【アメリカETF】クリーンエネルギーへの投資(2022年)

クリーンエネルギーETF 2022アメリカ株
この記事は約31分で読めます。

クリーンエネルギーへの投資方法についての投稿です。

クリーンエネルギーって太陽光発電とか?

太陽光発電だけでなく、風力、地熱、水力、バイオ燃料などを生産している会社を集めたETFについての解説です。

 

ETFの中には、石油資源使用を低減するための素材開発であったり、次世代送電網、バッテリー生産銘柄へも対象幅を広げたETFもあります。

 

バイデン政権の公約である2035年までの電力部門の脱炭素化を目指すために、アメリカ・エネルギー省は「2035年までに総発電量のうち太陽光発電の構成比が40%を超える可能性がある」と発表しています。

クリーンエネルギーETFは2020年に大きく上昇し、その反動で2021年は大きく下げていきました。

2022年はロシアのウクライナ侵攻で原油が暴騰。ロシア原油の市場からの締め出しは困難ですが、中長期的には比率は下がるものと思われます。そうなると原油は高いままを推移するため、特にヨーロッパではクリーンエネルギーが想定より早く増えていく可能性があると思います。

今回の投稿は、
①ETF一覧
②各ETF詳細
③まとめ

の順にまとめています。

 

アメリカETF一覧(2022年3月時点)

ETF一覧

ファンド名ティッカー
コード
運用会社インデックス資産総額(十億ドル)経費率直近配当利回り銘柄数取引所向け先
iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF ICLNブラックロックS&P グローバル・クリーンエネルギー5.4050.42%0.12%76NASDAQグローバル
インベスコ・ワイルダーヒル・クリーン・エナジーETFPBWインベスコWilderHill Clean Energy指数1.2390.70%3.73%79NYSEほぼアメリカ
パワーシェアーズ グローバル クリーンエネルギー ポートフォリオ PBDインベスコワイルダーヒル・新エネルギーグローバルイノベーション指数0.2800.75%1.00%127NYSEグローバル
ファースト・トラスト・ナスダック・クリーン・エッジ・スマート・グリッド・インフラ・インデックス GRIDFirst TrustNASDAQ OMX Clean Edge Smart Grid Infrastructure Index0.6750.70%0.18%72NASDAQグローバル
ファースト・トラスト・NASDAQ クリーン・エッジ・グリーン・エナジー・インデックス・ファンド QCLNFirst Trustナスダック・クリーン・エッジ・グリーン・エナジー指数 2.1330.60%0.00%61NASDAQほぼアメリカ
ALPS Clean Energy ETFACESSS&C ALPS AdvisorsCIBC Atlas Clean Energy Index0.7690.55%0.80%44NYSEアメリカ・カナダ
グローバルXファンズ・グローバルXリニューアブル・エナジー・プロデューサーズETFRNRGグローバルXIndxx Renewable Energy Producers Index0.1400.65%0.92%44NASDAQグローバル

資産総額と経費率から「iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF」が投資しやすいことが分かります。

国内証券会社で購入できる?

ティッカーSBI楽天マネックスDMM
 ICLN
PBW××××
PBD×
GRID
QCLN
ACES××××
RNRG×

SBI証券、楽天証券、マネックス証券はすべて同じETFが投資できます。
DMM証券は他証券よりも2つ少ないです。

株価チャート比較

ネット証券大手で購入できるETFにて比較しました。
2022年3月12日調査となります。
※配当金は含んでいません。

ファンド名ティッカー
コード
1か月1年3年5年
iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF ICLN+12.19%-19.26%+113.73%+137.77%
パワーシェアーズ グローバル クリーンエネルギー ポートフォリオ PBD+9.41%-30.18%+90.37%+111.33%
ファースト・トラスト・ナスダック・クリーン・エッジ・スマート・グリッド・インフラ・インデックス GRID-1.96%-0.65%+91.29%+110.93%
ファースト・トラスト・NASDAQ クリーン・エッジ・グリーン・エナジー・インデックス・ファンド QCLN-2.32%-21.76%+176.29%+241.20%
グローバルXファンズ・グローバルXリニューアブル・エナジー・プロデューサーズETFRNRG+7.70%-5.26%+23.29%+33.92%

水色:期間内で一番良い成績のETF
橙色:期間内で一番悪い成績のETF

長期で見るとRNRG以外は5年成長率が100%を超えています。
1年前から比較するとマイナスが多いですが、この1か月で特にICLNは伸びています。

●5年チャート
クリーンエネルギーETF 5年チャート2022/3/12

●3年チャート
クリーンエネルギーETF 3年チャート 2022/3/12

●1年チャート
クリーンエネルギーETF 1年チャート 2022/3/12

●1か月チャート
クリーンエネルギーETF 1か月チャート 2022/3/12

 

ETF詳細

iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF :ICLN

S&Pグローバル・クリーンエネルギー株指数に連動する投資成果を目指す。エネルギー、工業、テクノロジー、公益事業の中型株を中心に保有する。時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定。バイオ燃料、エタノール、地熱、水力発電、太陽光、風力産業に関与する企業として定義されるグローバルなクリーンエネルギー企業に投資。

資産総額が一番大きく、経費率が一番低いETFです。

 

 

 

構成銘柄TOP10

ティッカー銘柄名アセットクラス保有比率(%)業種地域
ENPHENPHASE ENERGY INC株式8.3情報技術米国
VWSVESTAS WIND SYSTEMS株式8.27資本財・サービスデンマーク
ORSTEDORSTED株式6.19公益事業デンマーク
EDCONSOLIDATED EDISON INC株式6.07公益事業米国
SEDGSOLAREDGE TECHNOLOGIES INC株式5.7情報技術米国
PLUGPLUG POWER INC株式4.62資本財・サービス米国
SSESSE PLC株式3.75公益事業イギリス
EDPEDP ENERGIAS DE PORTUGAL SA株式3.61公益事業ポルトガル
IBEIBERDROLA SA株式3.51公益事業スペイン
968XINYI SOLAR HOLDINGS LTD株式2.96情報技術中国
TOP1052.98%
TOP534.53%

TOP10で50%以上を占めています。

構成国・地域 TOP10

ICLN構成国・地域 2022/3/12

グローバルが対象になっているため、比較的分散されています。

構成セクター

クリーンエネルギーETF ICLN 構成セクター

公共事業が多いのが特徴。堅実な成果を期待できます。

配当履歴

権利落ち日配当額
2021/12/300.012 USD
2021/12/130.114 USD
2021/6/100.124 USD
2020/12/300.014 USD
2020/12/140.030 USD
2020/6/150.053 USD
2019/12/160.082 USD
2019/6/170.078 USD
2018/12/180.105 USD
2018/6/190.124 USD
6月、12月に配当権利落ちの年2回配当となります。
配当額としては安定はしていませんが、12月末に特別配当が出ている年もあります。

構成銘柄1位:ENPHASE ENERGY INC

エンフェーズ・エナジーは、グローバルなエネルギー技術企業。太陽光発電、蓄電、通信を1つのプラットフォーム上で管理するスマートで使いやすいソリューションを提供している。

同社のマイクロインバータ技術は、ほぼすべてのソーラーパネルで動作し、スマートバッテリー技術と組み合わせることで太陽光発電プラス蓄電ソリューションを生み出している。地理的には、米国から収益の大半を得ている。

●決算内容

決算期売上高(百万USD)営業利益(百万USD)EPS
Dec-17286-22-0.54
Dec-183166-0.12
Dec-196241051.23
Dec-207741860.95
Dec-211,3822161.02

売上高、営業利益ともに右肩上がり!

 

●株価チャート

 

 

 

構成銘柄2位:Vestas Wind Systems A/S

デンマークの世界トップ風力タービンメーカ ー。発電用風力タービンの開発・製造・販売を手掛け、タービンの据付および保守に従事する。世界各地で事業を展開。

 

●決算内容

決算期売上高(DKK)営業利益(DKK)EPS
2017‪74.04B‬‪9.54B‬‪6.29‬
2018‪75.53B‬‪7.21B‬‪5.08‬
2019‪90.69B‬‪6.61B‬‪5.33‬
2020‪110.47B‬‪5.64B‬‪5.82‬
2021‪115.92B‬‪2.97B‬‪1.24‬

売上は右肩上がりですが、営業利益は右肩下がり。

構成銘柄3位:Orsted A/S

オーステッド(Orsted A/S)はデンマークの公益事業会社。洋上風力発電施設の開発、建設、運営のほか、発電所における発電および発熱事業を手掛ける。世界各地で事業を展開。

 

●決算内容

決算期売上高(DKK)営業利益(DKK)EPS
2017188.41B‬‪18.42B‬‪122.43‬
2018‪207.09B‬‪−838.68M‬‪128.00‬
2019‪168.32B‬‪−1.15B‬‪43.93‬
2020‪121.52B‬‪−20.73B‬‪117.82‬
2021‪217.02B‬‪−6.10B‬‪76.37‬

売上はバラバラ。営業利益は赤字続きです。

構成銘柄4位:CONSOLIDATED EDISON INC

コンソリデーテッド・エジソンは、Consolidated Edison Company of New York(CECONY)およびOrange & Rockland(O&R)の持株会社。これらの公益事業は、ニューヨーク市を含むニューヨーク州南東部、およびニュージャージー州の小規模な地域の顧客に、蒸気、天然ガス、および電気を供給する。2つの公益事業は収益の約90%を生み出す。残りの10%は再生可能エネルギープロジェクトやガスや送電への投資によるもの。米国で電力規模の太陽光発電容量で二番目に大きな所有者。

 

●決算内容

決算期売上高(百万USD)営業利益(百万USD)EPS
Dec-1712,0332,6094.94
Dec-1812,3372,5334.42
Dec-1912,5742,6764.08
Dec-2012,2462,6543.28
Dec-2113,6762,8263.85

売上高、営業利益ともに安定し、2021年は5年の中で最も良い成績でした。

 

●株価チャート

 

 

 

構成銘柄5位:SOLAREDGE TECHNOLOGIES INC

ソーラーエッジ・テクノロジーズは、アメリカの太陽光発電(PV)設備用の直流最適化インバータシステムの設計、開発、販売を手掛けている会社。同システムは、電力オプティマイザー、インバータやクラウドベースのモニタリングプラットフォームで構成され、住宅用太陽光発電設備から商業用および小規模公益事業者向け太陽光発電設備まで幅広く太陽光事業に取り組んでいる。

製品は、ソーラー設置事業者、エンジニアリング・調達・建設会社などに直接あるいは代理店や電気機器卸売業者を通じて販売されている。また、エネルギー貯蔵、eモビリティ、クリティカルパワー・ソリューション業界向けに、太陽光発電設備用以外の製品も提供している

 

●決算内容

決算期売上高(百万USD)営業利益(百万USD)EPS
Dec-17607911.85USD
Dec-189371392.69USD
Dec-191,4261902.90USD
Dec-201,4591432.66USD
Dec-211,9642083.06USD

売上高は右肩上がり、営業利益も2020年除いて右肩上がり。

 

●株価チャート

 

 

 

インベスコ・グローバル・クリーン・エネルギーETF :PBD

WilderHill New Energy Global Innovation指数に連動する投資成果を目指す。
対象は、クリーンな再生可能エネルギーの促進および保持事業に従事する世界各地の上場株式。マルチファクター・スクリーニングのアプローチを採用。四半期ごとにリバランス、再構成される。

銘柄数が127と最も多く、分散されているETF。

 

 

 

構成銘柄TOP10

銘柄名ティッカー保有比率(%)セクター
Renewable Energy Group IncREGI 1.289エネルギー
Azure Power Global LtdAZRE 1.242公共事業
Sociedad Quimica y Minera de Chile SA ADRSQM 1.198素材
Piedmont Lithium IncPLL 1.188素材
Boralex IncBLX 1.079公共事業
Solaria Energia y Medio Ambiente SASLR 1.075公共事業
Nordex SENDX1 1.072資本財・サービス
NEL ASANEL 1.04資本財・サービス
Energiekontor AGEKT 1.033資本財・サービス
EVgo IncEVGO 1.013一般消費財
TOP1011.23%
TOP56.00%

TOP10でも11%と幅広く分散されています。
1社の影響度が低いことが分かります。

構成国・地域 TOP10

クリーンエネルギーETF PBD構成国・地域

アメリカが約3割で幅広く分散されていることが分かります。

構成セクター

クリーンエネルギーETF PBD構成セクター

公共事業がICLNに比べて比率が低いため、ボラティリティが高いことが予想できます。

配当履歴

権利落ち日配当額
2021/12/200.059 USD
2021/9/200.056 USD
2021/6/210.066 USD
2020/12/210.020 USD
2020/9/210.071 USD
2020/6/220.042 USD
2020/3/230.034 USD
2019/12/230.118 USD
2019/9/230.071 USD
2019/6/240.057 USD
配当権利落ちが3月、6月、9月、12月で年4回配当となります。
配当額としては安定しておらず、2021年3月の配当は0でした。

 

ファースト・トラスト・ナスダック・クリーン・エッジ・スマート・グリッド・インフラ・インデックス  :GRID

NASDAQ OMX Clean Edge Smart Grid Infrastructure Indexの価格および利回りに概ね連動する運用実績を目指す。スマートグリッドおよび電気エネルギーインフラストラクチャセクターにあると決定されたグローバル株式が対象
セクターには、送電網、電気メーターとデバイス、ネットワーク、エネルギー貯蔵と管理、およびソフトウェアの有効化のビジネスが含まれます。

インデックスは四半期ごとに再調整され、半年ごとに再構成されます。

 

 

 

構成銘柄TOP10

銘柄ティッカー構成比率
ABB LtdABBN8.63%
Eaton Corporation PlcETN8.30%
Schneider Electric SESU7.91%
Johnson Controls International PlcJCI7.46%
Aptiv PlcAPTV5.98%
Quanta Services, Inc.PWR4.83%
TERNA – Rete Elettrica Nazionale SpATRN4.77%
SolarEdge Technologies, Inc.SEDG4.36%
Red Electrica Corporacion S.A.REE4.25%
Prysmian SpAPRY3.91%
TOP1060.40%
TOP538.28%

TOP10で6割を占めています。

構成国・地域 TOP10

クリーンエネルギーETF GRID構成国・地域

アメリカが50%超えと偏りはあります。

構成セクター

アメリカで広く使用されている11業種では無く、産業ベースで記載がされているため分かりにくい表現が記載されていました。

Electrical Components24.93%
Conventional Electricity13.32%
Diversified Industrials12.53%
Renewable Energy Equipment8.16%
Electronic Equipment: Control and Filter7.46%
Auto Parts5.98%
Engineering and Contracting Services5.67%
Semiconductors4.58%
Electronic Equipment: Gauges and Meters3.89%
Electronic Components3.21%
Telecommunications Equipment2.27%
Automobiles1.95%
Software1.55%
Computer Services1.45%
Multi-utilities1.26%
Electronic Equipment: Other0.74%
Consumer Electronics0.30%
Other0.29%
Computer Hardware0.23%
Machinery: Engines0.23%
Forestry0.02%

配当履歴

権利落ち日配当額
2021/12/230.038 USD
2021/9/230.224 USD
2021/6/240.339 USD
2021/3/250.050 USD
2020/12/240.146 USD
2020/9/240.199 USD
2020/6/250.146 USD
2020/3/260.062 USD
2020/2/270.010 USD
2019/12/50.010 USD
配当権利落ちが3月、6月、9月、12月で年4回配当となります。
配当額としては安定していませんが、2021年は好調でした。

ファースト・トラスト・NASDAQ クリーン・エッジ・グリーン・エナジー・インデックス・ファンド  :QCLN

高度な材料(クリーンエネルギーを可能にする、または石油製品の必要性を減らす)、エネルギーインテリジェンス(スマートグリッド)、エネルギー貯蔵および変換(ハイブリッドバッテリー)、または再生可能エネルギー発電(太陽光、風力、地熱など)クリーンエネルギーに関与する米国上場企業の時価総額加重指数で構成されている。

クリーンエネルギーを可能にする、または石油製品の必要性を減らすがポイントであるため、電気自動車のテスラが含まれている。

3,5年の株価成長率が一番高いETFです。

 

 

構成銘柄TOP10

銘柄ティッカー構成比率
ON Semiconductor CorporationON7.96%
Tesla, Inc.TSLA7.60%
Enphase Energy, Inc.ENPH7.42%
Albemarle CorporationALB7.06%
SolarEdge Technologies, Inc.SEDG4.99%
NIO Inc. (ADR)NIO4.71%
Brookfield Renewable Partners LPBEP3.88%
Wolfspeed, Inc.WOLF3.85%
Plug Power Inc.PLUG3.37%
First Solar, Inc.FSLR2.80%
TOP1053.64%
TOP535.03%

TOP10で50%超えとなっています。

構成国・地域 

アメリカ82.59%
中国8.22%
カナダ4.39%
香港3.52%
チリ1.28%

アメリカが8割超えとグローバルに分散されているものではないです。

構成セクター

アメリカで広く使用されている11業種では無く、産業ベースで記載がされているため分かりにくい表現が記載されていました。再生エネルギーの装置メーカーがTOPでした。

Renewable Energy Equipment25.32%
Semiconductors16.48%
Automobiles14.77%
Alternative Electricity13.47%
Chemicals: Diversified8.79%
Alternative Fuels4.22%
General Mining2.80%
Electronic Components2.64%
Building Materials: Other2.28%
Specialty Chemicals2.27%
Electrical Components1.97%
Infrastructure REITs1.40%
Machinery: Specialty1.19%
Commercial Vehicles and Parts0.78%
Electronic Equipment: Gauges and Meters0.74%
Auto Services0.37%
Engineering and Contracting Services0.21%
Recreational Vehicles and Boats0.16%
Auto Parts0.07%
Other0.07%

配当履歴

権利落ち日配当額
2021/6/240.007 USD
2020/12/240.071 USD
2020/9/240.018 USD
2020/6/250.070 USD
2020/3/260.054 USD
2019/12/130.029 USD
2019/9/250.114 USD
2019/6/140.024 USD
2019/3/210.044 USD
2018/12/180.083 USD
配当権利落ちが3月、6月、9月、12月で年4回配当となります。
配当額としては安定せず、2021年は1回しか配当が出ていません。

 

グローバルXファンズ・グローバルXリニューアブル・エナジー・プロデューサーズETF :RNRG

Indxx Renewable Energy Producers Indexに連動する 投資成果を目指す。
キャッシュフローを確実に生み出す運用資産を保有する企業のほか、太陽光、風力、水力発電など再生可能エネルギー生産に関連する企業に投資する。

クリーンエネルギーETFの中で最もボラティリティが低いETF。
安定はしていますが、リターンも低い。

売上の50%以上を再生可能エネルギー生産が占める企業から選定されている。

 

 

構成銘柄TOP10

銘柄ティッカー構成比率
EDP RENOVAVEIS SAEDPR PL6.44
ORSTED A/SORSTED DC6.39
BROOKFIELD RENEWBEP-U CN5.88
VERBUND AGVER AV5.46
ENERGY ABSOLUTE PCL-NVDREA-R TB5.00
MERIDIAN ENERGY LTDMEL NZ4.70
ELETROBRASELET3 BZ4.63
CHINA LONGYUAN-H916 HK3.91
NORTHLAND POWER INCNPI CN3.86
ENGIE BRASIL ENERGIA SAEGIE3 BZ3.37
TOP1049.64%
TOP529.17%

TOP10で約50%となっています。

構成国・地域 TOP10 

クリーンエネルギーETF RNRG構成国・地域

一位のアメリカで12%となっており、幅広く分散されていることが分かります。

 

構成セクター

公益事業92.8%
資本財・サービス3.0%
材料2.2%
エネルギー2.0%

ほぼすべてが公共事業であるため、ボラティリティが低いことが予想できます。

配当履歴

権利落ち日配当額
2021/12/300.070 USD
2021/6/290.102 USD
2020/12/300.028 USD
2020/12/300.075 USD
2020/11/60.125 USD
2020/8/70.122 USD
2020/5/70.115 USD
2020/2/70.110 USD
2019/12/300.011 USD
2019/11/70.104 USD
2020年末までは配当権利落ちが2月、5月、8月、11月で年4回配当となります。
2021年からは6月、12月の年2回配当です。
2020年は好調でしたが、2021年は配当金が大きく落ちています。

まとめ

・バイデン政権の公約である2035年までの電力部門の脱炭素化を目指す
・ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシア産原油の購入量が欧米は今後減少する

などから、クリーンエネルギーは今後さらに注目されていくと思います。
2022年はまだまだ石油・石炭などによる火力発電の比率が世界的に見ても高いですが、今後の世界ではクリーンエネルギーは増えていく予想がされています。

発展途上の業態であるため、各銘柄への直接投資は読めないところがあるため、ETFでの投資が良いと考えています。

今回調査した中では、経費率も低く、資産額も最も多い、
iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF(ICLN)
が個人的には良いと考えています。

 

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