【高配当・高成長アメリカ個別株】日本でもお馴染みのP&G

アメリカ株
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P&Gは優良株です。

今回は、生活必需品を製造している、日本でもお馴染みのP&Gについて紹介します。
アメリカ株を進める理由はこちら

日本の会社じゃないんだ~

生活に直結している製品ばかりだよね。

生活必需品だから、景気に左右されにくい銘柄で更に、

・連続増配株としてトップクラス

・株価成長も高いレベル

で推移しているんだ。

連続増配は、65年連続。

凄すぎる。。。

ディフェンシブなセクターだけど、インカムゲインとキャピタルゲイン両方を期待して、最近、少しずつ買っています。

P&GはNYダウ30銘柄にも採用されているので、こちらも参考までに。

事業内容と売上/利益について

【事業内容】

プロクター・アンド・ギャンブルは、1837年創業の日用消費財製造世界最大手の1社である。年間売上高は$700億を上回る。タイド(洗濯用洗剤)、シャ-ミン(トイレットペーパー)、パンテーン(シャンプー)やパンパース(おむつ)など21の高い知名度を持つブランドを有する。選択と集中を進め、最後まで保有していた食品ブランドのプリングルズ(ポテトチップス)を2012年にケロッグに売却した。連結売上高のおよそ55%を事業拠点を置く米州以外の地域が占め、また、新興国市場がおよそ同売上高の3分の1を構成している。

マネックス証券より

ワールドワイドに事業展開していて、更に新興国市場の売上高も高い為、将来的にも有望だと思います。

 

【売上と営業利益推移】

決算期売上高(百万USD)営業利益(百万USD)
2007/676,47615,450
2008/683,50317,083
2009/679,02916,123
2010/678,93816,021
2011/682,55915,818
2012/683,68014,868
2013/684,16714,789
2014/683,06215,288
2015/676,27913,818
2016/665,29913,441
2017/665,05813,955
2018/666,83213,711
2019/667,68413,832
2020/670,95015,706

P&G売上と営業利益推移

業績としては、2016年に下がっていますが、そこから2020年にかけて復活してきています。
2020年はコロナ禍の影響で、巣籠もり需要で営業利益が伸びています。
 
【売上構成】
 
P&G売上構成比率2016年
 
 
P&G売上構成比率2018年
 
 
P&G売上構成比率2020年
決算期Fabric & Home CareBaby, Feminine & Family CareBeautyHealth CareCorporateTotal
201620,73018,50511,4777,35042258,484
201720,71718,25211,4297,51350558,416
201821,44118,08012,4067,85749760,281
201922,08017,80612,8978,21848461,485
202023,73518,36413,3599,02839564,881
                        (単位:百万ドル)
 
 
上図の通り、
Fabric & Home Care、Beauty、Health Care部門が伸びてきていることが分かります。
 
 
【同業他社との比較】
 
●対日本メーカー
日本企業としてのライバルは、花王とライオンになります。
ただ、日本企業とは規模が大きく異なり、P&Gの圧勝です。
 
 P&G花王ライオン
決算期売上高(百万USD)営業利益(百万USD)売上高(百万USD)営業利益(百万USD)売上高(百万USD)営業利益(百万USD)
2007/676,47615,45011,4061,119316482
2008/683,50317,08312,2081,076313277
2009/679,02916,12311,818896298193
2010/678,93816,02110,967871306697
2011/682,55915,81810,9899683032103
2012/683,68014,86811,2601,005310367
2013/684,16714,78912,1781,1543259100
2014/683,06215,28812,9791,2343402115
2015/676,27913,81813,6531,5493506152
2016/665,29913,44113,4961,7183663227
2017/665,05813,95513,7911,8963173282
2018/666,83213,71113,9631,9233235317
2019/667,68413,83213,9101,9603218276
2020/670,95015,70612,7961,6263290408
                    ※1$=108円で計算
 
P&Gと花王売り上げ規模比較
 
上図の通り、同事業で日本一の花王ですら、P&G売上の1/5~1/7となっています。
 
●対グローバルメーカー
ユニリーバが世界第2位となっています。
P&Gとユニリーバ売り上げ規模比較
P&Gの方が約200億ドル優っている状態です。
この5年間では、差が広がっているようです。
 
つまり、P&Gは世界一の日用消費財メーカーということが分かると思います。
 
 

配当について

アメリカには連続増配銘柄は数多くありますが、その中でもトップクラスの65年連続増配を実施しています。
 
決算期1株配当
20162.66 USD
20172.70 USD
20182.79 USD
20192.90 USD
20203.03 USD
2021(予)3.48 USD
P&G配当推移
 
上図の通り、近年増配幅を広げており、配当について力を入れていることが分かります。
 
P&G株価と配当
配当は着実に上がっていますが、株価が大きく上がっていることから、配当利回りは下がってきています。
 
つまり、キャピタルゲインとインカムゲイン両方狙える有望株ということが分かります。
 
 

直近(2021年4月21日)の決算

第 3 四半期売上高、調整済み EPS はともに予想を上回った。通期コア1株利益成長見通 しは+8%-+10%と、従来見通し(+8%-+10%)を据え置いた。2021 年 1-3 月期決算は、純利益が前年同期比 12%増の 32 億 6900 万ドル(約 3540 億円)だった。

売上高は 5%増の 181 億 900 万ドルだった。新型コロナウイルスの影響により家庭での衛生対策を目的と する掃除用品への需要が引き続き高かった。洗剤や掃除用品を含む布製品・家庭用清掃部 門の売上高は 8%増、美容品部門も 9%増と好調だった。一方、おむつ、トイレットペーパ ー、生理用品を含むファミリーケア用品部門の売り上げは横ばい。前年同期は新型コロ ナをきっかけとする買いだめ需要で売上高が一時的に急増したが、特需は一巡したと説明した

 

★売上高・・・前年同期比 5%増の 181.09 億ドル(市場予想は 179.63 億ドル)
 ★1 株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.26 ドル(市場予想は 1.19 ドル)
 ★純利益・・・前年同期比 7%増の 32.69 億ドル(市場予想は 31.11 億ドル)
 ★営業利益・・・前年同期比 10%増の 37.9 億ドル(市場予想は 38.81 億ドル)
 ★実質的な売上高の成長率・・・4%増(市場予想は 3.58%増)

○ビューティー事業の売上高成長率(実質ベース)・・・7%増 (市場予想は 8.28%増)
○グルーミング事業の売上高成長率(実質ベース)・・・4%増 (市場予想は 2.89%増)
○ヘルスケア事業の売上高成長率(実質ベース)・・・3%増 (市場予想は 3.3%増)
○ファブリック&ホームケア事業の売上高成長率(実質ベース)・・・7%増 (市場予想は 3.97%増)
○ベビー・女性・ファミリーエア事業の売上高成長率(実質ベース)・・・1%減
                               (市場予想は 0.83%増)

★フリーキャッシュフロー・・・前年同期比 2.9%増の 34.3 億ドル
★実質的な売上高の成長率・・・5%-6%増 (従来予想は据え置き、市場予想は 5.4%)
★ コア EPS 成長率・・・8%-10%増の 5.53-5.63 ドル
         (従来予想は据え置き、市場予想は 5.68 ドル)
★ 自社株買戻し・・・110 億ドル(従来予想は 100 億ドルまで)
 ★ 配当金支払い・・・80 億ドル以上

 
予想を上回る好決算内容だったということです。
自社株買戻しや配当金UPをやっているため、株価は上昇していくものと思います。
 

株価について

 

 

 
長期的に見て、右肩上がりということが分かります。
また、この3年間は特に傾きが上がってきています。
 
 
 
生活必需品セクターであり、世界一の企業であることから景気に左右されにくくインカムゲイン及びキャピタルゲイン両方狙える優良株ですね。
株価は高いため、小遣いを貯めて購入していくという感じで考えています。
 
 

 

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