
2022年5月の月間投資結果について紹介します。

5月中旬までずっと下げていましたね~

特にアメリカ株の被害が大きくて、5月3週目終了時点で
・NYダウ:8週連続マイナス→90年ぶりの下落記録
・NASDAQ、S&P500:7週連続のマイナス
とヤバい状態でした。

アメリカ利上げ規模とスピードに対する懸念が消えないこと、
アメリカ企業決算で減益や市場予想よりも低い結果が続いており、芳しくない決算を発表した銘柄は暴落しています。
またその関連株も下げました。

例えば、市場が弱含む中堅調であった生活必需品セクターです。
小売り業界最大手のウォルマート、2位のターゲットがイマイチ決算発表があり、決算発表直後暴落しました。発表直後から下がり続け、最大で
・ウォルマート:約-20.5%
・ターゲット:約-31.4%
と暴落となりました。
それにつられて、同業や関連株も暴落
・ウォルグリーン:-10%
・コカ・コーラ:-9.0%
・ペプシコ:-8.1%
・P&G:-10%

私はディフェンシブ銘柄が個別投資としてはメインのため、打撃が大きかったです・・・

でも5月下旬は暴騰で一気に回復しましたね!

リセッションやスタディが現実的にはなってきましたが、
5月4週目以降は急速に回復しました。
これは、
・FOMC議事録が発表され、パウエル議長発言から真新しさが無く、
タカ派が強すぎるわけではない
・S&P500のPERが低くなってきており、値ごろ感が出始めている
・長期金利が一時的?に一服してきたこと
などの要因があり、一気に回復しています。

原油価格も再度上昇してきています。
また、世界的な食糧危機懸念も出始めてきており、コモディティ全体が再び上昇気配です。コモディティへの投資は重要ですね!

先月末比で、
・NYダウ:+0.04%
・NASDAQ:-2.05%
・S&P500:+0.01%
・日経平均:+1.61%
・TOPIX:+0.69%
・マザーズ:-3.34%
とハイテク市場は月間マイナスとなりました。
NYダウとS&P500はギリギリプラス。
日経平均とTOPIXはプラスとなりました。

このような厳しい状況下ですが、私の収益は若干の月間マイナスで踏み止まっています。逆に底打ちした感じであったため、攻めの姿勢で買い増しをしたため資産は増えました。

5月の振り返りとして今回の投稿は、
①市場推移
②投資結果
の順にまとめています。
日本株とアメリカ株比較(2022年5月度)
●先月比と前年度比
●2022年度データ
昨年末比でもNASDAQ総合指数は-22.78%、マザーズ指数は-32.06%とマイナス幅が拡大し酷い有様です。
5月NYダウとS&P500は若干のプラスとなっています。
これは、日本だけが金融引き締めを実施せずむしろ金融緩和を続けていることも一因です。
ただし、ドル建てに換算すると、日経平均は、昨年度末比:-15.21%
とNASDAQ総合指数とS&P500の間くらいの数値となります。
そのため、日本株が堅調とは言い難いということが分かります。
これは、大型株中心で構成されており、NASDAQやS&P500よりもハイテク株比率が低いことが要因です。安心感から買われており、底堅い指数ということが分かります。
日経平均とNYダウ比較
下旬になるとNYダウは暴騰し超回復しています。
最終的には、
・NYダウ:+0.04%
・日経平均:+1.61%
と双方プラスで5月は終えています。
日本市場比較
最大で10%を超える暴落を経た後回復してきており、最終的には-3.34%となりました。
一方で、日経平均とTOPIXは引き続き同じような動き方をしており、下旬はプラス圏内となっています。最終的には、
・日経平均:+1.61%
・TOPIX:+0.69%
と5月はプラスで終えることができています。
東証業種別成績
上記は、日本株ヒートマップとして非常に有用です。
しかも無料で使い勝手が非常に良いので重宝しています。
世界の株価やコモディティ、為替、仮想通貨などにも対応しています。
その中で海運業が大きくプラス。先月の暴落をを帳消しにしています。
先月は配当権利確定後ということもあり大きく売られましたが、配当が高額であり尚且つ日本郵船が株式分割を発表したことから株主還元がしっかりとなっていることから買いが優勢です。
鉱業は2022年全部の月でプラスと堅調です。石油石炭も大きく上昇しており、石油関連株が強い状態が続いています。
アメリカ株式主要指数比較
・NYダウ:+0.04%
・NASDAQ:-2.05%
・S&P500:+0.01%
S&P500 バリュー/グロース指数
●2022年チャート(2021年末比)
●2022年5月度チャート(4月末比較)
S&P500 バリュー指数 | S&P500 グロース指数 | |
昨年末比 | -4.32% | -21.36% |
4月末比 | +1.39% | -1.47% |
ただグロース株は下がりすぎているので、長期投資としては旨味があるかも?と思っています。
アメリカ株式市場ヒートマップ
4月はイマイチでしたがエネルギーセクターが爆上げしました。
6業種プラス、5業種マイナスとなっています。
エネルギーセクター:+12.15%
会社 | ティッカー | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
シェブロン | CVX | 11.48% | 16.66% | 52.08% | 63.77% | 48.84% |
シェル | SHEL | 10.84% | 14.39% | 39.51% | 49.58% | 36.45% |
エクソンモービル | XOM | 12.61% | 21.26% | 55.87% | 58.78% | 56.89% |
驚異的な数字を叩き出しています!
金融セクター:+2.46%
会社 | ティッカー | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
JPモルガン | JPM | 10.78% | -3.09% | -17.99% | -20.37% | -16.50% |
バンクオブアメリカ | BAC | 4.26% | -12.41% | -18.40% | -13.33% | -16.39% |
ビザ | V | -0.45% | 1.53% | 8.09% | -6.38% | -2.09% |
マスターカード | MA | -1.52% | 3.89% | 10.79% | -0.53% | -0.40% |
バークシャーハサウェイ | BRK-B | -2.12% | -0.27% | 12.00% | 9.02% | 5.68% |
この1年を見るとクレジットカード関連が堅調なことが分かります。
投資の神様ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャーハサウェイは5月はマイナスとなりましたが、堅調な結果が見て取れます。
3月までのバフェット氏の投資先が発表され、石油関連株への積極的投資がなされていることが分かりました。
生活必需品セクター:-4.92%
会社 | ティッカー | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
コカ・コーラ | KO | -1.90% | 2.28% | 16.12% | 14.65% | 7.04% |
ペプシコ | PEP | -2.31% | 3.38% | 2.20% | 13.63% | -3.43% |
P&G | PG | -7.89% | -3.54% | -0.76% | 11.29% | -9.60% |
コストコ | COST | -12.32% | -10.84% | -15.98% | 23.26% | -17.88% |
ウォルマート | WMT | -15.92% | -5.41% | -9.82% | -9.20% | -11.10% |
今まで堅調セクターでしたが、小売り業界最大手のウォルマート、2位のターゲットがイマイチ決算発表があり、決算発表直後暴落しました。関連株も軒並みマイナスとなっています。
私の主要銘柄であるコカ・コーラとP&Gも被害甚大でした・・・
一般消費財セクター:-4.29%
会社 | ティッカー | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ホームデポ | HD | 0.78% | -5.46% | -25.58% | -4.29% | -27.05% |
アリババ | BABA | -1.07% | -10.31% | -27.02% | -56.24% | -19.14% |
トヨタ自動車 | TM | -2.71% | -8.44% | -6.25% | -3.46% | -10.22% |
アマゾン | AMZN | -3.28% | -20.47% | -32.50% | -25.30% | -27.90% |
テスラ | TSLA | -12.92% | -12.28% | -33.31% | 21.54% | -28.25% |
テスラの暴落ぶりが目立ちます。
業績は良いですが、マスク氏の一挙手一投足に市場は敏感になっています。
半年を見るとアリババ、アマゾン、テスラといったグロース株が大きくマイナスとなっています。
テクノロジーセクター:-2.12%
会社 | ティッカー | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | 年初来 |
ブロードコム | AVGO | 4.64% | 1.76% | 2.80% | 23.88% | -12.82% |
台湾セミコンダクター | TSM | 2.55% | -11.80% | -20.10% | -19.58% | -20.79% |
ASML | ASML | 2.22% | -9.13% | -29.29% | -14.22% | -27.61% |
エヌビディア | NVDA | 0.67% | -20.47% | -44.06% | 14.80% | -36.51% |
マイクロソフト | MSFT | -2.04% | -7.83% | -19.24% | 9.89% | -19.16% |
アップル | AAPL | -5.59% | -8.80% | -7.11% | 19.76% | -16.18% |
5月は半導体株が回復していることが分かります。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)が+6.1%となっています。
1か月投資結果
マネックス証券口座:日本株と投資信託
DMM証券口座とSBI証券口座:アメリカ株(ETF含む)
で運用しています。
5月末証券会社残高結果
資産合計 | 投資額(円) | 時価総額(円) | 収益(円) | 収益率 |
マネックス | 857,112 | 1,166,100 | 308,988 | +36.05% |
DMM | 528,000 | 750,043 | 222,043 | +42.05% |
SBI | 12,000 | 15,229 | 3,229 | +26.91% |
合計 | 1,397,112 | 1,931,372 | 534,260 | +38.24% |
お小遣い投資のため原資は限られていますが、5月中旬に底が見えたため買い増ししため、
200万円が見えてきました!
含み益含めた収益も38%と大きく儲けることができています!
4月末との証券会社残高結果比較
投資額(円) | 時価総額(円) | 収益(円) | 収益率 | |
マネックス | 15,000 | 7,120 | -7,880 | -1.58% |
DMM | 50,000 | 43,966 | -6,034 | -5.66% |
SBI | 0 | 477 | 477 | 3.98% |
合計 | 65,000 | 51,563 | -13,437 | -2.87% |
65,000円を追加投資、5月終わりで+51,563円と-13,437円(-2.87%)と収益は下げました。
ただし、昨年末からの収益率は+2.4%となっており、この市況化では良い成果を上げていると考えています。
保有株
持ち株内容 | 時価総額(円) | 評価損益(円) | 収益率 | |
マネックス | 個別・ETF | 347,290 | 15,893 | 4.58% |
マネックス | 投資信託 | 774,130 | 104,771 | 13.53% |
DMM | 個別・ETF | 744,606 | 143,981 | 19.34% |
SBI | ETF | 13,181 | 2,290 | 17.37% |
合計 | 1,879,207 | 266,935 | 14.20% |
アメリカ株だけ買っているDMM、SBI証券口座は大きくプラスを維持しています。
今月は少し組み換えを行いました。次項に示しますが、エクソンモービル購入、アップル、ベライゾン、SPYDを買い増ししています。
アメリカ株保有割合
ポートフォリオ割合は比較的均等にして分散投資を心掛けています。
もう少しエクソンモービルとアップルが欲しい所です。
私のメインは高配当・連続増配株です。2022年は堅調で含み益も順調です。
ティッカー | 銘柄名 | 損益率 |
KO | コカ コーラ | 51.43% |
ABBV | アッヴィ | 35.31% |
JNJ | ジョンソン & ジョンソン | 23.96% |
SPYD | SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当 ETF | 19.72% |
PG | プロクター & ギャンブル | 18.69% |
VZ | ベライゾン コミュニケーションズ | 7.05% |
XOM | エクソン モービル | 6.79% |
ICLN | iシェアーズ グローバル クリーンエネルギー ETF | 2.94% |
AAPL | アップル | 1.75% |
日本株銘柄損益
銘柄名 | 損益率 |
すかいらーくホールディングス | -4.81% |
東京個別指導学院 | 15.90% |
ENEOSホールディングス | 26.20% |
りそなホールディングス | 4.93% |
キヤノン | 7.21% |
すかいらーくはマイナスとなっていますが、優待券狙いなので今は仕方ないと考えています。コロナが落ち着けば、上昇はしてくれる?と信じています。
石油株は強く、ENEOSが+26.2%となっています。配当も高いため、長期で持ち続けます。
投資信託損益
たわらノーロード 先進国株式 | 56.08% |
たわらノーロード 新興国株式 | 23.97% |
ひふみプラス | 12.87% |
三菱UFJ グローバル・ボンド・オープン(毎月決算型) | -1.81% |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 9.58% |
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス | 44.61% |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 7.45% |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | -3.80% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 4.08% |
iシェアーズ コモディティインデックス・ファンド | 102.14% |
iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド | 48.63% |
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス | 3.41% |
現在は、下記の投資信託を毎日積み立てしています。
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(積み立てNISA):メイン投資先
・iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス
・iシェアーズ コモディティインデックス・ファンド
コモディティが強く+100%を超えています!!
配当履歴
2021年と比べ配当金額は確実に増えています。
資金が少額のため大きな金額ではありませんが、再投資を確実に実行して資産を増やしていっています。
月次推移
投資総額(円) | 時価総額(円) | 収益(円) | 収益率(%) | 投資額増減額(円) | 時価総額増減額(円) | 時価総額増減率(%) | 収益増減額(円) | 収益増減額(%) | |
2021/3 | 907,112 | 1,146,816 | 239,704 | 26.42% | start | start | start | start | start |
2021/4 | 934,112 | 1,180,584 | 246,472 | 26.39% | 27,000 | 33,768 | 2.94% | 6,768 | 2.82% |
2021/5 | 959,112 | 1,211,369 | 252,257 | 26.30% | 52,000 | 64,553 | 5.63% | 12,553 | 5.24% |
2021/6 | 1,019,112 | 1,303,742 | 284,630 | 27.93% | 112,000 | 156,926 | 13.68% | 44,926 | 18.74% |
2021/7 | 1,059,112 | 1,363,599 | 304,487 | 28.75% | 152,000 | 216,783 | 18.90% | 64,783 | 27.03% |
2021/8 | 1,059,112 | 1,402,214 | 343,102 | 32.40% | 152,000 | 255,398 | 22.27% | 103,398 | 43.14% |
2021/9 | 1,124,112 | 1,513,981 | 389,869 | 34.68% | 217,000 | 367,165 | 32.02% | 150,165 | 62.65% |
2021/10 | 1,124,112 | 1,514,158 | 390,046 | 34.70% | 217,000 | 367,342 | 32.03% | 150,342 | 62.72% |
2021/11 | 1,169,112 | 1,516,375 | 347,263 | 29.70% | 262,000 | 369,559 | 32.22% | 107,559 | 44.87% |
2021/12 | 1,219,112 | 1,655,824 | 436,712 | 35.82% | 312,000 | 509,008 | 44.38% | 197,008 | 82.19% |
2022/1 | 1,266,112 | 1,651,724 | 385,612 | 30.46% | 359,000 | 504,908 | 44.03% | 145,908 | 60.87% |
2022/2 | 1,301,112 | 1,704,742 | 403,630 | 31.02% | 394,000 | 557,926 | 48.65% | 163,926 | 68.39% |
2022/3 | 1,307,112 | 1,863,611 | 556,499 | 42.57% | 400,000 | 716,795 | 62.50% | 316,795 | 132.16% |
2022/4 | 1,332,112 | 1,879,809 | 547,697 | 41.11% | 425,000 | 732,993 | 63.92% | 307,993 | 128.49% |
2022/5 | 1,397,112 | 1,931,372 | 534,260 | 38.24% | 490,000 | 784,556 | 68.41% | 294,556 | 122.88% |

この間に投資額は49万円増え、時価総額は78.5万円増えました。
つまり、15か月間で投資額以外に29.5万円(+123%)上昇し、資産が増えました。
お小遣い投資なので、原資は限られていますが、200万円の大台が見えてきました!
投資を本格的初めて15か月。その間+11.8%収益は向上しています。
つまり月間で+0.79%、年率+9.44%となっています。
近い将来リセッションがあると考えており、株式相場は弱い展開が続くと考えます。
引き続き高配当/連続増配株、S&P500、NASDAQ100を買い増しをしていきながら、安くなっているグロース株を物色していきたいと考えています。
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