位 | 海運業 | 12.56% |
3位 | 鉱業 | 10.62% |
4位 | ゴム製品 | 10.31% |
5位 | 卸売業 | 10.27% |
上昇銘柄
寄与度上位 | 寄与度 | 前日比 |
ファーストリテイリング | +31.33 | ▲1.06% |
ダイキン工業 | +11.64 | ▲1.43% |
KDDI | +5.96 | ▲0.72% |
ソニー | +5.14 | ▲1.27% |
エムスリー | +4.03 | ▲1.50% |
ソフトバンクグループ | +3.90 | ▲0.33% |
キッコーマン | +3.08 | ▲1.42% |
オリンパス | +2.74 | ▲0.84% |
大塚ホールディングス | +2.67 | ▲1.97% |
電通 | +2.40 | ▲1.57% |
原油価格上昇で石油関連株上昇
・INPEX:+3.0%
・ENEOS:+1.1%
・出光興産:+1.3%
・コスモエネルギー:+2.5%
中国経済回復期待で素材株上昇
●鉄鋼
・日本製鉄:+1.6%
・神戸製鋼:+5.8%
・JFE:+2.4%
・中山製鋼:+2.1%
●非鉄金属
・東邦チタニウム:+16.2%
・大阪チタニウム:+16.5%
・住友鉱山:+0.8%
・住友電工:+0.6%
●ガラス土石
・AGC:+0.6%
・太平洋セメント:+2.2%
日米長期金利高止まり+日銀政策変更期待で銀行株上昇
・三菱UFJ:+1.1%
・三井住友:+1.5%
・みずほ:+1.9%
・りそな:+1.5%
下落銘柄
寄与度下位 | 寄与度 | 前日比 |
東京エレクトロン | -16.78 | ▼1.01% |
TDK | -6.68 | ▼1.35% |
SMC | -4.18 | ▼1.68% |
アドバンテスト | -4.11 | ▼0.53% |
京セラ | -3.36 | ▼0.71% |
資生堂 | -3.29 | ▼1.50% |
太陽誘電 | -2.05 | ▼1.41% |
ヤマハ | -2.05 | ▼1.14% |
村田製作所 | -1.70 | ▼0.81% |
味の素 | -1.68 | ▼1.10% |
アメリカ半導体銘柄下落で日本半導体株も下落
・レーザーテック:-3.6%
・東京エレクトロン:-1.0%
・ルネサス:-0.7%
・アドバンテスト:-0.5%
・SCREEN:-0.5%
・SUMCO:-0.5%
海運株下落
・日本郵船:-0.6%
・商船三井:-0.7%
・川崎汽船:-0.6%
株式市場の振り返りは非常に重要です。明日からの投資のヒントが隠されているかも⁉
●短期投資:日々の振り返り
●中期投資:週間振り返り
●長期投資:月間振り返り
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