【景気後退懸念でバリュー株は上昇】今週を振り返り、明日からの投資を考えましょう♪ ~2023年4月1週目

2023年4月1週株式市場振り返り市場振り返り
この記事は約27分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
金融不安が少しずつ収まってきている2023年4月3日~7日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

アメリカは4/7が休日:イースター前の金曜日(グッドフライデー)で4日稼働でした。日本の株価指数は下落、アメリカはNYダウ以外は今週下落しましたね~。

経済指標、チャート分析、米決算分析も交えながら振り返りお願いします。

今までは、good news is bad news、bad news is good newsがこの1年程度は言われてきました。

・経済指標が強い➡FRBはタカ派継続➡株価下落
・経済指標が悪い➡FRBはタカ派継続が難しい➡株価上昇

それが製造業中心に経済指標が弱くなってきており、リセッションが近いのでは?と言われてきています。リセッション規模にもよりますが、懸念が現実的になってきており、bad news is bad news に変わりつつあります。

今週の経済指標は、米ISM景気指数と米雇用統計が注目されており、ISM景気指数は特に製造業指数が非常に弱くなっていることが確認されました。これらの経済指標は後述で詳しく解説していきます。

また、金融不安は収まりつつありますが、一部で再燃するのでは?という声も聞こえてきています。

そうした背景の中、米バリュー株中心に上昇、工業系株中心に下落となりました。日米指数としてはハイテク株の影響が強いNASDAQ、日経平均、マザーズが大きく下落しています。

前週末比)
・NYダウ: +0.63%
・NASDAQ: -1.10%
・S&P500: -0.10%
・日経平均: -1.87%
・TOPIX: -1.90%
・マザーズ: -2.54%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②株式以外の重要指数について(金利、為替、原油)
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  好不調3セクターをピックアップして分析しています。
 ⑥アメリカ主要銘柄決算内容

の順でまとめています。

全世界が注目!アメリカ経済指標

今週のアメリカ経済指標は、
・4/3:ISM製造業景況感指数
・4/5:ADP雇用統計(前月比)
・4/5:ISMサービス業景況感指数
・4/7:非農業部門雇用者数変化
・4/7:失業率
・4/7:平均時給
が注目されました。

現在の市場マインドはこんな感じ?
・景気指数が良い:FRBがタカ派になる➡長期金利上昇➡株安へ
・景気指数が悪い:FRBがハト派になる?➡長期金利下落➡株高へ
・景気指数が悪すぎ:リセッション局面➡株安へ
丁度よい塩梅が今は求められており、予想を外すと懸念が生じてしまう印象。

ADP雇用統計

・2月:+26.1万人
・3月予想:+21.5万人
・3月結果:+14.5万人

2023年は乱高下。米雇用統計の先行指標とはいえ、予想を大きく下回ったことは嫌気されています。ただし、インフレ鎮静化には必要なことであるため、労働者減は、近い将来のインフレが鈍化していく指標として良いものとされています。

ADP雇用統計

ISM景気指数

製造業
・2月:47.7
・3月予想:47.6
・3月結果:46.3

予想を大きく下回り、右肩下がりで下落中。好不況の分岐点である50を5か月連続で下回る結果となりました。「製造業」は弱い状態が続いています。

非製造業
・2月:55.1
・3月予想:54.5
・3月結果:51.2

予想を大きく下回る結果。まだ50は上回っていますが3月のこの下落は注意が必要。

アメリカISM景気指数

非農業部門雇用者変化数と失業率

非農業部門雇用者変化数
・2月:32.6万人(速報値31.1万人から上方修正)
・3月予想:23.9万人
・3月結果:23.6万人

予想を下回り、前月よりも低下。

失業率
・2月:3.6%
・3月予想:3.6%
・3月結果:3.5%

失業率は低下。株式市場としては雇用者低下は好感失業率低下は厳しい結果となり、微妙な結果。株式市場は休みであった為株価に影響が出るのは次週からですが、長期金利は上昇していることから、市場としてはネガティブに見ているようです。

米国 非農業部門雇用者変化数と失業率

平均時給 対前月比

平均時給が伸びる=インフレが落ち着かないこととなるため、雇用統計時に同時発表される平均時給の結果は注目されています。

前月比
・2月:+0.2%
・3月予想:+0.4%
・3月結果:+0.3%

前月よりも上昇するものの、予想は下回る結果

前年同月比
・2月:+4.6%
・3月予想:+4.3%
・3月結果:+4.2%

予想を下回り、更に下落傾向が続いており、インフレ抑制としては良い内容となっています。

米国 平均時給

次週注目の経済指標

・4/12:消費者物価指数(CPI)
・4/12:3月FOMC議事要旨公表
・4/13:生産者物価指数(PPI)
・4/14:小売売上高
・4/14:鉱工業生産指数、設備稼働率
・4/14:ミシガン大学消費者信頼感指数
が注目されており、物価指数(CPI、PPI)とFOMC議事要旨が特に注目されています。

 
投資にも使えるdポイントを貯めよう♪d払いポイントGETモール


 
 

株価につながる重要指数

2023年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る
金融不安が後退しつつあるため、インフレ指数との闘いとなってきています。
やや景気指数は落ちてきているものが増えてきていることもありながらですが、
先週に比べて、ターミナルレートが上昇(4.75~5.00%➡5.00~5.25%)しています。
ただ7月遅くても9月には利下げが予想されています。

現在のシナリオ)
・2023年5月:0.25%利上げ
・2023年6月:維持
・2023年7月or9月:利下げ開始。
 →FOMCドットチャートでは、2023年末で5.1%(中央値)であり、
  市場と当局のGAPが大きい結果が続いています。
  市場側は楽観的であり、当局はタカ派姿勢を崩していないということに
  注意が必要です。

2023年政策金利予想fedwatch

長期金利

●4//7終了時点
・2年金利:3.993% (先週末比:-0.036%)
・5年金利:3.516% (先週末比:-0.064%)
・10年金利:3.413%(先週末比:-0.058%)
・30年金利:3.623%(先週末比:-0.031%)
●10年金利
金融不安から、3/10以降長期金利は急落。長期金利下落=国債価格上昇であるため投資家は一気に国債へ資金移動していることが分かります。
今週は先週末よりも下落しましたが、最終日の雇用統計結果で長期金利が上昇しています。

アメリカ10年金利チャート

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は逆イールド状態であることから、すぐにはリセッションにはならなくても、近い将来はリセッションが確実になってきています。
リセッションに強いセクターを下記記事でまとめています。

2023年もアメリカ金利で大きく株式市場は変動すると予想されていますが、中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

為替(ドル円)

4/3~4/5は徐々にドル安円高に振れてきましたが、4/6,7とややドル高円安となっています。50日移動平均線(紫ライン)と100日移動平均線(黄色ライン)が意識されているようです。

為替ドル円日足チャート

FX初心者にもおススメ! LINEでサポートもしてくれます♪
初心者も安心のサポート充実【DMM FX】



原油価格WTI

100日移動平均線(黄色ライン)が意識されている展開が続いていましたが、OPECプラスが原油減産発表で一気に上昇しました。83.5USDあたりに200日移動平均線(赤色ライン)があるため、ここを超えられるか?インフレ指数に影響が強い指数であるため、注目です。
原油WTI日足チャート分析

 

日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年4月週 日米株価指数結果

●過去4週履歴

日米主要株価指数 2023年4月1週目から過去4週結果

●アメリカ株
リセッションに備えた動き?でバリュー/ディフェンシブ株中心に上昇。
逆にグロース関係は下落しているものが多く、NASDAQが久しぶりに下落となりました。

・NYダウ: +0.63%
・NASDAQ: -1.10%
・S&P500: -0.10%

●日本株
アメリカに追従する形で日本株は下落。
・日経平均: -1.87%
・TOPIX: -1.90%
・マザーズ: -2.54%
2022年は1年を通じて

・グロース株が多い、NASDAQとマザーズは大きくマイナス
・時価総額が高く大型株の影響が強いNYダウやTOPIXは「マシ」な結果

となりました。金利が下がっていくときはグロース株優位な展開はあると思いますが、リセッションが起きるとグロース株は厳しくなることが予想されています。
FRBがタカ派姿勢が続くとなるとグロース株が再度下落する可能性も出てきています。
一方で、大型バリュー株は、配当も多く入る銘柄が多いため、このようなボラティリティが高い相場では安心感があります。

あなたの強みが活かせます!新時代は副業が当たり前に☆
得意を売りたいココナラ♪
ココナラエージェント



日本市場振り

主要指数結果

先週まで良い傾向でしたが、週半ばで上値が重い展開になり、4/5,6と大きく下落しました。

2023年4月1週日本株式指数結果

日経平均日足チャート分析

日経平均日足チャート分析

4/5に大きく下落しました。引き続き移動平均線が収束しており、上昇のシグナルとして機能してくれるか?

TOPIX日足チャート分析

TOPIX日足チャート分析

節目の2020ポイントで反落しています。今は100日移動平均線(黄色ライン)上を推移。移動平均線がレジスタンスラインとして機能+上値が抑えられた状態となっているため、しばらくはボックス相場になる?

マザーズ指数日足チャート分析

マザーズ指数日足チャート

サポートラインで複数回反発反落(赤丸)し、下値が切り上がってきています。今週は200日移動平均線(赤ライン)がサポートラインとして機能していましたが、4/6の下落で下へブレイクしてしまっています。

過去1年間成績

橙:TOPIX +2.93%
青:日経平均 +0.79%
水:マザーズ指数 -5.17%

日本主要株式指数日足チャート 過去1年間

セクター成績

nikkei225jp.comは日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。
また、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

●セクターヒートマップ

2023年4月週東証セクターヒートマップ

●セクター成績TOP10

2023年4月1週東証セクター成績TOP10

●2023年全セクター成績

2023年東証セクタ成績一覧

上昇:7業種、下落:26業種と下落業種が多い週となりました。

●上昇
・海運は上昇TOP:先週までの急落の反動
・鉱業が2位:OPECプラスが減産発表で、原油価格が大きく上昇
・金融関連株が上昇:金融不安が後退、日本長期金利上昇
●下落
・鉄鋼が最下位:今まで大きく上昇していたことで利確の動き?
・製造業リセッション懸念で、機械などの工業系分野が下落
・半導体株下落:電気機器が下落

アメリカ市場振り返り

主要指数結果

・NYダウ:上昇した後、ヨコヨコ
・NASDAQ:ヨコヨコの後下落
・S&P500:上昇した後、下落

2023年4月1週アメリカ主要株価指数結果

円安基調が一服してきています。2022年は、1年を通じて見ると、大きく円安に振れた一年になっています。
・2022年初:115円
・2022年終:131.1円
資産分散のためにもアメリカ銘柄を持っておく必要が更に上がってきています。
円安のため、中々ドルを持つことが厳しいですが、暴落相場はアメリカ株が買いやすい状態ではあるため、引き続き少量ですがアメリカ株へ投資を続けていきたいと考えています。
引き続き高配当株とS&P500、NASDAQ100への投資信託を積み立てていきます。

NYダウ日足チャート分析

NYダウ日足チャート分析

先週末に100日移動平均線(黄色ライン)を超えることができるか注目でしたが、今週は一気には超えずに、ライン上で推移しているような形となっています。

NASDAQ総合指数日足チャート

NASDAQ総合指数日足チャート分析

平行サポートラインで複数回反発してきています。
上値レジスタンスライン(12,270ポイント)も平行であり長い目で見るとレンジ相場。
今週も12,270の前で反落してしまっていますが、50日移動平均線(紫ライン)が先日ゴールデンクロスしており、ここまで落ちた後には反発しそうだと考えられます

S&P500日足チャート分析

S&P500日足チャート分析

三角持ち合いを下抜けた後、3,800ポイントで反発。
先週一気に50日移動平均線(紫ライン)を上へブレイクした後、レジスタンスラインの4,200ポイントを目指す動きとなっています。ここまで上昇できるか注目です。

過去1年間推移

マイナス幅の大きい結果が続いています。
青:NYダウ -2.93%
水:S&P500 -8.39%
橙:NASDAQ総合指数 -12.97%

アメリカ主要株価指数1年結果 2023/4/8比

ヒートマップ

finvizはアメリカ市場全体を把握するのに有用なサイトです。
ヒートマップとして物凄く有益ですし、セクターや各銘柄の調子が一気に分かります。
しかも無料です。

2023年4月1週アメリカ市場ヒートマップ

チャットGPTの出現で注目されているコミュニケーションサービス。Googleが検索エンジンに対話型AIを搭載するとの報道が出て株価上昇
リセッション懸念で、バリュー株/ディフェンシブ株に買いが出ており、ヘルスケア、公共事業、生活必需品などが上昇しました。

しかしながら、特に製造業のリセッション懸念が懸念され、工業株である資本財セクターの多くが下落していることが分かります。また、収益が厳しくなってきている半導体株が軒並み下落となりました。

セクター別成績

2023年4月1週アメリカ市場セクター成績一覧

上昇:7セクター、下落:4セクターとなりました。

●上昇
・コミュニケーションサービス:メタプラットフォームズとアルファベットが牽引
・ヘルスケア:リセッション懸念で買い
・公共事業:リセッション懸念で買い

●下落
・資本財:リセッション懸念
・一般消費財:農業機械や大型機械などの銘柄が大きく下落
・素材:工業系材料銘柄が下落

上位下位3セクターの大手株結果を下記にてまとめています。

TOP:コミュニケーションサービス:+4.45%

アルファベットとメタプラットフォームズが驚異的な結果となっています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
アルファベットGOOGL7.46%15.03%25.78%6.89%-22.88%22.88%
メタプラットフォームズMETA3.97%16.83%70.24%55.49%-6.79%79.57%
TモバイルTMUS3.49%4.49%3.55%5.93%13.38%6.86%
AT&TT2.99%5.59%2.29%23.35%8.64%6.74%
ベライゾンVZ2.12%5.20%-5.32%0.20%-25.20%0.20%
ウォルトディズニーDIS1.91%0.67%8.76%-0.82%-26.29%15.07%
コムキャストCMCSA1.45%4.99%1.92%22.61%-21.27%7.78%
アクティビジョン・ブリザードATVI0.39%7.22%10.73%14.99%6.02%11.33%
ネットフリックスNFLX0.27%8.83%9.57%43.34%-10.74%15.07%
アメリカンモヴィルAMX-0.61%-0.28%11.90%28.71%6.32%16.76%

No.2:ヘルスケア:+3.84%

この1か月が得に良いリターンとなっています。
ジョンソンエンドジョンソンはベビーパウダーの集団訴訟問題で一時株価低迷していましたが、和解の方向性を提示したことで株価は上昇しています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ユナイテッドヘルスUNH9.09%8.97%4.66%-2.71%-0.96%-3.28%
イーライリリーLLY8.10%17.84%2.61%11.00%25.92%0.67%
ジョンソンエンドジョンソンJNJ7.64%7.97%-7.63%0.02%-7.02%-6.51%
メルクMRK6.05%3.74%-1.15%27.08%34.17%1.24%
ノバルティスNVS5.11%15.57%6.01%24.42%9.18%6.11%
アストラゼネカAZN4.54%12.82%3.62%27.52%7.89%6.70%
ファイザーPFE2.77%3.44%-16.43%-5.94%-19.01%-19.01%
アッヴィABBV2.30%7.99%-1.19%12.71%-1.15%-0.04%
サーモフィッシャーTMO2.20%3.71%3.31%5.32%-1.53%4.48%
ノボノルディスクNVO0.80%12.65%16.96%50.30%38.80%17.75%

No.3:公共事業:+3.43%

この1か月、良いリターンが得られています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ネクストエラ・エナジーNEE3.11%6.36%-4.43%-3.42%-8.53%-5.54%
ザ・サザン・カンパニーSO4.71%11.71%2.74%5.21%-2.74%1.26%
デューク・エナジー・コーポレーションDUK3.72%5.36%-3.41%6.08%-11.36%-3.16%
ナショナル・グリッドNGG5.79%14.90%16.23%35.80%-9.31%18.22%
アメリカン・エレクトリック・パワー・カンパニー・インクAEP4.93%6.26%1.18%8.20%-6.34%-0.06%
センプラエネルギーSRE3.86%4.52%1.88%1.18%-5.87%0.52%
ドミニオンエナジーD4.26%5.64%-5.53%-15.87%-32.56%-5.32%
エクセロンコーポレーションEXC3.88%4.39%0.65%11.27%-9.92%-0.39%

ワースト1:資本財:-2.19%

農業機械大手のディアと重機大手のキャタピラが大きく下落しています。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
ロッキードマーティンLMT3.59%2.23%2.75%21.78%9.60%0.76%
レイセオンテクノロジーズRTX0.86%0.83%-2.65%15.26%-0.61%-2.69%
ハネウェルHON0.71%-2.61%-6.85%7.11%-1.64%-11.12%
ボーイングBA0.16%2.01%3.11%60.00%15.72%10.96%
ユニオンパシフィックUNP0.14%-2.42%-2.19%-0.99%-21.21%-4.07%
カナディアンパシフィックレールウェイCP0.03%0.72%1.96%7.00%-2.57%1.82%
ゼネラルエレクトリックGE-0.48%7.61%31.29%77.86%33.13%43.15%
ユナイテットパーセルサービスUPS-1.31%2.32%8.48%12.30%-4.38%8.48%
キャタピラーCAT-6.85%-15.90%-12.95%17.26%-3.17%-12.69%
ディアDE-8.43%-12.88%-10.87%3.90%-10.65%-13.79%

ワースト2:一般消費財:-1.03%

2023年好調であったテスラが大きく下落。

会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
スターバックスSBUX3.32%2.13%0.24%16.16%24.44%5.52%
ロウズカンパニーLOW3.07%-1.28%-1.10%-0.23%-3.08%-0.34%
マクドナルドMCD1.84%6.62%7.91%18.32%13.83%7.35%
ホームデポHD1.14%-0.99%-8.51%-0.43%-5.33%-8.63%
ナイキNKE0.10%0.30%-0.33%31.96%-9.13%2.74%
アマゾンAMZN0.06%8.67%22.79%-15.62%-37.79%21.50%
トヨタ自動車TM-0.54%-0.60%2.47%0.56%-21.83%1.68%
アリババBABA-0.62%18.16%-1.76%21.74%-7.44%16.63%
ブッキングホールディングスBKNG-0.99%0.04%20.46%49.64%12.44%28.21%
テスラTSLA-5.23%1.68%67.72%-23.15%-49.12%50.24%

ワースト3:素材:-0.65%

長期金利が下落してきていることからゴールドを中心として貴金属が上昇しています。
一方でリセッション懸念で工業系素材が下落しています。

名前1週間1か月3か月6か月1年年初来
5.84%26.94%8.90%29.99%-14.59%16.30%
5.27%25.38%-10.85%-1.37%-27.60%-6.41%
その他の貴金属と鉱業3.21%20.80%14.00%25.75%-9.63%18.96%
特殊化学品0.07%-2.26%4.05%9.04%-4.79%1.82%
化学品0.07%-5.59%-0.30%11.34%-20.74%3.78%
原料炭-0.25%-13.47%4.30%5.56%8.52%0.30%
木材と木材生産-0.33%-8.12%-7.26%-9.18%-18.71%-7.03%
-0.70%-0.68%7.89%41.85%-9.58%14.09%
その他の工業用金属および鉱業-2.76%-5.84%-5.21%11.01%-16.47%-3.96%
農業投入物-3.08%-12.08%-5.07%-13.14%-25.03%-4.44%
-3.79%-11.85%6.53%28.10%-6.24%10.14%
建材-3.86%-6.44%4.88%14.67%-1.75%7.61%
紙・紙製品-4.58%-13.34%-14.05%-9.73%-25.93%-13.09%
アルミニウム-5.77%-20.10%-8.35%4.42%-50.17%-6.60%
会社ティッカー1週間1か月3か月6か月1年年初来
シャーウィン・ウィリアムズ・カンパニーSHW3.21%1.80%-1.66%3.04%-13.18%-5.63%
エコラボECL2.30%4.57%15.34%10.39%-7.30%14.76%
リンデLIN1.43%0.47%16.72%25.65%10.82%9.32%
エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズAPD0.82%-2.77%-6.57%16.14%12.05%-8.52%
フリーポートマクローマンFCX0.22%-0.62%1.30%32.62%-17.21%6.20%
サザン・カッパー・コーポレーションSCCO-1.40%-0.27%15.22%53.63%0.66%23.71%
リオ ティント グループRIO-2.00%-6.75%-7.23%13.64%-17.07%-6.25%
BHPグループリミテッドBHP-4.66%-5.22%-5.32%14.01%-12.88%-3.37%
ベール SAVALE-5.27%-9.69%-11.64%2.38%-23.86%-11.02%
ニュートリエンNTR-6.43%-16.37%-8.74%-19.16%-32.80%-6.87%

アメリカ主要銘柄決算(四半期)

大手株に絞って決算発表をまとめました。

リンジー(LNN)

水道管理と道路インフラ製品の企業
4月4日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 -17.0% の 1.662 億ドル。 アナリスト予想より -14.2%
●EPS: 前年同期比 +0.31ドル の 1.63 ドル。 アナリスト予想より +0.10 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 -8.2% の 2.999 億ドル。
●EPS: 前年同期比 +1.24ドル の 3.28 ドル。

2Q決算は前年同期比で減収増益売上高は予想を下回りEPSは予想を上回る結果
通期決算(6か月)は前年同期比で減収増益
決算発表後に株価は-11.6%と急落しています。

リンジー(LNN)決算後株価

LNNの株価とチャート — NYSE:LNN — TradingView
Lindsay Corporationのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やLNNの財務や市場ニュースもチェック。

https://s3.amazonaws.com/b2icontent.irpass.cc/1278/190010.pdf

コナグラ・ブランズ(CAG)

大手食品メーカー
4月5日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +5.9% の 30.87 億ドル。 アナリスト予想より -0.1%
●EPS: 前年同期比 +0.18ドル の 0.76 ドル。 アナリスト予想より +0.12 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 +7.9% の 93.04 億ドル。
●EPS: 前年同期比 +0.44ドル の 2.15 ドル。

3Q決算は前年同期比で増収増益。売上高は予想とほぼ一致、EPSは予想を上回る結果
通期決算(9か月)は前年同期比で増収増益
通期ガイダンス:EPSは市場予想を上回る
決算発表後に株価は+1.8%と上昇しています。

コナグラ・ブランズ(CAG)決算後株価

CAGの株価とチャート — NYSE:CAG — TradingView
ConAgra Brands, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やCAGの財務や市場ニュースもチェック。
CONAGRA BRANDS REPORTS THIRD QUARTER RESULTS | Conagra Brands
Today Conagra Brands, Inc. (NYSE: CAG) reported results for the third quarter of fiscal year 2023, which ended on February 26, 2023. All comparisons are against...

RPMインターナショナル(RPM)

塗料、コーティング、および接着剤の製造・販売企業
4月6日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +6.3% の 15.20 億ドル。 アナリスト予想より +3.4%
●EPS: 前年同期比 -0.01ドル の 0.37 ドル。 アナリスト予想より +0.06 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 +10.9% の 52.4 億ドル。
●EPS: 前年同期比 +0.70ドル の 2.94 ドル。

3Q決算は前年同期比で増収減益売上高・EPSともに予想を上回る結果
通期決算(9か月)は前年同期比で増収増益
決算発表後に株価は-3.7%と下落しています。

RPMインターナショナル(RPM)決算後株価

RPMの株価とチャート — NYSE:RPM — TradingView
RPM International Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やRPMの財務や市場ニュースもチェック。
Company News Release | RPM International Inc.
A live news feed of the the latest RPM news releases.

リーバイ・ストラウス(LEVI)

日本でもお馴染みのジーンズメーカー
4月6日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 +6.3% の 16.90 億ドル。 アナリスト予想より +4.3%
●EPS: 前年同期比 -0.12ドル の 0.34 ドル。 アナリスト予想より +0.02 ドル

1Q決算は前年同期比で増収減益売上高・EPSともに予想を上回る結果
粗利率の低下、在庫が33%増加と過剰在庫が嫌気される
通期ガイダンス:売上高は市場予想を上回る内容
決算発表後に株価は-16.0%と急落しています。

リーバイ・ストラウス(LEVI)決算発表後株価

LEVIの株価とチャート — NYSE:LEVI — TradingView
Levi Strauss & Coのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やLEVIの財務や市場ニュースもチェック。

https://s23.q4cdn.com/172692177/files/doc_financials/2023/q1/Exhibit-99-1-1Q-2023-Press-Release_proposed-FINAL.pdf

コンステレーション・ブランズ(STZ)

アルコール飲料会社。コロナビールで有名
4月6日 寄り付き前に決算発表

四半期業績
●売上高: 前年同期比 -5.0% の 19.98 億ドル。 アナリスト予想より -0.6%
●EPS: 前年同期比 -0.39ドル の 1.98 ドル。 アナリスト予想より +0.14 ドル
通期業績
●売上高: 前年同期比 +7.7% の 94.53 億ドル。
●EPS: 前年同期比 +0.45ドル の 10.65 ドル。

4Q決算は前年同期比で減収減益。売上高は予想を下回りEPSは予想を上回る結果
通期決算は前年同期比で増収増益
来年度ガイダンス:EPSが市場予想を若干下回る
決算発表後に株価は+1.5%とやや上昇しています。

コンステレーション・ブランズ(STZ)決算発表後株価

STZの株価とチャート — NYSE:STZ — TradingView
Constellation Brands, Incのライブチャートで株式のプライスアクションを確認して下さい。市場予測やSTZの財務や市場ニュースもチェック。

https://d1io3yog0oux5.cloudfront.net/_f055114f9e41a91f5a20cfa37c896f5a/cbrands/db/887/7762/file/Constellation+Brands+Reports+Fiscal+Year+and+Fourth+Quarter+2023+Financial+Results+and+Fiscal+Year+2024+Outlook_FINAL_4.5.23.pdf

次週の注目決算

来週以降決算発表が増えてきます。
まずは金融株が相次いで決算発表となり、金融不安が払しょくされるかどうか?が注目です。

日付ティッカー会社名時価総額(十億USD)
2023/4/13PGRプログレッシブ・コープ86.22
2023/4/14UNHユナイテッドヘルス478.37
2023/4/14JPMJPモルガンチェース375.19
2023/4/14WFCウェルズファーゴ143.79
2023/4/14BLKブラックロック98.62
2023/4/14Cシティグループ89.14
2023/4/14PNCPNC フィナンシャル・サービシズ・グループ48.71
次週は、消費者物価指数(PPI)と生産者物価指数(PPI)が特に注目されています。

・物価指数が高い:金利上昇➡株価下落
・物価指数が予想通り:金利低下、ドル指数低下➡国債・ゴールド、ハイテク株に注目
・雇用統計が弱い:金利低下、ドル指数低下➡国債・ゴールド、ハイテク株に注目
 
このような状況下のため、安全資産として引き続きゴールドに注目です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました