【アメリカ・日本株】週間振り返り~2022年12月1週目

2022年12月1週株式市場振り返り市場振り返り
この記事は約27分で読めます。

2022年11月28日~12月2日までの株式市場振り返りです。

アメリカ株は順調だけど、日本株が心配…

長期金利が下がってきたからアメリカ株の中でもグロース株が上がりましたね!一方で長期金利が下落すると、ドル自体が下がるため円高になってきています。そうすると日本株には不利に働きやすく、日本株は大型株中心に大きく下落してしまいました。

11月FOMC以降、FOMC関係者はタカ派発言を繰り返してきており、パウエル議長はどうなのか?に注目されていました。
11月30日にパウエルFRB議長が講演で、11月FOMC議事要旨と同じ内容を発言したため、アメリカ株は大きく上昇しました。
詳細は後述にまとめています。

今週はアメリカ株が上昇し、日本株が下落と2022年トレンドが変換したような感じとなりました。
・NYダウ:+0.24%

・NASDAQ総合指数:+2.09%
・S&P500:+1.13%
・日経平均:-1.79%
・TOPIX:-3.17%
・マザーズ指数:-0.08%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ⑥アメリカ主要銘柄決算内容

の順でまとめています。

アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、
・11/29:コンファレンスボード消費者信頼感指数
・11/30:11月ADP雇用統計
・11/30:3Q GDP改定値
・11/30:11月シカゴ購買部協会景気指数
・12/1:10月個人消費支出、個人所得
・12/1:ISM製造業景気指数
・12/2:雇用統計、失業率

が注目されました。

コンファレンスボード消費者信頼感指数

米国の民間調査会社コンファレンス・ボードが毎月、現在の景気・雇用情勢や6ヵ月後の景気・雇用情勢・家計所得の見通しについて5000世帯を対象にアンケート調査し、1985年を100として指数化したもの

・先月:102.2
・予想:100.1
・結果:100.2
予想は若干上回るものの、2か月連続の下落となりました。
大局を見ると右肩下がりで、消費者が感じている景気自体はジワジワと冷えてきていることが分かります。

アメリカコンファレンスボード消費者信頼感指数

11月ADP雇用統計

米国の給与計算代行サービス大手のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)社のデータを利用して、全米の非農業部門雇用者数の予測をするために開発された統計データ

・前月:+23.9万人
・予想:+19.7万人
・結果:+12.7万人
先月まで2か月連続上昇していましたが、11月分は大きく下落し、予想も大きく下回りました。少しずつですが、雇用の方も冷えてきているような形となっています。

ADP雇用統計

3Q GDP改定値

GDP(国内総生産)は速報値、改定値、確報値の3回発表があります。
3Q分は2回目の改定値が公表されました。

・速報値:+2.6%
・改定値:+2.9%
個人消費と非住宅設備投資の上方修正、民間在庫の下方修正等を合わせて0.3%の上方修正となりました。

アメリカGDP成長率

11月シカゴ購買部協会景気指数

米シカゴの購買担当者にアンケート調査を実施し、結果を指数化。
指数が50を超えると景気拡大、50を下回ると景気後退を示しています。

・前月:45.2
・予想:47.1
・結果:37.2
6か月連続予想を下回る結果で、11月分は特に大きく予想を割り込みました。
シカゴ地域では、景気が想定よりもすでに冷えています。

シカゴ購買担当者景気指数

10月個人所得

・前月:0.4%
・予想:0.4%
・結果:0.7%
予想を大きく超える上昇となりました。
個人所得が大きく増加すると、インフレが加速してしまう恐れがあります。
そのため物価指数は下落してきているものの、注意が必要です。

アメリカ 個人所得(前月比)

10月個人消費支出

・前月:0.6%
・予想:0.7%
・結果:0.8%
3か月連続予想を上回る結果となりました。
国内消費はまだまだ活発であることが分かります。

アメリカ個人消費支出PCE

ISM製造業景気指数

全米供給管理協会(ISM=Institute for Supply Management)が製造業購買担当者にアンケートを取り、製造業の景況感を示す指数として算出されます。指数が50を超えると景気拡大、50を下回ると景気後退を示しています。

・前月:50.2
・予想:49.7
・結果:49.0
右肩下がりで下がり続けており、2020 年 5 月以来初めて50を割り込む結果となりました。製造業の景気は冷え続け、不況局面に来ていることが分かります。
同指数は全米が対象であるため、アメリカ全体の製造業は景気後退が始まっていることを示唆しています。

ISM製造業景気指数

非農業部門雇用者増加数

・前月:+28.4万人
・予想:+20.2万人
・結果:+26.3万人
ADP雇用統計から予想を下回る可能性がありましたが、先月から若干増加が鈍化たものの、3か月連続予想を上回る結果でした。
アメリカ労働市場は堅調に推移しています。

アメリカ非農業部門雇用者増加数

失業率

・前月:3.7%
・予想:3.7%
・結果:3.7%
失業率も歴史的に見ても低水準を維持しています。
アメリカ労働市場は健在で、インフレの抑制に歯止めがかかる可能性もあります。

アメリカ失業率

次週注目の経済指標

・12/5:11月ISM非製造業景況指数(総合)
・12/9:生産者物価指数(PPI)
・12/9:ミシガン大学消費者信頼感指数
が注目されています。

 
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株式以外の重要指標

2022年11月30日パウエル議長発言

FOMCメンバーからはFOMC後の会見でタカ派寄りの発言があったため、議事要旨とどう違うのか?に注目が集まりました。

結果的に議事要旨通り
・12月利上げ:利上げペース鈍化を示唆。0.50%となる見込み
・今後:ターミナルレートは以前よりも高いレンジになりそう
とのことで、今までのFOMCメンバーのタカ派発言よりもハト派であることが市場関係者では好感されています。

2022年11月30日パウエル議長発言まとめ

2022年12月FOMC以降の金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る
先週よりもターミナルレートが下がっています。インフレが抑制されつつあることと景気が悪くなってきていることから、市場関係者は金利に対して楽観視していることが分かります。

2022年12月以降FOMC利上げ確率fedwatch

アメリカ長期金利推移

●12/2終了時点
大きく下落してきています。
・2年金利:4.276% (先週末から -0.191%)
・5年金利:3.654% (先週末から -0.216%)
・10年金利:3.488% (先週末から -0.203%)
・30年金利:3.552% (先週末から -0.199%)

●10年金利
100日移動平均線(下図黄色ライン)まで到達しました。12/2にここで反発を一旦しましたが、そこから下落し、最終的にはほぼライン上にいます。ここを割り込むと200日移動平均線(下図赤ライン)まで低下する可能性があります。

●10年金利と2年金利との差
7/5~ずっとマイナスでリセッションの兆候は変わらず。
マイナス0.4%あたりでずっと推移していましたが、今週は先週同様にマイナス0.8%で推移しています。

アメリカ10年債券利回り日足チャート

アメリカ10年債券利回りと2年債券利回り差 日足チャート

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

為替(ドル円)

一気に200日移動平均線(下図赤ライン)まで下落し、一時割り込みました。約4か月ぶりの水準まで円高に振れています。週間最安値で133.6円まで行きました。2022年は最大で151.9円(10/21)。約1.5か月で18円以上円高に振れています。

為替ドル円日足チャート

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原油価格WTI

先週は9月の最安値を一時更新し75.3USDまで下落を記録しました。
今週初めに更に下落し73.62USDまで下落し年初来最安値を記録ています。
その後やや持ち直し80USDを上回っています。

原油WTI日足チャート

主要指数成績

●先週末比/昨年末比

2022年12月1週日米主要株式指数結果

●過去4週履歴

2022年12月1週から過去4週日米主要株式指数履歴

●昨年末比推移

2022年日米主要株式指数履歴(対2021年末比)

パウエル議長発言がFOMC議事要旨内容通りであったため、市場警戒感が薄れ、アメリカのグロース株が上昇しやすい構図となりました。

・NASDAQ総合指数:+2.09%
・S&P500:+1.13%

と上昇しています。
NYダウも2021年末比で-5.25%まで回復してきています。
決算も大型バリュー株は堅調であることが好感
されています。

一方で日本株は、円高に大きく振れてきていることから、輸出や海外で稼いでいる大型株中心に大きく下落してきています。
・日経平均:-1.79%
・TOPIX:-3.17%

昨年末比で見ると、

・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。

日本市場振り

主要指数結果

日経平均やTOPIXは強気のトレンドチャネルを形成していましたが、下へブレイクアウトしてしまいました。移動平均線としては、いずれも100日移動平均線(下図黄色ライン)付近まで下落しています。ここをブレイクしてしまうのかに注目されています。

マザーズは少し違う動きをしていますが、主要長期移動平均線(50日、100日、200日)から上に離れてきており、50日移動平均線(下図紫)まで下落する可能性があります。

2022年12月1週日本株主要株式指数結果

年初来結果

先週TOPIXが年初来でプラスとなりましたが、そこから反落してしまっています。

2022年日本主要株式指数年初来チャート

セクター成績

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

●セクターヒートマップ

先週から一転し、ほぼ赤く染まています。
・5日連続マイナス:水産農林業、建設業、電気ガス、他金融
・6日連続マイナス:卸売業、サービス業

2022年12月1週東証セクターヒートマップ

●セクター成績TOP10

2022年12月1週東証セクター成績TOP10

海運1業種のみのプラスとなり、非常に厳しい1週間であったことが分かります。

●2022年セクター成績履歴

2022年東証セクター成績推移一覧

先週は2022年初めて全業種プラスであったのに対し、今週は海運以外のすべての業種でマイナスとなり、急ハンドルが切られたような形となりました。
トレンドが変化したのかどうか?見極めが必要です。

●円高起因
大型株中心に下がってきていることや、輸出が多い自動車関連、機械関連株が下落しました。

●不法
電力会社がカルテル(不当な取引制限)をしていたことが明るみになり、課徴金が課せられることから電力会社が大きく下げました。

●アメリカ長期金利下落
銀行株や保険株が大きく下落しました。一方で日銀黒田総裁の任期もあと少しとなり、日本の金融政策が変更になる可能性もあるため、銀行株が上がる可能性もあります。

●世界的な景気後退懸念
不動産や景気敏感株が大きく下落しています。

アメリカ市場振り返り

主要指数結果

11/30のパウエル議長発言で一気に上昇したことが分かります。
他の日はマイナスが多くなりました。

移動平均線から見ると、
・NYダウ:長期移動平均線(50日、100日、200日)すべてを上抜けている
・NASDAQ:50日移動平均線(紫)と100日移動平均線(黄)の間のレンジ相場。
・S&P500:100日移動平均線(黄)と200日移動平均線(赤)の間のレンジ相場。
となっており、NASDAQ総合指数が最も上昇余地があります。

2022年12月1週アメリカ主要株式指数結果

円安基調が一服してきています。2022年は、1年を通じて見ると、大きく円安に振れた一年になっています。
・2022年初:115円
・2022年12月2日:134.3円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。

年初来結果

NYダウは4月の水準まで回復してきています。
NASDAQ総合指数とS&P500は9月水準とまだ回復途上です。

2022年アメリカ主要株式指数年初来チャート

ヒートマップ

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2022年12月1週アメリカヒートマップ

全体通してみると、
・ヘルスケア:順調
・銀行:超金利下落とともに、株価も下落
・エネルギー:原油価格下落とともに、株価下落
という1週間だったことが分かります。

大型株の中では、テスラやメタプラットフォームズなど2022年暴落していた銘柄が大きく上昇したことが分かります。

セクター別成績

2022年アメリカセクター成績推移

8セクターがプラス、3セクターがマイナスとなりました。

<プラス>
TOP:一般消費財:テスラや中国株が牽引
2位:コミュニケーションサービス:アルファベット、メタプラットフォームズが牽引
3位:素材:ドル指数低下に伴い貴金属を中心に急反発

<マイナス>
・ワースト:エネルギー:原油価格下落に伴う株安
・2位:公共事業
・3位:金融:長期金利下落に伴う銀行業株安

TOP:一般消費財:+3.74%

テスラや中国株が牽引しました。
なかでも中国株は一気に急騰。ゼロコロナ政策で巣籠需要が継続することや決算が予想よりも好調であったことが好感されています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ピンデュオデュオPDD31.32%61.05%19.60%69.63%45.65%48.10%
アリババBABA19.28%39.20%-1.90%-3.38%-26.18%-24.19%
テスラTSLA6.56%-9.36%-27.89%-16.91%-46.10%-44.68%
ナイキNKE5.89%24.25%6.11%-7.23%-34.00%-32.68%
スターバックスSBUX5.51%24.20%26.66%32.89%-5.72%-10.19%
ロウズカンパニーLOW1.83%15.69%9.89%9.92%-14.20%-16.88%
アマゾンAMZN0.77%2.18%-26.18%-23.06%-45.23%-43.54%
ホームデポHD0.49%13.60%12.36%7.51%-19.56%-20.97%
マクドナルドMCD-0.58%1.12%7.42%10.08%9.89%1.99%
トヨタ自動車TM-1.17%8.23%0.67%-11.09%-20.00%-20.92%

No.2:コミュニケーションサービス:+3.01%

2022年暴落していたネットフリックス、メタプラットフォームズ、アルファベットが大きく反発し、セクターを牽引しました。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ネットフリックスNFLX12.21%17.37%41.71%61.03%-48.03%-46.81%
メタプラットフォームズMETA10.84%36.39%-22.97%-35.27%-60.21%-63.29%
アルファベットGOOGL3.06%15.49%-6.87%-12.31%-29.75%-30.66%
TモバイルTMUS0.90%1.59%7.35%11.57%38.10%31.41%
コムキャストCMCSA0.59%16.01%0.28%-16.47%-30.37%-28.75%
ウォルトディズニーDIS0.57%-2.35%-10.58%-8.50%-32.45%-35.81%
AT&TT-0.52%3.20%10.65%-9.00%8.99%2.12%
ベライゾンVZ-2.15%1.25%-7.55%-24.86%-24.74%-26.52%

No.3:素材:+2.85%

先週に続き3位となりました。
貴金属や工業系金属が大きく上昇していることが分かります。

分類1週間1か月3か月6か月1年年初来
その他の貴金属と鉱業10.30%22.70%18.65%-6.91%-20.82%-19.11%
その他の工業用金属および鉱業7.23%29.78%26.73%-6.75%18.07%12.59%
6.58%27.75%36.38%-1.99%10.00%0.83%
5.80%20.01%30.46%-7.33%-13.60%-16.69%
アルミニウム4.61%29.48%5.09%-19.32%-0.69%-19.38%
4.44%25.23%23.03%-10.21%-1.55%-8.02%
原料炭3.76%6.47%18.16%1.04%102.60%74.65%
3.08%20.65%19.76%-0.11%15.87%8.91%
化学品2.33%17.13%14.02%-4.19%1.80%-3.56%
特殊化学品0.72%13.95%9.45%-5.19%-10.99%-15.08%
建材0.29%12.90%8.65%2.84%-16.91%-21.95%
農業投入物-1.45%-0.71%-2.90%-6.61%25.73%14.70%
木材と木材生産-1.99%9.83%-2.12%-13.09%-6.46%-12.79%
紙・紙製品-3.13%1.06%11.75%-7.64%1.24%-2.44%
会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ベールSAVALE10.58%30.93%37.39%-7.87%31.49%21.83%
フリーポート・マクモランFCX8.26%29.70%42.49%-2.15%9.35%-2.78%
BHPグループリミテッドBHP6.28%31.95%26.33%-5.47%23.36%17.86%
リオ ティント RIO6.22%32.28%28.13%-6.73%9.75%5.14%
シャーウィン・ウィリアムズSHW3.30%19.48%11.19%-4.14%-24.12%-26.81%
エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズAPD2.75%29.89%29.17%26.23%10.79%4.66%
リンデLIN-2.05%14.61%21.48%1.64%4.12%-2.62%
ニュートリエンNTR-3.55%-4.27%-13.62%-15.04%17.90%5.64%

ワースト1:エネルギー:-1.04%

先週はプラスでしたが、全セクターがプラスとなっていたため、ワーストセクターでした。
今週はマイナスとなり、ワースト1位となりました。
ここ最近の原油価格下落に伴い、株価も低調に推移していますが、1年を通して見ると物凄い状態であることが分かります。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
シュルンベルジェ リミテッドSLB3.86%3.23%38.67%11.21%80.05%76.26%
トータルエナジーSETTE1.71%12.51%21.25%4.89%28.16%24.64%
シェルSHEL1.58%5.12%8.44%-3.25%31.57%33.00%
BPBP0.26%7.94%13.59%7.22%30.67%32.78%
エクイナー ASAEQNR0.16%1.23%-3.82%1.33%48.58%43.67%
シェブロンCVX-1.45%1.42%14.68%1.93%57.23%54.27%
EOGリソーシズEOG-2.57%2.49%15.77%0.10%70.05%61.94%
エンブリッジENB-2.71%4.94%-1.77%-13.25%8.61%3.92%
エクソン モービルXOM-2.96%0.23%14.93%10.87%79.28%79.54%
コノコフィリップスCOP-3.65%-3.42%12.40%5.74%76.28%73.55%

ワースト2:公共事業:-0.21%

エネルギーインフラ投資会社であるセンプラが好調を維持しています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
センプラSRE1.51%10.22%-0.52%3.54%35.57%25.44%
ザ・サザン・カンパニーSO0.64%3.92%-13.52%-10.52%8.60%-1.81%
デューク・エナジーDUK-0.10%7.15%-6.99%-10.47%1.92%-5.13%
ネクストエラ・エナジーNEE-0.16%10.25%0.11%8.27%-3.86%-8.74%
ドミニオンエナジーD-1.72%-12.41%-26.10%-26.89%-15.83%-23.03%

ワースト3:金融:-0.10%%

クレジットカード会社であるマスターカードやビザは引き続き好調を維持しています。
しかしながら長期金利下落により銀行系株は下落してきています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
マスターカードMA2.50%12.58%11.63%0.63%12.45%0.21%
ビザV1.81%8.32%10.06%2.36%9.77%0.44%
モルガン・スタンレーMS1.31%9.16%6.60%9.49%-6.84%-6.17%
チャールズ・シュワブSCHW1.04%4.47%17.23%17.68%2.92%-1.95%
バークシャー・ハサウェイBRK-B-0.40%9.22%13.86%1.68%13.28%5.74%
JPモルガン・チェースJPM-1.16%6.45%18.86%3.84%-16.16%-14.64%
ロイヤル バンク オブ カナダRY-1.25%8.63%6.41%-4.90%-0.46%-6.12%
ゴールドマン・サックスGS-2.13%8.80%14.81%19.42%-1.80%-0.51%
ウェルズ・ファーゴWFC-3.16%-2.01%5.90%2.50%-6.07%-4.25%
バンク・オブ・アメリカBAC-4.30%-0.03%7.93%-0.30%-19.63%-18.90%

アメリカ主要銘柄決算内容

https://jp.investing.com/
を参照しています。

決算スケジュールについては、
https://jp.tradingview.com/markets/stocks-usa/earnings/
をまとめています。

今週は、クラウドサービスを提供している大手企業の決算発表が多くありました。

ピンドュオドュオ(PDD)

Eコマース・プラットフォームを展開している中国企業
3Qの業績は増収減益

売上高前年同期比65.0%増の355億元。アナリスト予想より+15.6%
EPS前年同期より+6.44元。アナリスト予想より+3.83ドル

増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算となりました。
中国政府のゼロコロナ政策で巣籠消費拡大が要因の一つ。
決算発表後、株価は急騰しています。


https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-PDD/

インテュイット(INTU)

米国で圧倒的シェアの会計・税務ソフトウェア・クラウドサービス企業
1Qの業績は増収増益

売上高前年同期比29.4%増の26億ドル。アナリスト予想より+4.0%
EPS前年同期より+0.13ドル。アナリスト予想より+0.47ドル

増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
来四半期ガイダンス:EPSは予想を下回る内容でした。
通期ガイダンス:売上高・EPSともに予想を上回る内容でした。
決算発表後、株価は下落しましたが、翌日大きく反発しています。

インテュイット株価

INTUの株価とチャート — NASDAQ:INTU — TradingView
Intuit Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やINTUの財務や市場ニュースもチェック。

ワークデイ(WDAY)

オンデマンド型財務管理・人財管理ソフトウェア企業
3Qの業績は増収減益

売上高前年同期比20.3%増の16億ドル。アナリスト予想より+1.3%
EPS前年同期より-0.11ドル。アナリスト予想より+0.15ドル

売上高は予想を上回る増収となりました。
来年度のサブスク収益のガイダンスを上方修正し、自社株買いも発表
決算発表後、株価は急騰しています。

ワークデイ株価

WDAYの株価とチャート — NASDAQ:WDAY — TradingView
Workday, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やWDAYの財務や市場ニュースもチェック。

クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)

サイバーセキュリティテクノロジー企業
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比52.9%増の5.8億ドル。アナリスト予想より+1.0%
EPS前年同期より+0.23ドル。アナリスト予想より+0.08ドル

増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
来四半期、通期ガイダンス:EPSは予想を上回るものの売上高は予想を下回る内容でした。
決算発表後、株価は暴落しています。
クラウドストライク株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-CRWD/

ホーメルフーズ(HRL)

食品加工企業。日本でも有名な缶詰「スパム」を製造販売している
4Qの業績は減収。EPSは前年同期と同水準

売上高前年同期比4.3%減の33億ドル。アナリスト予想より-2.4%
EPS前年同期と同水準。アナリスト予想より+0.01ドル

売上高は予想を下回る減収で、EPSは予想を若干上回る結果でした。
通期売上高は予想を下回っています
来年度ガイダンス:売上高・EPSともに予想を下回る内容でした。
株価は急落しました。
ホーメルフーズ株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-HRL/

セールスフォース(CRM)

顧客関係管理ソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスの提供企業
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比14.3%増の78.4億ドル。アナリスト予想より+0.1%
EPS前年同期より+0.13ドル。アナリスト予想より+0.18ドル

増収増益で売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
来四半期、通期ガイダンス:EPSは予想を上回る内容となりましたが、売上高は予想を下回りました。決算発表時CEO退任という衝撃的ニュースがあり、株価は大きく下落しました。

セールスフォース株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-CRM/

シノプシス(SNPS)

電子設計自動化ソリューション提供会社。半導体回路設計用ソフトウェア(EDA)の最大手
4Qの業績は増収増益

売上高前年同期比11.3%増の12.8億ドル。アナリスト予想と一致。
EPS前年同期より+0.09ドル。アナリスト予想より+0.06ドル

増収増益でEPSは予想を上回る結果でした。
通期決算内容も売上高・EPSともに増収増益で非常に強い結果でした。
来四半期、来年度ガイダンス:売上高、EPSともに予想を上回る内容となりました。
株価は急上昇しました。
シノプシス株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-SNPS/

ダラー・ゼネラル(DG)

大手ディスカウント・ストア企業
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比11.5%増の95億ドル。アナリスト予想より+0.8%
EPS前年同期より+0.25ドル。アナリスト予想より-0.21ドル

増収増益ですが、EPSは予想を下回りました。
来四半期ガイダンス:EPSは予想を下回る内容となりました。
決算発表後、株価は大きく下落しました。
ダラーゼネラル株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-DG/

クローガー(KR)

大手スーパーマーケット運営会社
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比7.3%増の342億ドル。アナリスト予想より+0.5%
EPS前年同期より+0.10ドル。アナリスト予想より+0.07ドル

増収増益で、売上高・EPSともに予想を上回る好決算でした。
通期ガイダンス:EPSは予想を上回る内容となりました。
決算発表後、株価は上昇したものの、長続きせず下落しています。
クローが-株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-KR/

マーベル・テクノロジー(MRVL)

ファブレス半導体メーカー
3Qの業績は増収増益

売上高前年同期比27.3%増の15.4億ドル。アナリスト予想より-1.3%
EPS前年同期より+0.14ドル。アナリスト予想より-0.02ドル

増収増益でしたが、売上高・EPSともに予想を下回る決算でした。
通期ガイダンス:売上高・EPSともに予想を下回りました。
決算発表後、株価は下落しています。
マーベルテクノロジー株価
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-MRVL/

次週決算発表の注目銘柄

3Q決算発表はだいぶ少なくなってきました。
超大手では半導体のブロードコム、言わずと知れたコストコが決算を発表します。

日付ティッカー会社名時価総額(10億USD)
2022/12/6AZOオートゾーン48.812
2022/12/7BF.Aブラウン・フォーマン35.657
2022/12/8AVGOブロードコム225.321
2022/12/8COSTコストコ218.881
2022/12/8LULUルルレモン・アスレティカ51.224

 

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