【日本株下落、米ハイテク株反発】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年10月1週目

市場振り返り
この記事は約14分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
今週は、残念ながら日本株が厳しい結果となりました。
また、アメリカ株はハイテク株中心に反発、バリュー株は厳しい結果となりました。
 
 
●アメリカ
 ・長期金利が上昇
 ・自動車業界ストライキ長期化
 ・雇用情勢が強すぎ
 ・ソフトランディング期待
 
これらの結果から、週の前半は金融引き締めが長期化懸念➡長期金利上昇➡ハイテク株安へとなりました。週最終日10/6の雇用統計発表時に雇用情勢が強すぎることから一時大幅株安になりましたが、それまでに大きく下落していたことやソフトランディング期待が高まり反発。また、自動車業界のストライキ拡大懸念が一旦払拭したため安心材料となっています。
 
 
●日本
 ・アメリカ株に連動し、今まで大きく上昇していた銘柄中心に下落 
 ・今まで好調であったこともあり、
など株式相場にとって逆風が吹きました
 
2023年10月1週目:10月2日~10月6日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

今週も個別保有株が厳しかったですね・・・

個別株の中心は配当狙いの為、厳しい結果となりました。
 
先週末比)
・NYダウ: -0.30%
・NASDAQ: +1.60%
・S&P500: +0.48%
・日経平均: -2.71%
・TOPIX: -2.55%
・マザーズ: -3.89%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

 

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週はFRBの使命である物価安定と雇用安定のうち、雇用についての発表が特に注目されました。

日付時間主要経済指標等
10月2日23:009月ISM製造業景況指数 
10月4日21:159月ADP雇用統計(前月比)
10月4日23:009月ISM非製造業景況指数(総合) 
10月6日21:309月雇用統計

ISM景気指数(PMI)

50が好不景気の分岐点と言われています。

2023/10/5 米国 ISM景気指数(PMI)

2023/10/4 米国 ISM景気指数(PMI) 前月との詳細比較

●製造業
・10か月連続50を下回る結果
・ただし、予想を上回り、2か月連続の上昇
・価格が下落し、製造業の企業物価指数が下落傾向
・新規活動、雇用が上昇

●非製造業(サービス業)
・1年間で50を下回ったのは2022年12月のみと堅調
・予想と一致し強い状態が続いている
・新規注文が一気に落ちていることは気がかり

企業マインドは引き続き堅調。

ADP雇用統計 前月差

2023/10/4 米国 ADP雇用統計  前月差

民間企業のADP(オートマティック・データ・プロセッシング)が発表している雇用データは3か月連続で下落となりました。
後述の米政府が公表している雇用統計の先行指数の位置づけですが、今回は大きく傾向が異なっています。

非農業部門雇用者変化数と失業率

2023/10/6 米国 非農業部門雇用者変化数と失業率

●雇用者変化
・8月分が約4万人上方修正
・9月分は予想の倍多く、8月分からも大きく上昇

●失業率
・8月と同じ3.8%
・予想を上回りました。労働参加数が増えてきていることも起因していますが、2か月連続で過去よりも高い水準で推移しています。

平均時給

2023/10/6 米国平均時給 対前月比、対前年同月比

9月分が市場予想よりも低い結果となったことから、インフレに直結するデータとして好材料となりました。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
10月9日  休場 
10月11日21:309月生産者物価指数(PPI)
10月11日27:00米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 
10月12日21:309月消費者物価指数(CPI)
10月13日23:0010月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 

来週は日米ともに10/9は休みとなります。
インフレ指数として企業物価指数(PPI)、消費者物価指数(CPI)が発表されます。
あたFOMC議事要旨公表にも注目が集まっています。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
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2023~2024年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/10/7  2023~2024年 政策金利確率 CME FedWatch 

FRB高官発言や各経済指標による金融引き締めが長期化するということが織り込みされてきています。

<ターミナルレート>
5.25~5.50%の現状維持になると市場は見込んでいます。
2023年12月~2024年3月FOMCにて追加利上げがある可能性が約3割。
FOMCメンバーによるドットチャートや発言では、年内にあと1回利上げがあるとされており、市場予想とやや差が出ています。

<利下げ>
FOMCドットチャートでは2024年末時点の政策金利は5.125%であり、市場は4.50~4.75%と想定していることから、大きなGAPがある状態となっていることが分かります。

<現在のシナリオ>
・11月~2024年3月は維持
・2024年7月~利下げ
・2024年末には、政策金利が4.50~4.75%まで低下する

今週も長期金利は大きく上昇。短期金利(2年)は5.1%前後で高止まりしています。

2023/10/7 米国債2年利回り  日足チャート

2023/10/7 米10年国債利回り日足チャート

今週は10年債利回りが一気に上昇しました。
この結果、10年債と2年債利回りの差が縮まり、リセッションの兆候であるマイナスギャップ解消が見えてきています。
➡過去は金利差がマイナスから回復するときにリセッションになっています。
 今回は強い経済状態の中、どうなっていくのか注目です。

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年10月1週 日米主要株価指数結果

●過去4週履歴

2023年10月1週 日米主要株価指数結果 過去4週推移

●アメリカ
週前半の長期金利上昇局面で全体的に下落した銘柄が多い週となりました。
金利が非常に高い状態であるため、ハイテク株が下落することが通常ですが、今週は今までハイテク株が大きく下落していたことからその分反発。一方で株保有のメリットが低下しており、高配当株が特に売られています。

先週末からの長期金利差
・2年金利:+0.039% 終値:5.085%
・10年金利:+0.230% 終値:4.805%

先週末比)
・NYダウ: -0.30%
・NASDAQ: +1.60%
・S&P500: +0.48%

●日本株
下記のような環境から日本株は強い状態が続いています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
・中国団体観光客解禁でインバウンド株が再注目

米国株と連動、日本国債利回りが大きく上昇したこともあり、今週も下落となりました。

先週末からの長期金利差
・10年金利:+0.036% 終値:0.800%

先週末比)
・日経平均: -2.71%
・TOPIX: -2.55%
・マザーズ: -3.89%

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日本市場振り返り

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ヒートマップ

2023年10月1週 東証セクターヒートマップ

10/2~10/4にかけて大きく下落していることが分かります。
10/5は鉱業以外反発。

全業種データ

2023年10月1週まで 東証セクター成績週間月間推移

2023年10月1週 東証セクター週間成績TOP10

上昇:1業種
下落:32業種
と先週に続きほぼ全面安となりました。

今まで大きく上昇してきた高配当+バリュー株が大きく下落しています。
また、アメリカのガソリン在庫が予想外に大幅増加していることを背景に原油価格が大きく下落➡石油関連株が急落しました。

今週も円安に大きく振れましたが、それ以上にアメリカ株下落や日本国債利回り上昇など他の要因で売られたという結果となりました。
2023/10/7 為替ドル円日足チャート
2023/10/7 日本10年国債利回り日足チャート

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アメリカ市場振り

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2023年10月1週 アメリカ株ヒートマップ

金利高の影響を受けやすい、公共事業や不動産が特に下落しました。また、金利上昇によりリスク資産である株を保有するメリットが少なくなってきていることから安定株の高配当株が多い生活必需品セクターが特に下落しています。
更に原油価格急落を受け、エネルギー関係が大きく下落しています。
一方で今まで大きく下落していたハイテク・グロース株中心に上昇していることが分かります。

セクター成績

2023年10月1週まで アメリカセクター週間月間成績推移

上昇:3セクター
下落:8セクター

下落が多い週となりました。
時価総額の高いハイテク株中心の上昇となっていることから、ナスダック指数やS&P500は上昇しています。つまり全体数としては下落しているという結果です。
原油価格下落を受け、今まで強すぎたエネルギー株が大きく下落した週となりました。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

水色塗りつぶし:勢いが続いているハイテクグロース企業
黄色塗りつぶし:ハイテク関連で勢いが落ちている銘柄
ピンク塗りつぶし勢いのないディフェンシブ・バリュー

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
イーライリリー&カンパニーLLYヘルスケア5.23%-1.40%24.73%53.47%70.36%54.50%
エヌビディアNVDAテクノロジー5.20%-1.04%8.49%69.26%246.45%213.14%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス5.14%1.72%18.15%26.90%35.64%55.93%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス5.07%5.61%7.25%45.96%126.96%162.12%
テスラTSLA一般消費財4.12%3.59%-3.37%40.78%8.19%111.50%
ユナイテッドヘルス グループUNHヘルスケア4.09%8.25%13.34%2.34%-0.43%-1.01%
オラクルORCLテクノロジー3.81%-12.10%-3.86%14.64%65.01%34.52%
アップルAAPLテクノロジー3.67%-0.04%-5.90%7.79%21.24%36.60%
マイクロソフトMSFTテクノロジー3.65%-0.80%-1.38%12.23%31.32%36.46%
アドビADBEテクノロジー3.29%-6.03%6.11%38.38%77.11%56.50%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー2.75%-0.84%-10.50%-1.05%19.88%19.87%
セールスフォースCRMテクノロジー2.26%-6.82%-2.56%7.69%32.73%56.39%
ビザV金融2.19%-4.90%-1.31%4.00%25.24%13.13%
ブロードコムAVGOテクノロジー1.77%-1.37%-3.70%35.75%74.35%51.17%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー1.48%-6.34%-15.84%-9.09%27.29%9.33%
ノボ ノルディスク NVOヘルスケア1.30%-5.70%17.30%15.61%73.76%36.13%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア1.21%-1.49%-1.17%-4.55%-4.52%-10.76%
メルクMRKヘルスケア0.90%-3.76%-5.53%-7.52%17.52%-6.37%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財0.66%-7.17%0.65%25.38%5.80%52.33%
マスターカードMA金融0.52%-4.02%1.48%10.10%30.83%14.45%
シェルSHELエネルギー0.23%2.38%7.69%6.54%19.46%13.31%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融0.06%0.96%-0.03%13.83%31.44%8.20%
アストラゼネカ AZNヘルスケア-0.44%-0.85%3.42%-6.80%18.84%-0.56%
アッヴィABBVヘルスケア-0.55%-0.45%10.22%-8.24%3.43%-8.27%
シスコシステムズCSCOテクノロジー-0.58%-5.88%3.99%4.25%27.29%12.20%
アリババグループホールディング BABA一般消費財-0.78%-4.35%-4.97%-16.24%1.98%-2.30%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融-1.13%-4.27%1.53%10.83%23.98%12.12%
プロクター・アンド・ギャンブルPG生活必需品-1.21%-6.19%-3.20%-5.34%11.52%-4.93%
コストコ ホールセール コーポレーションCOST生活必需品-1.32%1.62%5.79%14.72%16.07%22.13%
ウォルマートWMT生活必需品-2.20%-4.32%0.99%3.72%17.67%10.31%
ホームデポHD一般消費財-3.09%-10.84%-5.63%1.46%1.02%-7.29%
トヨタ自動車 TM一般消費財-3.66%-3.18%8.08%24.71%25.41%26.80%
シェブロンCVXエネルギー-3.79%-2.65%4.50%-3.23%2.33%-9.62%
ノバルティス AG NVSヘルスケア-4.63%-1.73%0.61%0.91%25.55%7.08%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融-4.78%-7.32%-9.04%-6.36%-18.33%-21.29%
コカ・コーラKO生活必需品-5.07%-8.90%-10.40%-15.44%-5.51%-16.46%
ペプシコPEP生活必需品-5.40%-9.13%-13.03%-13.06%-3.44%-11.28%
エクソンモービルXOMエネルギー-8.85%-5.95%2.37%-6.85%8.12%-2.84%

次週は重要指標として、世界中が注目する米インフレ指数(CPI、PPI)、FOMC議事要旨公表があります。来週からはアメリカ決算発表ラッシュが始まります。金融株としてはJPモルガン、ウェルスファーゴ、ブラックロック、シティなど、ヘルスケア株としてはユナイテッドヘルス、生活必需品としてペプシコ、ウォルグリーンブーツ、ドミノピザ、航空株としてデルタ航空など数多くの有名企業が決算を発表します。finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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