【米金利上昇+円安に振れた2023年1月6日】米国株下落➡日本株上昇

市場振り返り
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2023年1月6日株式市場振り返りです。

アメリカ株下落なのに日本株上昇でしたね。

大体同じ動きをしますからね~。本日は違う動きでした。

・米ADR雇用統計が堅調で、金融引き締め長期化リスク
 ☞米長期金利上昇で、米国株下落

米長期金利上昇でドル高円安☞日本株上昇

1/6の夜に米国労働省が発表する雇用統計が注目されています。
先行指標とされるADP雇用統計が非常に強い結果であったため、ここでも高い結果が出ると、株式相場には痛手となると思います。

日米主要株式指数

・アメリカ株:2023/1/5
・日本株:2023/1/6

 終値前日比前日比
日経平均25,973.85+0.59%+153.05
TOPIX1,875.76+0.37%+6.86
マザーズ720.48+0.93%+6.65
NYダウ32,930.08-1.02%-339.69
NASDAQ10,305.24-1.47%-153.52
S&P5003,808.10-1.16%-44.87

アメリカ株と日本株が対照的な日となりました。

S&P500ヒートマップ

全体的に下落していますが、エネルギーとテレコム(ディフェンシブ)は上昇しました。

2022/1/5 S&P500ヒートマップ

アメリカ経済指標

ADP雇用統計

・前月:18.2万人増 (修正前:12.7万人増)
・予想:14.9万人増
・結果:23.5万人増 
前月分が上方修正された+12月分が予想を大きく超える結果となり労働市場が非常に強い状態であることが確認されました。その影響で、金融引き締め長期化が懸念され、長期金利上昇➡株安へと繋がりました。

ADP雇用統計

ADP雇用統計 事業規模別雇用統計推移

従業員が少ない会社ほど雇用が増えています。
一方で大手は雇用が減少していることが分かります。
大手企業で職を失った人が、もともと人手不足であった会社に流れてきている状態と思われます。

ADP雇用統計 事業規模別推移

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株式以外の重要指標

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る
現時点のシナリオ)
FOMC議事発表+ADP雇用統計でターミナルレートが上昇+利下げ時期がやや遅れています。
・2023年2月:+0.25% or +0.50%利上げ 0.50%の確率が上昇
・2023年3月:+0.25%
・2023年5月:+0.25%の追加利上げ
・2023年11or12月以降:順次利下げ
 →FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であるため
  GAPがあることがネック
   ※少しずつ利下げするタイミング確率が遅れてきているため、
    織り込みが進みつつあります。

2023年米政策金利確率

アメリカ長期金利推移

2022年末にかけて上昇していましたが、
1/3,1/4と50日移動平均線(紫ライン)を下落。
しかしながら1/5、1/6と100日移動平均線(黄色ライン)で反発中

アメリカ10年債券利回り日足チャート

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

為替(ドル円)

日銀の政策変更から円高が加速しており、1/3には130円を下抜けました。しかしながら、1/5、1/6と米経済指標が堅調であることから米国金利上昇してきており、円安へシフトしています。

為替ドル円日足チャート

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原油価格WTI

50日移動平均線(紫ライン)が上値レジスタンスとなり1/3、1/4と下落。1/5、1/6は一旦反発しています。

原油価格WTI日足チャート

日本市場振り

1/6は昨日の米株下落と対照的に円安が効いて日本株は上昇しました。
・米ADP雇用雇用統計が引き続き強い結果
 ☞金融引き締め長期化懸念で長期金利が上昇し、株価は下落しました。
円安に振れたため、日本株は上昇
・今夜の米雇用統計見極めにより後場は軟調

日経平均チャート

日銀政策変更のサプライズで急落した後も弱い動きでが続いており、2022年5月、6月、10月の下値を試す展開となっています。ここを下抜けると、2022年3月に付けた下値24,717円まで下落する可能性があります。ただし、騰落レシオは低水準のため一旦反発する可能性があります。本日は、取引開始直後は下落☞そこから急反発☞後場は停滞となりました。

・25日騰落レシオ:81.12

日経平均日足チャート2022/1/5,6

日経平均日足チャート

日経平均ヒートマップ

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

2023年1月6日日経平均ヒートマップ

ハイテク・輸出関連が上昇しました。

業種成績 上位/下位5業種

海運株上昇トップ。
精密機器や電気機器などのハイテク関連や自動車などの輸出関連が上昇しました。

一方で、金利上昇に伴い不動産業種がワースト
保険業や銀行などは日銀がイールドカーブコントロール(YCC)の再修正を急がないとコメントしており、その影響で一旦利確調整が入っています。

2023年1月6日東証セクターヒートマップ

上昇銘柄

昨日に続き、半導体株や輸出関連として自動車関連が上昇

2023年1月6日日本株上昇銘柄

下落銘柄

2023年1月6日日本株下落銘柄

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