【2023年1月13日ピース記念日】米CPI結果で円高へ➡日本株は下落

2023/1/13株式市場振り返り市場振り返り
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高級タバコのピースが発売された日を因んだピース記念日:2023年1月13日市場振り返りです。

アメリカCPIは市場予想通りの結果でしたね!

予想通りの結果であり、右肩下がりで物価伸び率が鈍化していることが確認されました。そのことから、アメリカ金融引き締めは長続きしないだろうという楽観視が広がりました。

早い段階で利下げとなり金融緩和の流れが来るとのことから、アメリカ長期金利は下落➡日米金利差が縮小となり円高ドル安となりました。日本株は円安の方が上昇しやすい為、6日ぶりの反落となりました。

日米主要株式指数

・アメリカ株:2023/1/12
・日本株:2023/1/13

 終値前日比前日比
NYダウ34,189.97+0.64%+216.96
NASDAQ11,001.11+0.64%+69.44
S&P5003,983.17+0.34%+13.56
日経平均26,119.52-1.25%-330.30
TOPIX1,903.08-0.27%-5.10
マザーズ736.78-0.96%-7.11
●アメリカ株
・NASDAQ総合指数:5日連続上昇
・NYダウ、S&P500:3日連続上昇

●日本株
・日経平均、TOPIX:6日ぶり下落
・マザーズ指数:2日連続下落

アメリカ経済指標

対前年同月比をまとめています。

消費者物価指数(CPI) 

・前月:7.1%
・予想:6.5%
・結果:6.5% 
予想と一致し、6か月連続で下落。

アメリカ消費者物価指数CPI

消費者物価指数(CPI) 食料品とエネルギー

エネルギーの伸び率鈍化が著しい結果となっており、食料品もゆっくりと鈍化ペースが加速しています。

アメリカ消費者物価指数 食料品とエネルギー

消費者物価指数(コアCPI) 

コア指数:食料品とエネルギー除く指数

・前月:6.0%
・予想:5.7%
・結果:5.7% 
予想と一致し、3か月連続で下落。

アメリカ消費者物価指数コアCPI

消費者物価指数(コアCPI) 詳細

伸び率鈍化:新車、衣服、医療サービス
価格下落:中古車・トラック
高止まり:医療用品、輸送サービス
上昇:住居費

アメリカ消費者物価指数コア詳細

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S&P500ヒートマップ

半導体株含めたハイテク株、エネルギーセクター、資本財セクターが上昇
ヘルスケアや生活必需品などのディフェンシブセクターがこの1週間は弱い結果となっています。

2023/1/12 S&P500ヒートマップ

株式以外の重要指標

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る
現時点のシナリオ)
米CPI結果から、FRBは、ややハト派寄りになると想定されています。
・2023年2月:+0.25% 90%を超えてきました。
・2023年3月:+0.25% ここで利上げ打ち止め
・2023年5~9月:維持
・2023年11月以降:順次利下げ ※9月の利下げも確率UP
 →FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であるため
  GAPがあることがネック

2023年FOMC時利上げ確率

2023年2月FOMC時 利上げ確率

昨日のCPI結果を受け、0.25%確率が90%程度となりました。

2023年2月FOMC時利上げ確率

2023年3月FOMC時 利上げ確率

現時点は2月、3月にそれぞれ0.25%利上げになる可能性が約75%となっています。
そしてここがターミナルレート(4.75~5.00%)2023年3月FOMC時利上げ確率

アメリカ長期金利推移(10年債利回り)

米CPI結果からハト派寄りに政策がなると想定され、長期金利が下落しています。
・2年金利:4.119%
・5年金利:3.526%
・10年金利:3.454%
・30年金利:3.602%
10年と2年で逆イールド
→リセッションの兆候は変わらず
 ※10年金利が大幅下落で再度差が拡大

アメリカ10年債券利回り日足チャート

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年の市場動向について、為替と長期金利の観点から予測しました。

為替(ドル円)

下降トレンドラインの上値で反落中。
米CPI結果から長期金利が上昇したため日米金利差が縮小。日本の10年国債利回りがイードルコントロールカーブ上限を超える0.545%と一時なりました。
その影響でドル安円高にシフトし、約8か月ぶりに128円前半まで行きました。

為替ドル円日足チャート

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原油価格WTI

50日移動平均線(紫ライン)をアタック。今度は超えることができるか?

原油WTI日足チャート

日本市場振り

昨日の米国CPI結果が予想通り減速した結果と分かり、長期金利が下落➡ドル安円高へ➡昨日まで上昇していた日本株は下落となりました。
・米CPIの流れから、金融引き締めは長く無いだろうという観測が広がり、
 長期金利が下落➡アメリカ株は上昇しました。
・日米金利差縮小➡ドル安円高へ
・円高は日本株にとってはマイナスのため、6日ぶりに下落

日経平均チャート

取引開始直後下落➡一時反発するものの、前場終盤に大きく下落
6日ぶりの反落となりました。

2023/1/13日経平均日足チャート 2日間

日経平均日足チャート

日経平均ヒートマップ

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

2023/1/13日経平均ヒートマップ

下落銘柄が多数

【銘柄数】
・値上がり:70銘柄
・変化無し:3銘柄
・値下がり:152銘柄

【セクター】
上昇:11業種
下落:22業種

半導体株、銀行・保険が上昇となりました。

業種成績 上位/下位5業種

銀行・保険・鉄鋼が強いことが分かります。
円高に振れたため、自動車関連や精密機器などが大きく下落しました。

2023/1/13東証セクター上位下位5業種

上昇銘柄

2023/1/13日経平均上昇寄与度ランキング

<代表銘柄>
●半導体株連日上昇
・レーザーテック:+5.7%
・東京エレクトロン:+3.0%
・アドバンテスト:+2.8%

●鉄鋼株6日連続上昇と好調
・日本製鉄:+2.9%
・JFE:+1.9%

●長期金利上昇で銀行・保険株強い
・三菱UFJ:+2.5%
・三井住友:+2.5%
・第一生命:+2.3%

下落銘柄

2023/1/13日経平均下落寄与度ランキング

<代表銘柄>
●円高で自動車関連下落

・トヨタ:-2.3%
・ホンダ:-1.7%
・デンソー:-1.7%
・SUBARU:-2.8%
・三菱自動車:-4.5%
・日産自動車:-2.0%

●水産農林8日下落と調子悪い
・ニッスイ:-0.2%
・サカタのタネ:-1.3%
・マルハニチロ:-0.5%

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