【イマイチな週でした】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年7月1週目

2023年7月1週 株式市場振り返り市場振り返り
この記事は約14分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
2023年下半期のスタート週でしたが、下落した週となってしまいました。

●アメリカ
 ・FOMC議事要旨公表➡想定よりもタカ派
 ・企業側マインド:非製造業(サービス業)が強い
 ・雇用者統計:堅調な結果
 ・平均時給:伸びが続いている➡インフレ抑制からすると厳しい
 
●日本
 週初めにバブル崩壊後の高値を更新
 ・火曜日以降は下落ムード
   ・利益確定売り
   ・ETF分配金捻出を警戒した売り
   ・FOMCが想定よりもタカ派
   ・中国経済指標が弱い

2023年7月1週目:7月3日~7月7日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

折角先週は反発したのに~。。

アメリカ金利が続伸中で株価には重しになってきています。
経済・雇用が強いため、金融引き締めがより長く続くことが決定的・・・そのため、日米主要株価指数は先週末比で下落しました。

先週末比)
・NYダウ: -1.96%
・NASDAQ: -0.92%
・S&P500: -1.16%
・日経平均: -2.41%
・TOPIX: -1.47%
・マザーズ: -3.52%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、

日付時間主要経済指標等
7月3日23:006月ISM製造業景況指数 
7月4日  休場 
7月5日27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 
7月6日21:156月ADP雇用統計(前月比)
7月6日23:006月ISM非製造業景況指数(総合) 
7月7日21:306月非農業部門雇用者数変化(前月比)
7月7日21:306月失業率 
7月7日21:306月平均時給

が注目されました。FRBが最も重視しているインフレ指標PCE価格指数が注目されました。

現在の市場マインド
・インフレが高止まり:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・インフレが予想通り:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・インフレが予想以上に鈍化:FRBがハト派➡長期金利下落➡株高へ

ISM景気指数(PMI)

2023/7/6 ISM購買担当者景気指数

製造業については予想通りの結果、前月を少し上回る結果となりました。
非製造業(サービス業)は予想を大きく上回り、前月から大きく伸びました。
企業側マインドとして、製造業は少し弱い結果が続いていますが、サービス業については底堅い景況感となっていることが分かります。➡インフレを抑えるためには、景気を冷ます必要があるため、この結果はFRBがタカ派になる口実になってしまいます。

ADP雇用統計

2023/7/6 ADP雇用統計

労働省が公表する雇用統計の前日に発表されることが多い指数ですが、予想を遥かに上回る結果となっており、労働市場が強い状態が続いていることが確認されました。

非農業部門雇用者変化数と失業率

2023/7/7 非農業部門雇用者変化数と失業率

ADP雇用統計とは異なり、予想を下回る結果となりました。
また、前月分が3.3万人分、下方修正されています。
失業率については横ばい。
タカ派が弱まる⁉とも思える内容でしたが、下図の通り平均時給が上昇したこともあり、株式相場にとっては悪い結果となりました。

平均時給

2023/7/7 アメリカ平均時給

予想を上回る伸びとなっています。
賃金上昇は良いことですが、インフレ抑制にとっては逆行してしまうため、やはりFRBはタカ派継続という構図が予想され、株式相場にとっては逆風となりました。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
7月12日21:306月消費者物価指数(CPI)
7月13日21:306月生産者物価指数(PPI)
7月14日23:007月ミシガン大学消費者態度指数

次週は指標発表数としては少ないですが、非常に重要な消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)が発表されます。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
自分に合った戦略を立てるためにも本を読んでみませんか⁉

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/7/8 FOMC時政策金利予想 fedWatch

6月FOMC議事要旨が公表され、6月の政策金利は据え置きとなりましたが、6月利上げを支持している人もいたようです。インフレ指数(特にエネルギーと生鮮食品を除くコア指数)が劇的に改善していないことと、労働市場が堅調であることなどが理由そうです。

年内2回の利上げ(5.50~5.75%になる)を見込んでいる当局と、あと1回の利上げ(5.25~5.50%)を想定している市場とでGAPはある状態ですが、市場関係者が2回利上げを織り込み始めてきています。➡2番目に高い確率が5.50~5.75%に変化しています。

現在のシナリオ)
・7月に利上げを実施する見込み
・2023年中は利下げ無
・利下げは2024年から?

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

上期を終え、当初の予想よりも債券利回りが高い状態が続いています・・
そんなかインド・ブラジル株含め新興国が比較的堅調な状態となっており、金利さえ下がればもっと上がる可能性があると思っています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年7月1週 日米主要株価指数結果

●過去4週履歴

2023年7月1週目日米主要株価指数結果 過去4週履歴

マザーズ指数は3週連続下落。その他は過去4週中2週上昇、2週下落という結果が続いています。

●アメリカ
年内2回利上げ示唆の中、市場は2回利上げを織り込み始めつつも、まだ1回の利上げ予測が主流となっています。雇用や経済指標が強い状態が続いており、インフレ抑制には逆風となっていることから株式相場にとっては厳しい夏となる可能性が出てきています。

先週末比)
・NYダウ: -1.96%
・NASDAQ: -0.92%
・S&P500: -1.16%

●日本株

・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
 ➡6/16に日銀は金融緩和継続表明で、更に円安へ
・日銀による金融緩和継続。世界中見ても日本のみ
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
など日本株に追い風が吹き、5月~6月中旬にかけて大きく上昇してきた日本株ですが、ここに来て勢いが弱まっています。

また、週前半は円安が続いていましたが、週末は円高へとシフトしており、次週以降株価の重しになる可能性があります。

先週末比)
・日経平均: -2.41%
・TOPIX: -1.47%
・マザーズ: -3.52%

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日本市場振り

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ヒートマップ

2023年7月1週 東証セクターヒートマップ

7/3は全面高、7/4、7/6、7/7と下落しています。
4日連続下落という業種も多くあり、今週は急ブレーキがかかった週であったことが分かります。

全業種データ

2023年東証セクター成績履歴 月間・週間

2023年7月1週東証セクター成績TOP10

上昇:7業種
下落:26業種

と下落業種が大半を占めました。今週は海運と金融業などが上昇しています。
・海運:円安+低PBR+高配当+アジアから北米へのコンテナ運賃上昇
・金融業:アメリカ債券利回り上昇

決算資料見るのは時間と労力がかかりますが、IR BANKなら視覚的にも分かりやすく決算がまとめられています。

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アメリカ市場振り

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2023年7月1週 アメリカ株ヒートマップ

・ネット小売り:アマゾン、アリババ
・自動車大手:テスラ
・アップル、マイクロソフト、エヌビディア、メタプラットフォームズなどハイテク株
上昇していることが分かります。

一方で、ヘルスケアが全体的に悪い状態となっています。

セクター成績

2023年7月1週目時点 アメリカセクター2023年成績推移 週間・月間

2023年7月1週目時点 アメリカセクター成績推移 

中国ネット小売り、テスラが牽引する形で一般消費財がTOP。
ヘルスケアと素材株が弱い結果となりました。特にヘルスケアは弱い状態が続いています。逆に仕込み時期にもなっている?

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

青塗りつぶし:半導体・ソフトウェア関連・自動車が強い
黄色塗りつぶし:金融、エネルギーセクターがやや復調
ピンク塗りつぶし:一部のヘルスケア/生活必需品がが弱い➡逆にチャンスか?

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財8.38%4.44%-8.12%-12.87%-23.98%2.79%
テスラTSLA一般消費財6.57%24.00%47.92%141.49%18.43%122.79%
エヌビディアNVDAテクノロジー4.12%9.96%58.12%188.18%180.92%190.84%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス3.20%7.16%37.38%128.10%71.13%141.42%
アッヴィABBVヘルスケア1.70%0.05%-15.73%-17.22%-11.17%-16.16%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財1.47%2.50%28.37%52.43%13.51%54.50%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融1.18%2.25%9.83%8.38%23.67%10.36%
ビザV金融0.91%3.61%3.63%11.21%17.57%13.81%
トヨタ自動車TM一般消費財0.85%8.95%15.20%17.92%5.85%18.44%
マイクロソフトMSFTテクノロジー0.65%1.06%18.60%47.19%26.67%40.61%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融0.63%3.59%13.11%5.84%29.00%7.64%
アップルAAPLテクノロジー0.57%6.40%16.44%50.90%33.42%46.76%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス0.32%-6.15%14.37%35.65%4.28%35.42%
アドビADBEテクノロジー0.31%12.10%27.03%42.14%26.76%44.20%
マスターカードMA金融0.26%2.29%6.84%9.44%21.40%11.78%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア-0.03%-2.35%-0.58%14.78%42.08%15.99%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品-0.39%2.98%-1.63%-2.25%1.88%-1.82%
セールスフォースCRMテクノロジー-0.40%-1.53%7.31%50.15%21.34%58.07%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー-0.41%0.41%11.12%31.33%32.65%34.55%
シスコシステムズCSCOテクノロジー-0.43%2.37%-1.60%7.23%19.44%7.03%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品-0.43%-0.91%-4.84%-5.02%-5.76%-6.05%
ペプシコPEP生活必需品-0.44%0.84%-0.30%2.30%7.25%1.34%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融-0.45%-2.39%3.22%-16.43%-7.91%-13.86%
ウォルマートWMT生活必需品-0.51%2.48%2.55%6.77%22.66%8.25%
マクドナルドMCD一般消費財-0.80%2.66%3.57%10.48%16.16%10.84%
コストコホールセールCOST生活必需品-1.25%1.70%5.62%15.00%6.58%15.02%
シェブロンCVXエネルギー-1.29%-1.01%-9.22%-10.41%9.55%-14.08%
ホームデポHD一般消費財-1.63%2.30%4.90%-5.29%6.78%-4.13%
ファイザーPFEヘルスケア-1.63%-7.40%-14.49%-29.12%-32.64%-30.66%
ブロードコムAVGOテクノロジー-1.83%7.18%34.62%51.14%75.45%51.44%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア-2.67%2.03%24.80%24.51%36.93%23.57%
オラクルORCLテクノロジー-2.69%7.01%20.78%35.67%59.94%40.21%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア-2.96%0.68%-3.84%-11.59%-10.68%-9.85%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア-3.12%-5.33%-9.36%-8.51%-10.42%-12.94%
エクソンモービルXOMエネルギー-3.32%-2.82%-11.82%-3.43%23.87%-6.47%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー-3.68%-2.78%4.95%22.06%62.46%27.51%
メルクMRKヘルスケア-4.00%-0.92%-2.60%-2.75%17.04%-1.76%
ノバルティスAGNVSヘルスケア-4.66%-4.95%-0.36%3.15%13.14%4.42%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア-8.47%-11.65%-9.99%-6.69%-2.47%-4.35%

次週は重要な経済指標として消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)があります。
また、アメリカ大手決算発表ラッシュがスタートします。
ユナイテッドヘルス、JPモルガン、ペプシコ、ウェルズファーゴ、ブラックロック、シティに注目です。finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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