【米ハイテク株久しぶりの反発】今週を振り返り、来週からの投資を考えましょう♪ ~2023年8月4週目

市場振り返り
この記事は約15分で読めます。

次週からの投資を考えるためにも、今週振り返りは重要です。
今週は、8/24からの8/26まで開催されていた、各国の中央銀行総裁・著名学者などが参加するジャクソンホール会議に注目が集まりました。
 
●アメリカ
 ・ジャクソンホール会議のパウエル議長発言は想定範囲内
  ※タカ派堅持
 ・住宅市場は堅調(中古住宅はやや下落傾向、新築住宅は上昇)
 ・格付け会社フィッチが70行以上の銀行格下げ報道で銀行株下落
  ➡今週も影響が残る
 ・企業側マインド(PMI)は下落傾向
 
●日本
 ・
先週大きく下落したことからの反発(特にマザーズ指数)
 中国経済失速で日本経済にも悪影響へ
 ・中国が福島第一原発の処理水放出で日本産の水産物輸入禁止へ
  
2023年8月4週目:8月21日~8月25日までの株式市場振り返りをしていきましょう♪

NASDAQとS&P500は4週間ぶりの上昇でしたね!
日本株も先週の大幅下落からの反発!

米半導体大手のエヌビディアが好決算期待でハイテク株が上昇し、更にここ最近の株式市場の弱さからの買戻しとなりました。また、ジャクソンホール会議でのパウエル議長発言は、これまでと同様の内容であった為、株式相場としては一先ず安堵ということで買われています。
 
先週末比)

・NYダウ: -0.45%
・NASDAQ: +2.26%
・S&P500: +0.82%
・日経平均: +0.55%
・TOPIX: +1.30%
・マザーズ: +4.29%

ハイテク株へ資金が戻ったこともあり、バリュー要素が比較的強いNYダウが下落しました。その他の指数は上昇となっています。

本投稿は、日本とアメリカ株式市場の振り返りをしています。
 ①アメリカ経済指標について
 ②政策金利予想
 ③日米主要株価指数について
 ④日本市場振り返り:セクター成績
 ⑤アメリカ市場振り返り:セクター成績
  時価総額が高い銘柄をピックアップ

の順でまとめています。

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全世界が注目!アメリカ経済指標

今週は、住宅販売と企業側マインドが分かる購買担当者景気指数(PMI)に注目が集まりました。
また、8/24~のジャクソンホール会議は最注目されていました。

日付時間主要経済指標等
8月22日23:007月中古住宅販売件数
8月23日22:458月購買担当者景気指数(PMI) 
8月23日23:007月新築住宅販売件数

中古住宅販売件数と価格中央値

2023/8/22 米国中古住宅販売件数

2023/8/22 米国中古住宅販売価格中央値

●販売件数
2023年1月まで下落傾向➡2月に大幅反発。
それ以降は2023年1月までとはなっていませんが、下落傾向が続いています。
7月も前月から下落しさらに予想を下回りましたが、前年同月比では回復傾向。

●価格中央値
前月よりは低下しましたが、2023年2月以降、価格は上昇傾向が続いています。
対前年同月比で見るとプラス成長となっており、インフレ再燃が危惧されています。 

新築住宅販売件数と価格中央値

2023/8/23 米国新築住宅販売件数

2023/8/23 米国中古住宅販売価格中央値

●販売件数
この1年間は上昇傾向が続いています。
7月は前月から上昇し、さらに予想を超えています。
前年同月比で見ると+31.5%と急速回復してきていることが分かります。

●価格中央値
2023年1月に一気に下落して以降、同水準価格が続いています。
7月は前月から大幅上昇していることが気がかりです。

中古住宅の価格中央値が$406,700、新築住宅の価格中央値が$437,000とそこまでの差がないことから新築住宅を購入する人が増えていると思われます。

住宅市場はすそ野が広い業界であるため、引き続き注視が必要です。

購買担当者景気指数(PMI)

2023/8/23 米国購買担当者景気指数(PMI)

企業側のマインドが分かる指標ですが、製造業・サービス業ともに予想を大きく下回りました。総合では5月をピークとして下落傾向となってきています。
好不況の分岐点と言われている50を製造業は下回っている状態が続き、サービス業は何とか超えているという状況。総合ではギリギリ50を上回りました。

ジャクソンホール会議

パウエル議長発言に注目が集まりました。
・追加利上げの可能性言及
・インフレピークは過ぎているが、まだまだ高すぎる
・インフレ指数が目標に向かって持続的に低下するまで適切な金融引き締めを継続
ただし、市場想定内の範囲であり株式相場は上昇となりました。

次週注目の経済指標

日付時間主要経済指標等
8月29日23:008月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
8月30日21:158月ADP雇用統計(前月比)
8月30日21:304-6月期四半期実質国内総生産(GDP改定値)
8月31日21:307月個人所得(前月比)
8月31日21:307月個人消費支出(PCE)
8月31日22:458月シカゴ購買部協会景気指数 
9月1日21:308月非農業部門雇用者数変化
9月1日21:308月失業率 
9月1日21:308月平均時給
9月1日23:008月ISM製造業景況指数 

次週は、FRBが重要視するPCEと雇用統計が発表されます。

投資スタイルを確立して勝っていきましょう♪
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2023~2024年FOMC時 金利見通し

CMEのFedWatch ツール - CME Group
フェデラル・ファンド(FF)の目標金利に基づくCME FedWatchツールで、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)会合までをカウントダウン。ツールを見る

2023/8/26 2023年2024年FOMC時政策金利確率FedWatch

ジャクソンホール会議にてパウエル議長が、「必要に応じて追加利上げの用意がある」との発言やFRB高官らのコメントを受け、年内あと1回の利上げを市場は織り込み始めています。

ただし、2024年末に今よりも1%利下げがされていくと市場は見ており、ここまで順調に低下していくのか?もGAPが出てきそうです。

現在のシナリオ)
・9月は維持
・11月or12月に利上げ
・2024年6月~利下げ
・2024年末には、政策金利が4.25~4.50%まで低下する

金利と株価について下記記事にて詳しく記載しています。

金利は中々落ちず、ここ最近は再び上昇傾向が続きました。中期的に見ると金利は下落していく方向であるため、私は、債券・ゴールド・新興国に着目しています。

上期を終え、当初の予想よりも債券利回りが高い状態が続いています・・
そんなかインド・ブラジル株含め新興国が比較的堅調な状態となっており、金利さえ下がればもっと上がる可能性があると思っています。

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日米株式指数成績

●先週末比/昨年末比

2023年8月4週 日米主要株価指数結果

●過去4週履歴

2023年8月4週 日米主要株価指数結果 過去4週推移

●アメリカ
ハイテク・グロースの影響が強いNASDAQ総合指数とS&P500は4週ぶりに上昇。
エヌビディア決算前の期待感が後押しとなりました。
その分、バリュー要素が比較的強いNYダウが下落となっています。

先週末比)
・NYダウ: -0.45%
・NASDAQ: +2.26%
・S&P500: +0.82%

●日本株
下記のような6月までの環境から日本株は強い状態が続いていました。
・著名投資家ウォーレンバフェット氏が日本株投資意欲
・東証によるPBR 1倍割れ企業に改善要求
・円安が続いているため海外投資家からすると割安
・西側諸国を中心に地政学リスクで日本へ目が向きやすい
 中でも半導体関連への注目が集まっています。
・新NISAが2024年から始まるため、日本人も投資へ興味UP
・中国団体観光客解禁でインバウンド株が再注目

しかしながら、米国株軟調、中国経済が危険な状態となっており、株価が厳しくなってきています。
また、中国が福島第一原発の処理水海洋排出を非難しており、日本の水産物禁輸を表明。
どこまで株価への影響が出てくるか注視が必要です。

今週は、米国株上昇に合わせて、先週の大幅反落からの反発となりました。

先週末比)
・日経平均: +0.55%
・TOPIX: +1.30%
・マザーズ: +4.29%

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日本市場振り返り

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ヒートマップ

2023年8月4週 東証セクターヒートマップ

先週から一変し、8/21~8/24までほぼ全面高という結果となりました。
8/25はジャクソンホール会議でのパウエル議長発言前ということで、リスクヘッジで利益確定売りとなりました。

全業種データ

2023年8月4週まで 2023年東証セクター成績 月間週間推移

2023年8月4週 東証セクター成績TOP10

上昇:31業種
下落:2業種
と先週は全滅でしたが、ほぼ全面高となりました。

決算資料見るのは時間と労力がかかりますが、IR BANKなら視覚的にも分かりやすく決算がまとめられています。

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アメリカ市場振り

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2023年8月4週 米国株ヒートマップ

今週はテクノロジー、コミュニケーションサービス、一般消費財セクターの主要銘柄に買いが集まりました。

・長期金利が下落
・先週まで3週連続下落の反動
・エヌビディア好決算期待➡驚異的な決算発表後は材料出尽くしで利確

一方でディフェンシブ・バリューの生活必需品や一部のヘルスケア株に売りが入っています。また、原油価格が今週は下落した影響もありエネルギー株が下落。
先週に引き続き大手銀行株が軟調となりました。

セクター成績

2023年8月4週まで 2023年アメリカセクター成績月間週間推移

上昇:9セクター
下落:2セクター

と日本株同様にほぼ全面高となりました。
テスラが+10.7%となったことから一般消費財セクターがTOPとなりました。

大型株株価推移

時価総額2,000億ドル以上銘柄の推移をまとめました。

水色塗りつぶし:半導体・ソフトウェア関連・自動車。今週は反発
黄色塗りつぶし:ディフェンシブ・バリューでも堅調
ピンク塗りつぶし:ディフェンシブ・バリューで軟調

会社Tickerセクタ1W1M3M6M1Y年初来
テスラTSLA一般消費財10.72%-6.70%29.34%21.19%-19.69%93.69%
エヌビディアNVDAテクノロジー6.28%0.26%21.16%97.62%167.20%214.89%
アクセンチュアACNテクノロジー5.22%-0.02%9.25%19.60%4.08%19.46%
アドビADBEテクノロジー3.33%2.16%33.92%63.80%29.44%56.02%
ブロードコムAVGOテクノロジー3.15%-4.67%16.88%47.44%60.47%52.35%
マスターカードMA金融2.73%2.13%8.88%14.09%18.60%15.86%
アップルAAPLテクノロジー2.36%-7.56%3.25%21.74%6.61%37.47%
セールスフォースCRMテクノロジー2.27%-6.96%-0.21%29.14%16.37%57.98%
台湾セミコンダクターTSMテクノロジー2.20%-6.29%-7.78%5.66%8.81%24.98%
マイクロソフトMSFTテクノロジー2.05%-2.34%-0.90%29.60%17.11%34.68%
アリババグループホールディングリミテッドBABA一般消費財2.03%-5.89%14.01%0.92%-2.92%1.96%
アルファベットGOOGLコミュニケーションサービス1.90%0.37%5.18%45.72%14.24%47.21%
ビザV金融1.85%3.47%8.59%10.49%17.37%16.75%
ノボ ノルディスク A/SNVOヘルスケア1.80%19.00%14.77%31.66%69.45%37.75%
サーモフィッシャーサイエンティフィックTMOヘルスケア1.73%-3.29%4.02%-0.22%-5.51%-1.65%
トヨタ自動車TM一般消費財1.60%-0.59%17.81%20.88%6.45%20.41%
イーライリリー アンド カンパニーLLYヘルスケア1.32%21.68%29.57%72.13%73.63%51.34%
シスコシステムズCSCOテクノロジー1.20%5.09%13.60%14.89%18.33%16.92%
マクドナルドMCD一般消費財1.01%-3.59%-0.33%7.93%9.09%7.99%
バークシャー・ハサウェイBRK-B金融0.96%1.90%11.57%17.07%21.26%15.22%
メルクMRKヘルスケア0.92%4.69%-1.86%0.29%22.44%-0.67%
メタプラットフォームズMETAコミュニケーションサービス0.79%-8.41%12.98%67.56%74.87%137.24%
ノバルティスAGNVSヘルスケア0.75%-1.97%4.09%18.87%21.73%12.19%
ペプシコPEP生活必需品0.70%-4.83%-2.38%1.97%0.09%-0.69%
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーPG生活必需品0.66%0.94%5.61%10.25%5.29%1.31%
アマゾン・ドット・コムAMZN一般消費財0.03%3.91%15.88%42.52%-0.40%58.64%
ウォルマートWMT生活必需品-0.07%-0.84%7.98%10.77%16.93%11.31%
シェルSHELエネルギー-0.28%0.38%4.52%0.66%12.11%7.16%
アストラゼネカ PLCAZNヘルスケア-0.31%0.16%-4.93%2.83%0.90%0.66%
オラクルORCLテクノロジー-0.34%-0.29%11.29%30.90%52.37%41.99%
ASMLホールディングNVASMLテクノロジー-0.66%-8.07%-8.11%5.28%23.90%19.15%
ファイザーPFEヘルスケア-0.76%0.50%-3.83%-12.86%-23.30%-29.00%
コカ・コーラ カンパニーKO生活必需品-0.92%-3.28%-0.03%0.92%-6.17%-5.06%
シェブロンCVXエネルギー-1.11%-0.34%2.95%-2.03%-2.49%-11.35%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPM金融-1.29%-5.75%8.39%4.34%26.99%9.66%
ホームデポHD一般消費財-1.38%-2.08%12.59%8.83%4.79%2.22%
エクソンモービルXOMエネルギー-1.63%2.68%2.45%-2.26%9.81%-1.86%
ユナイテッドヘルス・グループ・インコーポレーテッドUNHヘルスケア-1.87%-3.19%2.39%0.99%-8.82%-7.74%
コストコホールセールCOST生活必需品-2.01%-4.95%9.75%9.29%-1.70%16.98%
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションBAC金融-2.10%-10.80%1.17%-16.69%-17.44%-13.95%
アッヴィABBVヘルスケア-2.30%-1.45%5.82%-3.94%6.37%-9.23%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア-3.62%-4.28%7.67%6.59%0.40%-5.89%

次週は重要指標としてFRBが重要視するPCE(個人消費支出)、雇用統計があります。
アメリカ大手決算としては、通信インフラ半導体大手ブロードコム、ソフトウェア大手セールスフォースが注目です。finvizのヒートマップを見ながら波に乗っていきましょう♪

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