【3分間電話の日:2023年1月30日】米国物価指数上昇抑制で株高機運+FOMC前ポジション調整➡日本株はヨコヨコ

2023/1/30株式市場振り返り市場振り返り
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3分間電話の日:2023年1月30日の株式市場振り返りです。

公衆電話からの市内通話料金が3分で10円になった日だそうですね!

今日はFOMC前ということもあってあまり動きが無く・・

先週末のアメリカ消費支出(PCE)デフレーターから物価抑制ができつつあることが示唆され、アメリカグロース株中心に株価が上昇しました。
本日の日本株はその影響もありましたが、FOMC前のポジション整理や今まで大きく上昇していたための調整などもあり、指数としてはあまり変化が無い状態となりました。

明日は1月最終日となります。今のところ良い感じで上昇している株価ですが、2/1FOMC後の政策金利発表を前にどういう動きになるのか注目です。

日米主要株式指数

・アメリカ株:2023/1/27
・日本株:2023/1/30

 終値前日比前日比
NYダウ33,978.08+0.08%+28.67
NASDAQ11,621.71+0.95%+109.30
S&P5004,070.56+0.25%+10.13
日経平均27,433.40+0.19%+50.84
TOPIX1,982.40-0.01%-0.26
マザーズ773.76+0.36%+2.80
●アメリカ株
直近の経済指標が好感されリスクオン相場となっています。そのため、グロース株中心に上昇しています。中でも決算が好感されたテスラが2日間連続で前日比10%を超える上昇となりました。

●日本株
先週末のアメリカ株上昇+中国経済回復期待などから上昇機運が高まっていました。しかしながらFOMCを前にポジション整理や日銀政策変更すると市場は予想していることから一進一退の相場となりました。

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株式以外の重要指標

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る
現時点のシナリオ)
・2023年2月:+0.25% 98%の確率。
・2023年3月:+0.25% ここで利上げ打ち止め
・2023年5~9月:維持
・2023年11月以降:順次利下げ ※利下げタイミングは意見が割れている
 →FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり市場と乖離がある状態

2023年FOMC時利上げ動向

2023年2月FOMC時 利上げ確率

0.25%利上げ確率が98%程度でFOMC突入となります。ここまで来て予想は外れ無いと思われますが、パウエル議長コメントがどうなるのかも注目です。

2023年2月FOMC時利上げ確率

2023年3月FOMC時 利上げ確率

市場は2月+0.25%、3月+0.25%の利上げ確率が高いと想定しています。

2023年3月FOMC時利上げ確率

アメリカ長期金利推移(10年債利回り)

中期的には下落傾向が続いていますが、現在は200日移動平均線(下図赤ライン)と50日移動平均線(下図紫ライン)の間でずっと推移しています。

・2年金利:4.224%
・5年金利:3.643%
・10年金利:3.537%
・30年金利:3.650%
10年と2年で逆イールド
→リセッションの兆候は変わらず

アメリカ10年債券利回り日足チャート

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年の市場動向について、為替と長期金利の観点から予測しました。

為替(ドル円)

下落トレンドの中、レジスタンスラインをアタック中。 若干上に出始めては来ていますが、現在はヨコヨコで130円周辺をウロウロしています。MACDが上昇傾向になってきているため、一時的に円安方向に行く可能性があります。

為替ドル円日足チャート

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原油価格WTI

100日移動平均線(下図黄色ライン)が上値レジスタンスになっている模様。50日移動平均線(下図紫ライン)を挟んだ攻防が続いています。MACDがクロスしたところのため、トレンド転換する可能性があります。

原油WTI日足チャート

S&P500ヒートマップ

2023/1/27 SP500日足チャート

アマゾン、テスラ、メタプラットフォームズ、エヌビディアなど昨年大きく下落した銘柄が大きく反発してきていることが分かります。一方でエネルギー株はシェブロンの決算発表で下落しました。

日本市場振り

米物価指標が落ち着きつつある兆候➡FRBがハト派になることを期待➡米国株高➡日本株上昇ムード
・米消費支出(PCE)価格指数から物価上昇抑制○
・中国経済回復への期待
・中国への入国ビザ停止撤廃
・株高が続いているため、その調整で下落も
・中国への先端半導体輸出規制➡関連株下落圧力
上記理由などから日本株は上昇下落が拮抗

2023/1/30日経平均2日間チャート

2023/1/30日経平均日足チャート

サポートラインで複数回反発してきています。
移動平均線が収束してきており、底入れパターン?
3つの移動平均線を上抜けしたところで立ち止まっています。

日経平均ヒートマップ

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

2023/1/30日経平均ヒートマップ

【銘柄数】
下落銘柄の方が多い1日となりました。
・値上がり:77銘柄
・変化無し:9銘柄
・値下がり:139銘柄

【セクター】
化学業種が大きく上昇し、医薬、商社株が下落となりました。
上昇:15業種
下落:18業種

業種成績 上位/下位5業種

中国経済回復の恩恵が出てくると想定されている化学や繊維などが上昇上位
また、インバウンド株への期待も出ており、旅行関連株が上昇しました。

一方で、今まで高騰していた鉄鋼が下落TOP
原油価格が下落+アメリカエネルギー株が下落したことなども影響し、石油関連株が下落しました。

2023/1/30東証セクター成績上位下位5業種

上昇銘柄

寄与度上位寄与度前日比
信越化学工業+31.85 ▲5.08% 
ファナック+27.39 ▲3.58% 
東京エレクトロン+10.62 ▲0.68% 
日東電工+7.19 ▲2.59% 
ファーストリテイリング+7.19 ▲0.27% 
SMC+6.95 ▲3.13% 
資生堂+5.62 ▲2.47% 
ヤマトホールディングス+4.69 ▲6.47% 
オムロン+4.28 ▲1.73% 
テルモ+3.56 ▲0.69% 
<代表銘柄>

中国経済回復期待で化学、繊維関連が好調。7日連続上昇
・信越化学:+5.1%
・資生堂:+2.5%
・日東電工:+2.6%
・花王:+0.3%
・ユニ・チャーム:+0.4%
・日本ペイント:+0.3%
・旭化成:+0.1%
・東レ:+0.2%
・デサント:+5.6%
・ゴールドウィン:+1.8%
・帝人:+0.5%
・オンワード:+1.8%

中国入国ビザ停止の撤廃を受け、空運株・小売り等インバウンド株上昇
・JAL:+0.3%
・ANA:+0.8%
・ツルハHD:+0.1%
・コスモス薬品:+2.1%
・マツキヨ:+0.5%
・良品計画:+0.3%
・クスリのアオキ:+1.1%

下落銘柄

寄与度下位寄与度前日比
第一三共-6.27 ▼1.41% 
ソフトバンクグループ-5.55 ▼0.44% 
中外製薬-5.34 ▼1.51% 
京セラ-4.73 ▼1.02% 
電通-4.28 ▼2.91% 
アステラス製薬-4.28 ▼1.29% 
三菱商事-2.91 ▼1.91% 
日立建機-2.74 ▼2.55% 
日本電産-2.74 ▼1.35% 
オリンパス-2.47 ▼0.75% 
<代表銘柄>

原油価格下落+米国エネルギー株下落で石油関連・商社株下落
・ENEOS:-1.6%
・出光興産:-1.1%
・コスモ石油:-0.4%
・INPEX:-1.0%
・三菱商事:-1.9%
・三井物産:-1.3%
・伊藤忠商事:-0.4%
・丸紅:-1.3%
・住友商事:-1.3%

株高騰による一旦の調整
・日本製鉄:-2.0%
・JFE:-1.2%
・神戸製鋼:-1.1%

米国同様ディフェンシブ・バリュー株下落
・塩野義製薬:-0.1%
・第一三共:-1.4%
・エーザイ:-0.5%
・アステラス製薬:-1.3%
・中外製薬:-1.5%

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