
日本最低気温の日:2023年1月25日の株式市場振り返りです。

1902年(明治35年)に北海道旭川でマイナス41.0度を記録した日だそうですね!その日までとは行かないにしても、今日は物凄い寒かった・・株価は上昇したから嬉しいですが(^^♪

今日は関西中心に交通網がマヒしましたね・・・
明日の朝も寒いようですので、注意しましょう!

1/24アメリカで企業購買担当者に景気動向を聴取した結果である、購買担当者景気指数が発表されました。先週までの予想より悪い経済指標から、この分については予想を上回る内容であったことが好感されています。

アメリカ株は今までグロース株が大きく上昇してきた為、一旦利確の動きかNASDAQは下落しました。良いニュースは悪いニュースということも一因と考えます。(=金融政策がタカ派寄りになる可能性が上昇するため。)

日本株もグロース株は少し下落傾向でしたが持ち直し、全面高に近い結果となりました。
日米主要株式指数
・アメリカ株:2023/1/24
・日本株:2023/1/25
終値 | 前日比 | 前日比 | |
NYダウ | 33,733.96 | +0.31% | +104.40 |
NASDAQ | 11,334.27 | -0.27% | -30.14 |
S&P500 | 4,016.95 | -0.07% | -2.86 |
日経平均 | 27,395.01 | +0.35% | +95.82 |
TOPIX | 1,980.69 | +0.39% | +7.77 |
マザーズ | 778.23 | +0.74% | +5.68 |
グロース株中心に大きく上昇していましたが、一部で利確の動きでグロース株比率が高いNASDSAQとS&P500がやや下落しました。
経済指標が予想よりも良すぎると、FRB金融政策がタカ派寄りになるのでは?という懸念も出始める為、利確されているとも取れます。
●日本株
中国経済回復期待で鉄鋼や海運、インバウンド株中心に上昇しました。
一方でアメリカグロース株下落を受け、日本株もハイテクグロース関係が少し下落しています。
アメリカ経済指標
製造業購買担当者景気指数(製造業PMI)
企業の購買担当者に生産や新規受注、受注残、雇用、価格、購買数量などのアンケートを聴取し、指数化したものです。好不況の分岐点が50であり、50を上回ると好況、下回ると不況と判断できます。
・1月予想:46.0
・1月速報値:46.8
若干ではあるものの、予想を上回りました。ただし11月以降は好不況分岐点の50を下回っています。
サービス業購買担当者景気指数(サービス業PMI)
・1月予想:45.0
・1月速報値:46.8
1月分については予想を大きく上回りましたが、2022年7月以降好不況分岐点の50を下回っています。
総合購買担当者景気指数(総合PMI)
・12月確報値:46.2 (速報は44.6と1.6ポイント上方修正)
・1月予想:46.0
・1月速報値:46.8
1月分については予想を上回りましたが、2022年7月以降好不況分岐点の50を下回っています。
こんな人におススメです♪
・不動産投資に興味はあるけど、何から始めたら良いか分からない方
・不動産投資怖そう…というイメージを持たれている方
・サラリーマン給料以外の副収入が欲しい方
株式以外の重要指標
2023年FOMC時 金利見通し

・2023年2月:+0.25% 99%の確率。
・2023年3月:+0.25% ここで利上げ打ち止め
・2023年5~9月:維持
・2023年11月以降:順次利下げ ※利下げタイミングは意見が割れている
→FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり市場と乖離がある状態
2023年2月FOMC時 利上げ確率
直近の経済指標とブラックアウト前にウォーラーFRB理事が0.25%利上げ支持を言及したことから、0.25%利上げ確率が99%程度となりました。
2023年3月FOMC時 利上げ確率
市場は2月+0.25%、3月+0.25%の利上げ確率が高いと想定しています。
アメリカ長期金利推移(10年債利回り)
中期的には下落傾向が続いています。
・2年金利:4.148%
・5年金利:3.559%
・10年金利:3.436%
・30年金利:3.590%
10年と2年で逆イールド
→リセッションの兆候は変わらず
金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。
金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。
2023年の市場動向について、為替と長期金利の観点から予測しました。
為替(ドル円)
原油価格WTI
100日移動平均線(黄色ライン)が上値レジスタンスになっている様子。50日移動平均線(紫ライン)を挟んだ攻防が続いています。
S&P500ヒートマップ
ハイテク・グロース株に利確の動きが出ており、NASDAQ総合指数、S&P500はその比率が高い為、やや下落しました。
日本市場振り
・米購買担当者指数が予想を上回ったことから 少し安心感が出た印象(後退局面ですが)
・中国経済が回復する見込みで、ただ地政学リスクもあるため中国直接投資では無く、
日本などの関連銘柄に投資する傾向がある様子
上記理由などから本日の日本株は堅調に上昇しました。
日経平均ヒートマップ
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
それ以外は全体通じて全面高に近い結果となっています。
【銘柄数】
・値上がり:175銘柄
・変化無し:5銘柄
・値下がり:45銘柄
【セクター】
上昇:31業種
下落:2業種
業種成績 上位/下位5業種
中国経済回復の恩恵が出てくると想定されている鉄鋼・化学などの素材株や海運、インバウンド株などが好調です。
上昇銘柄
寄与度上位 | 寄与度 | 前日比 |
ダイキン工業 | +9.93 | ▲1.28% |
スズキ | +8.59 | ▲5.62% |
大日本印刷 | +6.63 | ▲14.81% |
テルモ | +5.89 | ▲1.14% |
TDK | +4.62 | ▲0.99% |
ファーストリテイリング | +4.45 | ▲0.17% |
オリンパス | +4.18 | ▲1.28% |
エーザイ | +3.66 | ▲1.30% |
第一三共 | +3.60 | ▲0.80% |
中外製薬 | +3.49 | ▲0.99% |
中国経済回復期待で鉄鋼株が強い状態が続いています。
PER/PBR低く配当利回り高いため、昨年の海運を彷彿とさせるような動きです。
・日本製鉄:+4.5%
・JFE:3.0%
・神戸製鋼:+3.0%
小売業7日連続上昇/インバウンド株として百貨店、薬局が好調
・三越伊勢丹:+1.7%
・高島屋:+1.6%
・Jフロント(大丸):+1.4%
・丸井:+0.4%
・良品生活:+3.3%
・パンパシフィックHD:+0.5%
・マツキヨココカラ:+2.2%
・ツルハHD:+1.0%
・ウエルシア:+0.8%
下落銘柄
寄与度下位 | 寄与度 | 前日比 |
日本電産 | -11.12 | ▼5.38% |
アドバンテスト | -7.53 | ▼1.11% |
東京エレクトロン | -4.11 | ▼0.26% |
エムスリー | -3.70 | ▼1.22% |
伊藤忠商事 | -1.44 | ▼1.00% |
ファナック | -1.37 | ▼0.18% |
トヨタ自動車 | -1.11 | ▼0.34% |
7&iHD | -0.82 | ▼0.39% |
花王 | -0.82 | ▼0.46% |
KDDI | -0.82 | ▼0.10% |
ハイテク株に利確の動きとなりました。日本電産は通期業績予想を下方修正
・日本電産:-5.4%
・東京エレクトロン:-0.3%
・アドバンテスト:-1.1%
・ファナック:-0.2%
日銀政策維持で銀行/保険株の利確動きが継続しています。
・りそな:-0.3%
・あおぞら銀行:-0.9%
・三井トラスト:-0.2%
・ゆうちょ銀行:-0.8%
・T&DHD:-0.6%
・SOMPO:-0.1%
・かんぽ生命:-0.2%
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