
夫婦の日:2023年2月2日の株式市場振り返りです。

パートナーにいつもありがとうと声掛けしたいですね!
FOMCが無事通過しました。

いつもありがとうございます🙇
昨日はFOMC終了後のパウエル議長発言に注目が集まりました。
また、経済指標は酷くなりすぎないレベルで底堅い印象もあります。

FOMC結果を受け、アメリカ長期金利が下落でグロース株が大きく上昇しました。また、ドル安円高となったことで日本株の多くは軟調となってしまいました。

FOMCやアメリカ経済指標を踏まえ、株式市場の振り返りをまとめました。
日米主要株式指数
・アメリカ株:2023/2/1
・日本株:2023/2/2
終値 | 前日比 | 前日比 | |
NYダウ | 34,092.96 | +0.02% | +6.92 |
NASDAQ | 11,816.32 | +2.00% | +231.77 |
S&P500 | 4,119.21 | +1.05% | +42.61 |
日経平均 | 27,402.05 | +0.20% | +55.17 |
TOPIX | 1,965.17 | -0.36% | -7.06 |
マザーズ | 785.27 | +0.27% | +2.09 |
直近の経済指標が弱すぎない程度で推移していることや、FOMCが想定内であったことなどからグロース株中心に大きく上昇しました。
●日本株
為替がドル安円高となったことで、日本株大半が下落しました。
一方で半導体株筆頭にグロース株は上昇しています。
アメリカ経済指標
シカゴ購買部協会景気指数(シカゴPMI)
・1月結果:44.3
12月結果は上方修正となりました。
1月分は12月分及び1月予想を下回り、景気の分岐点である50を5か月連続下回っています。
コンファレンスボード消費者信頼感指数
・1月予想:108.2
・1月結果:107.1
12月結果は上方修正となりました。
1月分は12月分及び1月予想を下回っています。
ADP雇用統計(前月差)
・12月:+25.3万人(速報値:23.5万人から上方修正)
・1月予想:+17.9万人
・1月結果:+10.6万人
12月結果は上方修正となりました。
1月分は12月分及び1月予想を下回り、約2年間の中で最低を記録しました。
※寒波や嵐など天候不良とされています。
ISM製造業景気指数
・1月予想:48.1
・1月結果:47.4
1月分は12月分及び1月予想を下回り、景気の分岐点である50を3か月連続下回っています。
FOMC/パウエル議長発言
➡4.50~4.75%の政策金利
・利上げはあと2回
・2023年中の利下げは想定していない
・金利を長期間高水準で維持する必要
・「ディスインフレのプロセスが始まった」という発言
➡物価コントロールに自信
・金融引き締め過ぎは望んでいない
上記結果を受け、アメリカ長期金利が下落し、
・ハイテクグロース上昇
・相対的に大型バリュー株が軟調
・ドル安
となりました。
株式以外の重要指標
2023年FOMC時 金利見通し

FOMC終了後、利下げ時期がやや早まると市場は考えているようです。
現時点のシナリオ)
・2023年3月:+0.25% ここで利上げ打ち止め
・2023年5~9月:維持
・2023年11月以降:順次利下げ ※利下げタイミングは意見が割れている
→FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり市場と乖離がある状態
2023年3月FOMC時 利上げ確率
3月+0.25%の利上げ確率が高いと想定しています。
アメリカ長期金利推移(10年債利回り)
200日と50日移動平均線(紫ライン)の間でずっと推移していますが、中期的には下落傾向となっています。
・2年金利:4.115%
・5年金利:3.510%
・10年金利:3.420%
・30年金利:3.572%
10年と2年で逆イールド
→リセッションの兆候は変わらず
金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。
金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。
2023年の市場動向について、為替と長期金利の観点から予測しました。
為替(ドル円)
FOMC後にドル安円高が進みました。
原油価格WTI
S&P500ヒートマップ
半導体株を筆頭にグロース株が大きく上昇しています。
日本市場振り
・FOMCが無事通過○
・半導体株中心にハイテクグロースが大幅上昇
・日本も半導体株中心に株価上昇
・一方で円高に大きく変動したため、輸出関連など
大半の銘柄が下落
➡日経平均、マザーズは上昇。TOPIXは下落
移動平均線が収束してきており、底入れパターン?
3つの移動平均線を上抜けしたところで立ち止まり、ヨコヨコが続いています。
日経平均ヒートマップ
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
【銘柄数】
・値上がり:51銘柄
・変化無し:3銘柄
・値下がり:171銘柄
【セクター】
上昇:6業種
下落:27業種
業種成績 上位/下位5業種
FOMCが無事通過でアメリカ半導体株が大幅上昇したことを受け、日本の半導体株も大きく上昇しました。一方でアメリカ長期金利低下で銀行・保険株が下落。また、円高になったことで輸出関連株中心に下落となりました。
上昇銘柄
寄与度上位 | 寄与度 | 前日比 |
ファーストリテイリング | +67.46 | ▲2.53% |
東京エレクトロン | +46.23 | ▲2.93% |
アドバンテスト | +23.97 | ▲3.66% |
ソフトバンクグループ | +13.15 | ▲1.02% |
エムスリー | +10.93 | ▲3.78% |
リクルートホールディングス | +6.57 | ▲1.50% |
オリンパス | +5.89 | ▲1.76% |
ダイキン工業 | +5.14 | ▲0.67% |
ネクソン | +4.45 | ▲2.08% |
キーエンス | +4.04 | ▲1.98% |
半導体株及びその周辺部材中心に上昇
電気機器が上昇TOP
・レーザーテック:+3.9%
・東京エレクトロン:+2.9%
・ソニー:+0.2%
・日立:+4.5%
・キーエンス:+2.0%
・アドバンテスト:+3.7%
・村田製作所:+1.3%
・三菱電機:+2.7%
・富士通:+0.9%
・ルネサス:+2.6%
・SUMCO:+1.8%
・ディスコ:+3.3%
下落銘柄
寄与度下位 | 寄与度 | 前日比 |
京セラ | -13.70 | ▼2.98% |
味の素 | -6.30 | ▼4.47% |
第一三共 | -5.55 | ▼1.32% |
資生堂 | -4.25 | ▼1.87% |
KDDI | -4.11 | ▼0.50% |
信越化学工業 | -3.94 | ▼0.60% |
トヨタ自動車 | -3.85 | ▼1.18% |
日立建機 | -3.80 | ▼3.68% |
日東電工 | -3.77 | ▼1.33% |
豊田通商 | -3.42 | ▼1.81% |
原油価格下落+米国エネルギー株下落で石油関連・商社株下落
・ENEOS:-1.2%
・出光興産:-2.8%
・コスモ石油:-1.8%
・INPEX:-1.7%
・三菱商事:-1.5%
・三井物産:-1.6%
・伊藤忠商事:-2.3%
・丸紅:-1.7%
・住友商事:-3.0%
米国金利下落で銀行・保険株下落
・三菱UFJ:-1.4%
・三井住友:-1.5%
・みずほ:-1.3%
・りそな:-1.3%
・東京海上:-2.1%
・第一生命:-2.4%
・SOMPO:-2.8%
・T&DHD:-2.2%
・MS&AD:-1.8%
米国同様医薬品が弱く6日連続下落
・武田薬品:-0.5%
・塩野義製薬:-0.2%
・第一三共:-1.3%
・エーザイ:-1.1%
・アステラス製薬:-0.1%
・中外製薬:-0.9%
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