
ニキビに悩まないデー:2023年2月7日の株式市場振り返りです。

ニ(2)キビに悩(7)まないデー。
大人にきびもあるから気を付けましょう!

アメリカ雇用統計を受け、長期金利が大幅上昇➡アメリカ株の下落が続きました。この影響もありドル高円安が2/6夜に進みました。
日本株については円安を受けて取引開始直後は上昇しました。しかしながら本日深夜のパウエル議長発言を控えリスクオフになっていき、円高に振れてきたことで上昇と下落が拮抗していきました。

金利や為替、原油価格などを織り交ぜながら株式市場を振り返っていきましょう。
日米主要株式指数
・アメリカ株:2023/2/6
・日本株:2023/2/7
終値 | 前日比 | 前日差 | |
NYダウ | 33,891.02 | -0.10% | -34.99 |
NASDAQ | 11,887.45 | -1.00% | -119.51 |
S&P500 | 4,111.08 | -0.61% | -25.40 |
日経平均 | 27,685.47 | -0.03% | -8.18 |
TOPIX | 1,983.40 | +0.21% | +4.18 |
マザーズ | 782.01 | +0.73% | +5.64 |
雇用統計があまりに予想外に伸びたことからFRBがタカ派維持想定となり、長期金利が上昇。その影響が2/6も続き、株安+ドル高円安となりました。
●日本株
昨日深夜に為替がドル高円安となったことで、本日取引開始直後に日本株の大半が上昇しました。しかしながら、パウエル議長発言を控えていることや、日本名目賃金が約26年ぶりの水準で上昇したことを受け円高に振れたこともあり、上昇下落要素が拮抗状態となりました。
こんな人におススメです♪
・不動産投資に興味はあるけど、何から始めたら良いか分からない方
・不動産投資怖そう…というイメージを持たれている方
・サラリーマン給料以外の副収入が欲しい方
株式以外の重要指標
2023年FOMC時 金利見通し

・2023年3月:+0.25%
・2023年5月:+0.25% ここで利上げ打ち止め。ターミナルレート5.00~5.25%
・2023年6月~:維持
・2023年11or12月:順次利下げ ※利下げタイミングは意見が割れている
→FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり
今まで市場と乖離がありましたが、市場が織り込もうとしています。
ただ2023年中の利下げは考えていないというFRBと、市場は年末に利下げが
あるとの部分に乖離がある状態です。
2023年3月FOMC時 利上げ確率
3月+0.25%の利上げ確率が94%となっています。
若干ですが+0.50%確率が上昇しています。
アメリカ長期金利推移(10年債利回り)
100日移動平均線(黄色ライン)まで上昇するか?
・2年金利:4.425%
・5年金利:3.786%
・10年金利:3.625%
・30年金利:3.674%
10年と2年で逆イールド
→リセッションの兆候は変わらず
※2022/7/5~逆イールドで拡大している
金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。
金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。
2023年の市場動向について、為替と長期金利の観点から予測しました。
為替(ドル円)
日本の名目賃金上昇が予想を大きく超えたこともあり、日銀金融政策が修正される可能性が増してきていることが円高要素。そのことなどもあり50日移動平均線で今は止まっています。
原油価格WTI
そこから反落し、50日移動平均線(紫ライン)も下抜けました。2/7はやや反発中。
S&P500ヒートマップ
長期金利が上昇したことによりグロースが下落となりました。金融と生活必需品がマシな結果。
日本市場振り
・昨日夜に円安が加速したため取引開始直後は 日本株上昇
・日本の名目賃金上昇が約26年ぶり➡日銀タカ派へ?
・日本時間が進むと円高方向へ➡徐々に株安へ
・本日深夜にパウエル議長発言を控えリスクオフ
➡TOPIX、マザーズは上昇。日経平均は若干の下落
~日足チャート~
サポートラインで複数回反発してきています。移動平均線が収束してきており、底入れパターン?3つの移動平均線を上抜けしたところで立ち止まりヨコヨコが続いていましたが、2/6の上昇で潮目が変わったような感じにも見えます。
日経平均ヒートマップ
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
【銘柄数】銘柄数は上昇下落は拮抗
・値上がり:113銘柄
・変化無し:8銘柄
・値下がり:104銘柄
【セクター】セクターも同様に拮抗
上昇:18業種
下落:15業種
業種成績 上位/下位5業種
また中国景気回復で景気敏感株も上昇しています。
一方で株高が続いていた鉄鋼業がJFEの決算がイマイチであったことを受け、大きく下落しました。
5日間結果 | 業種 | 変化率 |
1位 | 海運業 | 5.00% |
2位 | 証券業 | 2.45% |
3位 | 電気機器 | 2.06% |
4位 | 卸売業 | 1.74% |
5位 | 精密機器 | 1.16% |
1か月結果 | 業種 | 変化率 |
1位 | 鉄鋼 | 13.70% |
2位 | 電気機器 | 12.33% |
3位 | 海運業 | 11.13% |
4位 | 機械 | 11.08% |
5位 | 精密機器 | 10.04% |
上昇銘柄
寄与度上位 | 寄与度 | 前日比 |
アドバンテスト | +10.27 | ▲1.54% |
ヤマトホールディングス | +6.27 | ▲8.11% |
東京エレクトロン | +4.79 | ▲0.30% |
資生堂 | +4.66 | ▲2.10% |
日東電工 | +3.08 | ▲1.08% |
味の素 | +2.77 | ▲2.01% |
信越化学工業 | +2.74 | ▲0.42% |
SMC | +2.71 | ▲1.18% |
中外製薬 | +2.67 | ▲0.76% |
ダイキン工業 | +2.57 | ▲0.33% |
日米金利が上昇したことから銀行・保険・リース会社株上昇
・三菱UFJ:+3.2%
・三井住友:+2.1%
・みずほ:+3.0%
・りそな:+2.8%
・第一生命:+0.6
・東京海上:+0.8%
・T&DHD:+1.6%
・MS&AD:+0.7%
・SOMPO:+0.2%
・オリックス:+2.5%
・三菱HCキャピタル:+0.8%
中国経済回復期待
●海運
・日本郵船:+0.7%
・川崎汽船:+1.8%
●化学・化粧品
・信越化学:+0.4%
・資生堂:+2.1%
・JSR:+6.5%
・コーセー:+4.5%
・花王:+0.9%
・三菱ケミカル:+0.6%
下落銘柄
寄与度下位 | 寄与度 | 前日比 |
ファーストリテイリング | -14.72 | ▼0.52% |
ソフトバンクグループ | -13.15 | ▼1.01% |
リクルートホールディングス | -7.40 | ▼1.63% |
エムスリー | -6.08 | ▼2.02% |
バンダイナムコHD | -3.73 | ▼1.25% |
TDK | -3.08 | ▼0.63% |
KDDI | -3.08 | ▼0.38% |
トヨタ自動車 | -2.83 | ▼0.86% |
京セラ | -2.67 | ▼0.60% |
ネクソン | -2.40 | ▼1.12% |
昨日のJFE決算を受け、鉄鋼株連られ安
・JFE:-8.5%
・日本製鉄:-2.2%
・神戸以西工:-1.9%
・中山製鋼:-2.2%
金利上昇で不動産株下落
・三菱地所:-0.5%
・三井不動産:-0.7%
・大東建託:-0.2%
・住友不動産:-2.0%
・野村不動産:-0.9%
原油価格低調で関連株下落
・INPEX:-0.7%
・ENEOS:-0.4%
・出光興産:-0.8%
・コスモ石油:-0.1%
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