
次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
金融不安が少しずつ収まってきている2023年4月3日~7日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

アメリカは4/7が休日:イースター前の金曜日(グッドフライデー)で4日稼働でした。日本の株価指数は下落、アメリカはNYダウ以外は今週下落しましたね~。
経済指標、チャート分析、米決算分析も交えながら振り返りお願いします。

今までは、good news is bad news、bad news is good newsがこの1年程度は言われてきました。
・経済指標が強い➡FRBはタカ派継続➡株価下落
・経済指標が悪い➡FRBはタカ派継続が難しい➡株価上昇
それが製造業中心に経済指標が弱くなってきており、リセッションが近いのでは?と言われてきています。リセッション規模にもよりますが、懸念が現実的になってきており、bad news is bad news に変わりつつあります。

今週の経済指標は、米ISM景気指数と米雇用統計が注目されており、ISM景気指数は特に製造業指数が非常に弱くなっていることが確認されました。これらの経済指標は後述で詳しく解説していきます。
また、金融不安は収まりつつありますが、一部で再燃するのでは?という声も聞こえてきています。

そうした背景の中、米バリュー株中心に上昇、工業系株中心に下落となりました。日米指数としてはハイテク株の影響が強いNASDAQ、日経平均、マザーズが大きく下落しています。
前週末比)
・NYダウ: +0.63%
・NASDAQ: -1.10%
・S&P500: -0.10%
・日経平均: -1.87%
・TOPIX: -1.90%
・マザーズ: -2.54%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
①アメリカ経済指標について
②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
③日米主要株価指数について
④日本市場振り返り:セクター成績
⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
好不調3セクターをピックアップして分析しています。
⑥アメリカ主要銘柄決算内容
の順でまとめています。
全世界が注目!アメリカ経済指標
今週のアメリカ経済指標は、
・4/3:ISM製造業景況感指数
・4/5:ADP雇用統計(前月比)
・4/5:ISMサービス業景況感指数
・4/7:非農業部門雇用者数変化
・4/7:失業率
・4/7:平均時給
が注目されました。
・景気指数が良い:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・景気指数が悪い:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・景気指数が悪すぎ:リセッション局面➡株安へ
丁度よい塩梅が今は求められており、予想を外すと懸念が生じてしまう印象。
ADP雇用統計
・3月予想:+21.5万人
・3月結果:+14.5万人
2023年は乱高下。米雇用統計の先行指標とはいえ、予想を大きく下回ったことは嫌気されています。ただし、インフレ鎮静化には必要なことであるため、労働者減は、近い将来のインフレが鈍化していく指標として良いものとされています。
ISM景気指数
・2月:47.7
・3月予想:47.6
・3月結果:46.3
予想を大きく下回り、右肩下がりで下落中。好不況の分岐点である50を5か月連続で下回る結果となりました。「製造業」は弱い状態が続いています。
・2月:55.1
・3月予想:54.5
・3月結果:51.2
予想を大きく下回る結果。まだ50は上回っていますが3月のこの下落は注意が必要。
非農業部門雇用者変化数と失業率
・2月:32.6万人(速報値31.1万人から上方修正)
・3月予想:23.9万人
・3月結果:23.6万人
予想を下回り、前月よりも低下。
失業率
・2月:3.6%
・3月予想:3.6%
・3月結果:3.5%
失業率は低下。株式市場としては雇用者低下は好感、失業率低下は厳しい結果となり、微妙な結果。株式市場は休みであった為株価に影響が出るのは次週からですが、長期金利は上昇していることから、市場としてはネガティブに見ているようです。
平均時給 対前月比
平均時給が伸びる=インフレが落ち着かないこととなるため、雇用統計時に同時発表される平均時給の結果は注目されています。
・2月:+0.2%
・3月予想:+0.4%
・3月結果:+0.3%
前月よりも上昇するものの、予想は下回る結果
前年同月比
・2月:+4.6%
・3月予想:+4.3%
・3月結果:+4.2%
予想を下回り、更に下落傾向が続いており、インフレ抑制としては良い内容となっています。
次週注目の経済指標
・4/12:消費者物価指数(CPI)
・4/12:3月FOMC議事要旨公表
・4/13:生産者物価指数(PPI)
・4/14:小売売上高
・4/14:鉱工業生産指数、設備稼働率
・4/14:ミシガン大学消費者信頼感指数
が注目されており、物価指数(CPI、PPI)とFOMC議事要旨が特に注目されています。
株価につながる重要指数
2023年FOMC時 金利見通し

やや景気指数は落ちてきているものが増えてきていることもありながらですが、
先週に比べて、ターミナルレートが上昇(4.75~5.00%➡5.00~5.25%)しています。
ただ7月遅くても9月には利下げが予想されています。
現在のシナリオ)
・2023年5月:0.25%利上げ
・2023年6月:維持
・2023年7月or9月:利下げ開始。
→FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり、
市場と当局のGAPが大きい結果が続いています。
市場側は楽観的であり、当局はタカ派姿勢を崩していないということに
注意が必要です。
長期金利
・2年金利:3.993% (先週末比:-0.036%)
・5年金利:3.516% (先週末比:-0.064%)
・10年金利:3.413%(先週末比:-0.058%)
・30年金利:3.623%(先週末比:-0.031%)
金融不安から、3/10以降長期金利は急落。長期金利下落=国債価格上昇であるため投資家は一気に国債へ資金移動していることが分かります。
今週は先週末よりも下落しましたが、最終日の雇用統計結果で長期金利が上昇しています。
金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。
金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。
2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。
為替(ドル円)
原油価格WTI

日米株式指数成績
●先週末比/昨年末比
●過去4週履歴
リセッションに備えた動き?でバリュー/ディフェンシブ株中心に上昇。
逆にグロース関係は下落しているものが多く、NASDAQが久しぶりに下落となりました。・NYダウ: +0.63%
・NASDAQ: -1.10%
・S&P500: -0.10%
アメリカに追従する形で日本株は下落。
・日経平均: -1.87%
・TOPIX: -1.90%
・マザーズ: -2.54%
・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果
となりました。金利が下がっていくときはグロース株優位な展開はあると思いますが、リセッションが起きるとグロース株は厳しくなることが予想されています。
FRBがタカ派姿勢が続くとなるとグロース株が再度下落する可能性も出てきています。
一方で、大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。
日本市場振り
主要指数結果
先週まで良い傾向でしたが、週半ばで上値が重い展開になり、4/5,6と大きく下落しました。
日経平均日足チャート分析
4/5に大きく下落しました。引き続き移動平均線が収束しており、上昇のシグナルとして機能してくれるか?
TOPIX日足チャート分析
マザーズ指数日足チャート分析
過去1年間成績
青:日経平均 +0.79%
水:マザーズ指数 -5.17%
セクター成績
nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。
●セクターヒートマップ
●セクター成績TOP10
●2023年全セクター成績
●上昇
・海運は上昇TOP:先週までの急落の反動
・鉱業が2位:OPECプラスが減産発表で、原油価格が大きく上昇
・金融関連株が上昇:金融不安が後退、日本長期金利上昇
●下落
・鉄鋼が最下位:今まで大きく上昇していたことで利確の動き?
・製造業リセッション懸念で、機械などの工業系分野が下落
・半導体株下落:電気機器が下落
アメリカ市場振り返り
主要指数結果
・NASDAQ:ヨコヨコの後下落
・S&P500:上昇した後、下落
・2022年初:115円
・2022年終:131.1円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。
NYダウ日足チャート分析
NASDAQ総合指数日足チャート
上値レジスタンスライン(12,270ポイント)も平行であり長い目で見るとレンジ相場。
今週も12,270の前で反落してしまっていますが、50日移動平均線(紫ライン)が先日ゴールデンクロスしており、ここまで落ちた後には反発しそうだと考えられます。
S&P500日足チャート分析
先週一気に50日移動平均線(紫ライン)を上へブレイクした後、レジスタンスラインの4,200ポイントを目指す動きとなっています。ここまで上昇できるか注目です。
過去1年間推移
マイナス幅の大きい結果が続いています。
青:NYダウ -2.93%
水:S&P500 -8.39%
橙:NASDAQ総合指数 -12.97%
ヒートマップ
finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。
リセッション懸念で、バリュー株/ディフェンシブ株に買いが出ており、ヘルスケア、公共事業、生活必需品などが上昇しました。
しかしながら、特に製造業のリセッション懸念が懸念され、工業株である資本財セクターの多くが下落していることが分かります。また、収益が厳しくなってきている半導体株が軒並み下落となりました。
セクター別成績
●上昇
・コミュニケーションサービス:メタプラットフォームズとアルファベットが牽引
・ヘルスケア:リセッション懸念で買い
・公共事業:リセッション懸念で買い
●下落
・資本財:リセッション懸念
・一般消費財:農業機械や大型機械などの銘柄が大きく下落
・素材:工業系材料銘柄が下落
上位下位3セクターの大手株結果を下記にてまとめています。
TOP:コミュニケーションサービス:+4.45%
アルファベットとメタプラットフォームズが驚異的な結果となっています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
アルファベット | GOOGL | 7.46% | 15.03% | 25.78% | 6.89% | -22.88% | 22.88% |
メタプラットフォームズ | META | 3.97% | 16.83% | 70.24% | 55.49% | -6.79% | 79.57% |
Tモバイル | TMUS | 3.49% | 4.49% | 3.55% | 5.93% | 13.38% | 6.86% |
AT&T | T | 2.99% | 5.59% | 2.29% | 23.35% | 8.64% | 6.74% |
ベライゾン | VZ | 2.12% | 5.20% | -5.32% | 0.20% | -25.20% | 0.20% |
ウォルトディズニー | DIS | 1.91% | 0.67% | 8.76% | -0.82% | -26.29% | 15.07% |
コムキャスト | CMCSA | 1.45% | 4.99% | 1.92% | 22.61% | -21.27% | 7.78% |
アクティビジョン・ブリザード | ATVI | 0.39% | 7.22% | 10.73% | 14.99% | 6.02% | 11.33% |
ネットフリックス | NFLX | 0.27% | 8.83% | 9.57% | 43.34% | -10.74% | 15.07% |
アメリカンモヴィル | AMX | -0.61% | -0.28% | 11.90% | 28.71% | 6.32% | 16.76% |
No.2:ヘルスケア:+3.84%
この1か月が得に良いリターンとなっています。
ジョンソンエンドジョンソンはベビーパウダーの集団訴訟問題で一時株価低迷していましたが、和解の方向性を提示したことで株価は上昇しています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ユナイテッドヘルス | UNH | 9.09% | 8.97% | 4.66% | -2.71% | -0.96% | -3.28% |
イーライリリー | LLY | 8.10% | 17.84% | 2.61% | 11.00% | 25.92% | 0.67% |
ジョンソンエンドジョンソン | JNJ | 7.64% | 7.97% | -7.63% | 0.02% | -7.02% | -6.51% |
メルク | MRK | 6.05% | 3.74% | -1.15% | 27.08% | 34.17% | 1.24% |
ノバルティス | NVS | 5.11% | 15.57% | 6.01% | 24.42% | 9.18% | 6.11% |
アストラゼネカ | AZN | 4.54% | 12.82% | 3.62% | 27.52% | 7.89% | 6.70% |
ファイザー | PFE | 2.77% | 3.44% | -16.43% | -5.94% | -19.01% | -19.01% |
アッヴィ | ABBV | 2.30% | 7.99% | -1.19% | 12.71% | -1.15% | -0.04% |
サーモフィッシャー | TMO | 2.20% | 3.71% | 3.31% | 5.32% | -1.53% | 4.48% |
ノボノルディスク | NVO | 0.80% | 12.65% | 16.96% | 50.30% | 38.80% | 17.75% |
No.3:公共事業:+3.43%
この1か月、良いリターンが得られています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ネクストエラ・エナジー | NEE | 3.11% | 6.36% | -4.43% | -3.42% | -8.53% | -5.54% |
ザ・サザン・カンパニー | SO | 4.71% | 11.71% | 2.74% | 5.21% | -2.74% | 1.26% |
デューク・エナジー・コーポレーション | DUK | 3.72% | 5.36% | -3.41% | 6.08% | -11.36% | -3.16% |
ナショナル・グリッド | NGG | 5.79% | 14.90% | 16.23% | 35.80% | -9.31% | 18.22% |
アメリカン・エレクトリック・パワー・カンパニー・インク | AEP | 4.93% | 6.26% | 1.18% | 8.20% | -6.34% | -0.06% |
センプラエネルギー | SRE | 3.86% | 4.52% | 1.88% | 1.18% | -5.87% | 0.52% |
ドミニオンエナジー | D | 4.26% | 5.64% | -5.53% | -15.87% | -32.56% | -5.32% |
エクセロンコーポレーション | EXC | 3.88% | 4.39% | 0.65% | 11.27% | -9.92% | -0.39% |
ワースト1:資本財:-2.19%
農業機械大手のディアと重機大手のキャタピラが大きく下落しています。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ロッキードマーティン | LMT | 3.59% | 2.23% | 2.75% | 21.78% | 9.60% | 0.76% |
レイセオンテクノロジーズ | RTX | 0.86% | 0.83% | -2.65% | 15.26% | -0.61% | -2.69% |
ハネウェル | HON | 0.71% | -2.61% | -6.85% | 7.11% | -1.64% | -11.12% |
ボーイング | BA | 0.16% | 2.01% | 3.11% | 60.00% | 15.72% | 10.96% |
ユニオンパシフィック | UNP | 0.14% | -2.42% | -2.19% | -0.99% | -21.21% | -4.07% |
カナディアンパシフィックレールウェイ | CP | 0.03% | 0.72% | 1.96% | 7.00% | -2.57% | 1.82% |
ゼネラルエレクトリック | GE | -0.48% | 7.61% | 31.29% | 77.86% | 33.13% | 43.15% |
ユナイテットパーセルサービス | UPS | -1.31% | 2.32% | 8.48% | 12.30% | -4.38% | 8.48% |
キャタピラー | CAT | -6.85% | -15.90% | -12.95% | 17.26% | -3.17% | -12.69% |
ディア | DE | -8.43% | -12.88% | -10.87% | 3.90% | -10.65% | -13.79% |
ワースト2:一般消費財:-1.03%
2023年好調であったテスラが大きく下落。
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
スターバックス | SBUX | 3.32% | 2.13% | 0.24% | 16.16% | 24.44% | 5.52% |
ロウズカンパニー | LOW | 3.07% | -1.28% | -1.10% | -0.23% | -3.08% | -0.34% |
マクドナルド | MCD | 1.84% | 6.62% | 7.91% | 18.32% | 13.83% | 7.35% |
ホームデポ | HD | 1.14% | -0.99% | -8.51% | -0.43% | -5.33% | -8.63% |
ナイキ | NKE | 0.10% | 0.30% | -0.33% | 31.96% | -9.13% | 2.74% |
アマゾン | AMZN | 0.06% | 8.67% | 22.79% | -15.62% | -37.79% | 21.50% |
トヨタ自動車 | TM | -0.54% | -0.60% | 2.47% | 0.56% | -21.83% | 1.68% |
アリババ | BABA | -0.62% | 18.16% | -1.76% | 21.74% | -7.44% | 16.63% |
ブッキングホールディングス | BKNG | -0.99% | 0.04% | 20.46% | 49.64% | 12.44% | 28.21% |
テスラ | TSLA | -5.23% | 1.68% | 67.72% | -23.15% | -49.12% | 50.24% |
ワースト3:素材:-0.65%
長期金利が下落してきていることからゴールドを中心として貴金属が上昇しています。
一方でリセッション懸念で工業系素材が下落しています。
名前 | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
金 | 5.84% | 26.94% | 8.90% | 29.99% | -14.59% | 16.30% |
銀 | 5.27% | 25.38% | -10.85% | -1.37% | -27.60% | -6.41% |
その他の貴金属と鉱業 | 3.21% | 20.80% | 14.00% | 25.75% | -9.63% | 18.96% |
特殊化学品 | 0.07% | -2.26% | 4.05% | 9.04% | -4.79% | 1.82% |
化学品 | 0.07% | -5.59% | -0.30% | 11.34% | -20.74% | 3.78% |
原料炭 | -0.25% | -13.47% | 4.30% | 5.56% | 8.52% | 0.30% |
木材と木材生産 | -0.33% | -8.12% | -7.26% | -9.18% | -18.71% | -7.03% |
銅 | -0.70% | -0.68% | 7.89% | 41.85% | -9.58% | 14.09% |
その他の工業用金属および鉱業 | -2.76% | -5.84% | -5.21% | 11.01% | -16.47% | -3.96% |
農業投入物 | -3.08% | -12.08% | -5.07% | -13.14% | -25.03% | -4.44% |
鋼 | -3.79% | -11.85% | 6.53% | 28.10% | -6.24% | 10.14% |
建材 | -3.86% | -6.44% | 4.88% | 14.67% | -1.75% | 7.61% |
紙・紙製品 | -4.58% | -13.34% | -14.05% | -9.73% | -25.93% | -13.09% |
アルミニウム | -5.77% | -20.10% | -8.35% | 4.42% | -50.17% | -6.60% |
会社 | ティッカー | 1週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
シャーウィン・ウィリアムズ・カンパニー | SHW | 3.21% | 1.80% | -1.66% | 3.04% | -13.18% | -5.63% |
エコラボ | ECL | 2.30% | 4.57% | 15.34% | 10.39% | -7.30% | 14.76% |
リンデ | LIN | 1.43% | 0.47% | 16.72% | 25.65% | 10.82% | 9.32% |
エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ | APD | 0.82% | -2.77% | -6.57% | 16.14% | 12.05% | -8.52% |
フリーポートマクローマン | FCX | 0.22% | -0.62% | 1.30% | 32.62% | -17.21% | 6.20% |
サザン・カッパー・コーポレーション | SCCO | -1.40% | -0.27% | 15.22% | 53.63% | 0.66% | 23.71% |
リオ ティント グループ | RIO | -2.00% | -6.75% | -7.23% | 13.64% | -17.07% | -6.25% |
BHPグループリミテッド | BHP | -4.66% | -5.22% | -5.32% | 14.01% | -12.88% | -3.37% |
ベール SA | VALE | -5.27% | -9.69% | -11.64% | 2.38% | -23.86% | -11.02% |
ニュートリエン | NTR | -6.43% | -16.37% | -8.74% | -19.16% | -32.80% | -6.87% |
アメリカ主要銘柄決算(四半期)
大手株に絞って決算発表をまとめました。
リンジー(LNN)
水道管理と道路インフラ製品の企業
4月4日 寄り付き前に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 -17.0% の 1.662 億ドル。 アナリスト予想より -14.2% |
●EPS: 前年同期比 +0.31ドル の 1.63 ドル。 アナリスト予想より +0.10 ドル |
通期業績 |
●売上高: 前年同期比 -8.2% の 2.999 億ドル。 |
●EPS: 前年同期比 +1.24ドル の 3.28 ドル。 |
・2Q決算は前年同期比で減収増益。売上高は予想を下回り、EPSは予想を上回る結果
・通期決算(6か月)は前年同期比で減収増益
決算発表後に株価は-11.6%と急落しています。

https://s3.amazonaws.com/b2icontent.irpass.cc/1278/190010.pdf
コナグラ・ブランズ(CAG)
大手食品メーカー
4月5日 寄り付き前に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 +5.9% の 30.87 億ドル。 アナリスト予想より -0.1% |
●EPS: 前年同期比 +0.18ドル の 0.76 ドル。 アナリスト予想より +0.12 ドル |
通期業績 |
●売上高: 前年同期比 +7.9% の 93.04 億ドル。 |
●EPS: 前年同期比 +0.44ドル の 2.15 ドル。 |
・3Q決算は前年同期比で増収増益。売上高は予想とほぼ一致、EPSは予想を上回る結果
・通期決算(9か月)は前年同期比で増収増益
・通期ガイダンス:EPSは市場予想を上回る
決算発表後に株価は+1.8%と上昇しています。

RPMインターナショナル(RPM)
塗料、コーティング、および接着剤の製造・販売企業
4月6日 寄り付き前に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 +6.3% の 15.20 億ドル。 アナリスト予想より +3.4% |
●EPS: 前年同期比 -0.01ドル の 0.37 ドル。 アナリスト予想より +0.06 ドル |
通期業績 |
●売上高: 前年同期比 +10.9% の 52.4 億ドル。 |
●EPS: 前年同期比 +0.70ドル の 2.94 ドル。 |
・3Q決算は前年同期比で増収減益。売上高・EPSともに予想を上回る結果
・通期決算(9か月)は前年同期比で増収増益
決算発表後に株価は-3.7%と下落しています。

リーバイ・ストラウス(LEVI)
日本でもお馴染みのジーンズメーカー
4月6日 寄り付き前に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 +6.3% の 16.90 億ドル。 アナリスト予想より +4.3% |
●EPS: 前年同期比 -0.12ドル の 0.34 ドル。 アナリスト予想より +0.02 ドル |
・1Q決算は前年同期比で増収減益。売上高・EPSともに予想を上回る結果
・粗利率の低下、在庫が33%増加と過剰在庫が嫌気される
・通期ガイダンス:売上高は市場予想を上回る内容
決算発表後に株価は-16.0%と急落しています。

コンステレーション・ブランズ(STZ)
アルコール飲料会社。コロナビールで有名
4月6日 寄り付き前に決算発表
四半期業績 |
●売上高: 前年同期比 -5.0% の 19.98 億ドル。 アナリスト予想より -0.6% |
●EPS: 前年同期比 -0.39ドル の 1.98 ドル。 アナリスト予想より +0.14 ドル |
通期業績 |
●売上高: 前年同期比 +7.7% の 94.53 億ドル。 |
●EPS: 前年同期比 +0.45ドル の 10.65 ドル。 |
・4Q決算は前年同期比で減収減益。売上高は予想を下回り、EPSは予想を上回る結果
・通期決算は前年同期比で増収増益
・来年度ガイダンス:EPSが市場予想を若干下回る
決算発表後に株価は+1.5%とやや上昇しています。

次週の注目決算
来週以降決算発表が増えてきます。
まずは金融株が相次いで決算発表となり、金融不安が払しょくされるかどうか?が注目です。
日付 | ティッカー | 会社名 | 時価総額(十億USD) |
2023/4/13 | PGR | プログレッシブ・コープ | 86.22 |
2023/4/14 | UNH | ユナイテッドヘルス | 478.37 |
2023/4/14 | JPM | JPモルガンチェース | 375.19 |
2023/4/14 | WFC | ウェルズファーゴ | 143.79 |
2023/4/14 | BLK | ブラックロック | 98.62 |
2023/4/14 | C | シティグループ | 89.14 |
2023/4/14 | PNC | PNC フィナンシャル・サービシズ・グループ | 48.71 |
・物価指数が高い:金利上昇➡株価下落
・物価指数が予想通り:金利低下、ドル指数低下➡国債・ゴールド、ハイテク株に注目
・雇用統計が弱い:金利低下、ドル指数低下➡国債・ゴールド、ハイテク株に注目
このような状況下のため、安全資産として引き続きゴールドに注目です。
コメント