【日本株強い‼】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年9月3週目

市場振り返り
この記事は約16分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
今週は、アメリカIT関連が大幅下落日本株は好調でTOPIXは、先週に続き、バブル崩壊後最高値を更新しました‼
 
 
●アメリカ
 ・インフレが再加速➡想定範囲。原油高が大きな要因
  ※エネルギー・食料品を除く指数は鈍化傾向
 ・小売売上は堅調で底堅い
 ・製造業指数が少し上向いてきている
 ・消費者マインドが若干悪くなってきているが高水準維持
 
これらの結果から、金融引き締めは長期化するものの、利上げ自体は終了したのでは?という市場ムード。また、景気自体は底堅いものとなっており、ソフトランディングに期待感が高まっています。
そのため、中国が政府機関や国有企業に対し、iPhone使用を禁止するという報道が先週末に出たアップル関係株以外は株高となりました。
 
●日本
 ・円安が続き、輸出関連株中心に上昇
 ・中国経済指標が予想よりも良化
 ・割安株中心に買いムードが続く
TOPIXがバブル崩壊後最高値を更新しました。
日経平均も今週は大幅に上昇しています。
  
2023年9月3週目:9月11日~9月15日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

大型日本株が強いですね‼

割安株中心に年初来高値を更新しています。
私の保有しているPBR1倍割れ企業の多くが年初来高値だったり、上場来最高値更新したりしています。

原油が再び高騰しているため、石油関連企業も大幅上昇となった週でした。

先週末比
・NYダウ: +0.12%
・NASDAQ: -0.39%
・S&P500: -0.16%
・日経平均: +2.84%
・TOPIX: +2.94%
・マザーズ: -1.38%

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

 

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週発表の経済指標はインフレ指標として消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)が非常に注目されました。

日付時間主要経済指標等
9月13日21:308月消費者物価指数(CPI)
9月14日21:308月小売売上高
9月14日21:308月生産者物価指数(PPI)
9月15日22:158月鉱工業生産
9月15日22:158月設備稼働率 
9月15日23:009月ミシガン大学消費者態度指数

消費者物価指数(CPI)

前月比

2023/9/13 米国消費者信頼感指数(CPI)対前月比

2023/9/15 米国 消費者物価指数(CPI) 食料品とエネルギー  対前月比

2023/9/13 米国 消費者物価指数(CPI) コア詳細  対前月比

原油が高騰し、エネルギー価格が+5.6%と大幅に上昇したことから、
・総合指数が前月比+0.6%という予想を上回る高い伸び
・輸送サービスが大幅上昇

これまでずっと高水準であった住居費が鈍化傾向が改めて確認されました。

前年同月比

2023/9/13 米国 消費者物価指数(CPI) 対前年同月比

2023/9/13 米国 消費者物価指数(CPI) 食料品とエネルギー  対前年同月比

2023/9/13 米国 消費者物価指数(CPI) コア詳細  対前年同月比

原油が高騰していることから、
・エネルギー価格が対前年同月比ではマイナスが続いていますが、マイナス幅は大幅縮小
・輸送サービスが大幅上昇

一方で、新車・住居費・医療サービスが鈍化傾向、中古車/トラックはマイナス成長となっています。

そのため総合指数は再度上昇となり、エネルギーと食料品を除くコア指数は下落傾向が続いています。

生産者物価指数(PPI)

2023/9/14 米国 生産者物価指数(PPI)前月比

2023/9/14 米国 生産者物価指数(PPI) 前年同月比

消費者物価指数(CPI)同様に、原油価格高騰➡エネルギー価格が前月比+10.5%となったことにより総合指数が予想よりも再加速する結果となっています。
一方でエネルギー・食料品を除くコア指数は鈍化傾向が確認されました。

小売売上高 対前月比

2023/9/14米国 小売売上高 対前月比

7月は下方修正されましたが、8月分は予想を大きく上回る結果となりました。
消費者の購買意欲は続いており、景気自体は底堅い状態であることが示されています。

設備稼働率と鉱工業生産指数

2023/9/15 設備稼働率と鉱工業生産指数

製造業の現状が分かる同指数ですが、
・設備稼働率:景気の分岐点と言われる80%を若干下回るが上向き
・鉱工業生産指数:予想を超える結果
設備稼働率は2022年11月以降80を下回っていますが、上向きつつあることから、ソフトランディングに期待感が集まっています。

ミシガン大学 消費者調査

2023/9/15 ミシガン大学 消費者調査

消費者マインドは8月9月と下落していますが、高水準をキープしています。
また期待インフレ率は大きく下落していることから、消費者としてはインフレが収まっていく期待感が出ています。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
9月19日21:308月住宅着工件数
9月19日21:308月建設許可件数
9月20日27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 
9月21日23:008月中古住宅販売件数
9月22日22:459月購買担当者景気指数(PMI) 

次週は全世界が注目するFOMCが開催されます。
利上げは無いものと予想されていますが、会議終了後のパウエル議長がどういう発言をするのか注目です。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
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2023~2024年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/9/16時点 2023~2024年 政策金利確率 CME FedWatch 

経済指標が強く金融引き締めが長期化するということが織り込まれつつあります。

<ターミナルレート>
5.25~5.50%と現状維持になると市場は見込んでいますが、2023年11月~2024年3月FOMCにて追加利上げがある可能性が約3割となっており、パウエル議長が今後の経済情勢次第で追加利上げ可能性があるとしている内容を織り込んでいます。

<利下げ>
先週に比べて、利下げ開始が遅くなると市場は見込んでいるようです。

現在のシナリオ)
・9月~2024年3月は維持
・2024年6月~利下げ
・2024年末には、政策金利が4.50~4.75%まで低下する

今週の長期金利も上昇基調となり、ハイテク企業中心に株価を押し下げました。

2023/9/16 米国債 2年金利 日足チャート

2023/9/16 米国債 10年金利 日足チャート

2年、10年ともに今週は上昇が続きました。
CPI、PPIなどの経済指標を受け、上昇基調が続いており、上値更新をする可能性もあります。

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は中々落ちず、ここ最近は再び上昇傾向が続きました。中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

8月も終わり、当初の予想よりも債券利回りが高い状態が続いています・・
そんなかインド・ブラジル株含め新興国が比較的堅調な状態となっており金利さえ下がればもっと上がる可能性があると思っています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年9月3週 日米主要株価指数結果

●過去4週履歴

2023年9月3週 日米主要株価指数結果 過去4週推移

●アメリカ
金融引き締め長期化は決定的となり、長期金利が上昇。また、中国政府機関や国有企業に対し、iPhone使用を禁止するという報道が出た影響でアップル関連全般に下落となりました。
しかしながら、景気も底堅いものであり、リセッション回避期待も高まっていることから、ITハイテク株以外は上昇ムードとなりました。

先週末からの長期金利差
・2年金利:+0.042% 終値:5.037%
・10年金利:+0.066% 終値:4.334%

先週末比)
・NYダウ: +0.12%
・NASDAQ: -0.39%
・S&P500: -0.16%

●日本株
下記のような環境から日本株は強い状態が続いています。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
・中国団体観光客解禁でインバウンド株が再注目

日銀によるマイナス金利解除が早期に実施される可能性が報道され、銀行株中心に上昇新興企業中心に下落しました。
しかしながら、植田総裁が火消しに走ったため、最終日の9/15に銀行株は下落。
今週は石油関連と円安享受株、割安株中心に上昇しました。

・日経平均: +2.84%
・TOPIX: +2.94%
・マザーズ: -1.38%

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日本市場振り返り

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ヒートマップ

2023年9月3週 東証セクターヒートマップ

9/12~9/15は全体的に上昇したことが分かります。
中でも8日連続上昇の石油石炭業種、5日連続上昇の鉱業が非常に強い状態が続いています。
これは、サウジアラビアやロシアが年末まで減産するという報道が出たことで、原油がより一層高騰していることが要因です。これは世界中でインフレ圧力が再燃しかねない事態となっています。

2023/9/16 原油価格WTI日足チャート

全業種データ

2023年9月3週なで 東証セクター成績 週間月間成績推移

2023年9月3週 東証セクター成績TOP10

上昇:33業種
下落:0業種
全面高となりました。

●TOP、8位業種:石油・石炭製品、鉱業
上述の通り、原油価格高騰により株高となっています。また、低PBR株かつ高配当株が多い為、注目が集まっています。

●2位:電気ガス
関西電力が高浜原発2号機再稼働、低PBRの割安株が購入されているのも一助

●3位:輸送機器(自動車関連)
円安により大幅上昇し、トヨタ、ホンダが上場最高値更新

●5位:銀行、9位:保険
日銀による早期マイナス金利解除報道を受け、大幅上昇。ただし9/15に植田総裁が市場解釈とギャップがあるとコメントを出し、最終日は株安へ

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アメリカ市場振り

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2023年9月3週 アメリカ株ヒートマップ

今週はITテクノロジーセクターが下落エネルギー株、自動車株、大手銀行株が上昇したことが分かります。

リセッション回避が現実味を帯びてきたことから、全体的に上昇していることが分かります。また、テスラが自社開発したスーパーコンピューターが市場関係者に高評価➡株価高騰となっています。

セクター成績

2023年9月3週まで アメリカセクター成績 月間週間推移

上昇:8セクター
下落:3セクター

上昇セクターが多い週となりました。
バリュー要素が比較的大きいNYダウが上昇、テクノロジーセクター下落でハイテク株の影響が強いNASDAQやS&P500は下落となっています。

年初来-7.1%と苦しんでいる公共事業に買いが入りTOPセクターとなりました。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

水色塗りつぶし:ディフェンシブ・バリューの中で比較的好調
黄色塗りつぶし:ハイテク関連で勢いが続いている銘柄
ピンク塗りつぶし:ハイテク関連で勢いが落ちている銘柄

テスラがTOP、2位がトヨタと自動車関連が強い週でした。
ソフトウェア大手オラクルは好決算ながらも、クラウドサービス成長鈍化を受け、時価総額2,000億ドル以上銘柄の中では最下位となりました。

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
テスラTSLA一般消費財10.42%21.63%7.23%49.02%-9.33%122.76%
トヨタ自動車TM一般消費財6.81%16.62%12.50%39.22%33.74%38.53%
ノバルティスAGNVSヘルスケア4.36%0.51%1.22%23.98%26.84%13.13%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融3.46%-0.92%4.00%13.81%28.15%10.97%
シェルSHELエネルギー2.29%6.54%6.54%18.32%19.26%13.52%
アッヴィABBVヘルスケア2.08%0.38%11.94%-2.05%9.01%-5.87%
ペプシコPEP生活必需品2.03%-0.76%-3.16%1.89%6.62%-0.45%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融1.69%-1.54%-1.80%-0.45%-14.85%-12.92%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財1.56%3.94%10.45%40.33%9.21%67.13%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融1.30%3.88%8.25%21.80%32.12%19.09%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア1.23%-3.35%4.47%3.11%-4.53%-8.20%
コストコホールセールCOST生活必需品0.94%-0.48%5.14%14.18%9.52%21.88%
エクソンモービルXOMエネルギー0.94%9.74%10.21%15.51%19.48%5.80%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス0.81%2.05%6.56%46.54%98.26%149.55%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス0.75%6.76%9.84%36.96%30.86%55.73%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア0.55%-6.35%-1.39%4.82%-1.95%-8.60%
ウォルマートWMT生活必需品0.53%3.38%4.38%19.06%22.03%16.12%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品0.35%0.17%3.38%7.40%10.80%1.26%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア0.07%-2.07%-8.51%3.47%16.26%0.69%
マスターカードMA金融-0.13%5.06%9.31%19.05%27.15%19.15%
マクドナルドMCD一般消費財-0.35%-2.51%-4.91%2.83%8.80%5.58%
シェブロンCVXエネルギー-0.42%4.96%5.19%7.91%1.98%-7.24%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー-0.44%-2.76%-15.15%-0.06%12.04%19.81%
サーモフィッシャーサイエンティフィックTMOヘルスケア-0.53%-2.52%-3.66%-7.46%-7.63%-6.38%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品-0.67%-4.20%-5.37%-3.91%-4.69%-8.91%
ブロードコムAVGOテクノロジー-0.68%2.24%-3.59%33.81%66.75%52.32%
シスコシステムズCSCOテクノロジー-1.11%5.82%7.91%11.81%27.48%17.63%
マイクロソフトMSFTテクノロジー-1.21%3.06%-5.14%19.56%30.93%37.69%
メルクMRKヘルスケア-1.40%-1.11%-1.72%0.17%23.66%-3.09%
アップルAAPLテクノロジー-1.78%-0.88%-5.91%12.29%12.68%34.70%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア-1.84%5.39%26.82%74.69%85.93%57.35%
ホームデポHD一般消費財-2.22%-3.49%6.42%12.09%16.31%1.75%
ビザV金融-2.52%0.74%6.59%10.86%20.89%16.03%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア-2.54%3.13%17.17%37.11%81.29%40.70%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財-3.31%-2.30%-5.56%5.90%-2.08%-1.16%
エヌビディアNVDAテクノロジー-3.67%0.95%2.92%71.88%234.40%200.40%
アクセンチュアACNテクノロジー-3.98%1.59%-3.47%23.57%12.21%17.12%
セールスフォースCRMテクノロジー-4.52%3.68%1.27%14.58%33.90%61.86%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー-4.97%-7.70%-19.23%-5.38%24.80%9.20%
アドビADBEテクノロジー-5.62%2.80%7.74%49.70%42.36%57.16%
オラクルORCLテクノロジー-9.82%-1.24%-9.99%34.30%57.95%39.36%

次週は重要指標として、FOMCと住宅関連指数があります。
アメリカ大手決算は貨物輸送のフェデックスに注目です。finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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