
ヒ(1)ー(1)ロー(6)☞ヒーローの日:1月16日の株式市場振り返りです。

円安は物価高で生活がきつくなるけど、円高は株価が下がってどっちが良いのやら・・・

日本経済が強くなって、物価高に打ち勝っていけるようになれば・・・個人としては、どんな状況でも勝てるように勉強は続けていきたいですね!

日が進むにつれて、円高が進み株価を押し下げています。本日も1ドル127円前半まで円高と一時なりました。各企業の為替レートは、135円程度が多く、輸出企業を中心に業績悪化の可能性が高まっています。そうしたことから、株安へと繋がってきてしまっています。

1/16はアメリカが休日となっています。
マーティン・ルーサー・キング・デー:人種差別撤廃運動で有名なキング牧師を讃える日です。
日米主要株式指数
・アメリカ株:2023/1/13
・日本株:2023/1/16
終値 | 前日比 | 前日比 | |
NYダウ | 34,302.61 | +0.33% | +112.64 |
NASDAQ | 11,079.16 | +0.71% | +78.05 |
S&P500 | 3,999.09 | +0.40% | +15.92 |
日経平均 | 25,822.32 | -1.14% | -297.20 |
TOPIX | 1,886.31 | -0.88% | -16.77 |
マザーズ | 725.83 | -1.49% | -10.95 |
・NASDAQ総合指数:6日連続上昇
・NYダウ、S&P500:4日連続上昇
●日本株
2日連続下落。特にグロース株の多いマザーズ指数が弱い結果となりました。
S&P500ヒートマップ
先週分の決算については、こちらの投稿から確認ください。
株式以外の重要指標
2023年FOMC時 金利見通し

米CPI結果やミシガン大学消費者期待インフレ率でややハト派寄りになると
想定されています。
・2023年2月:+0.25% 90%を超えてきました。
・2023年3月:+0.25% ここで利上げ打ち止め
・2023年5~9 or 11月:維持
・2023年11or12月以降:順次利下げ ※9月の利下げも確率UP
→FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であるため
GAPがあることがネック
2023年2月FOMC時 利上げ確率
CPIとミシガン大学消費者期待インフレ率を受け、0.25%確率が90%程度となりました。
2023年3月FOMC時 利上げ確率
市場は2月+0.25%、3月+0.25%の利上げ確率が高いと想定しています。
アメリカ長期金利推移(10年債利回り)
想定され、長期金利が下落しました。週初めの1/16は若干反発しています。
・2年金利:4.238%
・5年金利:3.614%
・10年金利:3.507%
・30年金利:3.612%
10年と2年で逆イールド
→リセッションの兆候は変わらず
※10年金利が大幅下落で再度差が拡大
金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。
金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。
2023年の市場動向について、為替と長期金利の観点から予測しました。
為替(ドル円)
先週は米CPI結果やミシガン大学消費者期待インフレ率から長期金利が下落したため、ドル売りとなり、結果円高が加速しました。また、日本の10年国債利回りがイードルコントロールカーブ上限を超える0.545%と一時なりました。そのため円高方向がきつくなっています。週初めの1/16は127円前半まで行きましたが、やや反発しています。
原油価格WTI
やや超えた形ですが、80USDが上値として意識されています。高値維持となっており、エネルギー株にとっては追い風、物価抑制には逆風となっています。
日本市場振り
その結果、日本株は輸出関連が筆頭に下落しました。
・米CPI、ミシガン大学消費者期待インフレ率の流れから、金融引き締めは
長く無いだろうという観測が広がり、長期金利が下落し米国株は上昇。
・日米金利差縮小➡ドル安円高へ
・18日の日銀会合でどう動くのかが定かでは無い為
リスク回避も含め銀行株が利確による大幅下落。
日経平均チャート
本日1/16は、先週末円高が進んだ影響もあり、取引開始直後下落となりました。その後はヨコヨコ。明日以降、今まで意識されていた25,700円をキープできるか?が注目されています。
日経平均ヒートマップ
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
【銘柄数】
・値上がり:37銘柄
・変化無し:2銘柄
・値下がり:186銘柄
【セクター】
上昇:6業種
下落:27業種
ほぼ全面安の中、円高恩恵の食料品、一部のディフェンシブ株は上昇となりました。。
業種成績 上位/下位5業種
先週まで暴騰していた銀行・保険・鉄鋼株に売りが入りました。
一方で原油高止まり+円高により、石油関連株が上昇しています。
上昇銘柄
原油価格が高止まり+円高→石油関連が上昇(6日連続上昇)
・INPEX:+0.3%
・ENEOS:+0.4%
・出光興産:+1.8%
・コスモ石油:+1.9%
円高恩恵で食品株上昇
・味の素:+2.1%
・キッコーマン:+0.5%
・明治:+1.9%
・キリン:+0.7%
・ニチレイ;+0.9%
下落銘柄
銀行、保険:先週までの暴騰の利益確定
・三菱UFJ:-2.9%
・三井住友:-2.8%
・みずほ:-1.7%
・りそな:-4.8%
・第一生命:-1.7%
・T&DHD:-4.3%
日本長期金利上昇でハイテク株下落
・レーザーテック:-0.6%
・東京エレクトロン:-2.4%
・ソニー:-1.0%
・キヤノン:-3.2%
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