【日本株】一目でセクター・銘柄の調子が分かるヒートマップ「nikkei225jp」

日経平均ヒートマップ使い方役立情報
この記事は約14分で読めます。

今回は日本株投資をしている人は必見の『nikkei225jp.com』の紹介です。日経平均ヒートマップとしての使い方が有用です。

アメリカのfinvizのようなサイト?

ヒートマップとしてアメリカならfinviz。日本ならnikkei225jpがおすすめです。無料なのに、ここまでできてしまうのは凄いです。

ヒートマップだけでなく、世界各国株式相場やコモディティ、仮想通貨、為替についての情報も盛り沢山なサイトです。

今回はnikkei225jpの使い方をまとめました。
①日経平均とは?
②日経平均ヒートマップ使い方
③nikkei225jp人気コンテンツ
④まとめ

日経平均って何?

東証株式市場再編

2022年4月4日から東証株式市場が再編されました。

2022年4月3日以前は、
●東証一部
●東証二部
●マザーズ
●ジャスダック(スタンダード、グロース)
の区分でした。

そして、東証一部企業の株価を基に、
●日経平均:厳選された225社の株価指数
●TOPIX:東証一部上場企業全体の株価指数
が構築されていました。

2022年4月4日以降は、
●プライム市場
●スタンダード市場
●グロース市場
の3区分に変更となりました。

そして、プライム市場企業の株価を基に、
日経平均:厳選された225社の株価指数
TOPIX:旧東証一部上場企業全体の株価指数
が構築されています。

尚、TOPIXは流通株式時価総額100億円未満の銘柄については「段階的ウエイト低減銘柄」となり2022年10月末から2025年1月末までに構成比率を低減していく方針。
プライム市場上場企業は必然的に組み込まれます。

 

東証株式市場区分

日経平均とTOPIX違い

●日経平均
 :株価が高い銘柄(値嵩株)の影響が強い
  算出方法はアメリカNYダウと類似
  ※NYダウはバリュー株の影響が比較的大きく、
   日経平均はグロース株の影響が比較的大きい

●TOPIX
 :時価総額が高い銘柄の影響が強い
  算出方法はアメリカS&P500と類似
  ※大型株の影響が強くなるため、バリュー要素が日経平均よりも大きい   

日経平均とTOPIX違い

 

日経平均とTOPIX構成銘柄 TOP30

構成
順位

日経平均TOPIX
企業名業種構成率企業名業種構成率
1ファーストリテイリング小売業10.07%トヨタ自動車輸送用機器3.65%
2東京エレクトロン電気機器5.48%ソニー電気機器2.48%
3ソフトバンクグループ情報・通信業4.47%キーエンス電気機器1.85%
4KDDI情報・通信業3.01%NTT情報・通信業1.83%
5ダイキン工業機械2.77%三菱UFJ銀行業1.60%
6ファナック電気機器2.51%任天堂その他製品1.41%
7アドバンテスト電気機器2.24%KDDI情報・通信業1.29%
8信越化学工業化学2.14%武田薬医薬品1.26%
9テルモ精密機器1.94%第一三共医薬品1.25%
10TDK電気機器1.82%日立電気機器1.25%
11京セラ電気機器1.72%ソフトバンクグループ情報・通信業1.23%
12第一三共医薬品1.70%リクルートホールディングスサービス業1.21%
13リクルートホールディングスサービス業1.63%HOYA精密機器1.13%
14ソニー電気機器1.38%三井住友銀行業1.10%
15オリンパス精密機器1.34%三菱商事卸売業1.09%
16エムスリーサービス業1.30%ダイキン工機械1.04%
17アステラス製薬医薬品1.29%ホンダ輸送用機器0.98%
18中外製薬医薬品1.29%東エレク電気機器0.97%
19NTTデータ情報・通信業1.28%信越化化学0.95%
20トヨタ自動車輸送用機器1.23%ソフトバンク情報・通信業0.92%
21エーザイ医薬品1.10%三井物産卸売業0.91%
22バンダイナムコHDその他製品1.09%東京海上保険業0.90%
23日東電工化学1.06%伊藤忠卸売業0.88%
24セコムサービス業1.01%OLCサービス業0.85%
25キッコーマン食料品0.94%7&iHD小売業0.82%
26デンソー輸送用機器0.93%みずほ銀行業0.79%
27富士写真フイルム化学0.90%日本電産電気機器0.77%
28トレンドマイクロ情報・通信業0.88%村田製電気機器0.77%
29HOYA精密機器0.88%ファナック電気機器0.76%
30オムロン電気機器0.87%SMC機械0.73%
合計  60.27%  36.67%

日経平均とTOPIX 構成業種

日経平均とTOPIX構成業種

構成業種、構成銘柄から
●日経平均:構成上位の影響が強いことから、値動きが大きい
●TOPIX:幅広く分散されているため、値動きが小さい
ことが分かります。

日経平均ヒートマップ使い方

googleから「日経平均 ヒートマップ」と検索すると上位にヒットします。

株価と寄与度

日経平均ヒートマップ使い方

●赤枠部分
 当日の東証株価指数(日経平均、TOPIX、マザーズ指数)が記載されています。
 日経平均構成225銘柄の上昇・下落・変化無の銘柄数も記載されています。
 
 ※NT指数
  日経平均をTOPIXで割った指数。両指数間の相対的な強さを示しています。
   ・日経平均:株価の高い銘柄(ハイテク関連セクターなど)の影響が強い
   ・TOPIX:時価総額の高い銘柄(大型株)の影響が大きい
  ハイテク関連セクターの株価が上昇するとNT倍率が上がり、
  大型株の株価がハイテク関連セクターより上昇するとNT倍率が下がる。
●青枠部分
 日経平均寄与度ランキング:日経平均指数をいくら上昇・下落させたのか。
 上位・下位10銘柄把握できます。このページの一番下に全225銘柄データがあります。
 
  ★緑:前営業日から上昇
     ・蛍光色が強くなると:大幅上昇
     ・緑が暗いと:小幅上昇
  ★グレー:前営業日と変化なし

  ★赤:前営業日から下落 
    ・暗い赤:小幅下落
    ・鮮明な赤:大幅下落

 

ヒートマップ見方

日経平均ヒートマップ見方

緑系統は前日比でプラス赤系統は前日比でマイナスで表現されています。
上図では緑と赤が拮抗している日であったことが直感的に分かります。
(実際に 前日比-0.11%と変化が少ない)

全体としてプラスなのか、マイナスなのかを直感的に分かり、どの業種が調子が良いのか悪いのかも分かります。

ヒートマップ業種別見方

日経平均の構成比率で面積が変わります。
下図のように33業種をマッピングされています。
日経平均ヒートマップ業種場所

これでどの業種の成績が良いのか悪いのかが直感的に分かるようになっています。

カーソルを合わせる、クリックするだけで各業種の詳細が分かります。
日経平均ヒートマップセクター成績

業種(黒い部分)に
①カーソルを合わせると
 リアルタイムの業種別チャートが出てくる
②クリックすると
 東京証券取引所のリアルタイムグラフのページへジャンプする

 

カーソルを合わせる、クリックするだけで個別銘柄の動きも分かります。
日経平均ヒートマップ個別銘柄

銘柄名に
①カーソルを合わせると
 リアルタイムの個別銘柄チャートが出てくる
②クリックすると
 ヤフーファイナンスの個別銘柄ページへジャンプする

業種別指数

東証業種別指数

東証33業種の動きが、数値として把握できます。
当日の上位10業種、下位10業種がランキング表示されます。

下の方に行くと、33業種の日々の動きが一目で分かるマップがあります。

東証業種指数業種ヒートマップ

どの業種の調子が中期的に良いのか把握することができます。

更に下に行くと、変動率が数値としてチェックすることができます。
東証業種別指数変化率

並べ替えもでき、更に1年間のデータがあるため、長期的な分析もできます。

33業種代表銘柄

●電気機器(日経平均:29銘柄)
 ・東京エレクトロン
 ・ファナック
 ・アドバンテスト
 ・京セラ
 ・TDK
 ・ソニー
●小売業(日経平均:7銘柄)
 ・ファーストリテイリング(ユニクロ)
 ・7&iホールディングス
 ・イオン
●情報・通信(日経平均:10銘柄)
 ・KDDI
 ・NTTデータ
 ・ソフトバンク
 ・コナミ
●医薬品(日経平均:9銘柄)
 ・中外製薬
 ・アステラス製薬
 ・第一三共
 ・エーザイ
 ・大塚ホールディングス
 ・塩野義製薬
 ・武田薬品工業
●卸売業(日経平均:8銘柄)
 ・ソフトバンクグループ
 ・三菱商事
 ・伊藤忠商事
 ・三井物産
●サービス業(日経平均:7銘柄)
 ・リクルートホールディングス
 ・セコム
 ・エムスリー
 ・電通
●化学(日経平均:16銘柄)
 ・信越化学工業
 ・日東電工
 ・富士フイルム
 ・日産化学
 ・資生堂
 ・花王
●輸送用機器械(日経平均:13銘柄)
 トヨタ自動車
 ・デンソー
 ・本田技研工業
 ・スズキ
●食料品(日経平均:12銘柄)
 ・キッコーマン
 ・アサヒグループホールディングス
 ・味の素
 ・JT
●精密機器(日経平均:4銘柄)
 ・テルモ
 ・オリンパス
●その他製品(日経平均:5銘柄)
 ・任天堂
 ・バンダイナムコ
 ・ヤマハ
●機械(日経平均:15銘柄)
 ・ダイキン工業
 ・日立建機
 ・小松製作所
●建築業(日経平均:9銘柄)
 ・ダイワハウス
 ・コムシスホールディングス
 ・積水ハウス
●陸運業(日経平均:9銘柄)
 ・ヤマトホールディングス
 ・京成電鉄
 ・JR各社
●不動産業(日経平均:5銘柄)
 ・住友不動産
 ・三井不動産
 ・三菱地所
●銀行業(日経平均:11銘柄)
 ・オリックス
 ・三井住友フィナンシャルグループ
 ・三菱UFJフィナンシャルグループ
●保険業(日経平均:5銘柄)
 ・東京海上ホールディングス
 ・SOMPOホールディングス
●ガラス土石製品(日経平均:8銘柄)
 ・TOTO
 ・日本ガイシ
 ・AGC
●非鉄金属(日経平均:9銘柄)
 ・住友金属鉱山
 ・住友電気工業
●ゴム製品(日経平均:2銘柄)
 ・ブリヂストン
 ・横浜ゴム
●証券(日経平均:4銘柄)
 ・日本取引所グループ
●海運(日経平均:3銘柄)
 ・日本郵船
 ・川崎汽船
 ・商船三井
●繊維(日経平均:5銘柄)
 ・クラレ
 ・帝人
 ・東レ
●石油・石炭製品(日経平均:2銘柄)
 ・ENEOS
 ・出光興産
●倉庫・運輸関連業(日経平均:1銘柄)
 ・三菱倉庫
●その他金融業(日経平均:1銘柄)
 ・クレディセゾン
●電気・ガス(日経平均:5銘柄)
 ・東京ガス
 ・大阪ガス
●鉄鋼(日経平均:4銘柄)
 ・大平洋金属
 ・日本製鉄
●パルプ・紙(日経平均:2銘柄)
 ・王子ホールディングス
 ・日本製紙
●金属(日経平均:1銘柄)
 ・SUMCO
●水産農林(日経平均:1銘柄)
 ・日本水産
●鉱業(日経平均:1銘柄)
 ・INPEX
●空運業(日経平均:1銘柄)
 ・ANAホールディングス
 
 
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nikkei225jp人気コンテンツ

上部の真ん中に「人気コンテンツ」があります。
これも有益な情報が詰まっています。

1位:NYダウ

nikkei225jp NYダウ

アメリカ主要指数である、
・NYダウ
・NASDAQ
・NASDAQ100
・S&P500
の値動きを確認できます。
また、それぞれのシカゴ(CME)先物、為替(ドル/円、ドル/ユーロ)、恐怖指数などを確認することができます。また、ヒートマップも見ることができます。

個人的には、アメリカヒートマップは、finvizの方が使い勝手や見易さが良いと思います。

アメリカ株選定には、下記のようなダウの犬戦法というものもあります。
参考になれば幸いです。

2022年は株式相場にとって厳しい年になっており、このようなときは大型バリュー株で資産を守ることが良いと考えます。

2位:日経先物CME

nikkei225jp 日経先物

 

CFD、mini、大阪取引所、シンガポール(SGX)、シカゴ(CME)の日経先物価格が表示されます。先物の情報を知ることで、休み前や次の日の動向が予測することができます。

 

3位:日経平均

日経平均ヒートマップ人気コンテンツ3位 日経平均

日経平均、TOPIX,マザーズ株価指数とそれぞれの先物価格が確認できます。
東証REIT指数、日本国債利回りなども確認できます。
ドル建ての日経平均は、円安・株安の現状では大きく下げていることが見えます。

4位:ADR銘柄

ADR(American Depositary Receipts)とは米国預託証券の略語です。
日本企業の中で、アメリカ市場で株式売買できる銘柄となります。

日経平均ヒートマップ人気コンテンツ4位 ADR銘柄

日本市場は、
・9:00~11:30
・12:30~15:00
の時間で売買が可能です。

アメリカ市場は、日本時間で
・標準時間:23:30~6:00
・サマータイム:22:30~5:00
の時間で売買が可能です。

つまり、ADR銘柄においては、アメリカ市場の取引結果を翌日に確認したうえで、日本市場が予測できるということです。

当ページでは、日本円で換算されているため、比較しやすい状態となっています。
「ADR-東証」がプラスになっていれば、翌日の東証での株価は上昇することが期待できます。一方でマイナスになっていれば、翌日の東証での株価は下落することが予測できます。

各銘柄をクリックすると、ドル建て、円建て両方のチャートを確認することができます。

5位:原油価格

原油価格とありますが、コモディティ全体を確認することができます。
かなり有益なコンテンツだと思います。

日経平均ヒートマップ人気コンテンツ5位コモディティ

各コモディティ全体の動きが一目瞭然です。
各商品をクリックすると、チャートも見ることができます。

2021年後半から特にコモディティ全体が暴騰しています。
2022年に入り、ロシアのウクライナ侵攻で一気に加速しています。
コモディティといっても、種々あるため、どの商品に投資すべきかがこれで確認できると思います。

・WTI原油、Brent原油
・ヒーティングオイル
・天然ガス
・RBOBガソリン
・金先物
・銀、銅、プラチナ、パラジウム
・コーン、大豆、小麦、コーヒー
・粗糖
・S&P GSC商品指数
・CRB指数

6位:世界株価

主要国の株価がリアルタイムで確認することが可能です。
日経平均ヒートマップ人気コンテンツ6位 世界株価

北米、南米、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、南アフリカの全体像がこれを見ると分かります。各指数をクリックすると、チャートが出現します。

7位:為替

対日本円だけでなく、対アメリカドル、対ユーロも確認することができます。
日経平均ヒートマップ人気コンテンツ7位 為替

主要通貨に対する各通貨の強弱が一気に判別できるのがありがたいです。
ヒートマップとして使用できるのも嬉しいですね。
FX初心者にもおススメ! LINEでサポートもしてくれます♪
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8位:ビットコイン

項目はビットコインですが、主要仮想通貨50種類がここで確認することができます。
24時間、1週間、3週間、1年の推移も見ることができます。
また、各チャートをクリックすると、詳細なチャートが出現します。

日経平均ヒートマップ人気コンテンツ8位 仮想通貨

 

9位:アジア株価 上海総合指数

アジア各国の株価がここで分かります。

日経平均ヒートマップ人気コンテンツ9位 アジア株価上海総合指数

新興国が多いアジアは、ETFや投資信託の各国MIX状態で購入することが多いと思います。個別で購入したい場合は、このページで確認していくのも有りだと思います。
下の方に行くと、中国の経済指標カレンダーもあります。

9位:欧州株価

ヨーロッパ各国の動きが分かります。
下の方に行くと、EU・イギリス・ドイツ・フランス・スイスの経済指標カレンダーがあります。

日経平均ヒートマップ人気コンテンツ9位ヨーロッパ株価

まとめ

日経ヒートマップとして非常に有益なサイト「nikkei225jp.com」の使い方紹介でした。
日本市場だけでなく、世界各国の株価、コモディティ、仮想通貨、為替なども確認でき、使い勝手が非常に良いサイトです。無料でここまでできるのは非常にありがたいです。

ここでは紹介していませんが、「日経平均関連コンテンツ」では、
 ・日銀によるETF購入履歴
 ・日経平均PER
 ・空売り比率
 ・海外投資家の売買状況
 ・経済ニュース
など無料とは思えないくらい充実した内容となっています。

良い投資ができる一助になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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